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教員紹介

淺野 明

ASANO Akira

学科:人間文化学科
メールアドレス:asano@
ホームページ:
オフィスアワー:火曜日10:30-12:30
専門領域:西洋史
大学院担当:文化システム専攻 (ロシア・東欧史
山形大学研究者情報:http://yudb.kj.yamagata-u.ac.jp/html/760_ja.html

※メールアドレスの@以降は「human.kj.yamagata-u.ac.jp」になります。

研究テーマ

  • 研究の目標は,ヨーロッパとアジアにまたがるロシアの社会と文化の特徴を,歴史的に明らかにすることにある。現在は,15-17世紀のロシア社会の構造について,西欧諸国との関わり合いも視野に入れて研究している。具体的には,17世紀前半における軍隊と社会の関係,あるいは中央と地方の結合関係などが,主な検討対象である。そのほか,1980年代以降に顕在化したロシアのナショナリズムについて,その起源と系譜を歴史学の立場から再検討する試みもおこなっている。

論文

  • 自国の歴史とどう向き合うか(続)―1945年夏の記憶―,山形大学歴史・地理・人類学論集,(7) 33-55,2006年03月
    単著
  • 自国の歴史とどう向き合うか―現代ロシア社会の一断面―,山形大学歴史・地理・人類学論集,(5) 43-49,2004年04月
    共著
  • ニコライ・ルプツォーフ博物館を訪ねて,山形大学歴史・地理・人類学論集,(5) 65-73,2004年03月
    共著
  • 書評 細川滋『16世紀ロシアの修道院と人々-ヨシフ・ヴォロコラムスキー修道院の場合-』,社会経済史学,69(1) 105-107,2003年04月
    共著
  • 17世紀前半モスクワ国家の法定年限と士族の集団嘆願,前近代ロシアにおける都市と地方の社会的結合の諸形態に関する研究, ,2002年03月
    共著
  • 紹介 イーゴリ・リヴォーヴィチ・アンドレーエフ「モスクワ国家の『強者』たちと17世紀20―40年代におけるかれらと士族の戦い」,山形大学歴史・地理・人類学研究会, ,2001年03月
    共著
  • 書評 栗生沢猛夫著『ボリス・ゴドノフと偽のドミトリー』,社会経済史学,64(5) 132-135,1999年04月
    共著
  • 書評 大木昭男著『現代ロシアの文学と社会-「停滞の時代」からソ連崩壊前後まで-』,山形大学史学論集15 , ,1995年01月
    共著
  • 書評 國方敬司著『中世イングランドにおける領主支配と農民』,山形大学史学論集,(14) ,1994年04月
    共著
  • 「16世紀後半モスクワ国家の西方進出-リヴォニア戦争前夜のロシアとスウェーデン」,創文社, ,1994年02月
    共著
  • 民族の魂・民族の再生-ロシア民族主義に関する覚え書-,山形大学史学論集,12 ,1992年04月
    共著
  • 16-17世紀ロシア軍隊の装備,歴史科学と教育,9 ,1990年04月
    共著
  • 1985年度歴史学研究会大会報告批判,歴史学研究,(550) 61-62,1986年01月
    単著
  • イヴァン雷帝期ロシアの知行地制-ノヴゴロド地方の事例研究-,史学雑誌,94(7) ,1985年04月
    共著
  • イヴァン4世の統治に関する若干の問題,ロシア史研究,41 ,1985年04月
    共著
  • 16世紀前半期ロシアの知行地制-ノヴゴロド地方の事例研究-,西洋史研究,12 ,1983年04月
    共著
  • わが国におけるロシア中世史研究の現段階-農奴制と共同体をめぐって-,歴史学研究,503 ,1982年04月
    共著
  • わが国におけるロシア中世史研究の現段階-中世都市と農民戦争をめぐって-,西洋史研究,10 ,1981年04月
    共著
  • ロシア統一国家形成史の基礎構造,歴史学研究(特別), ,1979年04月
    共著
  • ノヴゴロドのスヴォエゼーメツ(小土地所有者),西洋史学,112 ,1979年04月
    共著
  • 書評 R.G.スクルィンニコフ「16世紀ロシアにおける農奴制と賦役制度の形成」,歴史,(49) ,1976年04月
    共著

著書

  • 戦闘技術の歴史 2 中世編,創元社,2009年10月
  • 佐藤伊久男編『ヨーロッパにおける統合的諸権力の構造と展開』,創文社(1994)(共著),,2001年01月
  • 解説 西洋史,南窓社,1992年02月

学外での活動(高大・地域連携等)

  • 私たちと西洋史学―多様な文化と刻まれた記憶―(模擬講義・秋田県立角館高等学校),2009年11月
  • 「わたしたちと歴史学」(宮城県泉高等学校・出張講義),2009年05月

相談に応じられる分野

  • 地域史,歴史の掘り起こし

インタビュー

―先生のご専門は西洋史学ですが、どのようなことを研究していらっしゃるのでしょうか?
淺 野: 私は16~17世紀のロシア史を専門に研究しています。ロシア史は歴史学の中でも人気のない分野ですが、日本の隣の国ということもあり、勉強する価値はあると思います。
16~17世紀のロシアは、有名なピョートル大帝が現れる以前の時代です。15世紀にイワン3世がロシアをほぼ統一し、その後、孫の雷帝とも呼ばれるイワン4世が専制政治を行います。イワン4世が亡くなった後、しばらく内紛が続きましたが、1613年にロマノフ朝が成立して、これが1917年の革命で倒されるまで続くことになります。ピョートル大帝が統治したのは18世紀初めですが、このときにロシア帝国が誕生します。国は立派になりましたが、政治は19世紀になってもやはり専制政治で、農奴制といわれる制度によって農民も長く苦しめられました。

―ずいぶん暗い時代だったんですね。
淺 野: そうですね。西ヨーロッパのようなルネサンスもないし、確かに暗い時代の連続だったように見えますが、文化的には優れた国だったんですよ。とくに19世紀になって、例えば文学では「戦争と平和」や「アンナ・カレーニナ」を書いたトルストイや「カラマーゾフの兄弟」を書いたドストエフスキーが出ましたし、音楽の面では「白鳥の湖」を作曲したチャイコスフキーも有名です。政治的にはひどい時代でしたが、文化面では豊かな時代だったのです。政治と文化のこのギャップも、ロシアを研究する魅力の一つといえるでしょう。

―先生はどうしてロシア史を研究することになられたのでしょうか?
淺 野: 最初はロシアの文化面に惹かれたのですが、だんだんと歴史や政治的な面にも興味が出てきて、ロシア史の研究者になろうと決めたのです。

―では高校生に一言メッセージをお願いします。
淺 野: 毎日記録を残すことをお勧めします。本当は日記がいいのですが続けるのが大変でしょうから、一日一つでも、何か印象に残った出来事を書き留めてみてください。人間の記憶はつながっており、一つのことから連鎖的にいろいろなことを思い出すものです。高校生のときから、自分の人生の足跡を残すことをお勧めします。

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