ホーム > 人間文化学科 > 研究紹介 > 新宮 学

研究紹介

人間文化学科:文化動態論コース

新宮 学 ARAMIYA Manabu

専門領域:アジア史

研究テーマ:都城制からみた近世中国の都市研究

北京史研究から 東アジア比較都城史研究へ

 20年以上も前、都市を舞台に中国社会史を読み解く方法を模索していたころ、その意義をなかなか理解してもらえませんでした。農村中国のイメージが強すぎたからです。しかし現在の中国は、「世界の工場」に急成長して穀物輸入国に転落、大気汚染など様々な環境悪化に悩まされています。都市からの分析の必要性は自明のものとなりました。
 これは、現状分析の問題にとどまりません。中華文明の揺籃となった都市国家。王朝を支えていた府・州・県城のヒエラルキー。堅固な城壁で囲まれた都市空間。多民族都市北京。膨張を続ける経済都市上海。中国は、じつは都市の歴史的伝統を豊富にもっています。
 都市と農村、それぞれに光をあて多元的視野から巨大中国を分析することが、いま求められています。これまで主に北京を対象に進めてきた私の中国都城史研究は、東アジア比較都城史研究へと広がりつつあります。それぞれの社会が持つ歴史的伝統の固有性と共通性への認識をより深めるために。

注目の著書・論文

  • 『北京遷都の研究』汲古書院 2004年
  • 『近世東アジア比較都城史の諸相』(編著)、白帝社 2014年
  • 『中国史概説』(共著)白帝社 1998年
研究必須アイテム

『中国歴史地図集』譚其驤主編(全8冊)地図出版社
外国史研究だからこそ、史料はもちろん地図とフィールドワークも不可欠です。

ページトップへ

ページトップへ

サイトマップを閉じる ▲