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研究・地域連携

吉井文美講師が第2回史学会賞を受賞しました。

2015年11月25日

 吉井文美講師が、第2回史学会賞を受賞しました。論文「「満洲国」創出と門戸開放原則の変容 -「条約上の権利」をめぐる攻防―」『史学雑誌』122巻7号(2013年)が、評価されたものです。11月14~15日に東京大学本郷キャンパスで開催された、第113回史学会大会において、授賞式が執り行われました。なお、(公財)史学会は1899年に創立された、日本を代表する歴史学の学術団体です。

 吉井講師の研究分野は日本近現代史で、1930年代の日本の中国占領地支配に由来する国際問題と、それが当時の日本外交のあり方に与えた影響について研究しています。今回の受賞論文は、1930年代前半の日本の満洲(中国東北部)支配に伴って生じた、外交問題を考察対象としています。

 受賞論文では、1932年に日本が中国東北部に「満洲国」を作ったのち、日本外務省が門戸開放原則に関する理解をいかに変容させたのかについて論じました。具体的には、「満洲国」が石油業やタバコ業に経済統制を課したことで、日本とイギリスやアメリカとの間で発生した外交問題を考察しました。そのうえで、諸外国が中国において持っていた「条約上の権利」をめぐる問題への対応が、日本による「満洲国」の国際的承認の追求を難しくしていた構造を明らかにしました。受賞に際しては、多言語史料を用いた実証性が評価されました。

授賞式の様子(右は佐藤信 史学会理事長)

授賞式にてスピーチを行う吉井文美 講師

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