山形の魅力再発見パート6


テーマ「山形から日本そして世界に
を伝えた男達」

10月11日(土)直江兼続VS最上義光〜米沢・飯豊めぐり〜(参加人数 72名)

山形大学〜米沢(米沢伝国の杜見学)〜飯豊めざみの里(昼食及び飯豊町町制施行50周年記念シンポジウム)〜山形大学

「直江兼続と東北の関ヶ原の戦い−長谷堂合戦の前後−」 曽根伸良先生(元米沢興讓館高等学校校長)

   「最上義光と長谷堂合戦」 片桐繁雄先生(上山市立図書館館長)

曽根伸良先生
(上杉神社にて)
飯豊郷土料理を堪能 片桐繁雄先生
の講義
シンポジウム










10月18日(土)結城豊太郎と三浦新七(参加人数 28名)

「結城豊太郎の生涯」 西山清先生(南陽市立結城豊太郎記念館館長)

  「三浦新七博士〜その人と軌跡〜」 國方敬司先生(山形大学人文学部教授)

西山清先生の講義 國方敬司先生の講義 第2回受講者(山形銀行三浦氏も来校) 第2回受講者


               

10月25日(土)安達 峰一郎(参加人数 59名)

「戦争のない世界を創ろうとした男・安達峰一郎」 安達尚宏先生(安達峰一郎記念対賢堂館長)

 「人権の守護神・安達峰一郎博士〜宮城浩蔵と安達峰一郎〜」 大江良松先生(法務省山形法務局人権擁護委員

安達尚宏先生
の講義
大江良松先生の講義 安達峰一郎の生家 安達峰一郎の生家


                    

特 徴
山形から日本、世界の人々の心に残る功績を残した偉人の方々を紹介することが目的である。特に、直江兼続と最上義光、結城豊太郎、三浦新七、安達峰一郎を取り扱いました。

成 果

1日目は、「直江兼続VS最上義光」というテーマのもと、曽根伸良先生には、直江兼続側より、上杉氏の執政直江兼続の動きを長谷堂合戦の前後を軸にお話しいただきました。徳川家康が天下取りの野望を抱く中、上杉氏はなぜ家康に戦いを挑んだのか。石田三成挙兵の報によって西に反転する家康軍を追撃しなかったのはなぜか。そしてその時、伊達政宗と最上義光の向背はどうだったのかを説明していただきました。それに対して最上義光側より、片桐繁雄先生には、関ヶ原の戦いと連動した、会津120万石大名上杉影勝重臣の直江兼続が大軍を率いて最上義光の領地を侵攻した長谷堂の戦いを通して、直江兼続、最上義光らの人間像や、この戦いが地域史に及ぼした影響などについて話していただきました。第2日目は、西山清先生より、結城豊太郎の日本銀行総裁としての生涯を、様々な角度から語っていただきました。國方先生には、今年先生が出版された『三浦新七博士―その人と軌跡』(三浦新七博士記念会)をもとに,博士の金融から大学行政までの多彩な仕事を,郷土山形に対する多大の貢献を織り込みながら紹介すると共に,博士畢生の研究である東西文明史の意義を述べていただきました。またこの日、三浦新七の御子孫もお見えになりました。第3日目は、安達尚宏先生に、「戦争のない世界を創ろうとした男・安達峰一郎」というテーマで、国際司法裁判所所長としての生涯をお話しいただきました。その後、大江良松先生には、博士が法学を志した背景にある関山問題などに注目して、安達峰一郎の業績を説明していただきました。特に三島県政と関山新道事件、明治大学の創立者・宮城浩蔵の生涯と思想、宮城浩蔵の影響について話していただきました。

協力者:神野智史 谷藤和仁 高橋拓也 細谷桃花 菅野千秋 青木みゆき