ホーム > 人間文化学科 > 研究紹介 > 淺野 明

研究紹介

人間文化学科:文化動態論コース

淺野 明 ASANO Akira

専門領域:西洋史

研究テーマ:近世ロシアの統治機構と軍隊・社会

グローバル化の時代と歴史学

 私は、16-17世紀ロシアの政治と社会の関係について研究しているのですが、この時代には、戦争も含めて、西欧諸国との交流が重要性を増してきます。この点で、日本との接点が出てきます。実際、近代以降の両国の歴史には、共通点も多いのです。19世紀半ばの農奴解放(1861)と明治維新(1868)で、両国はそれぞれ「西欧化」の道を歩みますが、一方で自国の伝統との対立も深まります。この対立は、現在では、グローバル化の圧力と国民のアイデンティティをめぐる戦いというかたちで、新たな次元で展開されているように思います。大切なことは、眼の前の問題だけでなく、私たちの生の根源について、深く思いをめぐらすことだろうと思います。国民であれ、個人であれ、そのアイデンティティは、文化伝統のなかにある、と私は考えています。もちろん伝統の中身についてよく考える必要がありますが、歴史を学ぶことで、その答えを得られると思っています。

注目の著書・論文

  • (監修)『戦闘技術の歴史』中世編、近世編、ナポレオンの時代編(創元社、2009、2010、2013年)
  • (共著)『緑陰のつどい』(短編小説の会編、2012年、非売品)。ここに所収の拙稿の表題は、「私たちの歴史とどう向き合うか-1945年夏の記憶-」
研究必須アイテム

基本史料である『ロシア年代記全集』。手前は『11-17世紀ロシア語辞典』。第1巻の刊行から38年、ようやくSまできましたが、私が生きているうちに完結することはないでしょう。

ページトップへ

ページトップへ

サイトマップを閉じる ▲