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研究紹介

法経政策学科:法律・政治系

今野 健一 KONNO Kenichi

専門領域:憲法学、教育法学/担当ゼミ:憲法

研究テーマ:教育の権利と自由、個人の安全への権利

教育の権利と自由、個人の安全への権利

 「教育を受ける権利」の保障(憲法26条)に対応して、国は教育制度の確立などの教育条件整備を義務づけられますが、その際、子どもの学習権を最大限充足するよう求められると同時に、教師をはじめとする国民の「教育の自由」を侵害しないようその関与に一定の限界を設けられることになります。教育への国家介入の限界を見定めることは容易ではありませんが、教育における権利・自由の保障と、教育制度の合理的な組織化と運用に携わる国家の公共的な役割とのバランスを、きちんと考える必要があります。こうした問題を考える際に興味深い材料を提供するフランスを対象に選び、研究を進めてきました。
 2000年代からは、別のテーマでも研究を重ねてきました。日常的な犯罪・暴力のリスクの高まりは、人びとの間に〈完全な安全〉への欲求をもたらし、憲法の人権保障の仕組みを掘り崩す危険性がある。この危険を回避するには、厳罰化と排除に訴えるのではなく、個人の〈安全〉の権利要求を憲法の枠組みに適切に位置づけ、憲法に基づく適切な安全政策を構築することが重要です。欧米諸国の事例の比較研究を通じて個人の安全確保のあり方を考えています。

注目の著書・論文
  • 「教師の教育権と市民的自由」日本教育法学会編『教育法の現代的争点』(法律文化社・2014年)
  • 「フランスにおける〈セキュリティ〉政策―立法のインフレ化と「自由」の危機?-」『一橋法学』9巻3号(2010年)
  • 『教育における自由と国家-フランス公教育法制の歴史的・憲法的研究-」(信山社・2006年』
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