第7回 GISカフェ 31 July 2014
山形県東根市付近の乱川扇状地の起伏を示した地図です。
 データは国土数値情報のDEMです。。
 この扇状地は北から白水川,野川,乱川の複合扇状地で,等高線は南北に平行に引かれます。このような地形的な特徴を反映して,旧羽州街道や鉄道は直進性の高いものとなっています。旧羽州街道沿いに発達した東根市の市街地は南北に細長く展開し,都心を形成しませんでしたが,新幹線開通によるさくらんぼ東根駅の開設や東根市の都市計画によって,現在では市役所とそれに隣接する大型小売店が同市の都心部を形成しています。
 ArcMAPは凡例は様々なカスタマイズが可能ですが,数値分類の上限が32クラスとなっています。ほとんどの地図ではそれほど多くのクラスを必要としませんが,今回示したような都市域での標高データは細分化しないと平野部での高低差をうまく表現できません。同図では同じDEMデータを用い,65-215mと215-365mの範囲をそれぞれ5m間隔で示し62クラスの数値分類を行っています。それぞれ重複するデータの凡例を透明表記にすることがコツです。