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教員紹介

佐藤 清人

SATŌ Kiyoto

学科:人間文化学科
メールアドレス:kiyoto@
ホームページ:
オフィスアワー:月曜日16:30-17:30
専門領域:英米文学
大学院担当:文化システム専攻 英米近代文化論
山形大学研究者情報:http://yudb.kj.yamagata-u.ac.jp/html/259_ja.html

※メールアドレスの@以降は「human.kj.yamagata-u.ac.jp」になります。

研究テーマ

  • 英米の歴史と文学を研究している。近年は特に日系アメリカ人を中心にアジア系アメリカ人とアフリカ系アメリカ人の歴史と文学に関心をもっている。当面の課題は以下のとおりである。(1)戦前の日系アメリカ文学研究。(2)ジョン・オカダの作品研究。(3)リチャード・ライトの作品研究。

論文

  • 『M.バタフライ』におけるセックスとジェンダー,山形大学大学院社会システム研究科紀要,(4) 1-8,2007年08月
    単著
  • 日系三世のアイデンティティとセクシュアリティ―日系詩人デヴィッド・ムラの場合―,山形大学紀要(人文科学),15(3) 77-89,2004年04月
    共著
  • 「写真花嫁」と『写真花嫁』-事実と虚構の間で,山形大学紀要(人文科学),15(2) 123-136,2003年04月
    共著
  • イチローの回復された愛国心-ジョン・オカダの『ノー・ノー・ボーイ』試論,山形大学紀要,15(1) 129-139,2002年04月
    共著
  • Hisaye Yamamoto の小説における一世の母,山形大学紀要(人文科学),14(4), ,2001年02月
    共著
  • 「芸術の王宮」論,山形大学紀要(人文科学),14(3), ,2000年02月
    共著
  • 『エマ』-アイロニカルな喜劇,山形大学紀要(人文科学),14(2), ,1999年01月
    共著
  • テスの先取りされた死-『ダーバーヴェル家のテス』におけるエレジーと精神分析,山形大学紀要(人文科学),13(3) 239-246,1996年04月
    共著
  • 危機に立つ詩人-テニスンと19世紀の詩人観-,英語青年,138(10) 10-13,1993年04月
    共著
  • 虚栄の人物誌-『虚栄の市』再考,富山大学教養部紀要,24(2) 143-53,1991年04月
    共著
  • テニスンと詩人像,岐阜大学教養部研究報告,(23) 177-86,1987年04月
    共著
  • 『モード』もしくは「小『ハムレット』」,岐阜大学教養部研究報告,(22) 243-49,1986年04月
    共著
  • 『シャロットの乙女』-あるパラドックスをめぐって,岐阜大学教養部研究報告,(21) 223-28,1985年04月
    共著
  • 『イン・メモリアム』における詩人の自意識,試論,(23) 23-41,1984年06月
    共著
  • シェイクスピアのソネット73番-イメージの視覚的効果と統一性,山形大学英語英文学研究,(28) 1-12,1984年04月
    共著

学外での活動(高大・地域連携等)

  • 出張講義(福島県立橘高校),2010年11月
  • 出張講義(福島県立橘高校),2009年11月
  • 出張講義(新潟県立佐渡高校),2009年08月

相談に応じられる分野

  • 英語教育

インタビュー

 ― : 先生は英米文学を専攻していらっしゃいますが、主にどんなことを研究していらっしゃるのでしょうか?
佐 藤: 私は主に日系アメリカ文学を研究しています。あまり知られていないのですが日系人の作家は多くいます。しかしアメリカの作家全体から見ると日系人作家は少数派になります。
 ― : 白人の作家と比べて日系人の作家はどういったものを書くのでしょうか?
佐 藤: 日系人が書く主人公はほとんどが自分達と同じ日系人ですね。もともと一世の人たちは明治以降に移民としてアメリカに渡りましたが、当時は簡単には帰化できなかったのです。しかしアメリカで生まれた二世はアメリカの市民権をとることができました。ところが第二次世界大戦が起こり、日系人は強制収容所に収容されてしまいました。一世は日本国籍なので仕方がない部分もあったのですが、二世達はアメリカで生まれ、アメリカの市民権を持ち、アメリカで育ったのになぜ自分たちが強制収容所に入れられなければならないのかという思いをもちました。伝記であれ、小説であれ、日系人の書く文学作品には、強制収容所にまつわる話題がどこかに出てきます。
 ― : 先生はどうして日系アメリカ文学を研究するようになったのでしょうか?
佐 藤: 大学、大学院のときはシェイクスピアやテニスンを研究していました。どちらも伝統的な英文学の作家でしたが、日本人の自分には身近なものに感じられないという違和感がたえずありました。そんな時日米アメリカ文学に出会ったのです。
山形大学に来る前、富山大学にいましたが、その頃偶々アメリカ文学の授業をもつことになりました。正統派のアメリカ文学は教えられないので、日系アメリカ人の作品を読むことにしました。すると、予想以上に面白く、なにより伝統的な英文学には感じられなかった共感を得ることができました。
 ― : 高校生にお勧めの本はありますか?
佐 藤: そうですね。日系アメリカ文学ではないのですが、山崎豊子が書いた『二つの祖国』をお勧めします。この小説は第二次世界大戦中、日系二世の主人公が日本人として生きるか、それともアメリカ人として生きるかで迷い、苦しむ物語です。日系アメリカ人とは何かを知るには、恰好の作品だと思います。
 ― : 山崎豊子は『白い巨塔』や『大地の子』を書いた作家ですよね。今度読んでみます。では高校生に一言お願いします。
佐 藤: 幅広く外国の文化や文学に興味を持ってほしいですね。しかし、外国の文化に対して一方的に憧れを持つのではなく、常に自分が日本人であることを意識して、外国の文化と日本の文化とを対等なものとして見てほしいと思います。

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