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教員著書紹介

中世律宗と死の文化

松尾 剛次

吉川弘文館:2010年11月

〔内容紹介〕

 奈良西大寺叡尊やその高弟、鎌倉極楽寺忍性らを中核とする中世律宗教団。戒律復興という旧仏教の改革運動と捉えられてきた彼らの活動が、近年再評価されつつある。平安京・伊勢・博多など律宗教団の全国的展開、とりわけ港湾・都市的な場との関係に注目。また、石工集団を組織して五輪塔などの死の文化を創造した布教活動から律宗の実態に迫る。

新アジア仏教史12 躍動する中世仏教 日本.II

末木 文美士、佐藤 弘夫、林 淳、松尾 剛次、大久保 良峻

佼成出版社:2010年5月

〔内容紹介〕

 日本中世は、鎌倉新仏教の成立に示されるように、仏教史における画期と考えられてきた。本書では、最新の成果を踏まえ、従来、軽視されてきた旧仏教系の活動に大きな光を当てている。とくに、律宗教団の活動などに注目している。

親鸞再考 ─ 僧にあらず俗にあらず

松尾剛次

NHK出版:2010年2月

〔内容紹介〕

 親鸞といえば鎌倉新仏教の一つである浄土真宗の開祖として著名である。しかし、親鸞の伝記はなぞに満ちている。本書は、親鸞とはいかなる人物だったのか、従来顧みられなかった資料などを使って解明を試みた。

フィクションの哲学

清塚邦彦(著)

勁草書房:2009年12月

〔内容紹介〕

 フィクションの概念をめぐる多様な論議について、英語圏の分析哲学を軸に、概説的な紹介と批判的検討を行う。文学との関連で語られる「フィクション」を出発点としながら、それと絵画や映画等の視覚的作品との間にどのような共通性と違いがあるかを検討。本邦では未紹介の《分析美学》への入門書として読むこともできる。

ナスカ地上絵の新展開

坂井正人(編著)

山形大学出版会:2009年8月

〔内容紹介〕

 本書は、ナスカの地上絵や当時の土器資料を紹介するとともに、山形大学人文学部で2004年度から実施しているナスカ地上絵に関する共同研究の成果を提示したものである。考古学・自然地理学・認知心理学の立場から、地上絵の調査方法、制作目的、その現代的な意味などについて論じている。

郷土愛の夢

ユストゥス・メーザー(著)、肥前榮一・山﨑彰・原田哲史・柴田英樹(訳)

京都大学学術出版会:2009年4月

〔内容紹介〕

 18世紀後半のドイツ文人政治家、政治史思想家の主著の訳。19世紀以降の保守主義思想や歴史主義を中心に、経済学や政治学に多大な影響を与えた。またゲーテの愛読書でもあった。日本でもメーザーの名前はよく知られ、翻訳が試みられたこともあったが、このたび初めて実現した。

Mora Obstruent Allomorphy in Sino-Japanese Morphemes

Mark Irwin

VDM Verlag:2009/4/30

〔内容紹介〕

 Modern Japanese exhibits apparently irregular allomorphic behaviour amongst a subset of bimoraic Sino-Japanese morphemes, those with a final mora in -/ki/, when appearing as the initial morpheme in a Sino-Japanese bimorphemic compound whose second morpheme is /k/-initial. Detailed examination of synchronic and diachronic written corpora concludes that what is being witnessed is not irregularity as claimed in previous research, but homomorphemic diffusion, a process akin to lexical diffusion operating on a homomorphemic level. The independent status of homomorphemic diffusion is lent further weight by the phenomenon’s conforming to theories that higher frequency lexemes (here homomorphs) tend to be affected earlier and more thoroughly in the case of reductive sound changes. When all the evidence here presented is examined, homomorphs appear to be behaving in lexical diffusionist terms just as individual lexemes or morphemes might be expected to.

山をおりた親鸞 都を捨てた道元

松尾剛次

法蔵館:2009年2月

〔内容紹介〕

 本書では、鎌倉新仏教の展開に注目したが、とくに平安京・鎌倉といった中世都市に生きる都市民との関係に注目した。すなわち、法然、親鸞、道元、日蓮といった鎌倉新仏教の開祖たちは、都市民を布教対象としていたことなどを明らかにした。

破戒と男色の仏教史

松尾剛次

平凡社:2008年11月

〔内容紹介〕

 本書は、日本仏教史を僧侶と戒律との関係に注目して論じた。現在の日本の僧侶は妻帯するのが普通である。しかし、僧侶が護持すべき規範である戒律では、それは厳禁されている。そうした、僧侶の妻帯などはいつから一般化したのか、歴史的に論じた。

西の牛肉、東の豚肉‐家計簿から見た日本の消費‐

金子優子(編著)

日本評論社:2007年7月

〔内容紹介〕

 毎日だれもが行っている消費行動が地域により、世代により、季節によりどのように異なっているのかを、家計簿による調査(家計調査、全国消費実態調査)の結果を用いてわかりやすく示したもの。

朝倉世界地理講座14 ラテンアメリカ

坂井正人・鈴木紀・松本栄次(編)(編著)

朝倉書店:2007年7月

〔内容紹介〕

 本書はラテンアメリカの専門家45人によって執筆された論文集である。先スペイン期社会における環境と人間の関係、植民地政府・近代国家による開発、人種・ジェンダー・貧困・都市、神話・工芸品・地図・博物館をめぐる社会現象、国際援助・移民などについて論じている。

主観的、間主観的、客観的

ドナルド・デイヴィドソン(著)、清塚邦彦・柏端達也・篠原成彦(訳)

春秋社:2007年4月

〔内容紹介〕

 著者は現代アメリカ哲学を代表する一人であり、独創的な論点によって二十世紀後半期の言語哲学、心の哲学、行為論を牽引した。本書はその第三論文集にあたり、成熟期の思索の跡を見ることができる。真理、解釈、自己意識、他者、懐疑論など、本書の問題圏を形作る一連のキーワードについては巻末に詳しい解説文を添えた。

統計処理入門

市川博・本多薫(著)

日本教育訓練センター:2007年4月

〔内容紹介〕

 数学的な説明だけでは実感として統計学の考え方を理解することは難しく、難解なものだという印象をもつ者も多い。また、得られた情報から客観的で有効な意思決定を行うために必要な道具として重要なものとなっている。本書では、理論的な側面を強調することは避け、実務に活用することに重点を置き、例題を中心に手法を解説し、演習を行うことで理解できるように構成した。

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