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教員著書紹介

生産的労働概念の再検討

安田 均(著)

社会評論社:2016年5月

〔内容紹介〕

 重商主義批判の流れのなかで,新しい価値(付加価値)は,流通ではなく、労働によって生み出されるという考え,「生産的労働」という概念が発生しました。
 そのため、生産的労働は久しく価値形成労働の表象として、いわば表裏一体に捉えられてきました。しかし、価値を生まない労働には、商品を生産するけれども価値を生まない労働もあれば、家事労働のように商品を生まないから商品価値を生まない労働もあります。生産的労働概念と価値形成労働概念から切り離して再検討し、特別の訓練を要する複雑労働、家事労働など生活部面での商業化されていない労働など、旧来の典型的な賃金労働以外の労働の理論的位置づけを試みたのが本書です。

〈曾我物語〉の絵画化と文化環境 : 物語絵・出版・地域社会 : 研究成果報告

人間文化研究機構 国文学研究資料館編 研究代表者 宮腰 直人

人間文化研究機構国文学研究資料館: 2016年3月

〔内容紹介〕

 本書は、国文学研究資料館の共同研究のひとつとして実施された『曾我物語』の絵画化と文化環境に関する研究の成果報告書です。研究を開始すると、かつて羽前国置賜郡(現在の山形県南陽市)にあった、奈良絵本『曾我物語』(江戸時代制作)が、現在は米国議会図書館に所蔵されていることが判明しました。誰が絵本を持っていて、どんな経緯で議会図書館の所蔵になったのか――謎の解明はこれからですが、本書がわずかでも、次の新たな研究を生む手がかりになるとしたら、こんなにうれしいことはありません。

画像と知覚の哲学 現像学と分析哲学からの接近

小熊正久・清塚邦彦 編著

東信堂:2015年11月

〔内容紹介〕

 人間は幼児も大人も、「現物」を見るのに劣らず「画像」見て、わくわくしたり、感動したり、情報をえたりしますが、「現物」と異なる「画像」のなかに私たちはどのようにして「現物」を見ることができるのでしょうか。また、画像知覚も含む「知覚」とはどういうことなのでしょうか。こうした基本的かつ現代的な問題を山形大学に関係する研究者が中心になって、現象学と分析哲学の観点から考察した論集です。

ベーシック・プラス 地域政策

山﨑朗・杉浦勝章・山本匡毅・豆本一茂・田村大樹・岡部遊志

中央経済社:2016年3月

〔内容紹介〕

 本書は中央経済社のベーシック・プラスのシリーズとして、地域政策の基礎理論と実態を解説したテキストとして出版されました。本書は、日本の地域政策を事例的に論じるのではなく、体系的に理解できるように工夫されています。第Ⅰ部では地域政策の基礎理論の体系である地域システムを検討し、読者の地域政策に対する視点を提供しています。第Ⅱ部は人口減少、地場産業、産業集積、地方分権など、地域政策の個別問題をテーマごとに分析しており、読者の興味に応じて地域政策を具体的に理解することが可能になっています。
 本書は経済学者と地理学者が一緒になって執筆している点が特徴です。人文学部からは「第4章 人口移動と地域」、「第8章 人口減少時代の地域問題」、「第9章 産業集積の衰退と再生」を山本匡毅(地域政策論)が担当しています。

反米の系譜学―近代思想の中のアメリカ

ジェームズ・W・シーザー(著)・伊藤豊 他(訳)

ミネルヴァ書房:2010年7月10日

〔内容紹介〕

アメリカは他の世界、とりわけヨーロッパからどのように見られているのか。そしてそうしたアメリカ観を生み出した起源はどこにあるのか。本書では、近現代思想におけるアメリカというシンボルを、様々な思想家の言説をもとに縦横に探る。

ヴェール論争: リベラリズムの試練

クリスチャン・ヨプケ(著) 伊藤豊・長谷川一年・竹島博之(訳)

法政大学出版局:2015年6月10日

〔内容紹介〕

ヨーロッパ社会とイスラム移民の政治的・社会的な軋轢が増えている。本書はムスリム女性のヴェールを容認するイギリス、法律で禁止したフランス、キリスト教国家を前面に押し出すドイツの移民政策や受容と排除の問題を示す。著者はヴェールをアイデンティティを映す鏡ととらえ、自分とは何者かを直視し、どのような社会を持ちたいのか再考しなければならないと訴える。

北京遷都研究―近世中国の首都移転―

新宮学著(任大煕・全東淳訳)

韓国・ソウル 書景文化社: 2016年2月 全562頁

〔内容紹介〕

 本書は、東北大学に提出した学位論文『北京遷都の研究』(汲古書院、2004年)の韓国語訳です。
これまで一つの政治史的事件として扱われてきた北京遷都を、洪武・建文期から永楽・洪煕・宣徳・正統年間までを視野に入れた初期明朝政権の確立過程の中に位置付け、北京の成立過程の全体像を実証的に明らかにしています。その上で、政治はもちろん経済・社会の全般にわたるシステムの変更を引き起こした遷都の歴史的意義を、初期明朝政権の確立過程にとどまらず、元・明の連続性、ひいては中国近世史の展開というような垂直軸と、東アジア世界の展開や諸民族の動向というような水平軸の交差する中で考察を加えました。
 かつて東京大学に留学されたこともある慶北大学校の任教授から翻訳の申し出を受けたのは、10年前のことです。この間、決して良好とは言えなかった日韓関係の展開の中で、学術書の困難な全訳を完成された任・全両教授の長年のご尽力には、感謝の言葉もありません。この翻訳出版を契機に、アジア史研究における韓国と日本との学術交流が、以前のように盛んになることを期待しています。

スピルバーグ その世界と人生

リチャード・シッケル 著 大久保清朗/南波克行 訳

西村書店:2015年12月

〔内容紹介〕

 『ジョーズ』『未知との遭遇』『E.T.』や『ジュラシック・パーク』『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』など、数多くのヒット作を手がけてきたスティーブン・スピルバーグの映画を作品ごとに解説した本の翻訳をしました。著者であるリチャード・シッケルの解説のなかにスピルバーグ自身のコメントが多数収録されているのが貴重です。なにより、ヴィジュアルが豊富なのでページをめくっていくだけでも楽しめると思います。スピルバーグは「わたしの純粋な情熱であり、わたしの最大の喜び」(序文)だと述べていますが、読んでいくうちに、彼の情熱と喜びを共有できるだろうと思います。『スティーブン・スピルバーグ論』で一緒に仕事をした南波克行さんと翻訳でも一緒に仕事ができたことは光栄でした。

佛教入門

松尾剛次・張傑(翻訳)

山形大学出版会:2016年3月31日

〔内容紹介〕

本書は、拙著『仏教入門』(岩波書店、一九九九)の中国語版である。『仏教入門』は増刷を重ね二〇刷にもなった。『仏教入門』の最大の魅力は、日本仏教に多くの光を当てつつ「仏教とは何か」をわかりやすく述べている点にある。私は二〇〇〇年に北京外国語大学の日本研究中心で教辨を執る機会が与えられた。その際、『仏教入門』を教科書に使用したが、私の講義を聴講した学生の一人が翻訳者の張傑氏である。

家康に天下を獲らせた男最上義光

松尾剛次

柏書房:2016年4月10日

〔内容紹介〕

柏書房から『家康に天下を獲らせた男最上義光』を出版しました。本書は、最上義光、家親、家信の3代に注目して、最上家の興亡の歴史に光りを当てています。最上義光といえば、大河ドラマの影響もあって、残忍でずる賢い男のイメージがありますが、実際は、家康に協力して、57万の大大名となった文化人大名です。そうした真の義光像を理解して欲しいものです。本書では、義光の発給した文書などを駆使して、義光の実像に迫っています。

柏倉家ものがたり

岩田浩太郎

NPO法人 柏倉家文化村:2016年3月

〔内容紹介〕

 本書は、山形県事業「やまがた社会貢献基金」に採択されたNPO法人柏倉家文化村の平成27年度事業「柏倉家ものがたりの編集・発行」の成果刊行物である。B5版・全50頁・カラー刷。
 山形県東村山郡中山町大字岡の一帯は、黒塀を巡らした柏倉家一類(同族集団)の豪農旧家の屋敷群により構成され、裏山(三島山)の自然と一体となった伝統的な生活文化がなお息づいている地域である。本書は、この「黒塀の町並み」の歴史的景観と伝統文化の保存活用をめざして、柏倉家(本家・分家)の歴史や取り組みの現状と課題について市民向けにまとめたものである。
 「一話 歴史文化遺産としての柏倉家」「二話 柏倉家系譜の謎」「三話 九左衛門家の経営と発展」「四話 大庄屋としての活躍」「五話 社会活動と地域貢献」「六話 九左衛門家の紅花づくり」「七話 惣右衛門家の古着あきない」「八話 柏倉家を保存し活用しよう!」「九話 芸術家たちと柏倉家」の全九話からなる。
 10数年来の柏倉家(本家・分家)の古文書資料の調査成果と柏倉家をささえてきた人々へのインタビューをもとに、旧家の歴史文化に関する理解を深め、その保存活用の取り組みを進めることを提言している。

明治日本の文明言説とその変容

許 時嘉

日本経済評論社:2014年11月

〔内容紹介〕

 本書は東アジアの〈文明〉志向に内在する前近代的な様相を浮き彫りにすることで、近代日本の植民地統治の特性について再考を試みた一冊である。東アジアの中華思想支配、「文」を中心とする伝統的な文明概念と近代西洋の文明理解との融合と齟齬は、明治日本の近代国民国家の成立と海外膨張、そしてはじめての植民地台湾経営の大きな特徴をなしていたと考えられる。明治期の各場面において議論、利用、再現されたそれらの文明言説を考察することで、前近代と近代のつなぎ目、そしてイデオロギーと実体統治の間に生じた多彩な変化と多様な可能性を提示してみたい、というのが本書の意図である。タイトルに副題を入れるとすれば、「植民地台湾の統治実態との連動」というフレーズがふさわしいだろう。
 本書は2010年11月、名古屋大学大学院国際言語文化研究科に提出した博士論文『明治日本の文明言説と植民地統治――台湾統治をめぐって』に大幅に加筆修正を加えたものである。刊行にあたって、平成26年度科学研究費補助金(研究成果公開促進費「学術図書」)、および富士ゼロックス小林節太郎記念基金出版助成金の交付を受けて出版された。

村田紅花商人文書 -翻刻と解説-

岩田浩太郎・日下龍生(編著)

村田町文化遺産活用地域活性化事業実行委員会:2015年3月

〔内容紹介〕

 本書は、文化庁事業(文化遺産を活かした地域活性化事業)に採択された村田町文化遺産活用地域活性化事業(宮城県柴田郡村田町。平成24~26年度)の成果刊行物である。A4版・全176頁。
 村田町は、江戸時代中期から質の良い南仙紅花の生産地となり、それを上方へ販売する紅花商業が明治初年にかけて活発におこなわれた地域である。村田商人は山形商人とも連携しながら、北は黒沢尻(岩手県北上市)から南は桶川(埼玉県桶川市)までの各産地から大量の紅花を集荷し上方で売り払い、その代金で上方物資を購入して仙南地方に売り捌く広域的な「のこぎり商い」をおこない経営を発展させた。本書では、調査をした町内諸家古文書のなかから紅花関係を91点選んで翻刻し、全点に解説をつけた。それらを、紅花商業の様々な分野に分けて8つの章(「京都」「輸送」「藩の規制」「集荷・注文・出荷」「経営」「情報」「地域社会」「雛人形」)に編纂した。
 村田町の「蔵の町並み」にある土蔵造りの建物は村田商人が江戸時代後期から大正時代にかけてつくったものであり、2014年9月に宮城県では初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。本書は、「蔵の町並み」の歴史文化を学習し理解を進める一つの基礎となるべく編まれた史料集である。

Geography of Post-Growth Society

Masateru Hino and Jun Tsutsumi (editors) , Hirohisa Yamada (coauthor)

東北大学出版会:2015年3月

〔内容紹介〕

 本書は,Post-Growth期における日本の都市構造の変容を海外に向けて報告する学術書である。少子高齢化の進行に伴い,わが国の都市は単に都市域を空間的に拡大させるような成長から,都市機能を集約させ効率的な都市運営を促進させる「成長」への転換を迫られている。空間的拡大に代わるこの新たな都市「成長」は,都市の地域的な特徴に大きく左右されるため,その解明には個別事例研究の積み重ねが必要とされている。本書は,わが国の大都市圏域に関する論考9編,地方都市に関する論考4編によって構成され,人口,就業,住宅,地価等の観点から変わりゆく都市構造の実態が報告されている。
 本学の山田浩久は,10章のSpatial Characteristics of Land Evaluation in the Tokyo Metropolitan Area after Great East Japan Earthquake を担当した。同章は,Post-Growth期に入り,土地評価も大きく変化している中で発生した東日本大震災が東京大都市圏の地価形成に与えた影響をまとめたものであり,土地評価に関わる新たな視点の出現とそれによる問題点が指摘されている。

山形大学人文学部附属やまがた地域社会社会研究所ブックレット1
-地域社会連携教員の活動-

やまがた地域社会研究所編

山形大学人文学部:2015年3月

〔内容紹介〕

 本書は,2014年6月に設立されたやまがた地域社会研究所のブックレットであり,本学部教員の地域社会連携に関する活動を紹介する報告書である。前半は本学部教員の岩田浩太郎「歴史文化を活かした地域活性化事業」,下平裕之「長井市市民意向調査自由記述に関するテキストマイニング分析」,山本匡毅「山形県における航空機産業の新規参入・受注拡大支援」,山田浩久「東根市高齢化対策ビジネス研究会」を収録し,具体的な連携活動が報告されている。後半は,連携活動を行っている人文学部教員の活動リストが掲載されている。
 

東北近代文学事典

日本近代文学会東北支部編(編集委員:森岡卓司他)

勉誠出版:2013年6月

〔内容紹介〕

 東北六県の近代文学の達成を一望する初の事典。
 文学史上に残る文豪から現在活躍中の作家まで、800を超える人名に加え、「疎開と文学」「東日本大震災と文学」など、地方の特色を盛り込んだ多くの項目を収録する。総ページ数825。
 森岡は編集委員の他、「近代作家と東北(山形)」など10項目を執筆。人文学部からは、伊藤豊が「外国人が見た東北」を寄稿、また、奥村淳(元人文学部教授)、阿部宏慈(元人文学部教授、現山形大学理事)も項目執筆で参加。

Peruvian ArchaeologyVolume 1

Tadaaki Kitagawa, Masato Sakai, and Yuichi Matsumoto(編)

山形大学出版会:2014年3月

〔内容紹介〕

 Peruvian Archaeologyは山形大学人文学部附属ナスカ研究所が発刊した、ペルーの考古学に関する国際学術雑誌である。この出版はナスカ研究所の研究活動の一環であり、研究所の学術成果を国際的に発信し、研究所を諸外国の研究者が交流する拠点として機能させることを目的としている。
 Editorial Advisory Boardにはアメリカ、日本、ペルー、ドイツ、イタリアの研究者が名を連ねており、それぞれの豊かな研究経験に基づく助言が本誌の編集に反映されることとなった。
 出版に際しての言語は英語、スペイン語を中心としており、査読を通じて採択される論文のレベルを高く保つことができると考えている。
 創刊号では、計2本の英語論文を採択した。内一本は、イェール大学(米国)の研究者によるペルー北海岸の漁村(紀元前1800-1200年)に関する論考であり、もう一本はテュレーン大学(米国)と山形大学の研究者によるペルー中央高地の神殿(紀元前800-500年)の出土遺物を対象とした論考である。今後年一回の刊行を予定している。

Centros de Líneas y Cerámicas en las Pampas de Nasca, Perú, 2010.

Masato Sakai, Jorge Olano, Yuichi Matsumoto y Hiraku Takahashi(共著)

山形大学出版会:2014年3月

〔内容紹介〕

 本書は世界遺産ナスカの地上絵および土器に関する学術書(スペイン語)であり、特に地上絵の大部分を占める放射状直線の中心点に焦点を当てたものです。先行研究では、こうした中心点はナスカ台地に62点建設され、そこにはナスカ期(前200~600年)以降の土器が分布していることが主張されてきました。しかし、2010年の山形大学の調査によって、中心点は100点以上あり、中心点での活動がパラカス後期(前400~200年)から2000年間にわたることが判明しました。本書では、地上絵の分布と年代に関する山形大学ナスカ調査団の研究成果を公表するとともに、それを支える実証的なデータ(土器の分布・形態・時期)を提示しています。
 これまでのナスカの地上絵に関する議論のほとんどは、こうした基礎データを提示することなく展開してきました。しかし本書の出版によって、山形大学ナスカ調査団の研究の手法および方向性を示すとともに、各国の研究者と基礎データを共有することが可能になったと言えるでしょう。

ロシアの南 近代ロシア文化におけるヴォルガ下流域、ウクライナ、クリミア、コーカサス表象の研究

中村唯史(編)

山形大学人文学部叢書5:2014年3月

〔内容紹介〕

 本書の対象地域がロシア帝国の版図に入ったのは18世紀後半-19世紀前半であり、ロシアが近代に足を踏み入れ、西欧に比して曖昧ながらも民族意識が芽生えて、「国民文学」が成立した時期と重なっていた。「自己」意識を持ち始めたロシア人の前に、「南方」は最大の「他者」として立ち現われた。
 その一方で「南方」はロシアの文明的・精神的な原故郷とも見なされた。キエフ・ルーシの故地ウクライナはロシアの源流と位置づけられ、コーカサスはノアの方舟やプロメテウス伝承の地、黒海沿岸は古代ギリシャ文化の痕跡を宿している。ロシア帝国の南方進出は、思想や文明論では、これら旧約的な世界や古代文化への回帰、自文化の源泉への遡行とも表象された。
 ロシアの文明論的視座の中で「南方」がどのように定位されたか、ロシア/ソ連の影響下に近代を成立させた「南方」の人々が、自らの立ち位置をいかに読み換えていったかを考察した8編からなる論文集。

山形学山形における地域学の成立と展開

松尾剛次(共著)

公益財団法人山形県生涯学習文化財団:2014年3月

〔内容紹介〕

 山形県生涯学習文化財団は、平成2年より講座「山形学」を開催してきた。本書の出版は、20年目に当たる平成22年に企画され、23年目にようやく刊行されたものである。副題にあるように、山形における地域学の成立と展開、言い換えれば講座「山形学」の歴史を回顧したものといえる。本書は、地域学としての山形学を理論的に論じた第1章と実態を論じた第2章、参加者の声を集めた第3章、および資料編によって成り立っている。本書によって、山形における地域学の歴史と現状が概観できるし、他地域の地域学の樹立を目指す人々にとっても大いに参考になろう。

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