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教員紹介

大杉 尚之

OOSUGI takayuki

学科:人間文化学科
メールアドレス:tosugi@
ホームページ:
オフィスアワー:月曜日12:00-13:00火曜日12:00-13:00
専門領域:認知心理学・知覚心理学
大学院担当:

※メールアドレスの@以降は「human.kj.yamagata-u.ac.jp」になります。

研究テーマ

  • 人間の行動を支える注意,知覚,記憶機能に関する研究,対人知覚に影響する魅力と文化に関する研究を行っています。基礎的な研究成果をもとに人間が「モノや人を認識する仕組み」を理解し,誰にとっても使いやすい情報表示方法の提案を目指します。

論文

  • Brief visual events look briefer at locations suffering inhibition of return.,Vision Research,128 39-44,2016年08月
    共著
  • Selection of new objects by onset capture and visual marking,Vision Research,122 21-33,2016年05月
    共著
  • 視覚心理実験プログラミングワークショップ」実施報告<さろん>,Vision,28 1-4,2016年04月
    共著
  • 位置変化が視覚探索における累積的抑制効果に及ぼす影響,認知心理学研究, ,2016年00月
    共著
  • Effects of bowing on perception of attractiveness.,Attention, Perception, & Psychophysics,77 1697-1714,2015年05月
    共著
  • Onset of background dynamic noise attenuates preview benefit in inefficient visual search.,Vision Research,112 33-44,2015年05月
    共著
  • 断片的な場面情報の時間的保持特性,認知心理学研究,12 77-87,2015年04月
    共著
  • Previewing distractors reduces efficiency of visual processing at previewed locations.,Vision Research,95 51-60,2014年12月
    共著
  • 短時間提示された場面情報の時間的保持特性,中京大学心理学研究科・心理学部紀要,12 1-6,2013年07月
    共著
  • 視覚的印付けに伴う抑制の位置に基づく波及効果,基礎心理学研究,31 146-151,2013年03月
    共著
  • 妨害刺激への注意の捕捉による視覚的印付けの不全,認知心理学研究,11 201-211,2013年03月
    共著
  • The precision of visual memory for a complex contour shape measured by a freehand drawing task.,Vision Research,79 17-26,2013年01月
    共著
  • Attentional set protects visual marking from visual transients.,Quarterly Journal of Experimental Psychology,18 1-22,2012年07月
    共著
  • Visual marking survives graphical change if meaning is retained.,Attention, Perception, & Psychophysics,72 2144-2156,2010年06月
    共著
  • 視覚探索における視覚的印付けへの課題関連性の影響,基礎心理学研究,28 201-211,2010年03月
    共著
  • The spatial distribution of inhibition in preview search.,Vision Research,49 851-861,2009年05月
    共著

相談に応じられる分野

  • 認知心理学,知覚心理学,人間工学,対人知覚と文化

インタビュー

―先生の専門領域を教えてください。
大杉:私の専門領域は認知心理学です。心理学は,人間の脳や心の働きを調べる学問分野ですが,その中でも特に「ものごとを認識する仕組み」を調べる学問が認知心理学です。心理学では,「心」を自然科学として扱うなかで,人間の知能や精神機能をコンピューターになぞらえて研究するようになりました。これによって,記憶,意識,注意,思考,推論,問題解決といった「ものごとを認識する仕組み」を科学的な研究テーマとして扱うことができるようになりました。私自身は,目から入ってきた情報がどのように認識されているかに興味を持って研究をしています。
―具体的にどのような研究なのでしょうか?
私は,主に人間の注意機能について,見えているはずのものが不注意により見落とされてしまうメカニズムについて調べています。大学生や一般の方に実験に参加してもらい,実験結果を基に認知機能を明らかにします。コンピューターの画面に画像を提示し,特定の画像があったかを答えてもらい,反応時間や正確さを測定します。マジックを見ているときのように注意が逸らされている状態で,「何が見えているのか?」を明らかにしようとしています。最終的には,注意状態に左右されない表示技術の提供につなげることで,利便性が高く操作エラーの少ないユーザーインターフェースの開発に役立てたいと考えています。他にも,錯視に関する研究,線画や写真の記憶に関する研究,魅力と動作(お辞儀,頷き,首振り)に関する研究などを行っています。また,食品や文具などの研究開発を行っている方々と実用的な共同研究を行った経験もあります。
―この研究に興味を持ったきっかけは?またはこの研究の面白さとは?
大杉:もともと認知心理学を知って大学に来たわけではありませんが,ひょんなことから認知心理学の世界にはまってしまいました。注意研究の代表的な理論として「特徴統合理論」というものがあるのですが,その理論を契機として活発な議論がおこなわれ,多くの論文が出版されました。論文を通して世界中の研究者が議論に参加しているのが魅力的で,注意研究に興味を持ちました。気がつけば10年以上もこの分野で研究をしています。
 認知心理学の研究の面白さは,多くの人の行動に当てはまる規則性を発見することだと思います。認知心理学を学んでも,相手の心を読む技術(読心術)を身につけることはできません。しかし,行動データを数値化して分析すると,特定の条件下では大多数の人が同じパターンの行動を示すことが分かります。このように行動の規則性を発見して,人間について深く理解していくことがこの研究分野の面白さだと思います。
―最後に高校生に一言お願いします。
大杉:大学での勉強や研究は,すればする程にのめり込んでいく本当に楽しいものです。ただし,何事も真剣に取り組む時にはエネルギーが要ります。大学では他にも楽しいことがたくさんありますが,勉強や研究にも取っておいてもらえるとうれしいです。認知心理学の研究は,実験や結果の分析をする少し理系に近い分野です。大学で勉強を始めてもまったく遅くありませんが,高校生のうちに数学(特に統計)の勉強やコンピューターに関する勉強を始めておくと役に立つと思います。

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