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《Part2》心理学を通じて課題解決能力を身につけた!

人間文化学科で心理学を学んだ小沼さんの場合

話し手:人文学部人間文化学科小沼千帆さん

聞き手:人文学部人間文化学科准教授 福野光輝先生

オープンなスタンスで進路を選択

― 今日は、物流業界への就職を決めた小沼さんに来ていただきました。小沼さんの進路決定までの実際のところを、これから人文学部を受験しようと思っている高校生のみなさんにもわかりやすくお話ししていただこうと思います。

小沼:うまくお話しできるかどうかわかりませんが、がんばります。どうぞよろしくお願いします。

― まず、人文学部に入学する前からうかがってみましょうか。小沼さんは、どうして山大の人文学部に入学しようと思ったんですか?

小沼:心理学には中学生くらいから興味があったんです。そのころ報道されていた社会的な事件の多くが、心理の問題と深く関わっているなあという印象がありました。なので、将来は心理学、中でも、臨床というより社会心理学を勉強してみたいという希望がだんだんはっきりしてきたところで、志望校を選ばなくては、という時期になって、人文学部には社会心理学を学べるコースがあるんだ、と。

― なるほど、先に目標や理想があったのじゃなくて、自分の興味に合うものを選んだ結果、という感じですね。では、大学を卒業した後の進路については、いつごろから意識しはじめたのでしょうか。

小沼:三年生の後半、周りが就活ムードになってからでしょうか。その時点で決めていたのは、選択肢が広そうだから民間の方がいいな、ということくらいでしたね。

― まわりの人たちに比べたら割に遅かったですよね。そこから、どうやって物流業界へと絞っていったのでしょうか?

小沼:実は、私には「これでなくては!」というのはなかったんです。実は、今でもないかもしれないですね。
 そのかわり、じゃないのですが、「自分はまだ知らない魅力ある仕事が世の中にはいっぱいあるはずだ」という確信だけは以前からありました。

― そのオープンなスタンスが小沼さんの特徴ですね。

小沼:確かに、面接でも「臨機応変な対応力があります」と自己アピールしましたし。

― それは間違いないですね(笑)。そうしたスタンスの方が、挫折をしにくいのかもしれませんね。

小沼:ですので、志望先を選ぶ際にも、業種というよりも、全国区で勝負できるところ、自分のキャリアアップ、スキルアップを目指せるところ、ということを判断基準にしました。

― 内定先は、小沼さんの希望通りのところでしたか?

小沼:はい。多くの分野に展開しているホールディングカンパニーですので、社内異動のたびに新しい仕事にチャレンジできそうです。それに、とっても風通しのよい社風に感じました。

― それはすばらしい。…ところで、あの、就職先で心理学はいかせそうですか?

小沼:正直にいいますね…、いかせない業種がないですよ!(笑)

― (安心して)ああよかった!そうですよねー。心理学では人間に対する見方や人間関係について学びますからね。短期的にはともかく、長期的にならどのような環境であっても役立ちますよね。

面接試験の実際

小沼:渡邊洋一先生が「心理学を学んで身につけるのは問題解決能力だ」とおっしゃっていたのが印象的です。実際の面接でもアピールできるのは、たとえば「○○効果」のようなテクニカルタームではなくて、課題を見つけて、仮説を立てて、実験をして、という、課題へのアプローチ能力のほうでした。

― それ、僕も言ってたんですけどね…。

小沼:もちろんです!福野先生にも大変お世話になりました!特に、卒業論文を早くから書くように指導してくださったのは、今振り返るととてもよかったです。福野ゼミの学生はみんな、エントリーシートの大学での専門研究テーマ欄を書く時に迷いませんでしたから。

― それはよかった。三年生の前期から「心理学特殊実験(卒業論文のテーマを絞り込んでいくための専門科目)」もありますからね。

小沼:研究室でその相談をしていただいている最中に、進路のことについても相談に乗ってくださいました。ありがとうございました。就職活動の時期に間に合うように、卒業論文のイメージを持てているというのは、本当に大きかったです。

― あと、これは心理学の特徴かもしれませんが、文系の要素と理系の要素とが両方入っている専門領域ですから、統計・分析などの理系的スキルもアピールできたんじゃないでしょうか。

小沼:はい。まあ正直にいうとそっちは今身につけている最中かも知れませんが(笑)。

後輩へのメッセージ

― さて、最後に、これを読んでいる高校生のみなさんにメッセージをいただきたいのですが。

小沼:当たり前みたいなんですが、自分が興味を持って、夢中になってやれることがある、ということはとっても大事なんだと思います。
夢中でなければ、福野先生の実験に耐えられなかったと思いますし。

― (笑)僕の授業は細かいところまで指導ありますからねえ。

小沼:です!(笑)でも、やっぱり好きだからこそできたので、そうじゃなければ続かないし学びもないと思うんですね。好きでやっていれば、一生懸命になれるし、それがどの分野であっても、その背後にある問題解決能力を身につけられると思うんです。

― なるほど、小沼さんの場合は、今注目されているジェネリックスキル(社会人として活躍するために必要とされる汎用的技能)も、そういう中で獲得していったのかも知れませんね。面接の時にはいわゆる「コミュ力」が目立ちがちだけれども、実際に仕事に就いてからは、現状に対する批判的な思考力であったり、勉強し続ける姿勢であったり、そういった基礎力が求められる、という現場の声も近年よく聞くようになりました。

小沼:そういう意味では、もうひとつ、視界を狭くしてしまわないで、未知のことにもチャレンジし続けるスタンスも、これからも自分自身持ち続けていたいと思います。

― なるほど。今日はとてもいいお話をありがとうございました。

小沼:こちらこそ、ありがとうございました。

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