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教員紹介

摂津 隆信

SETTSU Takanobu

学科:人間文化学科
メールアドレス:stansetz@
ホームページ:
オフィスアワー:金曜日10:30-12:00
専門領域:ドイツ文学・演劇
大学院担当:
山形大学研究者情報:http://yudb.kj.yamagata-u.ac.jp/html/200000038_ja.html

※メールアドレスの@以降は「human.kj.yamagata-u.ac.jp」になります。

研究テーマ

  • カール・ファレンティンの喜劇とブレヒト演劇 喜劇ならびに各種イベントのパフォーマティヴィティ

論文

  • 摂津隆信:観客と文化のディスクール ―カール・ファレンティンにとってのミュンヒェン―,山形大学大学院社会文化システム研究科紀要,13 1-12,2016年00月
    単著
  • 郷愁という名のイリュージョン ―カール・ファレンティンの喜劇『騎士ウンケンシュタイン』について―,「東北ドイツ文学研究」,(56) 15-33,2015年00月
    単著
  • 動く蝋人形 カール・ファレンティンの「パノプティクム」について,「ワセダブレッター」,(22) 45-62,2015年03月
    単著
  • パフォーマティヴ理論とカール・ファレンティン喜劇,山形大学大学院社会文化システム研究科紀要,(11) 1-16,2014年09月
    単著
  • 胡蝶の夢、あるいはアヒルの夢? ―カール・ファレンティン『ミュンヒェンに迫る強盗騎士団』(1924)―,「過去の未来と未来の過去 −保坂一夫先生古希記念論文集−」, 359-370,2013年00月
    単著
  • 鏡、あるいは浸透膜 ―喜劇役者カール・ファレンティン研究の意義―,駒澤大学外国語論集,(13) 159-173,2012年00月
    単著
  • MYSTERIUM DER MYSTERIEN EINES FRISIERSALONS VON KARL VALENTIN,Akten des Ⅶ. Internationalen Germanistenkongresses Warschau 2010 Vielheit und Einheit der Germanistik weltweit., 133-138,2012年00月
    単著
  • アンチ・コメディアン、カール・ファレンティン ―対話劇『家族の心配事』(1943)―,「ワセダブレッター」,(18) 19-34,2011年03月
    単著
  • 親子の悲喜劇 ―ファレンティン劇『受堅者』におけるコミック―,規則的、変則的、偶然的, 357-374,2011年00月
    単著
  • Karl Valentins Einfluss auf Brechts Das Elefantenkalb,「ワセダブレッター」,(16) 25-39,2009年03月
    単著
  • カール・ファレンティンの喜劇『請願者』における言葉遊びと言葉の戦い,「早稲田大学文学研究科紀要」第53輯第2分冊, 167-176,2008年00月
    単著
  • ガルガイとガルガ ―『都会のジャングル』におけるアイデンティティをめぐる闘争―,「ブレヒト演劇における言語、身体、振舞」日本独文学会研究叢書第54号, 3-18,2008年00月
    単著
  • 演劇人ゲーテの<観客>観 ―『ファウスト』「前狂言」より―,「ワセダブレッター」,(14) 42-57,2007年03月
    単著
  • 舞台と観客の関係から見る喜劇的異化作用 ―ブレヒトの理論とファレンティンの笑いにおける戦術―,「ワセダブレッター」,(13) 46-66,2006年03月
    単著

相談に応じられる分野

  • ドイツ語圏の文化

インタビュー

 ― : 先生の専門領域を教えてください
摂 津: 20世紀前半のドイツ演劇、特に大衆喜劇を研究しています。演劇はギリシャ時代から続く、最古のメディアの一つです。時と場合によってそれは宗教的儀式として扱われることもあれば、「いま」を切り裂く報道ともみなされ、またサッカーやボクシングなどにも引けをとらないほど観客を熱狂させる見世物にもなります。
 私はそのような変幻自在なメディアたる演劇を、観客という要素を中心に据えて研究しています。
 ― : 具体的にどのような研究なのでしょうか?
摂 津: ミュンヒェンの喜劇役者カール・ファレンティンと、そのファレンティンから影響を受けたベルトルト・ブレヒトの仕事を当時の社会と言葉から読み解いています。
 ブレヒトはドイツ、フランス、日本で高い評価を受けた劇作家ですが、その真骨頂は観客をどのようにして芝居に主体的に関与させるかという点にありました。ブレヒトは「異化効果」というロシア・フォルマリズム由来の概念を通じて観客に思考と観察の機会を与えましたが、この技法はカール・ファレンティンなどが活躍した大衆喜劇、キャバレーの見世物などにも用いられていたのです。
 すなわち私の研究の大きな目的は、一般的に低俗で学術研究対象にならないと思われてきた大衆演劇やパフォーマンスの中に、普遍的な価値を見出すことです。
 ― : この研究に興味を持ったきっかけはなんですか?
摂 津: 田舎育ちだったため芝居や戯曲に触れる機会がほとんどなく、大学時代初めて戯曲を読んでその形式に魅せられたというのがそもそものきっかけです。
 中でもブレヒトの作品には「アンチ・ヒーロー」が多く登場するので、当時の私にはとても新鮮でした。そしてファレンティンは日本でほとんど知られていません。死後60年以上が経った現在のドイツでは未だ絶大な知名度を誇っているにもかかわらず、です。このような未知の領域への挑戦が、この研究の醍醐味だと思います。
 ― : 最後に高校生に一言お願いします。
摂 津: 国内でも海外でもいいので、新しい世界にぜひ関心を持ってもらいたいと思います。未知の事柄について知識を得ることができるのはもちろんのこと、「今まで自分がいた場所」「自分にとって馴染みのある物事」さえも新たな視点で見つめなおし、その素晴らしさを再発見できるからです。

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