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「調査・個人情報・倫理」資料館

  文献目録/論文・記事目録(「医療」関係) 


最終更新時:2006年11月20日/2001年6月増築)


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<あ行>

<あ>

 相川直樹・2002「救命処置」

相川直樹(あいかわ・なおき/慶應義塾大学病院救急部長)
「私の視点/救命処置/突然死を防ぐ主役は市民」
 ※キーワード:心肺機能停止(心停止)、心室細動、心肺蘇生術、自動体外式除細動器(AED)、救急救命士。
『朝日新聞』朝刊 2002/12/14
 青木清・1994「生命科学」
青木 清(上智大学生命科学研究所教授)
「(第1章患者中心の医療とは/1.9)生命科学の進歩と医療」
星野一正・1994『生命倫理』042-046頁 1994/04/30
 青木清・1994「遺伝子治療」
青木 清(上智大学生命科学研究所教授)
「(第2章先端医療の人為的介入/2.8)遺伝子治療」
星野一正・1994『生命倫理』081-084頁 1994/04/30
 青木清・1994「老人ぼけ」
青木 清(上智大学生命科学研究所教授)
「(第3章ターミナルケア・死の迎え方/3.9)脳の解明と老人ぼけ・痴呆」
星野一正・1994『生命倫理』129-133頁 1994/04/30
 青木清・1994「バイオテクノロジー」
青木 清(上智大学生命科学研究所教授)
「(第4章生と性をめぐる問題/4.9)バイオテクノロジーと生の問題」
星野一正・1994『生命倫理』171-175頁 1994/04/30
 青木久美子・2003「ヘルパー」
青木久美子(翻訳業。東京都江戸川区。50歳)
「言いたい/いい加減なヘルパー」
 ※「毎日家事援助の訪問介護サービス」について。医療行為ではないので【ビジネス】かとも思いましたが福祉関係は【医療】へ。
『朝日新聞』朝刊 2003/01/08
 青木正芳・2000「医療過誤訴訟」
青木正芳(あおき・まさよし/弁護士)
「けやき並木/医療過誤訴訟の壁」
 ※とある医療過誤訴訟において、「麻酔学会のトップが医師側の鑑定を引き受け」、原告側は、「研究者の門を叩き、次々と断られながら麻酔学会の理事もされている勇気ある方に鑑定を依頼」した。原告敗訴後、原告の「ために鑑定した先生は、学会の理事などの地位を失った。専門家といえど、どちらの側に立つかによって、評価が変わる。」
『河北新報』朝刊 2000/12/15
 青木康博・2002「アメリカ」
青木康博(あおき・やすひろ/岩手医科大学医学部教授)
「リレーエッセイ(9)/アメリカ --- 理想の落差」
 ※「文部省(当時)在外研究員」として米フロリダ州マイアミの監察医事務所に行って。
『書斎の窓』519号038-041頁 2002/11/01
 青野透・2003「法学から」
青野 透(あおの・とおる/金沢大学法学部教授)
「法学からの発言の場を広げる試み:医療専門学会での報告を実践して」
 ※「私はこの一年間、法哲学会(二〇〇一年一一月)、医事法学会(同一二月)、腎臓学会(〇二年五月)、病院学会(同六月)、移植学会(同一〇月)の五つの学会で報告する機会を得た。」(015頁)
『書斎の窓』522号015-019頁 2003/03/01
 青野由利・2002「ヒトの胚」
青野由利(あおの・ゆり/科学ジャーナリスト。毎日新聞社科学環境部編集委員。1957年生まれ)
「(特集:生命科学の最先端)先端科学はヒトの胚をどう取り扱おうとしているか:生殖補助医療・再生医療における規制を考える」
『世界』699号099-107頁 2002/03/01
 赤澤輝和・2003「死ぬのが」
赤澤輝和(あかざわ・てるかず/東海大学大学院健康科学研究科保健福祉学専攻修士課程)
「21世紀世代「私の1秒1分1時間…」/僕は死ぬのが怖い」
 ※取材:久野玉穂(東海大学大学院芸術学研究科)、協力:東海大学。
 ※「僕は今年、大学院に進学してソーシャルワークを学んでいる。そして、将来はソーシャルワーカーとして緩和ケア病棟で働きたいと思っている。」(106頁)。
『中央公論』第118年第8号(通巻1431号)106-109頁 2003/08/01
 明石和康・2002「遺伝子地図」
明石和康(時事通信ワシントン支局長)
「ワシントン・リポート/医療目的の遺伝子「地図」作成へ」
 ※日米など5カ国による「国際ハップマップ計画」について。
『世界週報』83巻46号(通巻4075号)034-035頁 2002/12/03
 赤堀永林・2002「サリドマイド」
赤堀永林(家業手伝い。静岡県。22歳)
「声/サリドマイド 母は望み託す」
 ※肺悪性リンパ腫をわずらっている母にはサリドマイドが必要というもの。
 ※9月7日付掲載の 木田盈四郎・2002「サリドマイド」への反論。
『朝日新聞』朝刊 2002/09/07
 朝倉喬司・2002「臨死体験」
朝倉喬司(あさくら・きょうじ/評論家。犯罪評論家、ルポライター1943年生まれ)
「(PART2 ジャーナリスト失格!)臨死体験/『臨死体験』をベストセラーにした、「脳内現象か?現実体験か?」という疑問の眉ツバ」
別冊宝島・2002『立花隆』076-086頁 2002/02/07
 朝日俊弘・1987「精神衛生」
朝日俊弘(あさひ・としひろ/自治労本部中央執行委員・衛生医療評議会事務局長)
「(2 調査の諸問題と人権/第二章)八三年度精神衛生実態調査反対闘争と自治労の精神医療改革運動」
広田&暉峻・1987『調査と人権』174-186頁 1987/05/20
 浅見輝男・2001「企業擁護行政」 → 「ビジネス」へ移動

 朝見行弘・2000「オンブズマン」

朝見行弘(福岡大学法学部教授)
「(第3編 「医療の質向上」への挑戦)第5章 オンブズマン活動の有効性」
2000『医療白書』203-211頁 2000/11/10
 安次嶺馨・2002「はしか」
安次嶺馨(あしみね・かおる/沖縄県立中部病院副院長)
「私の視点/はしか/予防接種で根絶は可能だ」
 ※「アメリカで発生している麻疹は日本の旅行者から感染した例が多いため、日本は最大の麻疹輸出国だと非難されている。」
『朝日新聞』朝刊 2002/06/10
 畦地豊彦・1981「遺伝子」 ・足立公一郎

 足立公一郎・1998「尊厳死考・01」

足立公一郎(日本尊厳死協会事務局長)
「尊厳死考 (1)/昭和天皇の死」
『週刊金曜日』6巻26号(通巻230号)054頁 1998/07/03
※→この連載記事への批判が、山口研一郎・1998「尊厳死協会」
 足立公一郎・1998「尊厳死考・02」
足立公一郎(日本尊厳死協会事務局長)
「尊厳死考 (2)/延命一辺倒への抵抗」
『週刊金曜日』6巻27号(通巻231号)019頁 1998/07/10
 足立公一郎・1998「尊厳死考・03」
足立公一郎(日本尊厳死協会事務局長)
「尊厳死考 (3)/患者も医療に参加を」
『週刊金曜日』6巻28号(通巻232号)020頁 1998/07/17
 足立公一郎・1998「尊厳死考・04」
足立公一郎(日本尊厳死協会事務局長)
「尊厳死考 (4)/「生命権」より重い「自己決定権」」
『週刊金曜日』6巻29号(通巻233号)019頁 1998/07/24
 足立公一郎・1998「尊厳死考・05」
足立公一郎(日本尊厳死協会事務局長)
「尊厳死考 (5)/安楽死との大きな違い」
『週刊金曜日』6巻30号(通巻234号)021頁 1998/07/31
 足立公一郎・1998「尊厳死考・06」
足立公一郎(日本尊厳死協会事務局長)
「尊厳死考 (6)/「リビング・ウィル」は生前発行の遺言書」
『週刊金曜日』6巻31号(通巻235号)018頁 1998/08/07
 足立公一郎・1998「尊厳死考・07」
足立公一郎(日本尊厳死協会事務局長)
「尊厳死考 (7)/安楽死という「死なせ方」」
『週刊金曜日』6巻32号(通巻236号)019頁 1998/08/21
 足立公一郎・1998「尊厳死考・08」
足立公一郎(日本尊厳死協会事務局長)
「尊厳死考 (8)/人間性のある「生と死」」
『週刊金曜日』6巻33号(通巻237号)017頁 1998/08/28
 足立公一郎・1998「尊厳死考・09」
足立公一郎(日本尊厳死協会事務局長)
「尊厳死考 (9)/リビング・ウィルについて」
『週刊金曜日』6巻34号(通巻238号)019頁 1998/09/04
 足立公一郎・1998「尊厳死考・11」
足立公一郎(日本尊厳死協会事務局長)
「尊厳死考 (11)/世界の「安楽死」事情」
『週刊金曜日』6巻36号(通巻240号)019頁 1998/09/18
 足立公一郎・1998「尊厳死考・12」
足立公一郎(日本尊厳死協会事務局長)
「尊厳死考 (12)/望む医療を望む場で」
『週刊金曜日』6巻37号(通巻241号)019頁 1998/09/25
 足立山夫・2000「都立病院」
足立山夫(財団法人東京都保健医療公社東部地域病院院長。元都立病院診療情報開示検討委員会委員長)
「(第1編 情報開示の流れは止まらない)第1章 診療情報の開示をどう進めるか:都立病院の取り組みとその実態調査から」
2000『医療白書』017-029頁 2000/11/10
・熱田千華子(あつた・ちかこ/1965年大阪生まれ。2004年8月20日・ニューヨークで交通事故死。享年39歳)

 熱田千華子・2002「セラピー」

熱田千華子(現在アメリカ・マサチューセッツ州在住でフリーで執筆活動中)
「熱田千華子のあめりかインターネット暮らし 第35回/E-セラピー」
 ※一例として「ヘッドワークス・コム」(心理学者ロバート・サンズベリー氏運営)を紹介。「最近読んだウォール・ストリート・ジャーナル紙には「Eメールでのセラピーなんて偽物だ」と厳しく批判するコラムが載っていた。」(062頁)
『世界週報』83巻39号(通巻4068号)061-062頁 2002/10/15
 熱田千華子・2003「ライブ手術」
熱田千華子(現在アメリカ・マサチューセッツ州在住でフリーで執筆活動中)
 「熱田千華子のあめりかインターネット暮らし 第61回/ライブ手術」
 ※「ライブ手術を始めた病院の1つに、世界的に有名なハーバード大医学部付属マサチューセッツ総合病院(MGH)がある。MGHのウェブサイト〈http://www.mgh.harvard.edu〉へ行くと、Live Surgical Broadcast「ライブ手術放映」と題されたページがあった。」(069頁)
『世界週報』84巻41号(通巻4120号)068-069頁 2003/11/04
 阿部潔・2002「心神喪失者」
阿部 潔(弁護士。宮城)
「心神喪失者等処遇法案」を廃案に!」
『青年法律家』378号004-005頁 2002/08/25
 安部愃三・2002「自衛隊」
安部愃三(あべ・けんぞう/日本科学者会議東京支部。化学)
「自衛隊のNBC(核・生物・化学)兵器対処研究:特に生物兵器への対処研究について」
 ※自衛隊三宿駐屯地(東京都)の自衛隊中央病院建て替え問題について。同病院には2001年3月に部隊医学実験隊が配置。
『日本の科学者』37巻10号(通巻417号)042-047頁 2002/10/01
 阿部治平・2003「SARS」
阿部治平(あべ・はるひら/教師。63歳)
「論争/知りたいことはわからない --- SARSの北京から」
『週刊金曜日』11巻18号(通巻469号)061頁 2003/05/16
 阿部真理子・2002「障害者支援」
阿部真理子(あべ・まりこ/弁護士)
「私の視点/障害者支援/脱施設へ 地域の備えを」
 ※キーワード:知的障害者に対する虐待、水戸・アカス紙器事件、福島・白河育成園事件、新障害者基本計画。
『朝日新聞』朝刊 2002/12/26
<あまが>

・天笠啓祐(あまがさ・けいすけ)

 天笠啓祐・1997「臓器移植」

天笠啓祐(フリージャーナリスト)
「(死と生の医療/臓器移植法を考える)臓器移植が医療を変える」
『週刊金曜日』5巻39号(通巻195号)013-015頁 1997/10/17
 天笠啓祐・1998「クローン事典」
天笠啓祐(フリージャーナリスト)
「(クローンの謎とその真実)なぜなに?クローン事典」
『週刊金曜日』6巻49号(通巻253号)010-013頁 1998/12/18
 天笠啓祐・1998「複製されるヒト」
天笠啓祐(科学ジャーナリスト)
「書評『複製されるヒト』/ヴァーチャル・チルドレンはミトコンドリアの夢を見るか」
『週刊金曜日』6巻50号(通巻254号)052-053頁 1998/12/25
 天笠啓祐・1999「東京女子医大」
天笠啓祐(フリージャーナリスト)
「東京女子医大よ! 正常な卵巣・子宮を勝手に取るのが医療なのか」
『週刊金曜日』7巻39号(通巻293号)056-058頁 1999/10/15
 天笠啓祐・2000「ヒトゲノム」
天笠啓祐(フリージャーナリスト)
「(人権侵す「ヒトゲノム」ビジネス)治療よりも企業の利益を優先」
『週刊金曜日』8巻26号(通巻330号)019-021頁 2000/07/14
 天笠啓祐・2003「コーデックス」
天笠啓祐(ジャーナリスト)
「結局、米国主導の組み換え基準に/コーデックス委員会特別部会終了」
 ※キーワード:バイオテクノロジー応用食品特別部会、遺伝子組み換え微生物、実質的同等性、予防原則、科学主義、トレーサビリティ。
『週刊金曜日』11巻13号(通巻464号)058-059頁 2003/04/04
 天羽敬祐・2002「気管内挿管」
天羽敬祐(あまは・けいすけ/国士舘大学教授(集中医療医学))
「わたしの視点/気管内挿管/救急救命士法 見直す好機」
 ※「救急救命士法が施行されて10年になる。しかし、その間救急患者の救命率は一向に向上していない。」
『朝日新聞』朝刊 2002/03/05
 新井賢一・2001「遺伝子スパイ」
新井賢一(東京大学医科学研究所所長)
「〔インタビュー記事〕遺伝子スパイ事件/研究者移籍などルール整備必要/保護主義はマイナス/東大医科研所長に聞く」
 ※聞き手の表記は無し。聞き手の説明によると、新井氏は「岡本卓、芹沢宏明両被告と面識があり、二人に米国留学を勧めた」とのこと。
 ※「事件の真相はよくわからないが、無断で遺伝子サンプルを持ち出したとしても軽犯罪程度ではないのか。」 「今回のようなトラブルが起きないよう、研究者が移籍したり共同研究を行う際の研究試料や情報の帰属に関しルールが必要だ。米国ではこうしたルールの整備が一九八〇年代から進んでいる。」
『日本経済新聞』朝刊 2001/10/29
 新井賢一・2002「ゲノムベイ」
新井賢一(東京大学医科学研究所所長)
「〔インタビュー記事〕東京「ゲノムベイ」構想始動/提唱した新井賢一・東大医科研所長に聞く/先端医療の産業圏に/研究施設の力結集」
 ※「政府の都市再生本部の特区指定を受けたし、堂本暁子千葉県知事らの賛同を得ている。」
『日本経済新聞』朝刊 2002/07/05
 アレキサンダー・2003「臓器提供」
ロニー・アレキサンダー(神戸大教授)
「eメール時評/臓器提供、「家族」って何」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/26
 粟屋剛・1999「人体資源」
粟屋 剛( あわや・つよし/徳山大学経済学部教授(医事法社会学・生命倫理))
「(人体商品化の時代)人体“資源”化の現実」
『週刊金曜日』7巻29号(通巻283号)009-011頁 1999/07/30
 安東幹・2002「中国政府」
安東 幹(あんどう・かん/アムネスティ・インターナショナル日本支部。1963年京都生まれ)
 「変な病名で邪魔者を隔離する中国政府の人権蹂躙」
 ※「第12回世界精神医学会世界大会(2002年8月・横浜)にて、「中国の精神医療を乱用した人権弾圧が大きく問題になった。」(152頁)
『正論』364号152-162頁 2002/12/01
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<い>

 飯田英次・2003「情報技術」

飯田英次(いいだ・えいじ/船橋総合病院放射線科部長)《顔Ph有》
「私の視点/医療改革/情報技術の導入を進めよ」
 ※キーワード:遠隔画像診断、IT、生涯一カルテ。
『朝日新聞』朝刊 2003/07/21
 五十嵐善雄・1997「エイズ電話相談」
五十嵐善雄(いがらし・よしお/精神科医師。「PWAやまがた」代表。45歳)
「〔インタビュー記事〕ざっくばらん/エイズ電話相談を受ける「PWAやまがた」会長 医師/五十嵐善雄さん(45)/感染者の心いやす/誤解や差別など偏見解消を支援」
 ※聞き手:山形総局・宮下拓。
『河北新報』朝刊・山形版 1997/12/08
 生坂政臣・2003「大学病院」
生坂政臣(いくさか・まさおみ/千葉大学医学部付属病院総合診療部長)
「(ドクター・ハラスメント3)〔インタビュー記事〕大学病院に「町のお医者さん」?」
 ※聞き手:編集部・小長光哲郎。※キーワード:研修医、地域医療、研修登録医制度、問診。
『週刊金曜日』11巻24号(通巻475号)014-015頁 2003/06/27
・池内 了(いけうち・さとる)

 池内了・2002「卵子売買」

池内 了(名古屋大学教授。宇宙物理学)
「科学を読む/卵子売買の背後にあるもの/ヒトクローンの第一歩か」
 ※「実は、卵子の売買の背景には、もう一つ大きな理由があるのではないかと勘ぐっている。ヒトクローン胚の作成である。」
『朝日新聞』朝刊 2002/04/03
 池上幸江・2000「薬の支配者」
池上幸江(元国立健康・栄養研究所)
「〔書評〕本/儀我壮一郎著『薬の支配者』」
 ※同書は新日本出版社刊・2600円。
『日本の科学者』35巻10号(通巻393号043頁 2000/10/01
 池田均・2003「小児がん」
池田 均(いけだ・ひとし/獨協医科大学越谷病院教授。小児外科医(小児がん))
「直言/小児がん集団検査の再考を」
 ※キーワード:神経芽腫、過剰診断・過剰治療。
『朝日新聞』朝刊 2003/05/14
 池藤勇・2002「妻の墓前」
池藤 勇(いけふじ・いさむヤコブ病東京訴訟原告団長。69歳)
「〔インタビュー記事〕ひと2002/妻の墓前に一日も早く解決の報告を」
 ※文は編集部・三輪英毅。
『世界』699号142-143頁 2002/03/01
 池山淳・2003「患者追放」
池山 淳(いけやま・あつし/愛知県保険医協会地域病床部長)
「私の視点/老人医療/患者追放の悲劇なくせ」
 ※「昨年3月の診療報酬改定や、同年10月の高齢者1割負担の徹底などにより、医療機関は老人の患者に早期退院を勧告している。」
『朝日新聞』朝刊 2003/04/10
 伊佐正・2003「研究用動物」
伊佐 正(いさ・ただし/岡崎国立共同研究機構教授(脳科学)。マカクザル・バイオリソース委員会委員長)《顔Ph有》
 「私の視点/研究用動物/脳機能解明に役立つサル」
 ※「そのため私たち研究者は文部科学省の支援のもと、生態学者を含む多数の関係者と3年余り議論を重ねて研究用サルの繁殖施設を国内に設ける方向で一致し、先ごろ文科省の「ナショナルバイオリソースプロジェクト」にも採択された。ところが、再び難題に直面してしまった。」
『朝日新聞』朝刊 2003/11/20
 石井政之・1999「皮膚組織」
石井政之(いしい・まさゆき/ライター)
 「(人体商品化の時代)動き出した皮膚組織ビジネス」
『週刊金曜日』7巻29号(通巻283号)012-014頁 1999/07/30
 石川澄・1998「データ開示」
石川 澄(広島大学医学部附属病院医療情報部)
「(第6章電子カルテの検討課題/6-4)データ開示とプラ保護の整合」
里村洋一・1998『電子カルテ』234-248頁 1998/11/09
 石原&立石・2000「情報開示」
石原 謙、立石憲彦(いずれも愛媛大学医学部附属病院医療情報部)
「(第1編 情報開示の流れは止まらない)第5章 情報開示をベースとした医療提供体制の再構築」
2000『医療白書』061-073頁 2000/11/10
 李鍾郁・2003「WHO」
李鍾郁(い・じょんうく/2003年7月21日に世界保健機関(WHO)事務局長就任)《顔Ph有》
「〔インタビュー記事〕世界保健機関(WHO)の事務局長になる/李鍾郁さん(58)/独学で日本語を学び、「夏目漱石も読みます」。妻は日本人。」
『朝日新聞』朝刊 2003/07/20
 泉達郎・2003「小児医療」
泉 達郎(いずみ・たつろう/大分医科大学教授(小児科学))
「私の視点/小児医療/救急・教育体制の再構築急務」
『朝日新聞』朝刊 2003/01/23
・伊豆百合子(いず・ゆりこ)

 伊豆百合子・2003「説明義務」

伊豆百合子(フリージャーナリスト)
「医療裁判で全面勝訴判決/「病院側は説明義務を果たさなかった」
 ※2003年6月26日・福岡地裁小倉支部判決→被告(病院)側控訴断念。
 ※本訴訟の判決前について:伊豆百合子『いのちの法廷』(日本評論社)。
『週刊金曜日』11巻29号(通巻480号)050-051頁 2003/08/01
 伊豆百合子・2004「カルテ改竄」
伊豆百合子(フリージャーナリスト)
「医療裁判の壁/カルテ改竄をどう突き崩すか」
『週刊金曜日』2004年9月10日号(12巻35号通巻534号)032-035頁 2004/09/10
 板井孝壱郎・2000「バイオ」 ・市川友貴(いちかわ・ゆうき)

 市川友貴・2002「毒ガス」

市川友貴(東海大学文学部広報メディア学科・加藤ゼミ4年)
「廃線鉄道の向こうに毒ガス工場があった:相模海軍工廠に動員されたひとたち」
 ※同工廠は神奈川県高座郡寒川町で1943年5月から稼働。キーワード:旧相模海軍工廠毒ガス障害者の会、日本ゼネラルハウジング。
『週刊金曜日』10巻42号(通巻443号)058-061頁 2002/11/01
※→関連記事:2002.12.18『朝日新聞』朝刊記事「東海大の学生制作ドキュメンタリー/CATVで好評放映中/旧日本軍毒ガスもテーマ」。同記事によると、「加藤ゼミ」は広報メディア学科教授の加藤久晴氏【報道】によるものらしい。
 市川友貴・2003「毒ガス」
市川友貴(東海大学文学部広報メディア学科・加藤ゼミ4年)
「毒ガスは陸と海で深刻な被害を引き起こしていた:旧日本軍の化学兵器のゆくえを追う」
 ※市川友貴・2002「毒ガス」【医療】の続編。相模海軍工廠製造のイペリット・ガス弾について。
『週刊金曜日』11巻1号(通巻452号)067-069頁 2003/01/10
 市野川容孝・1999「医療倫理」
市野川容孝(いちのかわ・やすたか/東京大学大学院総合文化研究科助教授。専攻領域:医療社会学)
「(第2部医療社会学の射程/第9章)医療倫理」
進藤&黒田・1999『医療社会学』160-184頁 1999/10/30
 逸見&対馬・2003「産む道具」
逸見晴恵(いつみ・はるえ)、
対馬ルリ子(つしま・るりこ/ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック院長、医学博士。「性と健康を考える会」副会長)
「(特集:ドクターハラスメント4)対談 女性は「産む道具」じゃない!」
 ※まとめ:編集部・大西史恵。
『週刊金曜日』11巻29号(通巻480号)008-012頁 2003/08/01
 出河雅彦・2004「薬害エイズ」
出河雅彦(いでがわ・まさひこ/朝日新聞編集委員。1960年生まれ)《顔Ph有》
「薬害エイズ裁判は終わらない」
 ※「薬害エイズの象徴的存在だった安部元副学長の公判が停止されたのを機に、この裁判の意義を考えてみたい。」(142頁)
『論座』110号142-149頁 2004/07/01
 出口治明・2002「電子カルテ」
出口治明(日本生命保険公務部長)
「「日本の国益委員会」リポート/電子カルテ導入と保険の適用範囲の見直しを」
 ※筆者の主張は3点。カルテをICカードとして本人に常時携行させ、公的医療保険制度の対象は「重度の病気やケガ」に限り、尊厳死を法制化するというもの。「先のICカードに、献体(臓器提供)の意思表示とあわせて終末治療の意思表示を〔弁護士の電子サインとともに〕各人が入力しておけば、医師の側でも本人の意思〔自己決定権)に基づいたベストの医療サービスの提供がより容易になるのではないか。」(053頁)。
『世界週報』83巻2号(通巻4031号)052-053頁 2002/01/15
 出月康夫・2003「内視鏡」
出月康夫(いでづき・やすお/日本内視鏡外科学会理事長。東京大学名誉教授)《顔Ph有》
「私の視点/内視鏡手術/訓練積んだ熟練医師の手で」
 ※「この手術の普及と発展を目指して、日本内視鏡外科学会が91年に設立された。」
『朝日新聞』朝刊 2003/11/03
 伊藤慎吾・2002「骨髄移植」
伊藤慎吾(いとう・しんご/ハローワーク職員)
「私の視点/骨髄移植/費用全額を健康保険適用に」
『朝日新聞』朝刊 2002/12/27
※財団法人骨髄移植推進財団ウェブサイト:http://www.jmdp.or.jp/。
 伊藤光子・2001「救命士法」
伊藤光子(看護婦・前橋市)
「声欄/救命士法改め挿管を可能に」
 ※「私は看護婦ですが、救急救命士の資格を持っています。」「米国や秋田の実績をみれば訓練で救急救命士が行える技術だと分かります。かつて看護婦は聴診器で呼吸音を聴くこともできなかったことを思うと、医師の権益主義の根の深さを感じます。」
 ※坪井栄孝・2001「醫道士魂・04」への反論。
『朝日新聞』朝刊 2001/12/24
 伊藤元重・2003「医薬品特許」
伊藤元重(東大教授)
 「経済教室/エコノミクスNOW/医薬品特許問題の根深さ/「緩和」一転議論に/途上国医療、世界揺るがす」
 ※世界貿易機関(WTO)、新多角的通商交渉(新ラウンド)、医薬品のパテント、模倣薬、エイズ患者。
『日本経済新聞』朝刊 2003/05/05
 今村恒・2003「コンビニ薬」
今村 恒(薬剤師。山形県米沢市)
 「声/コンビニで薬/薬剤師不在は乱用が心配だ」
『朝日新聞』朝刊 2003/06/21
 井元浩平・2002「医師の態度」
井元浩平(いもと・こうへい/東京都健康局医療安全課長)
「(質問への回答欄)どうしました/医師の態度が不誠実/まず地元の行政機関に相談を」
 ※「東京都では昨年5月に「患者の声相談窓口」…を設けました。」
『朝日新聞』朝刊 2002/07/13
 岩田文昭・2002「デス」
岩田文昭(いわた・ふみあき/大阪教育大学教育学部助教授)
 「リレーエッセイ(完)/デス・エデュケーションと国家」
 ※「国家の講じる対策は、ナショナリズムの形成と結びついていく。日本の伝統を尊重し日本を愛することと、自己の有限性の自覚とが一体となる。このようなことは、日本に限ったことではない。」(036頁)
『書斎の窓』520号034-037頁 2002/12/01
 岩永剛・1997「基本理念」
岩永 剛(いわなが・たけし/千里保健医療センター理事長、藍野学院短期大学客員教授)
 「(1.インフォームド・コンセントの基本)1.基本理念」
岩永&正岡・1997『IC基本』010-013頁 1997/04/10
 岩本茂義・2002「心神喪失者」
岩本茂義(いわもと・しげよし/東京保護観察所八王子支部保護観察官)
 「私の視点/心神喪失者処遇/保護観察所任せでいいのか」
 ※「殺人など重大な犯罪行為をした心神喪失者らの処遇を定めた法案が閣議決定された。」「法案を審議された方々は、保護観察行政の現状をご存じなのだろうか。」
『朝日新聞』朝刊 2002/04/03
※→同紙4月28日付掲載の、横山実・2002「検察官」【行政】が言及。
<う>

 ウィリアムズ・1975「黒人社会」

ロバート・ウィリアムズ(ワシントン大学(セント・ルイス)黒人問題研究主任、教授)
&訳:兵庫県高校進路指導研究会阪神支部事務局
「(特集:心理テストについての総点検(3))黒人社会への静かなる圧殺:科学的人種差別とIQ」
 ※初出は『Psychology Today』May 1974。
 ※訳者による説明:前川太市・1975「テスト」
『臨床心理学研究』12巻3号045-053頁 1975/03/25
 ウェクスラー・2003「遺伝子診断」
アリス・ウェクスラー(Alice Wexler/アメリカで遺伝病財団を設立)
 「〔インタビュー記事〕ひと/発症前遺伝子診断を強制されない生き方を主張する/アリス・ウェクスラーさん(60)/「科学は、差別を作るためではなく、人々の利益のためにあるはず」
 ※文:大久保真紀。
 ※「1月末に開かれた生命倫理の国際会議に出席するため初めて来日。」「先端医学と家族の葛藤を描いた「ウェクスラー家の選択 --- 遺伝子診断とともに歩んだ家族の回想録」が4月に出版される。」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/14
 植竹伸太郎・2003「肝移植」
植竹伸太郎(朝日新聞総合研究本部)
 「ドナーの重い負担実感:妻からの生体肝移植を前に」
 ※キーワード:肝臓がん、C型肝炎。
『朝日新聞』朝刊 2003/06/23
 上竹正躬・2002「代理出産」
上竹正躬(医師。千葉県市川市)
「声/代理出産には慎重さ欲しい」
『朝日新聞』朝刊 2002/02/16
 上田広蔵・2000「医薬品」
上田広蔵( うえだ・ひろぞう/国民医療研究所会員(評議員)。専攻:薬学。1929年生まれ)
「(特集:医療と薬)わが国の医療制度における医薬品をめぐる諸問題」
 ※キーワード:薬害、診療報酬、医薬品の適正利用、薬価基準、医薬品の臨床試験の実施に関する基準(GCP)。
『日本の科学者』35巻10号(通巻393号005-009頁 2000/10/01
 宇沢弘文・2002「診療報酬」
宇沢弘文(うざわ・ひろふみ/経済学者)
「私の視点/医療/廃止すべき診療報酬制度」
 ※診療報酬「制度が日本の医療の実質的内容を大きくゆがめ、過剰ないしは無駄な投薬、検査が一般化し、その結果として国民医療費の増大を招いているだけでなく、医師の職業的倫理の維持、専門的能力の発展に大きな障害となってきた。」
『朝日新聞』朝刊 2002/05/28
 内田剛弘・1999「富士見」
内田剛弘(うちだ・たけひろ/弁護士・富士見産婦人科病院事件原告団弁護団長)
富士見産婦人科病院事件判決の教訓」
 ※1999年6月3日に東京地裁判決。
『マスコミ市民』370号054-056頁 1999/10/15
 内田舞・2003「説明と同意」
内田 舞(うちだ・まい/北海道大学医学部生)
「私の視点/説明と同意/米に学ぶ患者第一の医療」
 ※「私は昨年、米国テネシー州メンフィスにある小児がん専門の「セントジュード子ども研究病院」に短期留学する機会を得た。」
『朝日新聞』朝刊 2003/03/26
・打出喜義(うちで・きよし)

 打出喜義・2002「ES細胞」

打出喜義(金沢大学病院講師。産婦人科医)
「直言/ES細胞研究、慎重に審議を」
 ※「十分な審査を経ずに実験的医療が行われる危険がある。私のいる大学病院も例外ではなく、抗がん剤の比較実験を巡る裁判が起きている。」
『朝日新聞』朝刊 2002/10/02
※これへの反論:中辻憲夫・2002「ES細胞」【医療】
 打出喜義・2003「病院内部」
打出喜義(金沢大学医学部専任講師。産婦人科)
 「(第2章)「病院内部」の視点から:訴訟の背後にある医学界の構造的諸問題をめぐって」
 ※2003年2月17日・金沢地裁判決(のちに被告側控訴)の金沢大学付属病院「臨床試験インフォームド・コンセント」訴訟。
仲正&打出・2003『人体実験』035-061頁 2003/05/20
 梅田正博・2001「論壇」  梅田嘉明・2002「病床半減」
梅田嘉明(うめだ・よしはる/横浜市病院協会理事。横浜東邦病院長)
「私の視点/医療法改正/病床半減 救急の破綻招く」
 ※厚労省は第4次医療法改正に基づき、2003年8月までに「集中的な治療が必要な急性期患者のためのベッド(一般病床)数を現在の約100万床から50、60万床に削減しようとしている。」
『朝日新聞』朝刊 2002/11/21
 浦瀬さなみ・1998「山口研一郎氏」
浦瀬さなみ(うらせ・さなみ/フリーライター)
「論争/山口研一郎氏の反論への反論」
 ※山口研一郎・1998「尊厳死協会」に対して。
『週刊金曜日』6巻46号(通巻250号)064頁 1998/11/27
<え>

 永六輔・1996「解説」

永 六輔(えい・ろくすけ/放送タレント)
「解説」
山崎章郎・1996『病院で・続』248-251頁 1996/08/10
 江口季好・2003「ハンセン病」
江口季好(えぐち・すえよし/児童文学者)
「書評/子どもが綴ったハンセン病/『ハンセン病文学全集〔第10巻〕児童作品』大岡信・大谷藤郎ほか=編/皓星社/4800円」
『週刊金曜日』11巻39号(通巻490号)051頁 2003/10/17
 江畑謙介・2003「兵士と薬」
江畑謙介(軍事評論家)
「今週の軍事情報/研究が進む「兵士の能力を高める薬」」
 ※キーワード:米国防総省・防衛高等研究計画局(DARPA)、化学的刺激剤(覚醒剤)、英国国防総省・統合教義および概念センター(JDCC)。
『世界週報』84巻27号(通巻4106号)042-043頁 2003/07/22
 恵原真知子・2003「SARS」
恵原真知子(えはら・まちこ/医療ジャーナリスト)
「(特集:「安全大国」日本の不安/SARSショック)「21世紀の死病」の正体:新型ウイルスが直撃する日本医療の意外な弱点」
『文芸春秋』81巻7号266-272頁 2003/06/01
 エバンズ・1986「人間の胚」
D・グリン・エバンズ(The Revc D. Glyn Evans/元バンヤンミーティング教会牧師(英国ベッドフォード))
「バイオエシックス:人間の胚の利用に関する倫理」
 ※訳:相澤忠一(杏林大学保健学部教授(英語)。1929年生まれ)。
 ※杏林大学保健学部における講義を加筆修正したもの。
勝目卓朗・1986『医の倫理』121-135頁 1986/04/10
 江見康一・1994「資源制約」
江見康一(帝京大学経済学部教授・経済研究所長)
「(第2章先端医療の人為的介入/2.6)資源制約と貿易摩擦」
 ※「日本が医療資源を海外に求めて、心臓のペースメーカーなどの製造品のみならず、臓器そのものを外国人のドナーに依存するようにな」った場合など(074頁)。
星野一正・1994『生命倫理』071-074頁 1994/04/30
 江見康一・1994「福祉と費用」
江見康一(帝京大学経済学部教授・経済研究所長)
「(第3章ターミナルケア・死の迎え方/3.3)福祉と費用」
星野一正・1994『生命倫理』100-103頁 1994/04/30
<お>

 大井武司・1997「医療行政」

大井武司(おおい・たけし/大阪府立成人病センター医事課医事第2係長)
「(2.インフォームド・コンセントの一般的注意)4.医療行政の現場からみた注意点」
岩永&正岡・1997『IC基本』051-056頁 1997/04/10
 大島明・2000「地域がん」  大島明・2001「がん登録」
大島 明(医師)
「論争/地域がん登録事業の意義について議論を」
 ※河原ノリエ・2001「カラダの情報」(同誌9月1日号掲載)の「河原氏はプライバシー権を重視する立場から議論を展開されたので、地域がん登録関係者として「公衆衛生の向上」の立場から、二点指摘しておきたい。」 「これまでに心配されるような情報漏洩の問題例は一例もない。」(064頁)
『週刊金曜日』9巻41号(通巻393号)064頁 2001/10/26
 大谷透・1997「医療現場」
大谷 透(おおたに・とおる/大阪府立成人病センター第3内科部長)
「(2.インフォームド・コンセントの一般的注意)1.医療現場での注意点」
岩永&正岡・1997『IC基本』036-040頁 1997/04/10
 太田美智男・2002「院内感染」
太田美智男(おおた・みちお/名古屋大学大学院教授〔分子病原細菌学〕。国立大学医学部付属病院感染対策協議会事務局長)
「私の視点/院内感染/点滴注射剤の管理徹底を」
 ※「99年夏に東京の病院で起きた院内感染事故の後、科学技術庁と厚生省(当時)は、研究班を組織し、私も参加した。われわれはその中で点滴注射剤の衛生管理に関する指針を作成し、報告している。」
『朝日新聞』朝刊 2002/02/02
 大朏博善・2003「奇病蔓延」
大朏博善(おおつき・ひろよし/科学ジャーナリスト)
「(特集:「安全大国」日本の不安/SARSショック)中国「震源地」は奇病蔓延:香港の隣、中国広東省は「病原菌の故郷」なのか」
『文芸春秋』81巻7号261-265頁 2003/06/01
 大野義一朗・2003「医療費」
大野義一朗(おおの・ぎいちろう/医師)
「私の視点/医療費負担/薬代も削る患者を前に」
 ※「治療を受けて健康に生きる権利、人間らしい「尊厳ある生活」が保障されてはじめて「尊厳ある死」が可能なのです。」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/09
 大野純一・2003「予防と診断」
大野純一(おおの・じゅんいち/歯科医。群馬県前橋市で開業。1997年から2001年までスウェーデンのイェテボリ大学に留学)
「〔インタビュー記事〕(ドクター・ハラスメント5/歯科医編)予防と診断を重視するスウェーデン」
 ※まとめ:編集部・宮本有紀。
『週刊金曜日』11巻34号(通巻485号)014-015頁 2003/09/12
 大庭奈保子・2003「動物実験」
大庭奈保子(おおば・なおこ/日本ペンクラブ環境委員会委員。大阪大学大学院生(文学研究科))《顔Ph有》
「私の視点/動物実験/情報の公開と法の整備を」
 ※キーワード:文部科学省「ナショナルバイオリソースプロジェクト」、動物実験払い下げ、動物愛護法。
『朝日新聞』朝刊 2003/08/15
 大矢和雄・1991「医学事典」
大矢和雄(山陰放送報道制作局記者)
「(医学報道最前線:先端医療取材に今何が求められているか)医学事典片手に取材をつづけた裕弥ちゃん報道の10カ月」
 ※1990年12月・民放労連主催「報道フォーラム90」から。文責編集部。
『放送レポート』109号007-008頁 ※「フォーラム」の討論部分は009-011頁。 1991/03/01
 岡崎守延・2002「研修医」
岡崎守延(おかざき・もりのぶ/堺総合法律事務所弁護士)
「(特集:ドクターハラスメント2/命、あずけられますか)〔インタビュー記事〕死ぬほど働いて患者が診られる?」
 ※まとめ:編集部・大西史恵。
 ※研修医過労死裁判の原告側代理人。訴訟は現在大阪高裁と最高裁にて継続審理中。
『週刊金曜日』10巻42号(通巻443号)030-031頁 2002/11/01
・岡田光世(おかだ・みつよ)

 岡田光世・2002「セラピー」

岡田光世(ノンフィクション作家。1960年生まれ)
「ワールド・ナウ/米国で急増するオンライン・セラピーの利便性と危険性」
 ※「オンラインの最大のメリットは、匿名性にある。」(049頁)  「顔の見えないセラピストに患者が信頼を寄せられるのか、プライバシーは守られるのか、疑問の声もある。」(050頁)
『世界週報』83巻11号(通巻4040号)048-050頁 2002/03/19
 岡田光世・2002「AID」
岡田光世(ノンフィクション作家。東京・ニューヨーク在住。1960年生まれ)
「ワールド・ナウ/AIDで生まれた子供が親を知る権利を求めて」
 ※キーワード:AID(非配偶者間人工授精)。カリフォルニア精子バンク。スウェーデン「人工授精法」。
『世界週報』83巻31号(通巻4060号)052-054頁 2002/08/13
・岡田弥生(おかだ・やよい)

 岡田&安田・2003「虫歯」

岡田弥生(歯科医。東京杉並区立高井戸保健センター勤務。「ODH草の根歯科研究会」代表)、
安田 登(やすだ・のぼる/歯科医。第一生命日比谷診療所歯科医長。東京医科歯科大学歯学部臨床教授) 《顔Ph有》
「(ドクター・ハラスメント5/歯科医編)対談/虫歯は削って詰めても治らない!!」
 ※まとめ:編集部・小長光哲郎。
『週刊金曜日』11巻34号(通巻485号)008-012頁 2003/09/12
※→これへの批判:同誌10月3日付掲載・後藤仁敏・2003「ドクハラ」
 奥平康弘・1995「葦の髄・05」
奥平康弘(おくだいら・やすひろ/国際基督教大学教授)
「葦の髄から(5)/「七三一部隊」報道とその周辺」
 ※「三月なかば、アメリカのマスメディアは、アジア太平洋戦争当時の、日本帝国陸軍がおこなった化学兵器の開発・生体実験をめぐるさまざまな残虐行為を摘示告発するトピックが大きく扱われた」(024頁)
『書斎の窓』445号023-029頁 1995/06/01
 奥津茂樹・1996「情報公開・4」
奥津茂樹(おくつ・しげき/「情報公開法を求める市民運動」事務局長)
「情報公開とマスコミ(4)/薬害エイズだけでない 医療情報隠しに迫る」
『放送レポート』140号070-074頁 1996/05/01
 奥野安彦・2003「ハンセン病」
奥野安彦(おくの・やすひこ/写真家。1960年生まれ)
「いつか忘れてしまうまで:韓国・ハンセン病回復者の村」
 ※写真も筆者。
『週刊金曜日』11巻30号(通巻481号)056-058頁 2003/08/08
 奥村直史・1975「テスト」
奥村直史(国立国府台病院)
「戸川氏の「意見書」に対する私信」
 ※同号掲載の戸川行男・1975「心理テスト」に対して(筆者は同号の掲載前に戸川氏の文を読んだということらしい)。
『臨床心理学研究』13巻2号071-073頁 1975/09/25
 小黒純・1999「移植医療」
小黒 純( おぐろ・じゅん/共同通信社社会部)《顔Ph有》
「(特集:人間の生存・尊厳のための安全保障を --- ヒューマン・セキュリティーの時代)移植医療国際化で生命が揺れる」
『外交フォーラム』12巻1号(通巻125号)062-063頁 1999/01/01
 御輿久美子・1998「クローン研究」
御輿久美子(おごし・くみこ /奈良県立医科大学公衆衛生学教室)
「(クローンの謎とその真実)難しいからこそ考えたい/何のためのクローンか」
『週刊金曜日』6巻49号(通巻253号)018頁 1998/12/18
 押川直広・2003「コンビニ薬」
押川直広(医師。東京都板橋区)
 「声/コンビニで薬/副作用などの表示を大きく」
 ※「むしろ現在必要なのは、薬歴の自己管理の必要性を店頭にきちんと表示し、消費者に徹底して教育することである。」
『朝日新聞』朝刊 2003/06/21
 小田晋・2002「拉致被害者」
小田 晋(おだ・すすむ/帝塚山学院大学教授。国際医療福祉大学客員教授。1933年大阪生まれ)
「(「北朝鮮・拉致・核開発・日本」総力特集)拉致被害者に何が起きたか:精神医学からの視点」
 ※「例えば旧赤軍派ゲリラの重信房子被告人も日本に密入国を反復する際には、現在も精神神経学会の理事であり、触法精神障害者に対する犯罪防止策に反対する「活動家」医師が幹部であった大阪府下の精神病院をアジトとして利用していたのである。」(060頁)
『正論』364号057-065頁 2002/12/01
 越智祥太・2003「精神障害者」
越智祥太(精神科医。東京都江戸川区。34歳)
「声/精神障害者を差別する法案」
 ※「今国会で「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」が、国民に十分知られぬまま、成立しようとしている。」
『朝日新聞』朝刊 2003/05/14
 小野啓郎・2002「病理医」
小野啓郎(おの・けいろう/大阪厚生年金病院院長)
「私の視点/医療不信/「行司役」の病理医増やそう」
 ※「実は臨床医の間でも病理解剖無用論が横行している。診断機器が進歩し、病理解剖が無用になったというのだが、これは偏見である。」
『朝日新聞』朝刊 2002/04/04
・小野幸二

 小野幸二・2002「代理母・01」

小野幸二(大東文化大学教授)
「時報サロン 家族法の話題 第1回/代理母 --- その是非」
『戸籍時報』549号037-042頁 2002/11/10
 小野幸二・2002「代理母・02」
小野幸二(大東文化大学教授)
「時報サロン 家族法の話題 第2回/代理母 --- アメリカでの最近の事例」
『戸籍時報』550号047-052頁 2002/12/10
 小野幸二・2003「代理母・03」
小野幸二(大東文化大学教授)
「時報サロン 家族法の話題 第3回/代理母 ---アメリカ各州の法規制と世界の動き、そこには緩和の兆しが見える」
『戸籍時報』554号042-050頁 2003/04/10
 小原博・2003「SARS」
小原 博(おはら・ひろし/国立国際医療センター)
「〔インタビュー記事〕ひと/ベトナムのSARS制圧を支えた医師/小原博さん(50)/「新しい知識や技術をいち早く身につけるまじめさに、教えられました」」
 ※聞き手:藤谷健。
『朝日新聞』朝刊 2003/05/09
 尾身茂・2003「SARS」
尾身 茂(おみ・しげる/1999年から世界保健機関西太平洋地域事務局長。53歳)
「〔インタビュー記事〕対策、隔離と追跡のみ/SARS/尾身茂・WHO西太平洋地域事務局長に聞く/特徴 自由の制限に理解を/対策 感染地出国者の検査を/ウイルス 毒性、フォロー続ける」
『朝日新聞』朝刊 2003/05/15
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 加賀乙彦・2002「ハンセン病」

加賀乙彦(かが・おとひこ/作家。1929年生まれ)
「『ハンセン病文学全集』刊行始まる/戦後の暗部照らし 衝撃/凄惨 切実な願望 ユーモアも」
 ※同全集は皓星社刊。
『朝日新聞』朝刊 2002/08/28
 賀来正俊・2002「突然死」
賀来正俊(かく・まさとし/医師。神戸スポーツアカデミー代表)
「私の視点/スポーツ突然死/「健康」な人にも潜む危険」
 ※「このところ「スポーツ突然死」の不幸が相次いだ。11月21日、高円宮様がスカッシュの練習中に急逝された。その2日後には、京都・福知山や名古屋のマラソン大会で、計3人の参加者が倒れて死亡した。」「大会主催者には、万全の準備が求められる。症状が出てから5分以内に応急措置をすれば、かなりの割合で命を救える。」
『朝日新聞』朝刊 2002/12/03
 ※→これらの死亡者たちの場合、「5分以内」に「応急措置」が施されていたのかどうかについては書いていません。また、筆者の言う「応急措置」に、医師でなくてもできる心肺蘇生法が含まれるのかどうかも不明。
・掛札 堅(かけふだ・つよし)

 掛札堅・2001「ヒト幹細胞」

掛札 堅(NIH元主任研究員)
「NIH(米国立保健研究所)物語/ヒト幹細胞」
 ※2001年8月9日、ブッシュ大統領は「既存の64株の一部に限ってNIHの研究資金を出すことを決めた。… 科学が政治を動かした。」
『朝日新聞』朝刊 2001/09/11
 掛札堅・2001「ガイドライン」
掛札 堅(NIH元主任研究員)
 「NIH(米国立保健研究所)物語/ガイドライン」
 ※「NIHの業務の一つに医療や生命医科学のガイドライン作成がある。最前線の科学情報を集め、最も安全、有効な治療法を選択し、NIHガイドラインとして世界に流している。」
『朝日新聞』朝刊 2001/09/13
 掛札堅・2001「知的財産」
掛札 堅(NIH元主任研究員)
「NIH(米国立保健研究所)物語/知的財産」
『朝日新聞』朝刊 2001/09/16
 掛札堅・2001「臨床センター」
掛札 堅(NIH元主任研究員)
「NIH(米国立保健研究所)物語/臨床センター」
『朝日新聞』朝刊 2001/09/18
 掛札堅・2001「日米協力」
掛札 堅(NIH元主任研究員)
「NIH(米国立保健研究所)物語(おわり)/日米協力」
 ※1965年発足の「日米医学協力計画」(第二次大戦中の東南アジアでの熱帯病、感染病が対象)について。
 『朝日新聞』朝刊 2001/10/18
・樫田秀樹(かしだ・ひでき)

 樫田秀樹・2001「薬害ヤコブ」

樫田秀樹(ルポライター)
「薬害ヤコブ病裁判結審/患者や家族を救うために」
『週刊金曜日』9巻33号(通巻385号)056-058頁 2001/09/07
 樫田秀樹・2003「ハンセン病」
樫田秀樹(フリーライター)
 「まだ終わっていないハンセン病問題:社会復帰の環境づくりと非入所者への保障が必要」
 ※キーワード:第6回ハンセン病問題対策協議会、多摩全生園、全国ハンセン病療養所入所者協議会(全療協)、東日本退所者の会。
『週刊金曜日』11巻16号(通巻467号)057-059頁 2003/04/25
 樫田秀樹・2003「人間復興」
樫田秀樹(ルポライター)
「人間復興のまちづくり:ハンセン病療養所・栗生楽泉園の取り組み」
 ※キーワード:群馬県草津町、国民医療研究所、ハンセン病問題検証会議、栗生楽泉園とまちのあすを創る会。
『週刊金曜日』11巻36号(通巻487号)030-031頁 2003/09/26
 梶田叡一・2003「胎児の人権」
梶田叡一(聖ウルスラ学院理事長)《顔Ph有》
「けやき並木/胎児の人権」
 ※「「女には生むか生まないか決定する権利があるといった主張」の「最大の問題は、胎児の生命は「生かすも殺すも自分の自由」という考え方であろう。」
『河北新報』朝刊 2003/09/11
 片田範子・1994「看護」
片田範子(兵庫県立看護大学教授)
「(第1章患者中心の医療とは/1.8)医療の現状:看護の立場から」
 ※看護の立場から倫理的課題について述べる。
星野一正・1994『生命倫理』037-041頁 1994/04/30
 片田範子・1994「腎移植」
片田範子(兵庫県立看護大学教授)
「(第2章先端医療の人為的介入/2.3)腎移植とQOL」
星野一正・1994『生命倫理』059-061頁 1994/04/30
 片田範子・1994「子どもの死」
片田範子(兵庫県立看護大学教授)
「(第3章ターミナルケア・死の迎え方/3.6)子どもの死」
星野一正・1994『生命倫理』114-118頁 1994/04/30
 片田範子・1994「痛みと子ども」
片田範子(兵庫県立看護大学教授)
「(第4章生と性をめぐる問題/4.6)痛みと子どもの主張」
星野一正・1994『生命倫理』157-160頁 1994/04/30
・片平洌彦(かたひら・きよひこ)

 片平洌彦・2002「薬害ヤコブ病」

片平洌彦(東洋大学社会学部社会福祉学科教授。医療福祉論専攻。1944年生まれ)
「薬害ヤコブ病:国と企業の責任を問う」
『世界』699号133-140頁 2002/03/01
 片平&松山・2002「薬害ヤコブ病」
片平洌彦(かたひら・きよひこ/東洋大学、社会医薬福祉学)、
松山順子(まつやま・じゅんこ/東洋大学大学院、看護学)、
小松喜子(こまつ・よしこ/北小岩薬局、薬学)、
浅川久恵(日本社会薬学会、薬学)、
牧野忠康(まきの・ただやす/日本福祉大学、保健福祉学)
「薬害ヤコブ病の加害責任と今後の研究・運動課題」
 ※「筆者らは、1997年以来、薬害ヤコブ病の被害実態や、加害責任に関わる諸事実の解明を行い、また、恒久対策のあり方を模索して、学会や研究集会、そして学会誌等に報告してきた(片平は、その結果を東京・大津地裁で証言した).」(034頁)
『日本の科学者』37巻3号(通巻410号)034-039頁 2002/03/01
・勝村久司(かつむら・ひさし)

 勝村久司・2000「論壇」

 勝村久司・2002「明細書」
勝村久司(「医療情報の公開・開示を求める市民の会」事務局長)
「(小泉改革中間決算! 理由なき「痛み」と実りなき「改革」)医療制度改革/「明細書」提示で医療費の透明化を」
『週刊金曜日』10巻3号(通巻404号)018-020頁 2002/01/25
 勝村久司・2003「虫歯」
勝村久司(「医療情報の公開・開示を求める市民の会」事務局長)
「〔インタビュー記事〕(ドクター・ハラスメント5/歯科医編)治療費の内容を知るのは消費者の「権利」」
 ※まとめ:編集部・大西文恵。
『週刊金曜日』11巻34号(通巻485号)013頁 2003/09/12
 勝目卓朗・1986「医の倫理」
勝目卓朗(杏林大学教授(分子生物学、臨床生化学)。杏林大学保健学部長。1925年生まれ)
「医の倫理および生命倫理の基礎」
 ※杏林大学保健学部における講義を加筆修正したもの。
勝目卓朗・1986『医の倫理』001-084頁 1986/04/10
・加藤和人(かとう・かずと/1961年生まれ)

 加藤和人・2002「クローン」

加藤和人(かとう・かずと/京都大学人文科学研究所・文化研究創成研究部門・助教授。理学博士)
「(特集:生命科学の最先端)ヒトクローン胚と幹細胞研究:いま、考えるべきことは何か」
『世界』699号088-098頁 2002/03/01
 加藤和人・2002「クローン規制」
加藤和人(京都大学助教授(科学コミュニケーション論))
「私の視点/クローン/規制と議論 進める契機に」
 ※『私は、動物の個体発生にかかわる生命科学の現場に長くいた後、現在は科学と社会の接点に関する研究をしている。」
『朝日新聞』朝刊 2002/12/25
 加藤尚武・2000「経済教室」
加藤尚武(京都大学教授)
「経済教室/生命科学 新たな地平?/生命倫理に国際統一基準/全研究機関に適用/人体組織の商品化抑制を」
『日本経済新聞』朝刊 2000/09/22
 加藤友朗・2003「脳死判定」
加藤友朗(かとう・ともあき/大阪大学病院医師。移植外科医)
「直言/小児の脳死判定に脳血流測定を」
 ※「臓器移植法で15歳以上とされている脳死ドナーの年齢を引き下げることの是非が問われている。」
『朝日新聞』朝刊 2003/03/26
 金森修・2004「生命倫理」
金森 修(かなもり・おさむ/東京大学教授(科学思想史専攻)。1954年生まれ)《顔Ph有》
 「時流自論/生命倫理 科学の足かせか」
 ※「私はここ数年、国の胚性幹細胞(ES細胞)研究の審査委員会の委員を務めている。」
『朝日新聞』朝刊2004年9月19日付 2004/09/19
・加沼戒三(かぬま・かいぞう)

 加沼戒三・2002「チクロピジン」

加沼戒三(長野県美麻村国民健康保険診療所医師)
「私の視点/薬害/チクロピジンの追及を」
 ※キーワード:塩酸チクロピジン(脳梗塞の予防薬)、緊急安全性情報、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、無顆粒球症、肝障害、アスピリン、薬価。
『朝日新聞』朝刊 2002/09/15
 加沼戒三・2003「狂犬病」
加沼戒三(長野県美麻村国民健康保険診療所医師)
「私の視点/狂犬病/無駄な予防接種をやめよ」
 ※キーワード:ウイルス感染症、ワクチン、輸入動物、抗狂犬病免疫グロブリン、補助金。
『朝日新聞』朝刊 2003/03/27
※→同紙4月17日付掲載・源宣之・2003「狂犬病」が反論。
 鎌田實・2003「病院経営」
鎌田 實(かまた・みのる/諏訪中央病院管理者。東京医科歯科大臨床教授)
「私の視点/病院経営/「温かい医療」と両立したい」
『朝日新聞』朝刊 2003/03/01
 神里彩子・2004「着床前診断」
神里彩子(かみさと・あやこ/科学技術文明研究所研究員・法政大学非常勤講師)《顔Ph有》
「私の視点/着床前診断/明確な基準づくりが急務」
 ※「現在、日本には日本産科婦人科学会の会告があるのみで、着床前診断を規制する法律や国の指針はない。」
『朝日新聞』朝刊 2004/03/31
 上村幸治・2003「SARS」
上村幸治(かみむら・こうじ/毎日新聞中国総局長)
「(特集:SARS 21世紀中国の凶兆)江沢民が行方をくらました:二重権力の暗闘」
 ※キーワード:胡錦濤国家主席(共産党総書記)、張文康衛生相、WHO。
『文芸春秋』81巻8号282-289頁 2003/07/01
・粥川準二(かゆかわ・じゅんじ/1969年生まれ/ウェブサイト:Web KAYUKAWA http://www.jca.apc.org/~kayukawa/)

 粥川準二・1998「クローン研究」

粥川準二(フリージャーナリスト)
「(クローンの謎とその真実)進むクローン研究 その「本当の」わけ」
『週刊金曜日』6巻49号(通巻253号)014-017頁 1998/12/18
 粥川準二・1999「試験管」
粥川準二(フリーライター)
「(人体商品化の時代)試験管から臓器が芽生える日」
『週刊金曜日』7巻29号(通巻283号)115-018頁 1999/07/30
 粥川準二・2000「ヒトゲノム」
粥川準二(フリージャーナリスト)
「(人権侵す「ヒトゲノム」ビジネス)国家主導で進むプライバシー侵害」
『週刊金曜日』8巻26号(通巻330号)022-023頁 2000/07/14
 粥川準二・2002「立花隆」
粥川準二(科学ジャーナリスト)
「(PART3 科学憑き、宇宙憑き)生命工学/立花隆の「バイオテクノロジー論」は「旧石器発掘ねつ造」事件なみ!」
 ※「バイオの時代を迎えて、優生学が復活したとよく言われる。立花隆という「知の巨人」がいまだに世間で受け入れられているところを見ると、新優生学はすでに一般社会に浸透し始めているのかもしれない」(162頁)
別冊宝島・2002『立花隆』146-162頁 2002/02/07
 粥川準二・2002「環境ホルモン」
粥川準二(科学ジャーナリスト)
「(PART3 科学憑き、宇宙憑き)エコロジー/『環境ホルモン入門』が『疑似科学入門』になった理由」
 ※「立花隆の環境ホルモン論」でわかることの一つとして、「立花がそうしたことを「異常」とみなしていること、つまり立花の価値観、生命観にそぐわない事態に勝手に危機感を持っていること、である。たとえば同性愛を異常とみなしているようだが、それが異常などではなく、多様な性のあり方の一つにすぎず、文化によって異なる扱いを受けてきたことは、歴史的な事実である。(173頁)
別冊宝島・2002『立花隆』163-174頁 2002/02/07
 粥川準二・2002「クローン」
粥川準二(ジャーナリスト。1969年生まれ)
「クローン人間騒ぎで隠された本当の危険」
 ※日本再生医療学会のヒトクローン胚研究解禁論では、「肉体的・精神的負担は女性だけに偏ってかかることになる。」
『週刊金曜日』10巻25号(通巻426号)024-026頁 2002/06/28
 河合雅雄・2001「私の視点」
河合雅雄( かわい・まさを/兵庫県立人と自然の博物館館長、京大名誉教授(霊長類学))
「私の視点 ウイークエンド/人類の未来/進化法則から外れた先は」
『朝日新聞』朝刊 ☆2001/06/23
 河口洋行・2003「混合診療」
河口洋行(かわぐち・ひろゆき/国際医療福祉大学助教授。英ヨーク大医療経済学修士、1965年生まれ)《顔Ph有》
「経済教室/混合診療こそ特区で試せ/「株式会社」より重要/効率性以外も幅広く実験」
『日本経済新聞』朝刊 2003/06/06
 河崎一夫・2002「医学生」
河崎一夫(かわさき・かずお/前金沢大学付属病院長)
「私の視点/医学生へ/医学を選んだ君に問う」
『朝日新聞』朝刊 2002/04/16
 ※→同紙2002年6月10日付「私の視点 その後」にて、掲載後の反響の報道あり。
 川田悦子・2002「医薬行政」
川田悦子(かわだ・えつこ/衆院議員)
「私の視点/医薬行政/開発・審査の統合は危険」
 ※「医薬品や医療器具の研究開発、審査、安全対策、被害救済の4部門を統合し、一つの独立行政法人に担わせる「医薬品医療機器総合機構法案」が今国会に提出されている。」
『朝日新聞』朝刊 2002/11/15
 川田&新井・2001「組織の圧力」
川田悦子(かわた・えつこ/衆議院議員)、
新井秀雄( あらい・ひでお/国立感染症研究所主任研究官)
「(内部告発のすすめ)対談/組織の圧力に負けるな! 告発者を守る法律が必要」
『週刊金曜日』9巻15号(通巻367号)018-021頁 2001/04/20
 河田昌東・2003「遺伝子」
河田昌東(かわた・まさはる/名古屋大学理学部助手。「遺伝子組み換え情報室」代表者)
 「危険な医薬品用遺伝子組み換え/コーンからワクチン!?」
 ※キーワード:プロデイジーン社、薬用GM作物、市民団体「米国地球の友」、バイオテクノロジー企業連合。
『週刊金曜日』11巻13号(通巻464号)058-059頁 2003/04/04
 川田龍平・1998「薬害エイズ」
川田龍平
「薬害エイズと闘って見えてきたもの」
 ※1998年2月・メディア総研主催の「第2回全国視聴者交流集会」での講演をまとめたもの。報道についても言及あるため、「医療」と「報道」の双方に掲載。
『放送レポート』152号010-018頁 1998/05/01
 川田龍平・2001「リュウヘイ・011」
川田龍平(かわだ・りゅうへい/東京HIV訴訟原告)
「若きリュウヘイの悩み 第11回/やっぱりよくない!!」
 ※2001年9月28日・薬害エイズ訴訟厚生省ルートの判決で。
 ※「この判決には、血液製剤問題小委員会の誤りや非加熱製剤の臨床試験の遅れの問題にも触れられていないし、血友病患者が血液製剤がなければ死ぬかのような、間違ったイメージをもっていることなど納得できない点が多くある。」(046頁)
『週刊金曜日』9巻39号(通巻391号)046頁 2001/10/19
・河原ノリエ(かわはら・のりえ)

 河原ノリエ・2001「カラダの情報」

河原ノリエ(文筆業。『ゲノムと生きる』執筆中)
「(個人情報保護法いらない 第4弾)かすめとられるあなたのカラダの情報:医学界が欲しがる理由」
 ※「個人情報保護法の学術の除外規定の疑義を唱えることで、内輪の論理だけで進行していこうとする生命科学のありようを、もう一度立ち止まって、静かに考える機会となることを願っている。」(047頁)
『週刊金曜日』9巻第36号(通巻388号)044-047頁 2001/09/28
 ※→これについて、同誌10月26日号で、大島明・2001「がん登録」
 河原ノリエ・2001「人間の細胞」
河原ノリエ(文筆業。「生命科学における個人情報を考える会」世話人。『ゲノムと生きる』執筆中)
「人間の細胞は売ってもいいの?:ヒト細胞競売事件の向こうに見えるもの」
 ※競売・落札されたのは日本ヒト細胞学会理事長の奥村秀夫氏が所有していたもの。「今回の細胞は地方の国立大学を転々としたらしいが、もともとの流出先は都内の某私立医大の産婦人科と噂されている。」(047頁) 「大切なことは、細胞が売られているということの是非にとらわれることではなく、自分たちの暮らし全体を俯瞰して考えることだ。」(048頁)
『週刊金曜日』9巻45号(通巻397号)046-048頁 2001/11/23
※→山口研一郎・2002「再生医療」が批判。
 河原ノリエ・2002「先端医療」
河原ノリエ(フリージャーナリスト)
「命の始まりについて考えよう(上)/先端医療はどこまでいくのか」
 ※「私は小児科医と産婦人科医の命への眼差しの違いに愕然としたことがある。小児科医にとっては、命は是が非でも守り抜くもの。一方、産科医にとって第一に守るべきものは母体であり、「新しい命はまた今度の妊娠で作ればいい」と言われた。産科医に生命の萌芽の尊厳を問うのは難しいかもしれない。」
『週刊金曜日』10巻4号(通巻405号)068-071頁 2002/02/01
 河原ノリエ・2002「クローン」
河原ノリエ(フリージャーナリスト)
「命の始まりについて考えよう(下)/クローン技術がぼやかす命の線引き」
『週刊金曜日』10巻6号(通巻407号)034-037頁 2002/02/15
 河原ノリエ・2002「体にまつわる」
河原ノリエ(文筆業。「生命科学における個人情報の使われ方を考える会」世話人。1961年生まれ)
 「(特集:生命科学の最先端)私たちの体にまつわる情報はどのように扱われるべきか?:市民社会から生命科学への問い」
『世界』699号123-132頁 2002/03/01
 川渕圭一・2001「研修医」
川渕圭一(かわふち・けいいち/内科医。さいたま市在住)
「私の視点/研修医制度/患者と向き合う診療を中心に」
 ※2001年8月、大阪地裁堺支部での大学病院研修医過労死事件判決について。
 ※「私は工学技術者として民間企業に勤めた後、5年前に37歳で医師になり、大学病院で計4年研修医として働いた。社会経験があり、部外者の視点を持ったまま医師になった私にとって、大学病院は一般常識の枠を超えていた。」「2004年から臨床研修が必修化される。厚生労働省は、研修医の労働時間、給与について、人間的な生活を送れるよう待遇改善してほしい。」
『朝日新聞』朝刊 2001/10/31
 川村邦光・2002「ハンセン病」
川村邦光(大阪大教授)
「〔書評〕ハンセン病文学全集第1巻 小説一(北條民雄ほか著)/重い描写が抱え込む深い絶望」
『朝日新聞』朝刊 2002/10/13
 神原秀記・2003「ヒトゲノム」
神原秀記(かんばら・ひでき/日立中央研究所技師長)
「〔インタビュー記事〕ひと/ヒトゲノム解読の「陰の立役者」と言われる/神原秀記さん(58)/「発明改良」分野での紫綬褒章も決まり、「大変感激しています」」
 ※聞き手:行方史郎。
『朝日新聞』朝刊 2003/05/01
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<き>

 木沢哲彦・2002「心神喪失者」

木沢哲彦(きざわ・てつひこ/ライター。1968年生まれ)
「差別と偏見あおる心神喪失者の新処遇法案」
 ※大阪精神障害者連絡会「ぼちぼちクラブ」代表の塚本正治氏へのインタビューが中心。
 ※同時掲載:吉岡隆一・2002「再犯」【医療】。
『週刊金曜日』10巻20号(通巻421号)028-031頁 2002/05/31
 木田盈四郎・2002「サリドマイド」
木田盈四郎(医師。東京都中野区。72歳)
 「声/サリドマイド13万錠も輸入」
 ※サリドマイドが「2、3年前から」「「がんに効く」として輸入され、国内で医師が患者に使っている。〔改行〕 私はサリドマイド被害者の福祉財団「いしずえ」の顧問をしている立場から警告を発したい。」
『朝日新聞』朝刊 2002/09/07
※→これへの反論が9月12日付掲載の 赤堀永林・2002「サリドマイド」
  北川豊・1985「不合理」  木沢哲彦・2002「予防拘禁」
木沢哲彦(きざわ・てつひこ/ジャーナリスト)
「予防拘禁の枠組みは変わらない:心神喪失者処遇法案」
『週刊金曜日』10巻50号(通巻451号)032頁 2002/12/20
・北 健一(きた・けんいち)

 北健一・2002「医薬品」

北 健一(ジャーナリスト。日本ジャーナリスト会議会員。1965年生まれ)
「医薬品審査の迅速化に高まる懸念:アロセトロンの“警鐘”」
 ※キーワード:米食品医薬品局(FDA)、英国医師会発行『BMJ』、過敏性腸症候群治療薬「アロセトロン」、独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」構想、川田悦子衆院議員、小池晃参議院議員、ヤコブ病サポートネットワーク事務局。
『世界週報』83巻49号(通巻4078号)053-055頁。 2002/12/24
 北健一・2002「ハンセン病」
北 健一(1965年広島県生まれ)
 「ドキュメント裁判/ハンセン病“人間回復判決”の前と後:元患者らの影と光」
『法学セミナー増刊Causa』1号062-065頁 2002/06/30
 北澤京子・2003「治験」
北澤京子(きたざわ・きょうこ/『日経メディカル』副編集長)
「患者にとって「治験」とは?」
 ※図「新しい薬ができるまで」(035頁)含む。
 ※キーワード:医薬品の臨床試験の実施の基準(GCP)、ソリブジン事件、全国治験活性化三カ年計画(厚生労働省)、治験論文公表義務化復活。
『週刊金曜日』11巻12号(通巻463号)034-036頁 2003/03/28
 城戸良弘・2000「医療側」  木村道子・2004「臓器移植」
木村道子(きむら・みちこ/米国立衛生研究所神経内科医)《顔Ph有》
 「私の視点/臓器移植/緩和より脳死概念の浸透を」
 ※「脳死判定後は尊厳死へと移行し、一律に人工呼吸器を外す」ことを主張。
『朝日新聞』朝刊 2004/05/13
・木村利人(きむら・りひと)

 木村利人・1994「患者の権利」

木村利人(早稲田大学人間科学部教授)
「(第1章患者中心の医療とは/1.7)患者の権利とは何か:バイオエシックスと患者の権利の考え方」
星野一正・1994『生命倫理』032-036頁 1994/04/30
 木村利人・1994「ヒト・ゲノム」
木村利人(早稲田大学人間科学部教授)
「(第2章先端医療の人為的介入/2.9)ヒト・ゲノム解析研究の問題点」
星野一正・1994『生命倫理』085-088頁 1994/04/30
 木村利人・1994「成熟死」
木村利人(早稲田大学人間科学部教授)
「(第3章ターミナルケア・死の迎え方/3.8)高齢化社会とバイオエシックス:成熟死をめぐって」
星野一正・1994『生命倫理』124-128頁 1994/04/30
 木村利人・2002「生殖医療」
木村利人(早大人間科学部教授。バイオエシックス)
「〔インタビュー記事〕生殖医療 いのちをつくる技術 (11)/専門家に聞く/限界考え社会的合意作る時」
『朝日新聞』朝刊 2002/06/12
 木村利人・2002「バイオエシックス」
木村利人(早稲田大学人間科学部教授。1934年生まれ)
「自分と出会う/バイオエシックスへの出発」
 ※チュラロンコン大学(タイ)、サイゴン大学(ベトナム)、ジュネーブ大学エキュメニカル大学院(スイス)、ハーバード大学(米)、ジョージタウン大学(米)などでの体験から。
『朝日新聞』朝刊 2002/07/16
 桐山秀樹・2000「ビル・ジョイ」
桐山秀樹(きりやま・ひでき/ノンフィクション作家)
「ビル・ジョイが見た暗黒郷(ディストピア):“コンピュータの天才”はなぜ科学の進歩を恐れたか」
『Voice』2000年11月号124-134頁 2000/11
<く>

 櫛毛冨久美・2003「医療過誤」

櫛毛冨久美(くしげ・ふくみ/赤ちゃんの急死を考える会(Infant Safety Alliance)事務局長)
「(納得できない裁判)過酷な医療過誤裁判を経験して」
新倉修・2003『裁判員』【行政】040-041頁 2003/02/01
 久住秀司・2003「被害者保護」
久住秀司(くすみ・ひでじ/会社員)
「私の視点/家庭内暴力/被害者保護に法整備急げ」
 ※キーワード:ドメスティック・バイオレンス(DV)防止法、健康保険証、「被保険者証明書制度」案、社会保険事務所。
『朝日新聞』朝刊 2003/05/03
 久保みずえ・2000「薬手帳」
久保みずえ(くぼ・みずえ/薬剤師、千葉県在住)
「論壇/薬手帳の義務化が生命を守る」
『朝日新聞』朝刊 2000/12/26
 熊本放送・2003「水俣病」
熊本放送(製作著作)
「ドキュメンタリー台本/熊本放送/「水俣病 空白の病像」(2002年11月25日放送)」
 ※2001年10月開催の国際水銀会議(水俣市)を機に。日本での水俣病の医学研究が遅れたことについて。
『放送レポート』184号038-059頁 2003/09/01
 倉持武・2000「臓器移植」
倉持 武(くらもち・たけし/松本歯科大学専任講師)
「(特集/生命倫理)臓器移植を考える」
『日本の科学者』35巻9号010-014頁 2000/09/01
 栗原&島・2004「人の胚」
栗原千絵子(くりはら・ちえこ/コントローラー委員会)、
(ぬで)次郎(ぬでしま・じろう/科学技術文明研究所)、
光石忠敬(みついし・ただひろ/光石法律特許事務所)
「ロー・ジャーナル/生命倫理と法/人の胚の「利用」はどこまで許されるか:迷走する政策論争への緊急意見」
『法学セミナー』2004年3月号(49巻3号・通巻591号)060-064頁 2004/03/01
 黒岩宙司・2002「注射器」
黒岩宙司(くろいわ・ちゅうし/東京大学大学院助教授(感染症対策))
「私の視点/使い捨て注射器/途上国で環境汚染の危険」
 ※「99年に世界保健機関(WHO)、国連児童基金(ユニセフ)、国連人口活動基金が、03年までに全世界の注射器をAD注射器にすると共同声明を出した。」
『朝日新聞』朝刊 2002/10/12
※→10月26日付で隅田英亮・2002「注射器」が反論。
 黒川清・2004「株保有」
黒川 清(くろかわ・きよし/日本学術会議会長)《顔Ph有》
「私の視点/治験と株保有/強制力ある規制が必要」
 ※米国では「対象企業の株を一定額保有する医師や研究者は治験に関与できない。その保有株の上限は、米国食品医薬品局(FDA)の規則では5万ドルで米国国立保健研究所(NIH)のガイドラインではさらに厳しく1万ドルとなっている。」
『朝日新聞』朝刊 2004/07/30
 黒崎昇次・2003「療養費」
黒崎昇次(くろさき・しょうじ/大学職員)《顔Ph有》
「私の視点/高額療養費/申請なくとも自動払いに」
『朝日新聞』朝刊 2003/06/18
・黒須三惠(くろす・みつやす/1951年生まれ)

 黒須三惠・2000「生命倫理」

 黒須三恵・2003「遺伝子情報」
黒須三恵(日本医科大学講師(医学、生命倫理))
「(特集:ヒトゲノム)遺伝子情報における生命倫理問題」
 ※キーワード:遺伝子情報、生命倫理原則、保険、受精卵診断、生命の尊厳。
『日本の科学者』38巻1号(通巻420号)022-027頁 2003/01/01
 黒田浩一郎・1998「ホスピス」
黒田浩一郎(くろだ・こういちろう/神戸女学院大学総合文化学科教授。専攻領域:医療社会学)
「(第7章)ホスピス」
佐藤&黒田・1998『医療神話』191-216頁 1998/01/30
 黒田洋一郎・2001「科学をよむ」
黒田洋一郎(くろだ・よういちろう/東京都神経科学総合研究所参事研究員)
「科学をよむ/ヒト遺伝子が問う人間観/環境と複合的に作用」
『朝日新聞』朝刊 ☆2001/03/23
<け>

<こ>

 小出邦夫・2003「誰の子」

小出邦夫(法務省民事局参事官)《顔Ph有》
「この子誰の子?」
 ※キーワード:生殖補助医療、不妊治療、親子関係。
『民事月報』58巻7号003-006頁 2003/07/15
 河野洋平・2002「肝移植」
河野洋平(こうの・ようへい/衆議院議員。自民党。元外相)
「私の視点/肝移植/息子から臓器を提供されて」
 ※「4月半ばに信州大学付属病院で長男・太郎をドナーとした生体肝移植手術を受けました。」
『朝日新聞』朝刊 2002/05/11
 神美知宏・2003「ハンセン病」
神美知宏(こう・みちひろ/1995年から全国ハンセン病療養所入所者協議会事務局長。多摩全生園)
「〔インタビュー記事〕ひと/全国ハンセン病療養所入所者協議会事務局長/神美知宏さん(69)/「国が真剣に取り組もうとしているとは、いまも感じられません」」
 ※聞き手:寺崎省子。
『朝日新聞』朝刊 2003/05/12
 小島恭子・2000「看護現場」
小島恭子(北里大学病院看護部長)
 「(第4編 危機管理意識の覚醒:医療事故防止システムの構築)第2章 看護現場におけるリスクマネジメント」
2000『医療白書』241-251頁 2000/11/10
 古庄知己・2003「医師も」
古庄知己(こしょう・ともき/信州大学医学部付属病院遺伝子診療部)
「〔インタビュー記事〕(特集:ドクターハラスメント4/女性は「産む道具」じゃない!)医師も悩んでいます/信州大学医学部付属病院遺伝子診療部 古庄知己さんに聞く」
 ※聞き手:編集部・小長光哲郎。
 ※キーワード:重度障害新生児、告知、厚生労働省・成育医療研究班の「ガイドライン案」。
 ※同時掲載:櫻井浩子・2003「障害」
『週刊金曜日』11巻29号(通巻480号)017頁 2003/08/01
 後藤仁敏・2003「ドクハラ」
後藤仁敏(鶴見大学短期大学教授。56歳)
「あの記事にひと言/進行した虫歯を治療するのはドクハラか?」
 ※同誌2003年9月12日付掲載:岡田&安田・2003「虫歯」への批判。
『週刊金曜日』11巻37号(通巻488号)058頁 2003/10/03
 小西宏・2000「ゲノム情報」  小浜逸郎・2002「脳死論」
小浜逸郎(こはま・いつお/批評家。1947年生まれ)
「(PART2 ジャーナリスト失格!)脳死/その脳死論・死体リサイクル論が物語る「おかしな人間観」
 ※「この稿では、立花氏の脳死論が、果たして人間の死の問題に関して、その膨大な執筆エネルギーに匹敵するだけの豊かな見識を提出しえているのかどうかに焦点を当てて、検証してみたい。」(061頁)
別冊宝島・2002『立花隆』061-075頁 2002/02/07
 小早川義尚・1998「開業医」 ※小早川義尚・1995「開業医」は誤記。
小早川義尚(九州大学)
「書評/西村有史著『開業医が歩んだ長い道 --- エイズ患者診ます』青木書店 1997年9月発行 1400円(税別)」
 ※「さて,著者は,HIV感染者が日常的な医療を受けられるようにと,全国組織の「HIVとつきあう開業医の会」を1996年の秋に設立し,その代表を務めながら地域のなかで患者と共に生きる医療の実践に取り組んでいる内科医である.」(050頁)
『日本の科学者』33巻6号(通巻365号)050頁 1998/06/01
 小林三世治・2002「遺伝情報」
小林三世治(日本保険医学会会長。大手生保会社勤務)
「焦点!どうする遺伝情報と保険/適正な評価は不可欠」
 ※「将来、遺伝子検査が血液検査や尿検査並みに普及した時にその結果を保険会社が知ることができなければ、保険料設定に影響する可能性がある。」
『朝日新聞』朝刊 2002/06/21
※同時掲載:武部啓・2002「遺伝情報」【医療】
 小林洋二・2001「ハンセン病」
小林洋二(らい予防法違憲国賠訴訟 西日本弁護団)
 「やっと人間に戻れたぞ!:ハンセン病政策90年の歴史を断罪した熊本地裁判決が確定」
『青年法律家』365号002-006頁 2001/06/25
 小林玲子・2003「SARS」
小林玲子(財団法人自治体国際化協会シンガポール事務所所長補佐。東京都派遣)
「海外の行政施策/シンガポールのSARS対策」
 ※「ところが隔離命令を守らない者が出たため、四月一〇日、保健省は商工業保安公社(政府警備会社)と協力し、隔離者の自宅に監視カメラを設置すると発表した。」(026頁)
『自治体国際化フォーラム』169号024-026頁 2003/10/15
 駒沢伸泰・2002「医療者」
駒沢伸泰(こまざわ・のぶやす /大阪大学医学部医学科3年。先端科学技術共同センター竹田研究室。1980年生まれ)《顔Ph有》
「(特集:がんを語る --- 病とどう向き合うか)医療者と患者間の架け橋になることを願って」
 ※聞き手:本誌・片岡友理。
 ※著書『阪大医学生が書いた やさしい「がん」の教科書』(PHP研究所)について。
『正論』364号344-350頁 2002/12/01
 小松美彦・1999「生命操作事典」
小松美彦( こまつ・よしひこ/玉川大学助教授、科学史専攻)
「書評『生命操作事典』/バイオテクノロジーに個人が立ち向かうために」
『週刊金曜日』7巻17号(通巻271号)038-039頁 1999/05/14
 小宮山彌太郎・2000「論壇」  小薮幹夫・2000「医薬品」
小薮幹夫(こやぶ・みきお/大阪府保険医協会主幹、大阪社会保障推進協議会事務局次長)
「(特集:医療と薬)国民のための医薬品のあり方」
 ※キーワード:高薬価、医薬品監視、コクラン共同計画。。
『日本の科学者』35巻10号(通巻393号020-024頁 2000/10/01
 小山博記・1997「各種の宣言」
小山博記(こやま・ひろき/大阪府立成人病センター副院長)
「(1.インフォームド・コンセントの基本)2.インフォームド・コンセントに関する各種の宣言と報告」
岩永&正岡・1997『IC基本』014-021頁 1997/04/10
 近藤公人・2001「ヤコブ病」
近藤公人(滋賀・弁護士。薬害ヤコブ病大津訴訟参加)
「薬害防止・根絶につながるヤコブ病の判決を」
 ※「国(厚生省)は、過去の薬害事件にて反省し薬害防止を確約してきたにもかかわらず、薬害ヤコブ病で同じ過ちを繰り返しています。」(011頁)
『青年法律家』号外010-011頁 2001/09/30
・近藤 誠(こんどう・まこと/1948年東京生まれ)

 近藤誠・2001「怒りと涙」

近藤 誠(医師)
「夕暮れはまだ遠い 「団塊」50代の日々/医師 近藤誠(3)/怒りと涙を原点に」
 ※「患者の権利法をつくる会」と「医療事故調査会」。調査会の「7月の総会では、不公正な鑑定書をインターネットで公開することを決めた。」
『朝日新聞』朝刊 2001/09/19
 近藤誠・2003「心のゆとり」
近藤 誠(慶応大医学部講師)《顔Ph有》
「私がいる時間/近藤誠さんの午前5:00/ようやくできた心のゆとり」
 ※「僕が以前から実践してきた100%がん告知も乳がんの乳房温存療法もやっと当たり前になってきた。」
『朝日新聞』朝刊 2003/08/10
 近藤真言・2002「気管内挿管」
近藤真言(こんどう・まこと/静岡県・島田市民病院循環器科長)
「私の視点/気管内挿管/救命士の施療認める法を」
 ※島田市救急隊の経験を踏まえ、「この数字は、病院側が体制を敷き、対応するだけでは、蘇生率を上げても肝心の生存退院率の向上には直結しないことを示しています。」「秋田市の救命士が法律上できない救命行為を行っていたことよりも、無資格に置いている日本の体制自体に問題があることを指摘しなくては、救急医療の現状も改善しないでしょう。」
『朝日新聞』朝刊 2002/02/07
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<さ行>

<さ>

・最相葉月(さいしょう・はづき)

 最相葉月・2000「論壇」

 最相葉月・2002「クローン」
最相葉月(ノンフィクション作家)
 「eメール時評/ペット・クローンの危うさ」
 ※「クローン人間の是非を考えるとき、ペットのクローンは一つの防波堤のようなものだと指摘する声があった。」
『朝日新聞』朝刊 2002/03/10
 最相葉月・2002「医療個人情報」
最相葉月(ノンフィクション作家)
「私の視点/医療個人情報/保護法案では守れない」
 ※同紙3月21日付掲載の藤井昭夫・2002「個人情報」【行政】を批判。
『朝日新聞』朝刊 2002/03/23
 最相葉月・2003「予測と治療」
最相葉月(ノンフィクションライター)
 「最相葉月の遠めがね虫めがね/予測と治療のはざまで逡巡」
 ※「先日、米国遺伝病財団理事のアリス・ウェクスラーさんにお目にかかった。」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/23
 ※→同氏への朝日新聞記者によるインタビュー記事:ウェクスラー・2003「遺伝子診断」
 斎藤&中村・2003「鶴岡地区」
斎藤寿一(鶴岡地区医師会長)、
中村千春(山形県庄内保健所長)、
松原要一(鶴岡市立荘内病院長)、
三原一郎(鶴岡地区医師会理事・医療情報部長)
「座談会/鶴岡地区の未来像探る/医療の役割分担 緊密に連携」
 ※司会:宇津井俊雄(山形新聞鶴岡支社長)。
 ※「総合医療情報システム(愛称「Net4U)」などについて。
『山形新聞』朝刊 2003/02/26
 斎藤隆雄・1990「大学倫理」 ・斎藤 環(さいとう・たまき/1962年生まれ)

 斎藤環・2001「真実より驚き」

斎藤 環(さいとう・たまき/精神科医)
「「真実」より「驚き」求める社会/目立つ精神科医の発言/異様な事件の過剰解釈」
『山形新聞』夕刊 ☆2001/04/04
 斎藤環・2002「精神医学」
斎藤環(精神科医。医学博士)
「(PART3 科学憑き、宇宙憑き)脳・精神医学・哲学/知の超訳にファック! もうやめようよ「なんでも前頭葉」」
 ※「…僕がいちおう専門とする精神医学に近い領域では、なぜか立花氏は検証抜きの印象論ばかりを語り倒しているようにしか見えない。とりわけ、環境ホルモンがらみの言動はひどいの一語に尽きる。まるで、精神医学は科学でないと言わんばかりだ。」(180頁)
別冊宝島・2002『立花隆』175-189頁 2002/02/07
 斉藤みちる・2003「毒ガス」
斉藤みちる(さいとう・みちる/無職。神奈川県大和市。72歳)
 「声/毒ガス回収は亡き兄の思い」
 ※2003年9月19日付掲載の鈴木健・2003「毒ガス」を受けて。※「亡き兄は中国東北部(旧満州)で毒ガス研究に従事していたかもしれません。」「私の兄は民間の研究者から陸軍技術中尉に任官させられ、敗戦前年に関東軍司令部に転属しました。」
『朝日新聞』朝刊 2003/10/08
 才村真理・2003「子供の福祉」
才村真理(厚生労働省・生殖補助医療部会委員、帝塚山大人文科学部助教授(児童福祉))
「子供の福祉配慮の結論」
 ※同時掲載:記事「生殖医療の子 提供者の情報全面開示へ」、吉村泰典・2003「提供者」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/28
 佐伯浩治・2000「論壇」  佐伯孝範・2002「触法」
佐伯孝範(法務省大阪保護観察所保護観察官)
「触法精神障害者に対する新規施策について」
『青年法律家』374号013-014頁 2002/04/25
 酒井紀・2003「専門医」
酒井 紀(さかい・おさむ/1997年から学会認定医制協議会議長。2002年12月から中間法人・日本専門医認定制機構代表理事)《顔Ph有》
〔インタビュー記事〕「専門医制度/認定制機構代表理事酒井紀さんに聞く/遅れた日本の医師教育/甘い現在の認定基準/第三者機関の審査必要」
 ※聞き手:編集委員・出河雅彦。
『朝日新聞』朝刊 2003/09/21
・榊 佳之(さかき・よしゆき)

 榊佳之・2001「ヒトゲノム」

榊 佳之(理化学研究所ゲノム科学総合研究センター・プロジェクトディレクター。東京大学教授)
「インタビュー/出遅れたヒトゲノム解読 日本にチャンスはまだある」
 ※聞き手:本誌・大坪稚子。
 ※「…現状では遺伝子というプライバシーを保護する仕組みも、遺伝子診断の倫理基準も整っていない。」(151頁)。
『週刊ダイヤモンド』89巻12号(通巻3877号)150-151頁 2001/03/24
 榊佳之・2003「ヒトゲノム」
榊 佳之(2002年4月からヒトゲノム国際機構会長。1992年から東京大学医科学研究所教授、1998年から理化学研究所ゲノム科学総合研究センター・プロジェクトリーダー(現ディレクター)を兼任。1942年名古屋市生まれ)
「〔インタビュー記事〕ヒトゲノム解読完了/国際機構会長 榊佳之さんに聞く/どんな意義がある? 今後の研究目標は? 市民生活上の課題は何か?」
 ※聞き手:大牟田透。
 ※「現場で患者に説明をして理解を得て、というところはまだまだ努力が足りない。」
『朝日新聞』朝刊 2003/04/20
 佐賀千恵美・2001「論壇」  坂村健・2002「人体市場」
坂村 健(東大教授)
「書評/『人体市場:商品化される臓器・細胞・DNA』L・アンドルーズ、D・ネルキン[著]/医学や法律の迷路の先に、恐怖の地平」
『朝日新聞』朝刊 2002/09/29
 坂本徹也・2003「どうぶつ」
坂本徹也(さかもと・てつや/ペットジャーナリスト)
「動物のお医者さんのホント」
 ※キーワード:アニマル・ドクターハラスメント、獣医療、ヒューマン・アニマル・ボンド(人と動物の絆)、インフォームド・コンセント。
『週刊金曜日』11巻20号(通巻471号)046-049頁 2003/05/30
 坂本洋子・2002「ヤコブ病」
坂本洋子(さかもと・ようこ/元衆議院議員政策秘書。さいたま市在住)
「私の視点/ヤコブ病/医療用具被害に救済制度を」
 ※「一方で、医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構は、昨年12月に閣議決定した特殊法人などの整理合理化計画により、廃止・統合が予定されている。」
『朝日新聞』朝刊 2002/03/16
 坂本洋子・2003「少子化」
坂本洋子(さかもと・ようこ/民法改正情報ネットワーク)
「少子化対策基本法なんていらない」
 ※法案が少子化対策になっていない理由の「第二に、少子化対策に不妊治療が具体的に記述されている点。」(025頁)
『週刊金曜日』11巻23号(通巻474号)025頁 2003/06/20
※→少子化対策評として同時期の牧野恒久・2003「不育症」 【医療】との対比も興味深いです。
 佐木隆三・2003「医療訴訟」
佐木隆三(さき・りゅうぞう/作家)
「漂流 日本社会/「10年裁判」の医療訴訟で勝訴」
 ※2003年6月26日・福岡地裁小倉支部判決の小倉記念病院(朝日新聞厚生文化事業団経営)医療過誤訴訟でのインフォームド・コンセント判断について。被告側は控訴断念。
『世界週報』84巻28号(通巻4107号)046-047頁 2003/07/29
 櫻井浩子・2003「障害」
櫻井浩子(さくらい・ひろこ/「18トリソミーの会」代表)
「〔インタビュー記事〕(特集:ドクターハラスメント4/女性は「産む道具」じゃない!)障害が重い子もよく診てほしいのです」
 ※聞き手:編集部・小長光哲郎。
 ※キーワード:重度障害新生児、告知、厚生労働省・成育医療研究班の「ガイドライン案」。
 ※同時掲載:古庄知己・2003「医師も」
『週刊金曜日』11巻29号(通巻480号)016-017頁 2003/08/01
 桜井秀也・2002「医療特区」
桜井秀也(さくらい・ひでや/日本医師会常任理事。東京都中央区に診療所を開設、東京都医師会副会長などを経て現職に。1937年生まれ)
「〔インタビュー記事〕明日はどっちだ!commentary 158/医療「特区」の歪み:医療制度は社会主義的な政策である。経済活性化のために規制緩和してはいけない。」
 ※聞き手:本誌編集部・岡本進。
 ※「以前、NHKの討論番組に出演した時、赤字病院に経営コンサルタントを入れたら黒字に改善したという取材リポートを見せられました。何のことはない。不採算部門である小児医療と救急医療を病院が切り捨てただけなんですね。」(074頁)
『アエラ』780号074頁 2002/10/28
 佐倉統・2003「進化論・03」
佐倉 統(東京大助教授)
「私の進化論(3)/ヒトラー/個人の力超える「劇薬」」
『朝日新聞』朝刊 2003/11/01
 佐々木康綱・2003「イレッサ」
佐々木康綱(埼玉医大教授)
「使用した全患者の調査を」
 ※記事「「夢の抗がん剤」落とし穴」と同時掲載。
 ※キーワード:イレッサ(一般名「ゲフィチニブ」)、副作用、臨床試験、全例調査、腫瘍内科医。
『朝日新聞』朝刊 2003/02/14
 佐高信・2003「原田正純」
佐高 信(さたか・まこと)
「佐高信の人物メモワール(34)/原田正純」
 ※「……「先天性(胎児性)水俣病の臨床的疫学的研究」で日本精神神経学会賞を受けた原田は、一九七二年に熊本大学医学部の助教授となったが、その後、教授にあることはなかった。」
『週刊金曜日』11巻32号(通巻483号)028頁 2003/08/29
 サックス&カーター・2003「疾病」
ジェフリー・サックス(米コロンビア大教授。アナン国連事務総長特別顧問)、
ジョアン・カーター(NGO「RESULTS」政策局長)
「私の視点/疾病封じ込め/日本も基金に一層貢献を」
 ※キーワード:「エイズ、結核、マラリアと闘うためのグローバル基金」。
『朝日新聞』朝刊 2003/08/09
 佐藤和宏・2003「医師会」
佐藤和宏(宮城県柴田郡医師会副会長)
「論壇/医師会と地域医療/地道な活動通じて貢献」
 ※「以下、日常の医師会活動の一端をご紹介し、またなぜ誤解を生じるのかも考えてみたい。」
『河北新報』朝刊 2003/05/18
 佐藤秀峰・2002「熱血研修医」
佐藤秀峰(さとう・しゅうほう/漫画家)
「〔インタビュー記事〕熱血研修医を通して現代医療の問題を描く漫画家/佐藤秀峰さん(28)/息抜きは就寝前の酒。「いいリフレッシュ法はないですか」」
 ※聞き手:和田公一。
 ※マンガは「ブラックジャックによろしく」(講談社刊『モーニング』連載)。
『朝日新聞』朝刊 2002/11/23
・佐藤隆夫

 佐藤隆夫・2003「出生論・01」

佐藤隆夫(國學院大学名誉教授)
「新・法律エッセイ(1)/人とは何か --- 出生論(1)」
『戸籍時報』552号060-065頁 2003/02/10
 佐藤隆夫・2003「出生論・02」
佐藤隆夫(國學院大学名誉教授)
「新・法律エッセイ(2)/人とは何か --- 出生論(2)」
『戸籍時報』553号067-071頁 2003/03/10
 佐藤隆夫・2003「親子論・01」
佐藤隆夫(國學院大学名誉教授)
 「新・法律エッセイ(4)/人とは何か --- 親子論(1)」
『戸籍時報』554号061-066頁 2003/04/10
 佐藤隆夫・2003「親子論・02」
佐藤隆夫(國學院大学名誉教授)
「新・法律エッセイ(4)/人とは何か --- 人工出生の親子論(2)」
『戸籍時報』555号074-079頁 2003/05/10
 佐藤隆夫・2003「親子論・03」
佐藤隆夫(國學院大学名誉教授)
 「新・法律エッセイ(5)/人とは何か --- 人工出生の親子論(3)」 『戸籍時報』556頁062-067頁 2003/06/10
 佐藤哲男・2001「遺伝子研究」
佐藤哲男(さとう・てつお/HAB霊長類機能研究所所長、千葉大学名誉教授)
「私の視点/遺伝子研究/試料の海外依存 見直しを」
 ※「HAB霊長類機能研究所」は19「94年に研究者集団として設立された非営利機関」(千葉県白井市)。「ここでは米国の非営利機関から合法的なネットワークを通じて移植に適合しない肝臓の提供を受け、国内の研究機関に実費供給するサービスを続けている。この事業は外部の専門家を含む倫理委員会により厳重な審査体制の下で管理、運営されている。」
『朝日新聞』朝刊 2001/10/18
 佐藤年緒・・2003「新価値」
佐藤年緒(時事通信編集委員)
「(特集:科学技術創造立国ニッポン)生き残り競争から新価値生む力へ:小柴、田中さんが発したメッセージ」
 ※「今回の小柴さんのノーベル賞受賞を陰で支えた浜松ホトニクス」が現在「光技術を使って脳内のブドウ糖代謝を測定することで、治すことのできるアルツハイマーの診断装置を開発、癌の診断にも応用が利くという」としたうえで、「02年11月6日、東京で開かれた第2回産学官連携サミット」にて、「昼馬社長は「ぼけが発症する3年前の段階から分かる。これでぼけないで長生きできる日本人をつくる。死ぬまで働けると言えるし、老人医療費も要らなくなる」と、笑いながら研究への信念を紹介した。」(027頁)
『世界週報』84巻1号(通巻4080号)024-027頁 2003/01/14
 ※→「治すことのでき」ない「アルツハイマー」もあるという前提なのに、どうして「死ぬまで働ける」と言えるのかというのはともかく、この発想にも正直違和感を感じました。「ぼけ」る自由すら奪われるのかしらと。
 澤田康文・2003「薬剤師」
澤田康文(さわだ・やすふみ/九州大大学院薬学研究院教授)
「直言/薬の疑問、積極的に薬剤師へ」
『朝日新聞』朝刊 2003/11/12
<し>

 品川信良・1991「医師の会」

 篠原睦治・1987「障害児」
篠原睦治( しのはら・むつはる/和光大学勤務、臨床心理学専攻。子供問題研究会代表、日本臨床心理学会運営委員)
「(2 調査の諸問題と人権/第七章)障害児の調査における専門家支配の構造」
 ※日本臨床心理学会と心理テストについて。
広田&暉峻・1987『調査と人権』248-262頁 1987/05/20
 芝田進午・1999「実験施設」
芝田進午(しばた・しんご/広島大学名誉教授。国立予防衛生研究所〔現・国立感染症研究所〕裁判原告代表)
「あとは野となれ山となれ/病原体実験施設の跡地汚染」
『週刊金曜日』7巻5号(通巻259号)026-027頁 1999/02/12
 島薗進・2002「人間の胚」
島薗 進( しまぞの・すすむ/東京大学大学院人文社会系研究科教授。宗教学専攻。1948年生まれ)
「(特集:生命科学の最先端)人間の胚を利用することの是非」
『世界』699号108-113頁 2002/03/01
 島本慈子・2003「SARS」
島本慈子(ノンフィクションライター)
「ゼロサン時評/SARS騒動の既視感」
 ※「87年、高まる不安の中で女性のエイズ患者が発表されたとき、すさまじいパニックが起きた。」
『朝日新聞』朝刊 2003/05/13
 島本慈子・2004「死体」
島本慈子(ノンフィクションライター) 「ゼロヨン時評/哲学なき死体ビジネス」
『朝日新聞』朝刊 2004/03/23
 清水信義・2003「ヒトゲノム」
清水信義(しみぶ・のぶよし/慶應義塾大学医学部教授(分子生物学・遺伝子医学)。1941年生まれ)
「(特集:ヒトゲノム)ヒトゲノム研究とその課題」
 ※キーワード:ヒトゲノムプロジェクト、ゲノムテクノロジー、SNP、DNAマイクロアレイ、プロテオーム。
 ※「近年の国内主要学会においてヒトゲノム解析を中心とした本格的なシンポジウムが組まれた例はほとんどない.あっても発表チームは限られていてバランスのよいものではなかった.慶應大学にはほとんどチャンスが与えられなかった.」(008頁)
『日本の科学者』38巻1号(通巻420号)004-009頁 2003/01/01
 下條信輔・2001「自身の矛盾」
下條信輔(カリフォルニア工科大教授・知覚心理学)
「揺れるアメリカ 星条旗のもとで (下)/引き裂かれる倫理/「自身の矛盾」と戦う困難/善悪の尺度にならぬ「人道的」」 
 ※「臓器移植や、遺伝子診断、ヒト胚性幹細胞の研究利用など、最近のバイオ技術の諸問題と同じく、もはや単純に人道的であることが善悪の明快な尺度になり得ない点が、この事態の著しい特徴である。」
『朝日新聞』朝刊 2001/11/16
 週刊金曜日・2001「良心の呵責」
『週刊金曜日』編集部(聞き手)
「(内部告発のすすめ)担当医が心境を語る 良心の呵責に揺れた2年半」
 ※日本医科大学付属病院の手術ミス事件について 。
『週刊金曜日』9巻15号(通巻367号)013-015頁 2001/04/20
 週刊金曜日・2004「死体実習」
『週刊金曜日』取材班
「鶴見大学歯学部教員がスリランカで脱法的な死体実習旅行:ODAもからむ/日本なら死体損壊罪?」
 ※キーワード:インプラント(人工歯根)手術、アドバンスインプラントセミナー、頭頚部外科実習海外コース、(スリランカ)ペラデニア国立大学歯学部、ノーベル・バイオケア・ジャパン株式会社、ゴールフェイス社、日本口腔インプラント学会。
『週刊金曜日』12巻7号(通巻506号)025-027頁 2004/02/20
 白鳥学・2000「遺族」
白鳥 学(1964年生まれ)
「(第4章本人開示で自分の情報を取り戻そう/2)遺族としてのカルテ、レセプトの開示請求」
 ※亡くなった父のカルテを開示請求して。
知る権利・2000『情報公開』225-229頁 2000/04/14
 白浜雅司・1999「予防接種」
白浜雅司(しらはま・まさし/佐賀県三瀬村国民健康保険診療所長)
 「論壇/インフルエンザ予防接種は必要」
 ※1999年11月29日付掲載の毛利子来・1999「予防接種」への反論。
『朝日新聞』朝刊 1999/12/14
 陣内泰子・1999「生殖医療」
陣内泰子(じんない・やすこ/フリーライター)
「女性のからだが舞台になる生殖医療」
 ※東京女性財団による都民意識調査から。
『週刊金曜日』7巻40号(通巻294号)047-049頁 1999/10/22
 心理テスト研・1976「性格検査」
心理テスト研究会
 「<心理テスト批判II>Y -G性格検査の役割を考える」
 ※キーワード:Y-G検査(矢田部ギルフォード性格検査)、質問紙。
『臨床心理学研究』13巻2号046-066頁 1976/03/31
<す>

 菅沼信彦・2002「生殖医療」

菅沼信彦(愛知県豊橋市民病院不妊センター部長)
「〔インタビュー記事〕生殖医療 いのちをつくる技術 (10)/専門家に聞く/恩恵の一方 世代越え影響」
 ※「日本の法律のように、一度禁止したらなかなか変えられない、というのでは、患者の権利を否定することにつながりかねません。」
『朝日新聞』朝刊 2002/06/05
 菅原和夫・2003「医局廃止」
菅原和夫(すがわら・かずお/弘前大医学部長)
「〔インタビュー記事〕ひと/「医局」を廃止する弘前大医学部長/菅原和夫さん(64)/元ラグビー選手。「学生時代は授業をサボっては走ってました」
 ※文:岡崎明子。
『朝日新聞』朝刊 2003/01/15
 杉野健二・1976「新谷訴訟」
杉野健二(三重県立高茶屋病院)
「(特集:臨床心理学・心理臨床の総点検 --- 「される」側に学ぶことからの再出発(第11回総会シンポジュウムの記録))《現地リポートその2》新谷訴訟判決の思想性」
 ※日本臨床心理学会委員長から三重県公安委員会委員長宛の申し入れ書(111頁)、同学会「運営委員会から」(112頁)を含む。
『臨床心理学研究』13巻3号109-112頁 1976/03/31
・杉山正隆(すぎやま・まさたか)

 杉山正隆・2002「歯医者」

杉山正隆(ジャーナリスト。歯科医師。日本ジャーナリスト会議運営委員)
「(特集:ドクターハラスメント2/命、あずけられますか)歯医者は医者じゃない!?」
 ※市立札幌病院での歯科医師臨床研修医の救急医療研修について。
『週刊金曜日』10巻42号(通巻443号)032-033頁 2002/11/01
 杉山正隆・2003「歯医者」
杉山正隆(勤務歯科医。ジャーナリスト。日本ジャーナリスト会議運営委員、NPO患者の権利オンブズマン正会員)
「(ドクター・ハラスメント5/歯科医編)歯科医師がホンネで明かす --- 「よい歯医者」とは?」
『週刊金曜日』11巻34号(通巻485号)016頁 2003/09/12
 瑞慶山茂・2002「SIDS」
瑞慶山茂(ずけやま・しげる/弁護士。赤ちゃんの急死訴訟研究会世話人)
「私の視点/SIDS/安易な診断、犯罪隠しにも」
 ※キーワード:乳幼児突然死症候群(SIDS)、うつぶせ寝による窒息死、虐待死、厚生労働省の「乳幼児突然死症候群の診断のためのガイドライン作成およびその予防と発症率軽減に関する研究班」(2002年9月26日発足)。
『朝日新聞』朝刊 2002/10/22
 鈴木厚・2004「小泉改革」
鈴木 厚(川崎市立川崎病院地域医療部長)
 「〔インタビュー記事〕SIGHT医療連載 第4回/小泉改革が医療をダメにする」
 ※聞き手:松村耕太朗。
『ロッキング・オン・ジャパン7月増刊号SIGHT(サイト)』2004年夏季号(18巻9号・通巻263号)156-163頁 2004/07/05
 鈴木敦士・1999「ハンセン病」
鈴木敦士(らい予防法人権侵害謝罪・国家賠償請求訴訟弁護団・弁護士)
「国の誤った政策を問い、差別と偏見の克服のために:ハンセン病提訴の意義」
『マスコミ市民』368号049-053頁 1999/08/15
 鈴木伸二・2003「副作用」
鈴木伸二(すずき・しんじ/元スイス・チバガイギー社国際医薬品安全性情報室長)
「私の視点/副作用情報/患者の体験活かす道を」
 ※キーワード:胃腸楽「ガスター10」「エフィール」、山之内製薬。
『朝日新聞』朝刊 2003/08/02
 鈴木健・2003「毒ガス」
鈴木 健 (東京都世田谷区 83歳)
「声/「毒ガス回収は「証人」の力で」
 ※「 私はチチハルに3年間駐屯していた。当時、七三一部隊(関東軍防疫給水部)の存在やそこで毒ガスの実験をしていたことを軍医からひそかに聞かされた。」
『朝日新聞』朝刊 2003/09/19
※→これを受けて:斉藤みちる・2003「毒ガス」
・鈴木利廣(すずき・としひろ)

 鈴木利廣・1998「感染症」

鈴木利廣(弁護士)
「悪法研究 (19)/感染症予防医療法案」
『週刊金曜日』6巻24号(通巻228号)018頁 1998/06/19
 鈴木利廣・1998「人権条項」
鈴木利廣(弁護士)
「悪法研究 (24)/人権条項はダメ?」
 ※患者の権利について。
『週刊金曜日』6巻29号(通巻233号)019頁 1998/07/24
 鈴木利廣・1998「臓器移植法」
鈴木利廣(弁護士)
「悪法研究(最終回)/臓器移植法」
『週刊金曜日』6巻50号(通巻254号)029頁 1998/12/25
 鈴木利廣・2003「カルテ開示」
鈴木利廣(弁護士。医療問題弁護団代表、患者の権利法をつくる会常任世話人)
 「〔インタビュー記事〕カルテ(診療記録)開示法制化の早期実現を/個人情報保護法では患者の権利は守れない!」
 ※まとめ:編集部・大西史恵。
『週刊金曜日』11巻20号(通巻471号)054-055頁 2003/05/30
 鈴木信行・2000「論壇」  鈴木理恵・1998「ICカード」
鈴木理恵(すずき・りえ/佛教大学大学院社会学研究科修士課程社会福祉学専攻))
「(コラム(8))ICカード」
佐藤&黒田・1998『医療神話』132-134頁 1998/01/30
 隅蔵康一・2003「遺伝子特許」
隅蔵康一(すみくら・こういち/政策研究大学院大学。知財学・知財政策)
「ゲノムビジネスと遺伝子特許」
 ※キーワード:特許、ライセンス、パテント・プール、ゲノム創薬、ビジネス。
『日本の科学者』38巻3号(通巻422号)032-037頁 2003/03/01
 隅田英亮・2002「注射器」
隅田英亮(すみだ・えいりょう/国際協力事業団(JICA)理事)
「私の視点/AD注射器/安全な廃棄の方法も普及」
 ※10月12日付掲載の黒岩宙司・2002「注射器」【医療】への反論。
『朝日新聞』朝刊 2002/10/26
<せ>

 共闘会議・1983「基調資料」

 '83精神衛生実態調査阻止全国共闘会議
「'83精神衛生実態調査阻止のために−基調と資料」
『精神医療』48号(12巻3号0)007-017頁☆1983/09
 瀬上清貴・2000「公衆衛生」  関根進・2002「レセプト開示」
関根 進(せきね・すすむ/担癌者ジャーナリスト倶楽部代表)
「書評/『レセプト開示で不正医療を見破ろう』勝村久司:編著/自立した「医療消費者」へ! 患者の意識改革が医療を変える」
『週刊金曜日』10巻18号(通巻419号)038-039頁 2002/05/17
 瀬戸山元一・2002「電子カルテ」
瀬戸山元一(ケとやま・もといち/外科医。1992年から2000年まで島根県立中央病院院長。2004年開設の高知医療センター院長予定者。聖路加国際病院の最高顧問)
「〔インタビュー記事〕こんにち話/電子カルテ 患者のため/外科医 瀬戸山元一さん/IT医療革命」
 ※聞き手:共同通信編集委員・小川明。
 ※島根県立中央病院(出雲市)にて世界初の「病院統合情報システム」を1999年8月に完成。「その前の十年間、京都府の市立舞鶴市民病院長をして、赤字体質を解消した経験が貴重だった。」
『山形新聞』夕刊 2002/07/15
<そ>

 宗川吉汪・2003「ゲノム」

宗川吉汪(そうかわ・よしひろ/京都工芸繊維大学教授(生化学・分子生物学。1939年生まれ)
「(特集:ヒトゲノム)ヒトゲノム対話」
 ※キーワード:ヒトゲノム、遺伝子、反復配列、ヒト進化、進化対進歩。
『日本の科学者』38巻1号(通巻420号)010-015頁 2003/01/01
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目録目次へ

<た行>

<た>

 高江俊名・2003「JTバイオ」

高江俊名(大阪。弁護士)
「(大阪支部企画)JTバイオ施設情報公開訴訟で原告逆転勝訴」
 ※「大阪のJR高槻駅近傍の住宅地において、日本たばこ産業」が建設したバイオ施設について、2002年12月24日・大阪高裁での控訴審判決について。
『青年法律家』386号026-027頁 2003/04/25
 高岡幹夫・2000「公衆衛生」  高塚博・2003「虐待児」
高塚 博(歯科医師。東京都大田区。50歳)
「声/虐待児の発見 歯科医も役割」
『朝日新聞』朝刊 2003/06/04
 高橋晟・2003「コンビニ販売」
高橋 晟(たかはし・あきら/生態薬理研究所代表。武田薬品工業などを経て政府調査会や研究班の委員を歴任)
「直言/医薬品のコンビニ販売は危険」
 ※総合規制改革会議の中間答申について。「以前、厚生省(当時)の中央薬事審議会特別部会の審査の場にいたとき、非薬学系の委員数人が医薬品販売の実情をあげて薬剤師無用論を唱え」た。
『朝日新聞』朝刊 2003/02/12
 高橋豊・2003「抗がん剤」
高橋 豊(たかはし・ゆたか/1993年から金沢大がん研究所助教授(腫瘍外科)。《顔Ph有》
「直言/抗がん剤は患者にあった量を」
『朝日新聞』朝刊 2003/08/20
 高橋祥友・2003「薬の誤解」
高橋祥友(精神科医)
 「こころ元気ですか 男性編(10)/薬についての誤解/十分説明受け、納得して」
 ※キーワード:抗うつ薬、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、副作用、インフォームド・コンセント。
『朝日新聞』朝刊 2003/04/12
 高林克日己・2002「末期医療」
高林克日己(たかばやし・かつひこ/千葉大学医学部附属病院医療情報部助教授)
「私の視点/末期医療/事前指示書で意思表示を」
 ※「…痴呆状態からの回復が期待できず食事をとらない患者に、胃瘻をつくって何年も栄養を入れ続けることが、本当に正しい医療のありかたなのだろうか。」「そこで私は胃瘻や透析、手術など、具体的な項目を示して患者に選択してもらっている。」
『朝日新聞』朝刊 2002/03/02
・高屋淳彦(たかや・あつひこ)

 高屋淳彦・1987「反対運動」

高屋淳彦(東京大学医学部附属病院精神神経科勤務)
「(1 障害者調査と反対運動/第三章)八三年度精神衛生実態調査と反対運動」
広田&暉峻・1987『調査と人権』100-123頁 1987/05/20
高屋淳彦・1987「精神衛生」
高屋淳彦(東京大学医学部附属病院精神神経科勤務)
「(1 障害者調査と反対運動/第二章)精神衛生実態調査の歴史と問題点」
広田&暉峻・1987『調査と人権』086-099頁 1987/05/20
 高柳和江・2000「論壇」  瀧井宏臣・2002「遺伝子」
瀧井宏臣(たきい・ひろおみ/ルポライター。1958年生まれ)
「(特集:生命科学の最先端)遺伝子情報ビジネス:遺伝子検査 テーラーメード医療 生命保険」
『世界』699号114-122頁 2002/03/01
 瀧口範子・2002「電脳空間」
瀧口範子(たきぐち・のりこ/ジャーナリスト。1996年から1998年まで米スタンフォード大学コンピューター・サイエンス学部客員研究員)
「電脳空間に生き続ける人体:「ビジブル・ヒューマン」多用途に/全米医学ライブラリー/解剖データを3次元化」
 ※38歳・男性の死刑執行後の肉体のデータがインターネット上で「研究や開発のための正当な目的がある」相手には無料公開されていることについて。
『朝日新聞』朝刊 2002/07/13
※筆者は提供者(死刑囚)の事前の承諾の有無には触れない。また、このデータを元にアメリカ国防省が「銃弾を受けた際の衝撃のシミュレーションソフトを開発しているという」話を書くが、それが軍事利用であって成果が公開されるような通常の「研究」とは言い難いことには触れない。
 武田佐知子・2003「中世史」
武田佐知子(大阪外国語大教授)
 「〔書評〕命脅かすもの、それは大人だった/『子どもの中世史』/斉藤研一[著]/吉川弘文館・261ページ・2800円」
 ※「著者はさらに子どもの臓器が難病の特効薬とされた事実を喝破する。」
『朝日新聞』朝刊 2003/04/06
 武田徹・2003「SARS」
武田 徹(たけだ・とおる/ジャーナリスト。1958年生まれ)
「未知との遭遇と社会工学/SARSとりあえず終息宣言/リスクに備える文理融合型知性を」
 ※「今年から東大先端科学技術研究センターで「安全・安心を実現する科学技術人材養成」を目的とするプロジェクトが始まっており」「筆者もメディア論、ジャーナリズム論の立場で関わる予定だ」。
『朝日新聞』朝刊 2003/07/09
 武田裕・1998「法律的問題」
武田 裕(大阪大学医学部附属病院医療情報部)
「(第6章電子カルテの検討課題/6-5)法律的問題」
里村洋一・1998『電子カルテ』249-260頁 1998/11/09
 竹田稔・2003「医療特許」
竹田 稔(元東京高裁総括判事。弁護士)《顔Ph有》
「〔インタビュー記事〕法的手当て 早急に必要」
 ※聞き手:経済部・曽根宏司。
 ※「ここでは特許権が及ばない範囲を定めた特許法69条を改正することを提案したい。」
 ※同時掲載:記事「医療特許、拡大の動き」、森下竜一・2003「医療特許」【医療】
『朝日新聞』朝刊 2003/05/28
 竹中郁夫・2000「患者のニーズ」
竹中郁夫(医師・弁護士)
「(第1編 情報開示の流れは止まらない)第2章 患者のニーズと医療者の対応:その接点を求めて」
2000『医療白書』031-039頁 2000/11/10
 竹中郁夫・2001「救命士」
竹中郁夫(弁護士・医師。札幌市)
「声欄/官僚も議員も救命士の挿管承認は慎重に」
 ※「拙速に救急救命士の権限を認めることは、医療事故を頻発させかねない面があります。」
 ※具体的に言及はしていないが、12月24日付掲載の伊藤光子・2001「救命士法」への反論。
『朝日新聞』朝刊 2001/12/27
・武部 啓(たけべ・ひらく)

 武部啓・2000「解析の倫理」

武部 啓(近畿大学原子力研究所)
「(特集:ヒトの遺伝子:ゲノム計画と21世紀の遺伝子研究)ヒト遺伝子解析の倫理」
 ※ヒトゲノム解析機構(HUGO)国際倫理委員会の委員を務めて。遺伝相談の「体制が日本ではまだまだできていないのに、遺伝子の研究はどんどん進んでいる現状は重大な危機であることに、医学、医療関係者は緊急に対応しなければならないのである。」(072頁)
『遺伝』(日本遺伝学会)54巻4号069-072頁 2000/04
 武部啓・2000「生命倫理」  武部啓・2002「遺伝情報」
武部 啓(近畿大教授。遺伝学)
「焦点!どうする遺伝情報と保険/使われるべきでない」
 ※「どんな遺伝子を持っていても、本人には何の責任もない。不利な遺伝情報をもとに保険加入を拒むのは人権侵害だ。」
『朝日新聞』朝刊 2002/06/21
 ※同時掲載:小林三世治・2002「遺伝情報」【医療】
 武見敬三・2003「安保議員」
武見敬三(たけみ・けいぞう/参院議員。「新世紀の安全保障体制を確立する若手議員の会」代表世話人。51歳)《顔Ph有》
「〔インタビュー記事〕ひと/与野党の新世代安保議員グループを率いる参院議員/武見敬三さん(51)/「忙しくて家族との食事も途絶えがち。家庭内安保も重要課題です」」
 ※文:牧野愛博。
 ※記者によると、「日本医師会のドンと呼ばれた故武見太郎氏の次男。」「95年の参院選比例区に自民党から医師会を母体に出た。」
『朝日新聞』朝刊 2003/09/20
 竹本吉夫・2002「患者」
竹本吉夫(日本赤十字秋田短大学長)
 「論壇/高齢者医療と福祉/患者との信頼関係築け」
『河北新報』朝刊 2002/08/21
※同短大ウェブサイト:http://www.rcakita-jc.ac.jp/
 多田羅浩三・2000「あなた5」  高橋泰・2001「論壇」  多田恵美子・2002「医療記録」
多田恵美子(東京都品川区、大学生、20歳)
「〔投稿欄〕言いたい/医療記録のありかた」
 ※「先日米国の総合病院から4人のナースが来日し、私の大学で講演が行われました。」「その病院では、間違うこともある手書きのカルテは、なるべく使わない方向になっているそうです。」
『朝日新聞』朝刊 2002/11/28
 龍井葉二・2002「改革特区」
龍井葉二(たつい・ようじ/連合総合労働局長)
「私の視点/構造改革特区/「一国二制度」を避けよ」
 ※「「社会的実験」に失敗した場合、責任はとれるのか。安全や健康、権利といった分野の「実験」が許されるとは思わない。」
『朝日新聞』朝刊 2002/10/29
 竪山勲・1999「ハンセン病」
竪山 勲(ハンセン病国賠訴訟原告団事務局長)
「ハンセン病元患者の人権回復と家族の名誉の回復を」
 ※1998年12月の青法協第3回常任委員会・福岡支部企画での訴え。文責:迫田学(福岡)。
『青年法律家』338号003-006頁 1999/02/25
 田中伸尚・2003「島比呂志」
田中伸尚(たなか・のぶまさ/ノンフィクションライター。1941年生まれ)
「続・憲法を獲得する人びと/連載第1回 島比呂志さん:過ちを繰り返させぬために歴史を書かねばならぬ」
 ※キーワード:ハンセン病国家賠償請求訴訟、らい予防法、優生保護法。
『世界』709号062-070頁 2003/01/01
・田辺 功(たなべ・いさお)
 

 田辺功・1999「医療事故」

田辺 功(『朝日新聞』編集委員)
 「(横浜市立大学付属病院/「患者取り違え手術」が投げかけたこと)「質を問わない姿勢」が生んだ医療事故」
『週刊金曜日』7巻17号(通巻271号)032-033頁 1999/05/14
 田辺功・2003「SARS」
田辺 功(『朝日新聞』編集委員)
「SARS対策/感染力と発病力は中程度か 疑わしい時は専門病院へ」
『週刊金曜日』11巻15号(通巻466号)025頁 2003/04/18
 谷奥克己・1981「声明経過」
谷奥克己(日本臨床心理学会運営委員)
 「「障害者」実態調査反対声明にいたる経過」
『臨床心理学研究』19巻1号35-43頁 1981/07/01
 谷風三郎・2003「神様のつもり」
谷風三郎(兵庫県立こども病院副院長)
 「医を診る/「神様のつもりでやれ」」
 ※キーワード:医療事故、インフォームド・コンセント、EBM。
『日本経済新聞』朝刊 2003/04/14
 谷博之・2002「難病対策」
谷 博之(たに・ひろゆき/参議院議員(民主党))
「私の視点/難病対策/国の責任明記する法律を」
 ※キーワード:厚生労働省の難病対策委員会の中間報告(2002年7月31日)、自己負担制、「難病救済基本法」構想、難病対策要綱(1972年)、セーフティーネット。
『朝日新聞』朝刊 2002/08/29
・玉越暁子(たまこし・あきこ)

 玉越暁子・2000「論壇」

 玉腰暁子・2000「疫学研究」  俵義文・1997「薬害エイズ」
俵 義文(たわら・よしふみ/日本出版労働組合連合会教科書対策部事務局長)
「さんぽ道/薬害エイズと教科書問題の根」
 ※1997年度JCJ奨励賞の川田悦子さんの言葉から。
『週刊金曜日』5巻36号(通巻192号)020頁 1997/09/26
<ち>

 張瓊方・2003「生殖医療」

張 瓊方(ちゃん・ちょんふぁん/科学技術文明研究所員(医学史・医療社会学)。現在、東京大総合文化研究科博士課程在学中。1973年生まれ)《顔Ph有》
「生殖医療に意識のずれ:台湾における「優生」の意味」
 ※「なお、研究報告の請求は、http://www.class.co.jpを参照。」 『朝日新聞』朝刊 2003/10/21
 張学錬・2002「薬害肝炎」
張 学錬(東京弁護士会)
「「肝炎研究会」の活動」
 ※同会は「血液製剤による主にC型肝炎感染被害者の問題を研究するため、二〇〇〇(平成一二)年から、主に医療過誤訴訟を専門としている弁護士有志によって始められた私的研究会である。」(008頁)
 ※同会の活動についての参照ウェブページ:http://www.yakugai.gr.jp/kanen/
『青年法律家』376号008-009頁 2002/06/25
<つ>

 柘植あづみ・2002「胚利用」

柘植あづみ(つげ・あづみ/明治学院大助教授。医療人類学)
「人の胚利用 問題ないか:技術が先行、論議は後追いに」
 ※「同じ胚であるのに利用目的によって手続きが異なるのは、縦割り行政と医療専門家の権限主張によって生じた混沌ともいえる。」
『朝日新聞』朝刊 2002/05/28
・土本武司(つちもと・たけし/1935年東京生まれ)

 土本武司・2001「安楽死」

土本武司(帝京大学法学部教授)
「安楽死:オランダの新立法を契機に考える」
 ※2000年11月28日・オランダ下院が「安楽死を刑法上合法とする法案を可決した」。筆者は「一九九一年オランダのライデン大学・ユトレヒト大学の客員教授をして以来、安楽死をめぐる動向をフォローし、また検察官在勤当時から少年法を研究対象の一つにしてきた」(034頁)
『書斎の窓』503号034-039頁 2001/04/01
 土本武司・2004「安楽死」
土本武司(筑波大学名誉教授。1935年東京都生まれ。1960年検事任官、1988年より筑波大学教授、1998年より帝京大学法学部教授)
 「安楽死を合法化するために」
 ※「私は、一九九一年、オランダのライデン大学、ユトレヒト大学の客員教授になって以来、毎年、夏を同国で過ごして、同国の安楽死の取り扱いの変遷をフォローしてきた」(289頁)
『正論』2004年8月号(386号)288-299頁 2004/08/01
・土屋貴志(つちや・たかし)

 土屋貴志・1998「IC」

土屋貴志(大阪市立大学文学部講師。専攻領域:倫理学、医療倫理学)
「(第8章)インフォームド・コンセント」
佐藤&黒田・1998『医療神話』217-241頁 1998/01/30
 土屋貴志・1998「尊厳死」
土屋貴志(大阪市立大学文学部講師。専攻領域:倫理学、医療倫理学)
 「(コラム(12))尊厳死」
佐藤&黒田・1998『医療神話』245-247頁 1998/01/30
 土屋文人・2000「医薬品」
土屋文人(東京大学医学部客員研究員)
「(第4編 危機管理意識の覚醒:医療事故防止システムの構築)第3章 医薬品をめぐる事故防止の現状と対策」
2000『医療白書』253-267頁 2000/11/10
・坪井栄孝(つぼい・えいたか)

 坪井栄孝・2001「醫道士魂・03」

坪井栄孝(日本医師会会長)
「ビジネス戦記/醫道士魂 (3)/新天地で「坪井式」に光/開業で医療制度の矛盾知る」
 ※1970年に郡山に「私立では日本初のがん専門診療所」を開設。「そんな折、当時の武見太郎・日本医師会会長のもとに「医政研究委員会」ができ、全国の若手医師が集められました。私も福島県代表で参加しました。73年のことです。〔改行〕 「医政」とは何か。医療経済学や生命倫理など、各分野の学者を交えた討議を通じ、がんセンターの医療と、開業現場の落差を埋める道筋が見えてくるようでした。」
『朝日新聞』朝刊 2001/11/18
 坪井栄孝・2001「醫道士魂・04」
坪井栄孝(日本医師会会長)
「ビジネス戦記/醫道士魂 (4)/官僚への怒り胸に日医へ/救命士法案で消防庁と激突」
 ※1988年に日本医師会の常任理事になり、1996年には第15代会長に選出。1990年の救急救命士法案で、点滴と電気ショックについては「装備の整った高規格の救急車内でやる場合に限り認めることに同意しました。でも、肺に空気を送り込む「気管内挿管」には反対を貫きました。」
『朝日新聞』朝刊 2001/11/25
※→参考:吉村秀實・1998「解説」
 坪井栄孝・2001「醫道士魂・05」
坪井栄孝(日本医師会会長)
「ビジネス戦記/醫道士魂 (5/完)/私生活しか考えぬ医者たちよ 国造りと向き合おう」
 ※聞き手・構成=高橋万見子。
 ※2001年7月の参院選で武見敬三候補(自民党/比例区)を当選させて「発言力は確保した」話から、診療報酬問題を経て、「必要なのは…社会と向き合う医師会です」とするが、世界医師会や生命倫理、医療倫理、カルテ開示等々への言及無し。
『朝日新聞』朝刊 2001/12/02
※→坪井氏の任期満了に伴う日本医師会会長選挙は2002年4月1日に投開票、同氏が対立候補の西祥太郎氏(京都府医師会監事)を破り4選された。任期は2年(2002.4.2『朝日新聞』朝刊「日医会長に坪井氏4選」)。
 坪井栄孝・2003「社会保障」
坪井栄孝(1996年から日本医師会会長。1992年から財団法人慈山会医学研究所付属坪井病院名誉院長。1929年生まれ)
「オピニオン/社会保障が日本の危機を救う」
 ※「私は医療への株式会社参入に反対している。」(056頁)
『世界週報』84巻10号(通巻4089号)054-057頁 2003/03/18
 坪井栄孝・2003「先進医療」
坪井栄孝(1996年から日本医師会会長。1929年生まれ)
「経済教室/先進医療は「自立投資」で/税優遇など整備を/公的保険は自己負担縮小」
『日本経済新聞』朝刊 2003/04/11
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<て>

 デーケン・2003「生と死」

アルフォンス・デーケン(上智大学教授(哲学))
「私の視点/日本の人々へ/生と死、自らの価値観持て」
 ※「私は「死への準備教育」を提唱し、ホスピス運動に取り組んできた。」
『朝日新聞』朝刊 2003/03/15
 出口恭子・2003「性同一性」
出口恭子(でぐち・やすこ/フリーライター。1965年神奈川県生まれ)《顔Ph有》
「ルポ 「あなたはそのままでいい!」:性同一性障害カウンセラーからのメッセージ」
『中央公論』第118年第8号(通巻1431号)220-228頁 2003/08/01
 手塚和彰・2003「医療費」
手塚和彰(てづか・かずあき/千葉大学法経学部教授(社会法))
「私の視点/医療費/抑制に医師会は自らを律せ」
 ※「日本の開業医が経済的に世界で最も恵まれていることを否定できるひとはいないのではないか。」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/21
 寺岡章雄・2000「薬剤師」
寺岡章雄(てらおか・あきお/大阪ファルマプラン・薬剤師。新薬害研究者技術者集団2000年度代表。薬害オンブズパースン会議メンバー。医療改善ネットワークMI?net会員。1940年生まれ)
「(特集:医療と薬)医薬分業と薬剤師の役割」
 ※キーワード:医薬分業、薬剤師職能、ファーマシューティカルケア。
『日本の科学者』35巻10号(通巻393号010-014頁 2000/10/01
 寺尾元賀・2002「医療に企業」
寺尾元賀(神戸市。薬剤師。40歳)
「〔投稿欄〕言いたい/医療に企業の発想を」
 ※構造改革特区法案で「医療分野への株式会社」「参入が実現すれば医療が抱える難問を解決する突破口になると思います。」
『朝日新聞』朝刊 2002/11/14
 テラサキ・2002「臓器移植」
ポール・テラサキ(カリフォルニア大学ロサンゼルス校名誉教授)
「私の視点/臓器移植/最近親者に提供判断任せよ」
『朝日新聞』朝刊 2002/07/26
・寺下謙三(てらした・けんぞう)

 寺下謙三・2003「内科・01」

寺下謙三(寺下医学事務所代表(東京都千代田区)。東大医学部卒。内科、脳神経外科などを専攻、医療判断学を提唱。49歳。ウェブサイト:http://www.terra.or.jp
 「カルテの余白 内科 (1)/医療判断の厳しさを教える」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/01
 寺下謙三・2003「内科・02」
寺下謙三(内科医・医療判断医)
「カルテの余白 内科 (2)/「主侍医」は医療の指揮者役」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/08
 寺下謙三・2003「内科・03」
寺下謙三(内科医・医療判断医)
「カルテの余白 内科 (3)/セカンドオピニオン 医師も協力を」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/15
 寺下謙三・2003「内科・04」
寺下謙三(内科医・医療判断医)
「カルテの余白 内科 (4)/複数の医師に相談できる体制を」
 ※キーワード:セカンドオピニオン、主治医、重複診療、混合診療。
『朝日新聞』朝刊 2003/02/22
 寺下謙三・2003「内科・06」
寺下謙三(内科医・医療判断医)
「カルテの余白 内科 (6)/医療に品質管理の思想導入を」
 ※キーワード:EBM、医学論文、QC(品質管理)。
『朝日新聞』朝刊 2003/03/08
 寺下謙三・2003「内科・07」
寺下謙三(内科医・医療判断医)
 「カルテの余白 内科 (7)/医療判断は手間を惜しんではいけない」
『朝日新聞』朝刊 2003/03/15
 寺下謙三・2003「内科・08」
寺下謙三(内科医・医療判断医)
「カルテの余白 内科 (8)/正しい判断と悪い結果」
『朝日新聞』朝刊 2003/03/22
 寺下謙三・2003「内科・09」
寺下謙三(内科医・医療判断医)
「カルテの余白 内科 (9)/「父子関係」からの脱却」
 ※キーワード:父子主義(パターナリズム)、医療過誤、インフォームド・チョイス。
『朝日新聞』朝刊 2003/03/29
 寺下謙三・2003「内科・10」
寺下謙三(内科医・医療判断医)
 「カルテの余白 内科 (10)/医療保険 柔軟な発想を」
『朝日新聞』朝刊 2003/04/05
 寺下謙三・2003「内科・11」
寺下謙三(内科医・医療判断医)
「カルテの余白 内科 (11)/「ドクターミシュラン」は可能か」
 ※「学生時代の評価は利害が絡まないのでより信頼性が高い。」
『朝日新聞』朝刊 2003/04/12
 寺下謙三・2003「内科・13」
寺下謙三(内科医・医療判断医)
「カルテの余白 内科 (13/完)/「主侍医」の原点、アポロ11号」
 ※「今後は情報提供を続けているホームページ(http://www.terra.or.jp)の場に移してメッセージを発信していきたい。」
『朝日新聞』朝刊 2003/04/26
 寺嶋正吾・1981「諸問題4」  寺脇幹・2003「エイズ検査」
寺脇 幹(小児外科医。東京都荒川区)
 「声/エイズ検査を断るのは当然」
 ※6月14日付掲載:……に対して。
『朝日新聞』朝刊 2003/06/19
 暉峻淑子・1987「統計調査」
暉峻淑子(てるおか・いつこ/埼玉大学教授)
 「(1  障害者調査と反対運動/序章)統計調査と人権」
 ※1983年の西独国勢調査中止、1983年度末の精神衛生実態調査について。
広田&暉峻・1987『調査と人権』012-022頁 1987/05/20
<と>

 東海大学・2003「毒ガス」

東海大学広報メディア学科(制作)
「ドキュメンタリー台本/東海大学ミネスタウェーブ/「廃線の向こうに戦争が見える」(2002年4月放送)、「私は毒ガス工場で働いていた」(2002年8月放送)、「毒ガスの悪夢今も…」(2002年12月放送)」
 ※同号には「旧日本軍毒ガス工場を取材して:東海大学生たちの編集後記」も掲載(052-053頁)。
『放送レポート』181号038-050頁 2003/03/01
※→3作の企画・構成担当者によるもの:市川友貴・2002「毒ガス」市川友貴・2003「毒ガス」
 東京地業研・1983「見解」
 東間紘・2002「手術ミス」
東間 紘(東京女子医科大病院病院長)
「〔インタビュー記事〕ひと/手術ミス事件で揺れる東京女子医科大病院の新病院長/東間紘さん(61)/「事故の公表を躊躇したこともある。でも、隠し事は自分を守らない」
 ※文:前多健吾。
『朝日新聞』朝刊 2002/09/20
 戸川行男・1975「テスト」
戸川行男(明星大学)
「(特集:心理テストについての総点検(3))テスト問題私見」
 ※これへの『感想」:渡部淳・1975「テスト」
『臨床心理学研究』12巻3号002-008頁 1975/03/25
 戸川行男・1975「渡部さん」
戸川行男(明星大学)
 「渡部さんへの答」
 ※渡部淳・1975「テスト」に対して。
『臨床心理学研究』13巻1号058-060頁 1975/06/01
 戸川行男・1975「心理テスト」
戸川行男(明星大学)
「シンポジュウム<心理テストとは何か>」をめぐっての意見書:臨心研12巻3号所載」
 ※日臨心・1975「テスト」について。
 ※→これへの批判:奥村直史・1975「テスト」
『臨床心理学研究』13巻2号067-070頁 1975/09/25
 匿名・2002「血液検査」
匿名(川崎市、会社員、38歳)
「言いたい/血液検査の説明」
 ※2002年に市内の病院で健康診断を受けたところ、「診察前に、血液検査で残った血液を研究などに使用する使用承諾について説明する張り紙がありました。こうした張り紙を見たのは初めてでした。」
『朝日新聞』朝刊 2002/06/20
 匿名座談会・2002「研修医」
匿名の研修医4人、司会:和田努(医療ジャーナリスト)
「(特集:ドクターハラスメント2/命、あずけられますか)匿名座談会:くたくた研修医編」
 ※まとめ:編集部・宮本有紀。
『週刊金曜日』10巻42号(通巻443号)024-029頁 2002/11/01
 利光恵子・1998「命の選別」
利光恵子(としみつ・けいこ/薬剤師。「優生思想を問うネットワーク」会員)
「(見えない出口…生殖医療を考える)着床前診断/選択の自由という名の命の選別」
『週刊金曜日』6巻33号(通巻237号)015-016頁 1998/08/28
 富田三樹生・2002「再犯予測」
富田三樹生(とみた・みきお/日本精神神経学会「精神医療と法に関する委員会」委員長、精神科医)
「私の視点/心神喪失者法/再犯予測、できはしない」
 ※坂口厚相と日本共産党は再犯予測は可能とするが、「大多数の精神科医は予測可能と考えておらず、驚くべき判断だ。」
『朝日新聞』朝刊 2002/06/19
 外山雅章・2002「医師の質」
外山雅章(とやま・まさあき/亀田総合病院(千葉県鴨川市)心臓血管外科部長)
「私の視点/医療改革/まずは医師の質 向上を」
 ※「冠動脈バイパス術」を「一定水準」以下の「心臓外科医が手術すれば、術後1年以内に再発し再手術が必要になる可能性」がある。「このような現状が」生じるのは、「私の滞米中の経験も踏まえると、日本の医学部在学中の教育と卒業後の臨床教育の貧困さにおもな原因がある。」
『朝日新聞』朝刊 2002/02/22
 虎井まさ衛・2003「廃用身」
虎井まさ衛(とらい・まさえ/著述業)
「書評/現役医師による究極の老人ケア小説/『廃用身』久坂部羊=著 幻冬舎 1600円」
『週刊金曜日』11巻26号(通巻477号)042頁 2003/07/11
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<な行>

<な>

 内藤いづみ・2004「私が」

内藤いづみ(在宅ホスピス医)
「論壇時評/私が選んだ3点」
 ※3点の中に:福本英子・2004「クローン」、二ノ坂保喜・2004「ホスピス」。
『朝日新聞』朝刊 2004/08/31
 内藤隆・1987「精神衛生」
内藤 隆(ないとう・たかし/四谷総合法律事務所・弁護士)
「(2 調査の諸問題と人権/第三章)精神衛生実態調査における若干の法的問題点」
広田&暉峻・1987『調査と人権』187-198頁 1987/05/20
 永井&土屋・2003「大学病院」
永井 明(ながい・あきら/作家、医療ジャーナリスト)、
土屋繁裕(つちや・しげひろ/外科医。キャンサーフリートピア)
「(ドクター・ハラスメント3)〔対談〕大学病院は腐っている」
 ※司会・編集部・小長光哲郎、まとめ:編集部・宮本有紀。
『週刊金曜日』11巻24号(通巻475号)008-011頁 2003/06/27
 永井弘二・2002「薬害ヤコブ病」
永井弘二(京都。弁護士)
「薬害ヤコブ病訴訟 解決までの道のり」
 ※1996年11月・大津地裁へ提訴、1997年9月・東京地裁へ提訴、2002年3月25日和解確認書調印。
『青年法律家』376号005-007頁 2002/06/25
 中嶋啓明・2002「メディア・177」
中嶋啓明(なかじま・ひろあき/共同通信社記者・「人権と報道・連絡会」会員)
 「人権とメディア 第177回/九大入学許可取消/「報道」「学問」「教育」…の自己破壊」
 ※旧オウム真理教の最高幹部だった男性が『フライデー』の報道(2002年4月12日付)により九州大学医学部の入学を取り消された事件で。「人権尊重を求める市民の会」(熊本)の中島真一郎氏が情報公開法により同大から資料を入手と。
『週刊金曜日』10巻35号(通巻436号)031頁 2002/09/13
 中島みち・2003「小児移植」
中島みち(なかじま・みち/ノンフィクション作家)
 「私の視点/小児移植/死にゆく子の権利守る機関を」
 ※「「脳死状態にある15歳未満の未成年者からの臓器提供」の可否」について。「私はちょうど20年前に、脳死を「見えない死」と名付けて問題提起して以来、内外の脳死移植現場や法の制定過程を見つめ続けてきた。」
『朝日新聞』朝刊 2003/01/09
中島康晴・2002「専門職」
中島康晴(社会福祉士。28歳)
「論争/専門性の限界を知らない医師という専門職の限界」
 ※高齢者福祉の現場における「異職間の対等性・均衡性」の欠如について。「そう言えば、あらゆる専門職が見て記載するカルテに、あのミミズが死んだような「文字」を書いているのも医師である。」(080頁)
『週刊金曜日』10巻38号(通巻439号)080頁 2002/10/04
・中谷瑾子(なかたに・きんこ/2004年6月23日死去、享年81歳)

 中谷瑾子・1994「自己決定権」

中谷瑾子(慶應義塾大学名誉教授。大東文化大学法学部教授)
「(第1章患者中心の医療とは/1.4)患者の自己決定権の重み」
星野一正・1994『生命倫理』018-022頁 1994/04/30
 中谷瑾子・1994「先端医療」
中谷瑾子(慶應義塾大学名誉教授。大東文化大学法学部教授)
「(第2章先端医療の人為的介入/2.5)先端医療と法の対応」
星野一正・1994『生命倫理』066-070頁 1994/04/30
 中谷瑾子・1994「老年痴呆」
中谷瑾子(慶應義塾大学名誉教授。大東文化大学法学部教授)
 「(第3章ターミナルケア・死の迎え方/3.5)老年痴呆(ボケ老人)の終末期」
星野一正・1994『生命倫理』109-113頁 1994/04/30
 中谷瑾子・1994「人工妊娠中絶」
中谷瑾子(慶應義塾大学名誉教授。大東文化大学法学部教授)
「(第4章生と性をめぐる問題/4.5)人工妊娠中絶:重症心身障害児と未熟児」
星野一正・1994『生命倫理』152-156頁 1994/04/30
 長田美穂・2002「リタリン」
長田美穂(ながた・みほ/ライター)
「興奮求め売り上げ急増:重症うつ病薬リタリン中毒者」
 ※キーワード:中枢神経興奮剤「リタリン」(塩酸メチルフェニデート。発売元:ノバルティスファーマ)、ナルコレプシー、ADHD、覚醒剤。
『アエラ』15巻51号(通巻785号)031頁 2002/12/02
 中辻憲夫・2002「ES細胞」
中辻憲夫(なかつじ・のりお/京都大学再生医科学研究所教授。発生生物学者)
「直言/ES細胞の必要性は大きい」
 ※同欄10月2日付掲載:打出喜義・2002「ES細胞」への反論。
 ※「再生研の研究計画や倫理委審議をインターネット上で公開する準備も進行中だ。」
『朝日新聞』朝刊 2002/10/23
 中西輝政・2003「SARS」
中西輝政(なかにし・てるまさ/京都大学教授)
「(特集:SARS 21世紀中国の凶兆)中華文明の死に至る病」
 ※キーワード:「チャイナ・リスク」、人民解放軍、秘密主義、政治主義。
『文芸春秋』81巻8号262-270頁 2003/07/01
 長沼誠一・2001「救命士」
長沼誠一(内科医。群馬県)
「声欄/救命士の挿管 研修で可能に」
 ※「救急救命士の気管内挿管は医療事故につながる、との投書がありましたが、救急現場で何が有用か、という視点が抜けていないでしょうか。」「医療技術は、十分な研修と日常的に使う環境があれば上達するし、使わなければ忘れます。現実を見ない法律で、必要な処置を禁止するのは本末転倒です。」
 ※具体的に言及はしていないが、12月27日付掲載の竹中郁夫・2001「救命士」への反論。
『朝日新聞』朝刊 2002/01/11
 中根眞太郎・2003「精神科」
中根眞太郎(なかね・しんたろう/政治評論家)
「精神科病院から甘い汁:東京地検が受理した国会錬金術事件」
 ※キーワード:心神喪失者処遇(医療観察)法案、日本精神科病院協会(日精協)、日精協政治連盟、政治献金。
『週刊金曜日』11巻24号(通巻475号)026-027頁 2003/06/27
 中野栄子・2002「安全対策」
中野栄子(山形大学医学部附属病院医療安全管理部ジェネラルリスクマネージャー)
「山形大学医学部附属病院の安全対策/ジェネラルリスクマネージャーとして始動」
 ※「私は…平成13年4月にリスク担当師長となり、10月にはジェネラルリスクマネージャー(以下GRM)として「病院全体の医療事故防止と安全対策の任務に当るようにという辞令を受けました。」
『山形大学病院ニュース』1号002頁 2002/10/31
 仲正昌樹・2003「臨床試験」
仲正昌樹(なかまさ・まさき/金沢大学法学部助教授。社会哲学・比較文学)
「(第1章)金沢大学付属病院「臨床試験インフォームド・コンセント」訴訟の歴史的意義」
 ※2003年2月17日・金沢地裁判決(のちに被告側控訴)。
仲正&打出・2003『人体実験』003-033頁 2003/05/20
・中村桂子(なかむら・けいこ)

 中村桂子・2001「文献目録」

中村桂子(JT生命誌研究館副館長)
 「『医療と法と倫理』資料文献目録〔唄孝一・ELMの森同人 編集〕をめぐって」
『書斎の窓』(有斐閣)506号020-024頁☆ 2001/08/01
 中村桂子・2002「キャリア」
中村桂子(JT生命誌研究館館長。2002年4月から同副館長から館長へ。66歳)
「〔インタビュー記事〕キャリアの軌跡/ JT生命誌研究館館長 中村桂子さん/旺盛な好奇心、新分野開く」
『日本経済新聞』朝刊 2002/06/10
 中村桂子・2002「ヒトクローン」
中村桂子(JT生命誌研究館館長)
「私の視点/ヒトクローン/生命科学の本質見誤るな」
 ※「メディカル・スチューデント・コンファレンス(代表=東京医科歯科大・藤原武雄氏)が医療系学生約千人を対象に行った「クローンに関する意識調査」」について。
『朝日新聞』朝刊 2002/09/25
 中村祐輔・2003「遺伝子」
中村祐輔(なかむら・ゆうすけ/東大医科学研究所教授)《顔Ph有》
 「〔インタビュー記事〕ひと/30万人遺伝子バンク計画を進める東大医科学研究所教授/中村祐輔さん(50)/「患者の立場に立てば、何をすべきかが見えてきます」」
 ※「遺伝子が差別をつくるんではない。人の心がつくるんです。」
『朝日新聞』朝刊 2003/07/09
・名倉 宏(なくら・ひろし)

 名倉宏・2000「遺伝子医療」

名倉 宏(東北大学大学院医学系研究科教授)
「論壇/遺伝子治療の基本/十分な説明と公開必要」
 ※筆者は東北大学医学部倫理委員会委員長でもある。「東北大学医学部ではこれまで、独自の遺伝子研究と診断治療の基準を作って対応してきた」とのこと。
『河北新報』朝刊 2000/01/18
 名倉宏・2000「倫理観」
名倉 宏(東北大学大学院医学系研究科教授)
「論壇/医の道志す若者へ/倫理観を身に付けよう」
『河北新報』朝刊 2000/04/18
名倉宏・2000「医療事故」
名倉 宏(東北大学大学院医学系研究科教授)
「論壇/医療事故から学ぶこと/排すべき父親温情主義(パターナリズム、父権主義)」
『河北新報』朝刊☆2000/05/19
・南淵明宏(なぶち・あきひろ)

 南淵明宏・2002「心臓外科・01」

南淵明宏(大和成和病院(神奈川県大和市)心臓病センター長・心臓外科部長。44歳)
「カルテの余白 心臓外科 (1)/恐怖心あってこそ、外科医の日常」
 ※「医師生活19年で人並み外れた数の心臓外科手術を執刀させていただいた。積み重ねた失敗の数もだれにも負けないかもしれない。」
『朝日新聞』朝刊 2002/10/05
 南淵明宏・2002「心臓外科・02」
南淵明宏(心臓外科医)
「カルテの余白 心臓外科 (2)/術中ビデオ撮影を義務化しては」
 ※「「医師のメモ書き」でしかない現状のカルテは、「診療記録」のごく一部にすぎないからだ。」
『朝日新聞』朝刊 2002/10/12
 南淵明宏・2002「心臓外科・03」
南淵明宏(心臓外科医)
「カルテの余白 心臓外科 (3)/医者も患者に名刺出すのが自然」
『朝日新聞』朝刊 2002/10/19
 南淵明宏・2002「心臓外科・04」
南淵明宏(心臓外科医)
「カルテの余白 心臓外科 (4)/気管内挿管ができない医師」
 ※「大学病院の救急部は院外から運び込まれる重症患者のためのものだが、大学病院内で発生する研修医の不始末の尻ぬぐいにも奔走しているようだ。」
『朝日新聞』朝刊 2002/10/26
 南淵明宏・2002「心臓外科・05」
南淵明宏(心臓外科医)
「カルテの余白 心臓外科 (5)/厳然と存在する医療水準の格差」
 ※「厚生労働省は今年4月、手術件数によって診療報酬に差をつける制度を一部に導入した。」
『朝日新聞』朝刊 2002/11/02
 南淵明宏・2002「心臓外科・06」
南淵明宏(心臓外科医)
「カルテの余白 心臓外科 (6)/手術を公開し技量を磨く」
 ※「10月31日と11月1日には神戸市で開かれた学会の会場に、同市長田区の高橋病院と、愛知県豊橋市の豊橋ハートセンターで行われた計8件の手術の模様が実況中継された。」
『朝日新聞』朝刊 2002/11/09
 南淵明宏・2002「心臓外科・07」
南淵明宏(心臓外科医)
「カルテの余白 心臓外科 (7)/働き盛り襲う心臓病に警戒を」
 ※急性大動脈解離について。
『朝日新聞』朝刊 2002/11/16
 南淵明宏・2002「心臓外科・08」
南淵明宏(心臓外科医)
「カルテの余白 心臓外科 (8)/医師の基礎教育に看護実習を」
 ※「医学部では物質的な理科系の医学だけしか教わらない。」
『朝日新聞』朝刊 2002/11/23
 南淵明宏・2002「心臓外科・09」
南淵明宏(心臓外科医)
「カルテの余白 心臓外科 (9)/治療後にも「セカンドオピニオン」」
 ※「ところが、治療前のインフォームド・コンセントはよく語られるのに治療後の結果を客観的に説明する方法についてはあまり論じられない。」
『朝日新聞』朝刊 2002/11/30
 南淵明宏・2002「心臓外科・10」
南淵明宏(心臓外科医)
「カルテの余白 心臓外科 (10)/漫画やテレビが変える医療現場」
 ※手塚治虫「ブラックジャック」や映画「海と毒薬」、「ブラックジャックによろしく」について。「…よろしく」には、「作者らが取材に来て、私が経験した実際の話をもとに構成していただいた筋立てもある。」
『朝日新聞』朝刊 2002/12/07
 南淵明宏・2002「心臓外科・11」
南淵明宏(心臓外科医)
「カルテの余白 心臓外科 (11)/手術用ゴム手袋の穴にヒヤリ」
 ※「小さな穴だとはいえ、私の病院では2カ月で3回ほど使う前に見つけた。」
『朝日新聞』朝刊 2002/12/14
 南淵明宏・2002「心臓外科・12」
南淵明宏(心臓外科医)
「カルテの余白 心臓外科 (12)/人工心肺を使わない心臓手術」
 ※キーワード:心臓バイパス手術、オフ・ポンプCAGB(心拍動下冠状動脈バイパス手術)。
『朝日新聞』朝刊 2002/12/21
 南淵明宏・2002「心臓外科・13」
南淵明宏(心臓外科医)
 「カルテの余白 心臓外科 (13)/コミュニケーションできない医師」
『朝日新聞』朝刊 2002/12/28
 南淵明宏・2003「心臓外科・14」
南淵明宏(心臓外科医)
「カルテの余白 心臓外科 (14)/執刀は自分に打ち勝つこと」
 ※「手術室には、「殺人」におびえる自分がいたし、「詐欺」を働こうとする自分もいた。」
『朝日新聞』朝刊 2003/01/11
 南淵明宏・2003「心臓外科・15」
南淵明宏(心臓外科医)
「カルテの余白 心臓外科 (15)/知不知、知未知、そして知無知」
『朝日新聞』朝刊 2003/01/18
 南淵明宏・2003「心臓外科・16」
南淵明宏(心臓外科医)
「カルテの余白 心臓外科 (16/完)/医師と患者の大人の関係」
『朝日新聞』朝刊 2003/01/25
 成田薫・2002「筋弛緩剤」
成田 薫(日本尊厳死協会名誉会長)
「〔インタビュー記事〕医師に裁量権ある」
 ※「川崎の筋弛緩剤事件・主治医逮捕」記事での談話。「助かる見込みのない末期患者、との合理的な根拠があれば、医師の裁量権で治療から手を引いてもよい、というのが今の国際的な共通認識。」「今回のケースは、末期との判断が妥当であったならば、むしろ医師の勇気は評価されてもいい。」 
『山形新聞』朝刊 2002/12/05
※→「治療の打ち切り」と筋弛緩剤の投与とはかなりの隔たりがあるように思いますが。
<に>

 仁木恒夫・2003「医療紛争」

仁木恒夫(にき・つねお/久留米大学法学部専任講師。法社会学)
「(第3章)患者側にとっての医療紛争過程」
 ※2003年2月17日・金沢地裁判決(のちに被告側控訴)の金沢大学付属病院「臨床試験インフォームド・コンセント」訴訟。
仲正&打出・2003『人体実験』063-086頁 2003/05/20
 西川伸一・2004「匿名化」
西川伸一(にしかわ・しんいち/京都大教授を経て理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)副センター長。1948年生まれ)《顔Ph有》
 「時流持論/提供者の志くめぬ匿名化」
『朝日新聞』朝刊 2004/05/16
 西三郎・2003「衛生行政」
西 三郎(にし・さぶろう/公衆衛生医。元国立公衆衛生院(現国立保健医療科学院)衛生行政学部長。元東京都立大学教授)
「(特集:薬害肝炎)衛生行政の無作為が起因する肝炎の蔓延:公衆衛生研究の立場から」
  ※キーワード:規制行政、縦割り行政、人権尊重、肝炎訴訟、薬害。
『日本の科学者』38巻4号(通巻423号)022-027頁 2003/04/01
 西田順一・2002「未使用胚」
西田順一(名古屋法務局民事行政部戸籍課長)
「話題わだい/科学の力で作られた人の生命細胞が殺される:捨てられる未使用胚」
 ※生殖補助医療で残された未使用胚の扱いについて。
『戸籍』728号表紙裏 2002/03/30
 西村哲也・2003「SARS」
西村哲也(時事通信中国総局長)
 「(特集:終わり見えぬSARS戦争)「政局」と化した新型肺炎問題:胡主席、情報公開で独自色」
『世界週報』84巻21号(通巻4100号)006-009頁 2003/06/10
 日本医師会生倫懇・1990「説明と同意」
日本医師会生命倫理懇談会
「「説明と同意」についての報告」(1990年1月9日付で日本医師会長宛提出)
『日本医師会雑誌』第103巻・第4号515-528頁 1990/02/15
 日社心・1974「テスト」
日本社会心理学会常任理事会
「国際応用心理学会による「心理テストの作成,頒布並びに使用に関する勧告」に関する日本社会心理学会常任理事会の見解」
『臨床心理学研究』12巻1号086-087頁 1974/08/25
・日本人類遺伝学会

 日本人類遺伝学会・「会告1994.12」

日本人類遺伝学会
「会告(1994年12月)/遺伝カウンセリング・出生前診断に関するガイドライン」
『The Japanese Journal of Human Genetics』 Vol.40, No.1 綴り込み☆1995/03
 日本人類遺伝学会・「会告1995.9」
日本人類遺伝学会
「会告(1995年9月)/遺伝性疾患の遺伝子診断に関するガイドライン」
『The Japanese Journal of Human Genetics』 Vol.40, No.4 綴り込み☆1995/12
 日本人類遺伝学会・1998「e-mail議事録」
日本人類遺伝学会・庶務幹事 中堀豊
「e-mail理事会議事録(1997年10月−1998年4月分)」(資料1と2含む)
『Jpn Soc Hum Genet and Springer-Verlag』1998年 ☆1998
・日本臨床心理学会

 日臨心・1974「心理テスト」

日本臨床心理学会テスト問題検討小委員会
 「<第9・10回テスト問題懇談会報告>アメリカにおける心理テスト事情を探る 心理テスト善用論はさほど楽観的か」
 ※文責:篠原睦治。
『臨床心理学研究』12巻1号075-079頁 1974/08/25
 日臨心・1974「テスト」
日本臨床心理学会運営小委員会
「テスト問題懇談会での討論過程と我々の提案」
『臨床心理学研究』12巻1号079-083頁 1974/08/25
 日臨心・1974「テスト見解」
日本臨床心理学会運営小委員会
「国際応用心理学会による「心理テストの作成,頒布,並びに使用に関する勧告」に関する日本臨床心理学会運営委員会の見解」
『臨床心理学研究』12巻1号083-086頁 1974/08/25
 日臨心・1974「前衛」
日本臨床心理学会運営委員会
「「前衛」掲載記事「トロツキストの『反精神医学』と妄動」に抗議する」
 ※『前衛』1974年7月号掲載記事に対する「抗議ならびに申し入れ書」(089-091頁)、「<資料>「前衛」1974年7月号P.177より抜萃」(092頁)を含む。
『臨床心理学研究』12巻1号089-092頁 1974/08/25
 日臨心・1974「テスト委」
日本臨床心理学会テスト問題検討小委員会
「<第11回テスト問題懇談会報告>国内テスト委構想,実質上の破産か?」
 ※文責:篠原。
『臨床心理学研究』12巻2号063-064頁 1974/10/15
 日臨心・1975「テスト」
日本臨床心理学会編集部
「(特集:心理テストについての総点検(3))<シンポジュウム>心理テストとはなにか --- 受けさせられる側からの照射」
 ※1974年12月3日・尼崎労働福祉会館にて開催。
『臨床心理学研究』12巻3号014-043頁 1975/03/25
 日臨心・1975「テスト問題」
日本臨床心理学会運営委員会
「テスト問題懇談会の今後のあり方に関する私たちの見解:特に日本応用心理学会批判をふまえて」
『臨床心理学研究』13巻1号093-097頁 1975/06/01
 日臨心・1981「意見書」  日臨心・1975「見解要請」 <ぬ>

・島次郎(ぬでしま・じろう)

 島次郎・2000「論壇」

 島次郎・2001「余剰胚」
島次郎(三菱化学生命科学研究所主任研究員)
「〔インタビュー記事〕不妊治療で不要になった受精卵 余剰胚どう考える/胚は生命、扱いに尊厳を 何でもOKには疑問」
 ※聞き手は同紙・岡崎明子。同時掲載のインタビューが吉村泰典・2001「余剰胚」
 ※「余剰胚の提供は、形を変えた養子縁組だと思います。国はその前に、養子制度の拡充を考えるべきです。子の福祉という観点から考えると、養子として迎えられた方が子どもにはいいと思う。〔改行〕旧厚生省の専門委員会の報告書は、代理出産以外は何でもOKという内容です。すべての点で日本の生殖医療の現状とあまりにもかけ離れている。生まれてくる子の福祉ではなく、子どもが欲しい患者と、産ませたい産科医の要求が優先されています。」
『朝日新聞』朝刊 2001/10/31
<ね>
 

<の>

 野上ふさ子・1998「動物実験」

野上ふさ子(のがみ・ふさこ/地球生物会議代表)
「(動物愛護週間/動物たちの悲鳴が聞こえますか)実験動物/動物実験に法規制が必要な理由」
『週刊金曜日』6巻37号(通巻241号)034-035頁 1998/09/25
 野口明宏・1986「説明義務」
野口明宏(杏林大学保健学部助教授。法学。1945年生まれ)
「倫理的側面からみた医師の説明義務」
 ※杏林大学保健学部における講義を加筆修正したもの。
勝目卓朗・1986『医の倫理』107-119頁 1986/04/10
 野里晃・2003「カルテ開示」
野里 晃(医師。神奈川県鎌倉市。42歳)
「声/カルテ開示は現場の常識だ」
 ※朝日5月15日付社説【医療】を読んで。「私は勤務先病院の院長から、カルテには医療従事者しか使わない英単語は極力使わないように指示されてきました。」
『朝日新聞』朝刊 2003/05/21
 野田正彰・2002「指導力不足」
→ 「指導力不足」教員をあぶり出す教育行政に荷担する精神科医、臨床心理学者の医療倫理の欠如についての批判がありますが、教育現場の問題が主として【研究・教育】野田正彰・2002「指導力不足」 へ
 能登恵美子・2002「ハンセン病」
能登恵美子(のと・えみこ/編集者)
「「生の証し」後世へ集大成:ハンセン病「もう一つの運動」 文学全集刊行」
 ※皓星社刊の『ハンセン病文学全集』について。
『日本経済新聞』朝刊 2002/09/17
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<は行>

<は>

 パーク・2003「ブレイクスルー」

ポール・パーク(Paul Park/1954年生まれ)&訳:小川隆(おがわ・たかし/翻訳家。1951年生まれ)
 (小説)「ブレイクスルー」(The Breakthrough)
 ※小川隆氏による解説「スプロール・フィクションの潮流(2)/SFより現実を」(044-045頁)によると、原著は1995年発表、「この「ブレイクスルー」という作品では、ファシリテイテッド・コミュニケーションという技法が描かれているが、これは昨年NHKで「奇跡の詩人」という番組で紹介された実在の療法だ。」(045頁)。
『S-Fマガジン』(早川書房)44巻6号(通巻566号)032-043頁 2003/06/01
※→この小説で「FC」がどう描かれるかは --- 小説ですので --- お読みください。なおNHKの番組を批判する関係書:滝本&石井・2002『奇跡の詩人』【報道】
 唄孝一・1990「知る権利」  橋倉あや子・2002「聴覚検査」
橋倉あや子(はしくら・あやこ /稲城市聴覚障害児をもつ親の会代表)
「私の視点/新生児聴覚検査/療育体制の充実不可欠」
 ※「生まれたばかりの赤ちゃんの聴覚障害を発見できるAABR(自動聴性脳幹反応検査)が全国的に導入されようとしている。」
『朝日新聞』朝刊 2002/11/16
 橋元淳一郎・2004「プラトン・061」
橋元淳一郎(はしもと・じゅんいちろう/SF作家。相愛大学教授。1947年生まれ)
「プラトンの洞窟 第61回/引き返すことのできない旅」
 ※「すなわち、クローン人間への第一歩は、五万年くらい前の、人類の最初の文化的爆発によって引き起こされたのである。」(173頁)
『S-Fマガジン』45巻1号(通巻573号)172-173頁 2004/01/01
 橋本秀雄・2002「半陰陽者」
橋本秀雄(はしもと・ひでお/PESFIS(日本半陰陽者協会)世話人。三重大学非常勤講師。1961年生まれ)
「性と生のはなし (2)/沈黙していた半陰陽者が半陰陽の子どもたちのために主張したこと」
 ※「沈黙していた半陰陽者が医療過誤から学び取り、今後も産まれてくる半陰陽の子どもたちのために主張したことは、「半陰陽の新生児の性判定に関し、「人類の性は女性と男性しか存在しない」という社会規範に囚われてはいけない、ということでした。」(071頁)
『週刊金曜日』10巻13号(通巻414号)068-071頁 2002/04/05
※→「それにしても、戸籍の続柄の表記の仕方を変えることはできないのでしょうか。」(071頁)として出生届のことも問題提起されているので【行政】かとも思いましたが、新生児科医の倫理問題の比重が大きいかと考えて本【医療】へ。
 橋本正次・2002「法人類学者」
橋本正次(はしもと・まさつぐ/東京歯科大学講師)
「〔インタビュー記事〕松木薫さんの「遺骨」を鑑定した法人類学者/橋本正次さん(49)/「趣味はがいこつグッズ集め。『悪趣味だ』と言われますが」」
 ※記者によると、「84年、恩師の勧めで米陸軍の中央鑑識研究所に留学。遺骨からの身元確認を学んだ。」
『朝日新聞』朝刊 2002/12/07
 長谷川友紀・2000「医療事故」
長谷川友紀(東邦大学医学部公衆衛生学教室講師)
 「(第4編 危機管理意識の覚醒:医療事故防止システムの構築)海外最新事情「米国の医療事故防止対策」/ナショナルセンター設置、強制的報告システムの導入などを政府方針として打ち出す」
2000『医療白書』308-311頁 2000/11/10
 長谷川博史・2002「エイズ支援組織」
長谷川博史(はせがわ・ひろし)
「〔インタビュー記事〕ひと/エイズ支援組織を作った感染者/長谷川博史さん/「多様な生のあり方を肯定しない風潮が、理解を妨げている」。49歳」
 ※文:高山裕喜。
『朝日新聞』朝刊 2002/08/17
 服部紘・2001「奥羽大学」
服部 紘(はっとり・ひろ/ジャーナリスト)
「“選ばれた”奥羽大学/「捜査」におびえる歯学部教授たち」
『週刊金曜日』9巻7号(通巻359号)046-048頁 2001/02/23
 帚木蓬生・2002「エンブリオ」
帚木蓬生(ははきぎ・ほうせい/作家、精神科医。八幡厚生病院副院長)
「〔インタビュー記事〕ひと・本/帚木蓬生『エンブリオ』(集英社・一九〇〇円)/密室の生殖医療にメス入れた小説 「日本では二十年後に男性妊娠も」」
 ※聞き手:本誌・山本朋史。
『週刊朝日』107巻42号(通巻4521号)110頁 2002/09/20
・浜 六郎(はま・ろくろう)

 浜六郎・2000「EBM」

浜 六郎(内科医、医薬ビジランスセンター(NPOJIP)理事長、TIP誌副編集長、大阪大学非常勤講師、臨床薬理学会指導医、薬剤疫学会理事)
「(特集:医療と薬)日本で根拠に基づく薬物治療を行うには」
 ※キーワード:根拠に基づく治療(EBM)、医薬ビジランス、エッセンシャル・ドラッグ、薬価。
『日本の科学者』35巻10号(通巻393号015-019頁 2000/10/01
 浜六郎・2002「院内感染」
浜 六郎(医師。医と薬を監視するNPO「医薬ビジランスセンター」代表)
「薬の診察室/院内感染/防止活動も病院選ぶ目安に」
『朝日新聞』朝刊 2002/02/02
 浜六郎・2002「抗生物質」
浜 六郎(医師。医と薬を監視するNPO「医薬ビジランスセンター」代表)
「薬の診察室/抗生物質と手術/切開で菌増殖、その前に使用」
 ※「また、患者さんは自衛のために、必ず手術前の抗生物質使用を手術医に確認した方がよい。」
『朝日新聞』朝刊 2002/02/16
 浜六郎・2002「薬のチェック」
浜 六郎(医師。医と薬を監視するNPO「医薬ビジランスセンター」代表)
「薬の診察室/薬のチェック/本当に必要か、見極めて」
『朝日新聞』朝刊 2002/03/23
 浜六郎・2002「医薬」
浜 六郎(医師。医と薬を監視するNPO「医薬ビジランスセンター」代表)
「薬の診察室/医薬ビジランス/疑いと吟味で見る目鍛えて」
 ※キーワード:ヤコブ病訴訟、薬害、季刊誌『薬のチェックは命のチェック』。
『朝日新聞』朝刊 2002/03/30
 浜六郎・2002「薬の監視」
浜 六郎(医薬を監視するNPO法人「医薬ビジランスセンター」理事長
「薬の監視を製薬会社に任せてはいけない」
 ※キーワード:独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」構想、肺がん用抗がん剤「イレッサ」、薬事・食品衛生審議会、コクラン共同計画。
『週刊金曜日』10巻49号(通巻450号)030-031頁 2002/12/13
 浜六郎・2003「不要な薬」
浜 六郎(医師。特定非営利活動法人医薬ビジランスセンター(NPOJIP)代表。『薬のチェックは命のチェック』副編集長)
 「必要な薬と不要な薬」
『週刊金曜日』11巻12号(通巻463号)037-039頁 2003/03/28
 浜六郎・2003「必要な薬・02」
浜 六郎(医師(内科・疫学)。NPO法人「医薬ビジランスセンター」)
「必要な薬と不要な薬 (2)/コレステロール低下剤でガンにならないために」
『週刊金曜日』11巻29号(通巻480号)048-049頁 2003/08/01
 浜六郎・2003「必要な薬・03」
浜 六郎(医師(内科・疫学)。NPO法人「医薬ビジランスセンター」)
「必要な薬と不要な薬 (3)/アトピーの子どもにプロトピック軟膏は危険!」
『週刊金曜日』11巻33号(通巻484号)050-051頁 2003/09/05
 浜六郎・2003「必要な薬・04」
浜 六郎(医師(内科・疫学)。NPO法人「医薬ビジランスセンター」)
「必要な薬と不要な薬 (4)/糖尿病治療で大切な薬はインスリンだけ!」
『週刊金曜日』11巻37号(通巻488号)050-051頁 2003/10/03
 林英一・2003「SARS」
林 英一(はやし・えいいち/ジャーナリスト)
「(SARSに揺れる中華世界)北京」
『週刊金曜日』11巻19号(通巻470号)020頁 2003/05/23
 林達雄・2002「エイズ」
林 達雄(はやし・たつお/アフリカ日本協議会代表(医師))
「私の視点/エイズ/安価な治療薬を途上国に」
 ※キーワード:世界貿易機関(WTO)、特許制度、知的所有権、公衆の健康保護。
『朝日新聞』朝刊 2002/12/16
 原誠・2003「イチャルパ」
原 誠(大学院生)
 「投書/アイヌ納骨堂イチャルパに参列して」
 ※「戦時中、医学部の児玉作左衛門氏(故人)らは道内各地で一〇〇四体にも及ぶアイヌ人骨を「収集」した。」(060頁)
『週刊金曜日』11巻32号(通巻483号)060頁 2003/08/29
 バルア・2002「医学教育」
スマナ・バルア(医師。東京都在住)
「私の視点/医学教育/痛みのわかる医師養成を」
 ※「来月からフィリピン・マニラの世界保健機関(WHO)に医務官として赴任することになった。」「日本では医学博士号を取得しただけでなく、多くの医学生を指導する立場にも恵まれた。」
※原文英語。
『朝日新聞』朝刊 2002/03/27
 バルア・2002「国際医療」
スマナ・バルア(2002年4月から世界保健機関(WHO)医務官としてアジア・西太平洋37カ国の地域保健を担当)
「〔インタビュー記事〕こんにち話/WHO医務官スマナ・バルアさん/国際医療への協力/「志」ある若者育てよう」
 ※聞き手:共同通信編集委員・小川明。
『山形新聞』夕刊 2002/05/13
 春田弘昭・2003「研修指導医」
春田弘昭(内科勤務医。鹿児島市。34歳)
「〔投稿欄〕言いたい/研修指導医の保証を」
 ※「私は研修医の指導をしています。…… 指導に対しての報酬はありません。」
『朝日新聞』朝刊 2002/12/26
<ひ>

 檜垣誠次・1997「説明義務」

檜垣誠次(ひがき・せいじ/鎌倉・檜垣法律事務所弁護士))
「(2.インフォームド・コンセントの一般的注意)3.法的にみた医師の説明義務」
岩永&正岡・1997『IC基本』046-050頁 1997/04/10
 東山鑑司・2002「原告番号2番」
東山鑑司(ひがしやま・かんじ)
「ひと/実名を公表した薬害エイズ訴訟「原告番号2番」/東山鑑司さん/「患者と知って8割の人が手伝おうと。人情は残っとった」。55歳」
 ※文:石田祐樹。
『朝日新聞』朝刊 2002/07/29
 飛雁有紀・2003「悩み相談」
飛雁有紀(ひかり・ゆき/フリーライター)
「私の視点/悩み相談/恋愛専門の機関にニーズ」
 ※「3年間、携帯電話公式サイト「恋愛相談室」を運営してきた。」「事件にまではならなくても、恋愛が原因によるうつ病をはじめ、神経症や過換気症候群など、心の病名がついている人からの相談も多い。」
『朝日新聞』朝刊 2003/03/31
 樋口卓也・2003「企業病院」
樋口卓也(時事通信政治部)
「画餅に終わるか「企業の病院参入」:4月にも構造改革特区第1号」
『世界週報』84巻13号(通巻4092号)030-032頁 2003/04/08
 樋口範雄・2002「医療情報」
樋口範雄(東京大学法学部教授)
「医療をめぐる情報と倫理と法」
 ※国際交流基金日米センターが支援する日米共同研究についての紹介。
『CGPニュースレター』(国際交流基金日米センター発行)20号003-004頁 2002/09/30
 久道茂・2003「医師の面談」
久道 茂(宮城県病院事業管理者)
「けやき並木/医師の面談」
 ※「昨年、宮城県立がんセンターで、大学医局からの推薦で若い医師を採用するために行った面接時の会話である。」「医師不足で悩む地方の病院の院長は、医師を選別する余裕はない。派遣してもらっただけでもありがたいのである。」
『河北新報』朝刊 2003/02/04
・日野原重明(ひのはら・しげあき)

 日野原重明・2002「ストレス」

日野原重明(聖路加国際病院名誉院長・理事長)
「私の視点/ストレス/憩いの場がだれにも必要」
『朝日新聞』朝刊 2002/08/24
※→筆者の主張は、「心身を鍛える」ためには「適当なストレスを与え」ることが必要だというのと、「職場に強いストレスがあっても、家庭の中に憩いがあると挫けないですむ」(過労死しない)の2点でしょう。しかし、「世の中が平和で生きるための危険が少なくなると、安易に生きることに飼いならされた人間には、自分の気持ちに合わない作業を命じられると耐えられなくなる」の「飼いならされた」云々という棘のある言い方と考え合わせると、過労死の原因は「精神的にひ弱」な本人と、本人に「憩い」を提供しなかった遺族にあるという主張のように聞こえます。こんな乱暴な主張をする人なのかな(松本の理解が乱暴なだけ?)。
 日野原&押川・2003「在宅死」
日野原重明(聖路加国際病院理事長・名誉院長)《顔Ph有》、
押川真喜子(おしかわ・まきこ/聖路加国際病院訪問看護科ナースマネージャー)《顔Ph有》
 「〔対談〕やっぱり家で死にたい:看取りと在宅死」
 ※キーワード:在宅療養、訪問看護、QOL、末期医療、押川真喜子『在宅で死ぬということ』(文芸春秋)。
『文芸春秋』81巻8号144-151頁 2003/07/01
 日野原重明・2003「ルルド」
日野原重明
「91歳・私の証 あるがまま行く/ルルドにて/癒やしの奇跡を考えて」
 ※「 「証明される証拠なしには科学とはいえない」という「Evidence Based Medicine(EBM)」は、20世紀末から揺るぎ始めています。」
『朝日新聞』朝刊 2003/09/27
 姫野信吉・2000「カルテ開示」
姫野信吉(医療法人社団八女発心会 姫野病院院長・理事長)
「(第1編 情報開示の流れは止まらない)第4章 インターネットによる電子カルテ開示」
2000『医療白書』051-060頁 2000/11/10
・平田剛士(ひらた・つよし)

 平田剛士・2003「献血」

平田剛士(フリーランス記者。1964年生まれ)
「廃棄物を追え! 第10回/献血の賞味期限」
 ※写真:木村 聡(きむら・さとる/フォト・ジャーナリスト)。
『週刊金曜日』11巻37号(通巻488号)036-039頁 2003/10/03
 平舘英明・2003「保険証」
平舘英明( ひらたて・ひであき/ジャーナリスト)
「(これでは病院に行けない)保険証を返せ!」
 ※キーワード:国民健康保険被保険者証(国保証)、保険料滞納、被保険者資格証明書(資格証)。
『週刊金曜日』11巻18号(通巻469号)028-030頁 2003/05/16
 平野良一・2000「リスクマネジャー」
平野良一(東京海上メディカルサービス株式会社取締役業務部長兼メディカルリスクマネジメント室長)
「(第4編 危機管理意識の覚醒:医療事故防止システムの構築)第5章 リスクマネジャー配置は防波堤になりうるか」
2000『医療白書』279-292頁 2000/11/10
 広井良典・2003「国民皆保険」
広井良典(ひろい・よしのり/千葉大学教授。専攻は医療政策・社会保障論)
「(これでは病院に行けない)国民皆保険がフイに」
 ※キーワード:医療改革、患者自己負担割合、保険外診療、混合医療。
『週刊金曜日』11巻18号(通巻469号)031-033頁 2003/05/16
 ビンナッカー・2002「受精卵」
エルンスト・ビンナッカー(ドイツ研究協会会長。ミュンヘン大学教授(分子生物学)。1998年から同会長。60歳)
「直言/受精卵研究 社会と対話を」
 ※ドイツでは「今年できた法律で、あらゆる組織の細胞に分化する胚性幹(ES)細胞を輸入して限られた研究に使えるようになった。」 ドイツ研究協会は「科学者集団による予算配分機関である」。
『朝日新聞』朝刊 2002/05/29
<ふ>

 福井星一・2001「ドナー禁止」

福井星一(大学院生。千葉県船橋市)
「〔声欄〕意味あるのかドナーの禁止」
 ※骨髄バンクから、「イギリスに半年以上住んでいたことを理由に」「ドナー登録差し止め」を通知されて。
『朝日新聞』朝刊 2001/12/06
 福島雅典・2004「中絶胎児」
福島雅典(ふくしま・まさのり/京都大学探索医療センター検証部教授(臨床試験管理学))《顔Ph有》

「私の視点/中絶胎児/研究利用は是認できない」
 ※「私が所属する京都大学探索医療センター検証部と先端医療振興財団・臨床研究情報センター臨床試験運営部は、中絶胎児細胞の移植研究を一切支援しない方針だ。」
『朝日新聞』朝刊 2004/07/16

 福田哲也・2003「遺伝子医療」
福田哲也(ふくだ・てつや/順天堂大学医学部(一般教育)教授(細胞学専攻)。1940年生まれ)
「(特集:ヒトゲノム)遺伝子医療:幹細胞による再生医療の可能性」
 ※キーワード:スニップ(単ヌクレオチド多形)(SNP)、血管内皮増殖因子(VEGF)、神経成長因子(NGF)、胚幹細胞、ベクター。
 ※「このように、遺伝子治療の先進国であるアメリカでも研究推進の上で不利になるような副作用については多くをかたらないし,報告もしない傾向がでてきている.」(021頁)
『日本の科学者』38巻1号(通巻420号)016-021頁 2003/01/01
 福田眞人・2002「医学史」
福田眞人(ふくだ・まひと/名古屋大学大学院教授(比較文化史))
「私の視点/医学史教育/誤り・愚行から浮かぶ課題」
 ※「…日本の大学に専門の講座は数えるほどで、お寒い現状である。」
『朝日新聞』朝刊 2002/12/21
 福間誠之・1994「患者中心」
福間誠之(明石市立市民病院院長)
「(第1章患者中心の医療とは/1.6)患者の中心の医療とは:パターナリズムからバイオエシックスへ」
星野一正・1994『生命倫理』028-031頁 1994/04/30
 福間誠之・1994「脳移植」
福間誠之(明石市立市民病院院長)
「(第2章先端医療の人為的介入/2.4)脳移植と脳死」
星野一正・1994『生命倫理』062-065頁 1994/04/30
 福間誠之・1994「ターミナルケア」
福間誠之(明石市立市民病院院長)
「(第3章ターミナルケア・死の迎え方/3.4)ターミナルケア(終末期医療)」
星野一正・1994『生命倫理』104-108頁 1994/04/30
 福間誠之・1994「出生前診断」
福間誠之(明石市立市民病院院長)
「(第4章生と性をめぐる問題/4.4)出生前診断と外科的治療」
星野一正・1994『生命倫理』150-151頁 1994/04/30
 フクヤマ・2001「バイオテクノロジー」
フランシス・フクヤマ(ジョンズ・ホプキンス大学教授)
「バイオテクノロジーと21世紀/フランシス・フクヤマ氏に聞く/人間支配が可能な社会到来/階層対立、政治不安の恐れも」
 ※聞き手:アメリカ総局長・高成田享。
※新著『The Posthuman Future(脱人間の将来)』を来春出版予定。
『朝日新聞』朝刊 2001/09/12
・富家 孝(ふけ・たかし)

 富家孝・2002「医療ミス」

富家 孝(医師・ジャーナリスト)
「寄稿/特権にあぐらをかくな/東京女子医大医療ミス/許せぬ隠ぺい工作」
 ※「逮捕された医者は、判決以上に」医道審議会による医師免許取消「処分を恐れているだろう。」
『山形新聞』朝刊 2002/07/08
 富家孝・2004「医療事故」
富家 孝(医師。ジャーナリスト)《顔Ph有》
 「私の視点/医療事故/医師は報道を煙たがるな」
 ※2004年2月26日付投稿「何でも「事故」扱いの弊害」への批判。
『朝日新聞』朝刊 2004/04/17
 藤井正雄・1994「臓器移植」
藤井正雄(大正大学文学部教授)
「(第2章先端医療の人為的介入/2.2)人為と自然:宗教と臓器移植」
星野一正・1994『生命倫理』054-058頁 1994/04/30
 藤井正雄・1994「ホスピス」
藤井正雄(大正大学文学部教授)
「(第3章ターミナルケア・死の迎え方/3.2)ホスピスとビハーラ」
星野一正・1994『生命倫理』095-099頁 1994/04/30
 不二崎正径・2002「変色歯」
不二崎正径( ふじさき・まさみち/歯科医師。新潟市在住)
「私の視点/変色歯/TC系抗生剤の使用制限を」
 ※テトラサイクリン(TC)系抗生剤服用による歯の変色について。
『朝日新聞』朝刊 2002/06/29
 藤本二郎・2002「負の作用」
藤本二郎(ふじもと・じろう/社会福祉法人ノーマライゼーション協会(大阪市)ハーブ診療所長。2002年3月まで大阪大医学部講師)
「直言/薬の「負の作用」にも注目を」
 ※「こうした抗がん剤の負の側面についての研究も、患者にとっては有益ではないかと自負しているのだが、研究費のやりくりが難しいなど制約も少なくない。」
『朝日新聞』朝刊 2002/11/13
 古川俊治・2000「医療過誤」
古川俊治(慶應義塾大学医学部外科医師・TMI総合法律事務所所属弁護士)
 「(第4編 危機管理意識の覚醒:医療事故防止システムの構築)第6章 医療過誤訴訟の動向と対策」
2000『医療白書』293-303頁 2000/11/10
 古屋治男・2001「心の病」
古屋治男(ふるや・はるお/全国精神障害者家族会連合会理事長)
「〔インタビュー記事〕「心の病に理解を」全家連理事長・古屋治男さんに聞く/「精神分裂病」新病名を公募/偏見解消の好機に」
 ※「…今年六月に大阪で起きたあまりにも不幸な児童殺傷事件が、精神医療を改善するきっかけになってほしいと願っています。事件直後、容疑者の病歴や通院歴が繰り返し報じられ、「野放し」といった偏見を助長する言葉まで使われて「精神障害者の犯罪」というイメージができてしまいました。」
『河北新報』朝刊 2001/10/31
<へ>

 別府&増山・2003「その薬」

別府宏圀(べっぷ・ひろくに/医師。東京都立北療育医療センター院長。医薬品・治療研究会(TIP)代表。『TIP(正しい医療と薬の情報)』編集長)、
増山ゆかり(ますやま・ゆかり/薬害サリドマイドの被害者。財団法人いしずえ(サリドマイド福祉センター)所属)、
水口真寿美(みなぐち・ますみ/弁護士。薬害オンブズパースン会議事務局長)
「座談会/その薬、ホントに必要ですか?:承認経過、副作用を知って、正しくお使い下さい」
 ※2003年3月3日・編集部にて。司会:水口真寿美。まとめ:編集部・大西史恵。
 ※キーワード:インフルエンザワクチン、抗ガン剤「イレッサ」、サリドマイド、インフォームド・コンセント。
『週刊金曜日』11巻12号(通巻463号)028-033頁 2003/03/28
<ほ>

 法務省・2001「ハンセン病」

法務省人権擁護局
「ハンセン病を正しく理解しましょう:偏見や差別をなくすために」
『外国人登録』511号044-045頁 2001/09/30
 星徹・1998「新宿人骨」
星 徹(ほし・とおる/ルポライター)
 「日本軍の人体実験/新宿に眠る人骨と七三一部隊」
『週刊金曜日』6巻34号(通巻238号)027-029頁 1998/09/04
 星野征光・1983「実態調査」 ・星野一正ほしの・かずまさ)

 星野一正・1989「教育者」

 星野一正・1991「医療報道」
星野一正(京都大学名誉教授/元京大医の倫理委員会委員長)
「(医学報道最前線:先端医療取材に今何が求められているか)医療報道で競うべきはスクープかそれとも正確な報道か」
 ※1990年12月・民放労連主催「報道フォーラム90」から。文責編集部。
『放送レポート』109号002-005頁 ※「フォーラム」の討論部分は009-011頁。 1991/03/01
 星野一正・1994「IC」
星野一正(京都大学名誉教授、京都女子大学宗教・文化研究所教授、国際バイオエシックス研究センターディレクター)
「(第1章患者中心の医療とは/1.5)インフォームド・コンセント」
星野一正・1994『生命倫理』023-027頁 1994/04/30
 星野一正・1994「生殖技術」
星野一正(同上)
「(第2章先端医療の人為的介入/2.7)先端生殖技術と人間のクローニング」
星野一正・1994『生命倫理』075-080頁 1994/04/30
 星野一正・1994「尊厳死」
星野一正(同上)
「(第3章ターミナルケア・死の迎え方/3.7)尊厳死・安楽死・慈悲殺」
星野一正・1994『生命倫理』119-123頁 1994/04/30
 星野一正・1994「エイズ」
星野一正(同上)
「(第4章生と性をめぐる問題/4.7)エイズをめぐるバイオエシックス」
星野一正・1994『生命倫理』161-165頁 1994/04/30
 星野一正・1994「エイズ教育」
星野一正(同上)
「(第4章生と性をめぐる問題/4.8)エイズ教育:バイオエシックスの観点から」
星野一正・1994『生命倫理』166-170頁 1994/04/30
 ホスラー晃子・2000「日常・8」  本庄重男・1997「国際査察」
本庄重男(ほんじょう・しげお/国立予防衛生研究所名誉所員。愛知大学教授)
「バイオ実験の「予研」に国際査察:無神経な環境対策に警告」
『週刊金曜日』5巻28号(通巻184号)058-059頁 1997/07/25
 本田宏・2002「医療システム」
本田 宏(ほんだ・ひろし/済生会栗橋病院(埼玉県)外科部長)
「直言/ミス招く医療システムの病理」
 ※キーワード:マンパワー不足。加重労働。研修医。過労死。社会舗装国から社会保障国へ。
『朝日新聞』朝刊 2002/07/03
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<ま>

 前川太市・1975「テスト」

前川太市(兵庫県立尼崎工業高校)
「(特集:心理テストについての総点検(3))被差別の側からみた日米両国の心理テスト:兵庫の高校現場のたたかいとR. Williams 論文」
※同号に、ウィリアムズ・1975「黒人社会」掲載。
『臨床心理学研究』12巻3号054-055頁 1975/03/25
 前川太市・1976「テスト」
前川太市(尼崎工業高校)
「(特集:臨床心理学・心理臨床の総点検 --- 「される」側に学ぶことからの再出発(第11回総会シンポジュウムの記録))《現地リポートその1》心理テストに見る企業の論理の欺瞞性:75年度の高卒就職試験から」
『臨床心理学研究』13巻3号105-108頁 1976/03/31
 馬岡健・2001「説明と同意」
馬岡 健(時事通信解説委員)
「侃々諤々/お寒い「説明と同意」の現実/マニュアルからの“脱皮”を」
 ※「患者、家族にとって最も知りたいことが十分に伝えられないまま、「あとは、そちらで」と決断を迫られるケースも。そのような時、患者や家族は「形ばかりのインフォームドコンセント」であったことを思い知らされるはずだ。」(036頁)
『世界週報』82巻39号(通巻4019号)036頁 2001/10/16
 真尾秀幸・2002「歯科医」
真尾秀幸(医師。札幌市)
「声/歯科医の救命 国はなぜ放置」
 ※「…若い口腔外科医が救急医療の研修を行うことは、診療の質を高めるために必要なことです。」
『朝日新聞』朝刊 2002/03/01
 牧野恒久・2003「不育症」
牧野恒久(まきの・つねひさ/東海大学医学部教授(産婦人科))《顔Ph有》
「私の視点/少子化対策/「不育症」の専門医増やせ」
 ※キーワード:自然流産、早産、晩婚化、人工妊娠中絶、出生力。
 ※人工妊娠中絶数と「不育症と合わせて日本の出生力は現在でも年間約200万件(妊娠数)があることになる。」
『朝日新聞』朝刊 2003/07/09
※→少子化対策評として同時期の坂本洋子・2003「少子化」 【医療】との対比も興味深いです。
 正岡徹・1997「臨床試験」
正岡 徹(まさおか・とおる/大阪府立成人病センター病院長)
「(1.インフォームド・コンセントの基本)3.医薬品の臨床試験の実施に関する基準とインフォームド・コンセント」
岩永&正岡・1997『IC基本』022-034頁 1997/04/10
 桝田耕三・1987「被爆二世」
桝田耕三(ますだ・こうぞう/某仏教系大学を経て現在僧侶、宗教研究家)
「(2 調査の諸問題と人権/第九章)被爆二世健康調査と反対運動」
 ※厚生省による調査について。
広田&暉峻・1987『調査と人権』273-285頁 1987/05/20
 松井英介・1999「看護職」
松井英介(まつい・えいすけ/医師、岐阜大学医学部教員、「岐阜・2001年の会」代表)
「(横浜市立大学付属病院/「患者取り違え手術」が投げかけたこと)「先立つもの」は看護職の増員」
『週刊金曜日』7巻17号(通巻271号)036-037頁 1999/05/14
 松井猛・2003「納得診療」
松井 猛(まつい・たけし/整形外科医)
「私の視点/「納得診療」/患者との対話で築く信頼」
 ※キーワード:インフォームド・コンセント、説明と同意、ムンテラ、EBM。
『朝日新聞』朝刊 2003/02/05
 松崎勝美・2003「バイオベンチャー」
松崎勝美(時事通信産業部)
「発展期迎えたバイオベンチャー:資金、人材で多くの課題も」
 ※「トランスジェニック」社(取締役に山村研一・熊本大学教授)、「エンジェス エムジー」社(取締役に森下竜一・大阪大学助教授)、「ナノキャリア」社など。
『世界週報』84巻5号(通巻4084号)032-035頁 2003/02/11
 松原謙一・2000「論壇」  松村高夫・1994「解説」
松村高夫
「解説」
森村誠一・1994『悪魔の飽食・2』264-282頁 1994/11/
 松村昌廣・2003「WHO」
松村昌廣〈まつむら・まさひろ/桃山学院大学法学部教授。国際安全保障学会理事。1963年神戸市生まれ)《顔Ph有》
「なぜ台湾はWHOオブザーバーになれなかったのか」
 ※キーワード:新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)、WHO年次総会。
『世界週報』84巻27号(通巻4106号)028-031頁 2003/07/22
 松本光正・2002「カルテ開示」
松本光正(埼玉県保険医協会副理事長。さいたま市。59歳)
「言いたい/カルテ開示に反対」
 ※「カルテは原則として、医師の主観的な記録物で、個人の日記と同じです。」
『朝日新聞』朝刊 2002/04/18
※→これへの反論が、4月25日付掲載の、山田佳彦・2002「カルテ」
・松山幸弘(まつやま・ゆきひろ)

 松山幸弘・2002「日本版IHN」

松山幸弘(富士通総研経済研究所主席研究員。1953年生まれ。1999年より現職。経済学博士)
「日本版IHNで医療産業が地方自立の柱になる」
 ※「医療産業の営利化が進んでいると思われている米国でも、非営利組織が株式会社に圧勝している。その原動力となっているのが、IHN(インテグレーッテッド・ヘルスケア・ネットワーク)と呼ばれる広域医療圏ネットワークだ。」 筆者の構想する「日本版IHN」では「全国共通電子カルテ」による情報の共有が前提になっている。
『世界週報』83巻1号(通巻4030号)028-031頁 2002/01/01
 松山幸弘・2002「非営利組織」
松山幸弘(富士通総研経済研究所主席研究員。九州大学経済学博士。1953年生まれ。)
「経済教室/特区構想への視点(下)/医療、非営利組織を中核に/利益、地域に還元/地方も世界と競争可能に」
 ※キーワード:広域医療県統合ネットワーク(IHN)。電子カルテによる患者データ共有。
『日本経済新聞』朝刊 2002/06/13
 丸子王児・2003「利益追求」
丸子王児(まるこ・おうじ/在ニューヨーク、フリーランス・ライター)
「利益追求で踏みつぶされる患者:アメリカ医療のいま」
 ※キーワード:米のメディケア、メディケイド、マネジドケア、国民皆健康保険、HMO。
『週刊金曜日』11巻26号(通巻477号)051-053頁 2003/07/11
 丸山和子・2003「カルテ開示」
丸山和子(三重県、主婦)
「〔投書欄〕言いたい/カルテ開示の実態」
 ※「私が頂いたのは点数計算のためのカルテであって、主治医の先生は別のカルテをお持ちということです。」
『朝日新聞』朝刊 2003/03/06
 丸山尚・1994「医療裁判」
丸山 尚(住民図書館館長)
「ミニ・コミの現在を読む (36)/ある医療裁判の記録」
 ※「浜田医療裁判」を伝えた『医療を考える』(1989年12月廃刊)について。
『マスコミ市民』304号084-085頁 1994/03/01
<み>

 三浦捷一・2004「がん新薬」

三浦捷一(癌治療薬早期認可を求める会代表)
「〔インタビュー記事〕SIGHT医療連載 第5回/がん新薬認可を求めて闘う医師」
 ※聞き手:松村耕太朗。
 ※キーワード:抗がん剤、薬事法、治験、肝臓がん、非環式レチノイド、治験外提供、日研化学、医師主導治験。
『ロッキング・オン・ジャパン10月増刊号サイト』2004年秋季号(18巻13号通巻267号)158-163頁 2004/10/04
 水嶋春朔・2000「個人情報」  三浦捷一・2002「がん治療」
三浦捷一(みうら・しょういち/医師。兵庫県在住)
「私の視点/がん治療/薬選択、患者に決定権を」
 ※「私は、進行期がん患者であり、かつては、がん治療医でもあった。」「我が国でも、がん治療薬は「安全重視」から「自己決定権重視」へと転換されるべきである。」。
『朝日新聞』朝刊 2002/01/26
 三澤裕之・2003「内視鏡とIC」
三澤裕之(みさわクリニック内科・消化器科院長)
「お腹の医学 山大第2内科からのアドバイス(32)/内視鏡とインフォームドコンセント/目的や偶発症など説明」
『山形新聞』朝刊 2003/03/14
・光石忠敬(みついし・ただひろ)

 光石忠敬・2000「疫学指針」

 光石忠敬・2003「臨床研究」
光石忠敬(弁護士)
「私の視点/臨床研究 被験者の人権守る立法を」
 ※「被験者の人権を保護し、研究の公正さを確保することを目的とする「研究対象者保護法」の要綱試案を、私は島次郎、栗原千絵子両氏とともに作成し、このほど「臨床評価」誌(30巻2、3号)に公表した。」
『朝日新聞』朝刊 2003/09/11
 南日本放送・2001「ハンセン病」
南日本放送(著作・製作)
「テレビ・ドキュメンタリー台本/人間として:ハンセン病訴訟原告たちの闘い」
 ※2001年5月30日放映。2001年民放連テレビ報道部門最優秀賞。2001年日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞。
『放送レポート』173号045-062頁 2001/11/01
 源宣之・2003「狂犬病」
源 宣之(みなもと・のぶゆき/岐阜大学教授。人獣共通感染症学)
「私の視点/狂犬病/予防注射は有効な保険だ」
 ※3月27日付掲載・加沼戒三・2003「狂犬病」への反論。
 ※キーワード:ウイルス感染症、ワクチン、輸入動物、抗狂犬病免疫グロブリン、動物検疫、口蹄疫。
『朝日新聞』朝刊 2003/04/17
 三原一郎・2001「提言」
三原一郎(みはら・いちろう/(山形県)鶴岡地区医師会医師)
「提言/電子カルテのネット構築へ/地域で診療情報を共有」
 ※同医師会が経産省による2001年度「先進的IT活用による医療を中心としたネットワーク化推進事業」に採択されたことについて。
 『山形新聞』夕刊☆ 2001/07/12
 美馬達哉・1998「脳死」
美馬達哉(みま・たつや/米国国立保健研究所海外特別研究員。専攻領域:医療社会学、医療人類学、大脳生理学)
「(第5章)「脳死」と臓器移植」
佐藤&黒田・1998『医療神話』135-157頁 1998/01/30
 三宅祥三・2000「医療事故」
三宅祥三(武蔵野赤十字病院副院長)
「(第4編 危機管理意識の覚醒:医療事故防止システムの構築)第1章 なぜ医療事故は起きるのか、どう防げばいいのか」
2000『医療白書』229-240頁 2000/11/10
・宮崎哲弥(みやざき・てつや)

 宮崎哲弥・2003「精神分析」

宮崎哲弥(評論家)
「〔書評〕「偽りの記憶」による悲劇つぶさに/『危ない精神分析』矢幡洋[著](亜紀書房・1800円)」
『朝日新聞』朝刊 2003/09/07
 宮崎哲弥・2003「健康帝国」
宮崎哲弥(評論家)
「〔書評〕くっきり浮かび上がる「生かす権力」/『健康帝国ナチス』ロバート・N・プロクター[著]/草思社/2200円」
『朝日新聞』朝刊 2003/10/012
 宮崎駿・2002「全生園」
宮崎 駿(みやざき・はやお/アニメーション映画監督)
「全生園の灯」
 ※「自分の散歩コースの途中に、柊の生け垣にかこまれた場所がある。ハンセン病療養所の国立多摩全生園である。」
『朝日新聞』朝刊 2002/04/20
 宮武洋吉・2003「不幸にしない」
宮武洋吉(みやたけ・ようきち/弁護士)
「書評/理念の実現へ --- 医療現場の「実践」/『人を不幸にしない医療』山城紀子=著 岩波書店 1700円」
『週刊金曜日』11巻23号(通巻474号)044頁 2003/06/20
 宮田親平・2003「臨床人間学」
宮田親平(科学ライター)
「〔書評〕『生・老・病・死を考える15章:実践・臨床人問学入門』庄司進一[編著](朝日選書・1300円)」
『朝日新聞』朝刊 2003/07/20
 宮田親平・2003「納得して」
宮田親平(科学ライター)
「〔書評〕『納得して治療を受けるためのがんとの闘い方』祢津加奈子[著](朝日選書・1200円)」
『朝日新聞』朝刊 2003/09/14
 宮田乃有・2003「看護師」
宮田乃有(みやた・のあ/訪問看護師)
「私の視点/看護/専門性への明確な評価を」
 ※キーワード:保健師助産師看護師法、ケア、診療報酬、QOL。
『朝日新聞』朝刊 2003/03/07
 宮本有紀・2003「産科医療」
宮本有紀( みやもと・ゆき/『週刊金曜日』編集部)
「(特集:ドクターハラスメント4/女性は「産む道具」じゃない!)介入しすぎの産科医療」
『週刊金曜日』11巻29号(通巻480号)013-015頁 2003/08/01
 三輪和雄・1987「解説」
三輪和雄(社会保険中央総合病院・脳神経外科部長)
「解説」
保阪正康・1987『医学部』287-291頁 1987/05/15
<む>

 向島玲子・1997「看護婦」

向島玲子(むこうじま・れいこ/大阪府立成人病センター看護部長)
「(2.インフォームド・コンセントの一般的注意)2.看護婦の立場での注意点」
岩永&正岡・1997『IC基本』041-045頁 1997/04/10
・村岡 潔(むらおか・きよし)

 村岡潔・1998「不妊治療」

村岡 潔(医療文化研究センター主任研究員、大阪大学医学部環境医学教室シニア医員。専攻領域:医学概論、医療思想史、医療社会学)
 「(第6章)不妊治療」
佐藤&黒田・1998『医療神話』158-184頁 1998/01/30
 村岡潔・1998「遺伝子治療」
村岡 潔
「(コラム(10))遺伝子治療」
佐藤&黒田・1998『医療神話』188-190頁 1998/01/30
 村上信乃・2001「規制緩和」
村上信乃(むらかみ・しの/国保旭中央病院院長。社会保険審査会審査委員も務める)
「私の視点/規制緩和/患者の立場からの改革を」
 ※「総合規制改革会議は、保険診療を減らして自由診療を増やし、結果的に、新しいタイプの民間医療保険の市場拡大を図る方向に導こうとしている。同会議メンバーに、本格的な自由診療保険を発売した損保会社の関係者が含まれていることは、アンフェアな感が否めない。」
『朝日新聞』朝刊 2001/12/07
・村上陽一郎(むらかみ・よういちろう)

 村上陽一郎・2000「誤解」

 村上陽一郎・2001「経済教室」
村上陽一郎(国際基督教大学教授)
「経済教室/「夢の医療」に経済発展の芽/開発競争熾烈に/倫理・法・社会的問題がカギ」
『日本経済新聞』朝刊 ☆2001/05/30
 村上陽一郎・2003「患者自身」
村上陽一郎(1995年から国際基督教大学教授。東大名誉教授。1936年生まれ)
「医を診る/「治療」の主役は患者自身」
 ※キーワード:パターナリズム、患者の自己決定権、インフォームド・コンセント、生活習慣病。
『日本経済新聞』朝刊 2003/03/17
<め>
 

<も>

 毛利子来・1987「新生児」

毛利子来(もうり・たねき/小児科医。母子保健全国連絡会代表、障害児を普通学校へ・全国連絡会世話人)
「(2 調査の諸問題と人権/第十章)「新生児モニタリング・システム」という名の障害児調査:母子保健法改悪に反対するなかから」
広田&暉峻・1987『調査と人権』286-299頁 1987/05/20
 望月由香・2002「研修医」
望月由香(もちづき・ゆか/内科医。ニューヨーク在住)
「私の視点/人間性重視した待遇を」
 ※「私は日本で研修医を体験し、現在ニューヨークで研修医として最後の数カ月を終えつつある。」
『朝日新聞』朝刊 2002/03/24
 茂木毅・1994「遺伝子」  森岡正博・2000「遺伝子治療」  森口豁・2002「病者たち」
森口 豁(もりぐち・かつ/ジャーナリスト。ホームページ「森口豁の沖縄通信」主宰)
「沖縄 孤島の新地図 (21)/「蒼の海」が秘めた病者たちの遠い記憶」
 ※沖縄でのハンセン病元患者たちの境遇と屋我地島の「沖縄愛楽園」について。
『週刊金曜日』10巻6号(通巻407号)054-058頁 2002/02/15
 森口尚史・2002「医療現場」
森口尚史(もりぐち・ひさし/東京大学先端科学技術研究センター特任助教授。専門は医学判断学、先端医療政策)
「直言/医療現場に社会的動機付けを」
 ※キーワード:診療報酬改定(2002年4月)、年間手術数による診療報酬の減額制度、治療成績の評価研究、EBM(根拠に基づく医療)。
『朝日新聞』朝刊 2002/11/27
 森下竜一・2003「医療特許」
森下竜一(政府知的財産戦略本部メンバー。大阪大学客員教授)《顔Ph有》)
「〔インタビュー記事〕新技術と治療は一体で」
 ※聞き手:経済部・曽根宏司。
 ※「…治療方法に特許が認められないと、研究でどんなに成果を上げることができても、どこまで実用化できるか疑問だ。」
 ※同時掲載:記事「医療特許、拡大の動き」、竹田稔・2003「医療特許」【医療】
『朝日新聞』朝刊 2003/05/28
 森島昭夫・2000「診療情報」
森島昭夫(名古屋大学名誉教授・元厚生省「カルテ等の診療情報の活用に関する検討会」座長)
「(第1編 情報開示の流れは止まらない)第3章 診療情報開示の法制化へ向けて」
2000『医療白書』041-049頁 2000/11/10
 森田明・1994「カルテ」  森田公夫・1983「学会宣言」
森田公夫
「一頁時評/「精神医療に関する学会宣言」について」
『精神医療』48号(12巻3号0)002-003頁☆ 1983/09
 森真子・2002「薬害ヤコブ病」
森 真子(弁護士。東京)
「薬害ヤコブ病訴訟:和解協議継続中!」
『青年法律家』372号0005-006頁 2002/01/25
 門奈鷹一郎・2003「医師心構え」
門奈鷹一郎(著述業。神奈川県。74歳)
 「〔投稿欄〕言いたい/医師の心構えとは」
 ※12月26日付記事「ことばの暴力「ドクハラ」を考える/患者の胸“刺す”医者の一言」を読んで。「約50年前、山手線の車内で聞いた会話を思い出しました。医学生らしい2人でした。」
『朝日新聞』朝刊 2003/01/09
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<や行>

<や>

 矢沢珪二郎・2002「医療用具」

矢沢珪二郎(医師。ハワイ。65歳)
「声/医療用具数え、事故を防ぐ米」
 ※「ぜひ、日本の医療機関でも採用してみたらどうか。」
『朝日新聞』朝刊 2002/03/18
 八代尚宏・2001「厚労省案」
八代尚宏(日本経済研究センター理事長)
「経済教室/医療制度改革 厚労省案を検証 (上)/踏み込み足りぬ「供給面」/サービス標準化を/IT化で「包括払い」促す」
 ※カルテやレセプトの電子化・ネットワークなど「医療の情報技術(IT)化の促進は医療サービスの標準化を促進し、診療報酬の包括払い化を進めることで、無駄な医療費の削減をもたらすことができる。これは患者・病院・保険者のいずれにとっても望ましい。」
『日本経済新聞』朝刊 2000/10/10
 安井耕三・2002「サリドマイド」
安井耕三(医学部教官。長野県松本市。46歳)
「声/サリドマイド 医療現場では」
 ※「私の属する大学では、医倫理委員会の十分な審査を経た上で別個に薬を管理し、患者さんに渡している。」
『朝日新聞』朝刊 2002/10/17
 安井重裕・2003「肝炎」
安井重裕(やすい・しげひろ/阿北海道勤医協中央病院副事務長。1950年生まれ)
「(特集:薬害肝炎)肝炎の医原的性格と厚生行政の責任」
 ※キーワード:ウイルス肝炎、集団予防接種、医原性、B型肝炎ウイルス、肝がん。
『日本の科学者』38巻4号(通巻423号)016-021頁 2003/04/01
 矢内賢二・2003「解剖学」
矢内賢二(やない・けんじ/国立劇場プロデューサー。現在、文化庁芸術家在外研修員としてイタリア・フィレンツェに滞在。1970年徳島生まれ)《顔Ph有》
「解剖学の総本山 イタリアに眠る文化財」
 ※キーワード:解剖学教室、人体標本、蝋細工標本、ピエトリフィカツィオーネ(石化)標本、フィレンツェ大学解剖学博物館。
『世界週報』84巻29号(通巻4108号)046-049頁 2003/08/05
 柳田邦男・1996「解説」
柳田邦男(ノンフィクション作家)
 「解説/医師人生の転換をかけた熱き書」
山崎章郎・1996『病院で』263-269頁 1996/05/10
 柳澤桂子・2004「謙虚さ」
柳澤桂子(生命科学者)《顔Ph有》
 「宇宙の底で/生への謙虚さ忘れないで」
 ※AID(非配偶者間人工授精)について「著書の一冊に強い調子で書いた」ところ、「日本のAIDの第一人者の慶応義塾大学の飯塚理八名誉教授から、激しい反発を受けた。」「……最近刊行された「つくられる命」(坂井律子・春日真人、NHK出版)のなかで飯塚先生が淡々と述べられている言葉を読んで、感慨を覚えた。」
『朝日新聞』朝刊 2004/08/31
・柳瀬義男(やなせ・よしお)

 柳瀬義男・1997「医療界・01」

柳瀬義男(小児科医)
「医療界の裏窓 (1)/欧米にはない医師への謝礼」
『週刊金曜日』5巻5号(通巻161号)019頁 1997/02/07
 柳瀬義男・1997「医療界・02」
柳瀬義男(小児科医)
「医療界の裏窓 (2)/大学病院の治験汚職」 ※京大の神経内科講師逮捕の報に。
『週刊金曜日』5巻6号(通巻162号)053頁 1997/02/14
 柳瀬義男・1997「医療界・03」
柳瀬義男(小児科医)
「医療界の裏窓 (3)/官僚が医師をコントロールする」
『週刊金曜日』5巻7号(通巻163号)019頁 1997/02/21
 柳瀬義男・1997「医療界・04」
柳瀬義男(小児科医) 「医療界の裏窓 (4)/霞ヶ関にペコペコする東大教授」
『週刊金曜日』5巻10号(通巻166号)019頁 1997/03/14
 柳瀬義男・1997「医療界・06」
柳瀬義男(小児科医)
「医療界の裏窓 (6)/日本の医学生のレベルは」
『週刊金曜日』5巻12号(通巻168号)011頁 1997/03/28
 柳瀬義男・1997「医療界・09」
柳瀬義男(小児科医)
「医療界の裏窓 (9)/お上の第三者機関などインチキだ」
 ※日本医療機能評価機構について。
『週刊金曜日』5巻15号(通巻171号)057頁 1997/04/18
 柳瀬義男・2002「医療特区」
柳瀬義男(小児科医。札幌市。55歳)
「〔投書欄〕声/医療特区案で解決は幻想だ」
 ※「今の日本医療の緊急課題は、欧米に比べて極端に手薄な看護体制の充実と、地域の医療格差の解消にある。」
『朝日新聞』朝刊 2002/10/27
 矢野喜正・2002「色覚検査」→小学校という教育現場での検査なので、【研究・教育】に収録しました。

 八尋光秀・2002「療養所」

八尋光秀(やひろ・みつひで/ハンセン病訴訟西日本弁護団代表。47歳)
「〔インタビュー記事〕この人/療養所の雰囲気がどう変わるか」
 ※「精神障害者らの隔離医療の問題が専門。」
『山形新聞』朝刊 2002/01/29
・矢吹紀人(やぶき・としひと)

 矢吹紀人・2003「医局廃止」

矢吹紀人(ルポライター)
「(ドクター・ハラスメント3)「医局廃止」は日本の医療を変えるか」
 ※キーワード:弘前大学医学部、医局講座制廃止、東海大学医学部、地域医療、派遣医師。
『週刊金曜日』11巻24号(通巻475号)012-013頁 2003/06/27
 矢吹紀人・2003「企業参入」
矢吹紀人(ルポライター)
「企業の参入で患者はどうなる?:長野県が「医療特区」に立候補」
 ※キーワード:構造改革特区第二次募集、長野県医師会、米のメディケア、メディケイド、マネジドケア。
『週刊金曜日』11巻26号(通巻477号)051-053頁 2003/07/11
・山内隆久(やまうち・たかひさ/2002年2月14日死去・享年50歳)
同氏の【医療】関係の著書
 山内隆久・1999「組織事故」
山内隆久(北九州大学教授。社会心理学)
 「論壇/組織事故防止に心理学活用を」
 ※キーワード:病的組織、場当たり的組織、生産的組織、組織の安全。
『朝日新聞』朝刊 1999/12/31
 山内隆久・2000「事故防止」
山内隆久(北九州大学文学部人間関係学科教授)
「(第4編 危機管理意識の覚醒:医療事故防止システムの構築)第4章 事故防止への心理学的アプローチと安全文化の醸成」
2000『医療白書』269-277頁 2000/11/10
 山内隆久・2001「セカンドオピニオン・02」
山内隆久(北九州市立大教授。社会心理学者、医療事故研究者)
「患者になって考えたこと/セカンドオピニオン (2)/自分の「治療」は自分で選ぶ」
『朝日新聞』朝刊 2001/10/24
 山内隆久・2001「IC・01」
山内隆久(北九州市立大教授。社会心理学者、医療事故研究者)
「患者になって考えたこと/インフォームド・コンセント (1)/真摯な説明受け治療に同意」
『朝日新聞』朝刊 2001/10/31
 山内隆久・2001「IC・02」
山内隆久(北九州市立大教授。社会心理学者、医療事故研究者)
 「患者になって考えたこと/インフォームド・コンセント (2)/「弱い私」さらけだせる場大切」
『朝日新聞』朝刊 2001/11/07
 山内隆久・2001「IC・03」
山内隆久(北九州市立大教授。社会心理学者、医療事故研究者)
「患者になって考えたこと/インフォームド・コンセント (3)/一つひとつ 情報の共有を」
『朝日新聞』朝刊 2001/11/28
 山内隆久・2001「医療事故」
山内隆久(北九州市立大教授。社会心理学者、医療事故研究者)
 「患者になって考えたこと/医療事故防止/失敗から学ぶ「文化」を」
『朝日新聞』朝刊 2001/12/05
 山内隆久・2001「病気への偏見」
山内隆久(北九州市立大教授。社会心理学者、医療事故研究者)
「患者になって考えたこと(完)/マイノリティーの心/病気への偏見減らしたい」
 ※「私が自分の病気のことも含めて入院体験を新聞に書こうと思ったのは、がん患者、白血病患者への偏見を減らしたいという思いもあったからだ。」
『朝日新聞』朝刊 2001/12/12
・山折哲雄(やまおり・てつお)

 山折哲雄・2003「カタカナ語」

山折哲雄(国際日本文化研究センター所長)
「洛中夢/カタカナ語」
 ※「誤解をおそれず、あえて言い換えを試みてみよう。 「クローン人問」とは何か。人造人間、ロボット人間、枝分かれ人間、身代わり人間、臓器提供用人間、新型一卵性双生児人間、などである。とはいっても、そのどれが「クローン人間」の実態に近いのかが、まるっきり分からない。」
『朝日新聞』朝刊 2003/08/27
※→上記の「言い換え」例はいずれも耳新しい言葉ですね。よく聞く「複製人間」を山折氏が入れなかったのはなぜかしら。
 山折哲雄・2004「医学の暴走」
山折哲雄(国際日本文化研究センター所長。1931年米国サンフランシスコ生まれ)《顔Ph有》
「現代の視座/医学の暴走と沈黙する科学者」
 ※「このあいだ、「医学の暴走」というテーマで開かれた国際会議に出席し、報告してきた。場所は米国ペンシルベニア大学、主宰は同大学東アジア研究センターの日本・韓国研究科」。
『河北新報』朝刊 2004/06/04
 山形浩生・2003「倫理学」
山形浩生(評論家)
「〔書評〕『異議あり!生命・環境倫理学』岡本裕一朗[著](ナカニシヤ出版・290ページ・2600円)/応用倫理学への疑問 はっきり肯定」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/09
・山口研一郎(やまぐち・けんいちろう)

 山口研一郎・1997「臓器移植法」

山口研一郎(脳神経外科医。「現代医療を考える会」代表)
「(死と生の医療/臓器移植法を考える)「生きている人」を死に追いやる臓器移植法」
 ※和田壽郎・1997「アンビュランス」 に言及。
『週刊金曜日』5巻39号(通巻195号)010-012頁 1997/10/17
 山口研一郎・1998「尊厳死協会」
山口研一郎(脳神経外科医、「現代医療を考える会」代表)
「論争/人命軽視政策を支える日本尊厳死協会の主張」
 ※同誌連載の「尊厳死考」(足立公一郎・1998「尊厳死考・01」〜)について。
『週刊金曜日』6巻40号(通巻244号)064頁 1998/10/16
※→これへの批判:浦瀬さなみ・1998「山口研一郎」
 山口研一郎・1999「脳死移植」
山口研一郎(大阪府高槻市、脳神経外科医、現代医療を考える会代表)
「論争/旧態依然の密室を再現させた国内初の脳死移植」
『週刊金曜日』7巻8号(通巻262号)080頁 1999/03/05
 山口研一郎・1999「医療現場」
山口研一郎(脳神経外科医、現代医療を考える会代表)
「(横浜市立大学付属病院/「患者取り違え手術」が投げかけたこと)人命と人権が侵害される医療現場」
『週刊金曜日』7巻17号(通巻271号)034-035頁 1999/05/14
 山口研一郎・2002「再生医療」
山口研一郎(現代医療を考える会代表。医師)
「論争/再生医療は「希望の光」か」
 ※同誌2001年11月23日付掲載の河原ノリエ・2001「人間の細胞」への批判。
 ※「病気や障害を全て排斥し健全者に仕立て上げるとの幻想は、どこかで「人種改良」と言う過去の悪夢を呼び覚まさないだろうか。」(064頁)
『週刊金曜日』10巻6号(通巻407号)064頁 2002/02/15
 山崎健・2003「薬害肝炎」
山崎 健(やまざき・けん/弁護士(東京弁護士会所属)。薬害肝炎訴訟弁護団、東京弁護士会人権委員会委員。1964年生まれ))
 「(特集:薬害肝炎)薬害肝炎訴訟」
 ※キーワード:フィブリノゲン、非加熱第?因子製剤、献血による国内自給、DIC(播種性血管内凝固症候群、安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律。
『日本の科学者』38巻4号(通巻423号)004-009頁 2003/04/01
 山崎正和・2003「社交社会」
山崎正和(やまざき・まさかず/劇作家。東亜大学学長。1934年生まれ)
「グローバル化と「社交」社会:組織社会の弱体化ののちに」
 ※「近代」社会における「主体」が「非合理な賭けを要求され、しばしば選べないものを選ばされる悲惨を味わうことになる」「典型的な例が現代医療の「インフォームド・コンセント」の制度であって、患者は自由に選んだという錯覚と交換に、自己の死のありもしない責任を負わされるのである。」(157頁)
『中央公論』118年1号(1424号)144-158頁 2003/01/01
 山下環・2002「薬害肝炎」
山下 環(東京弁護士会)
「被害者の方々の思いを心に:薬害肝炎被害救済弁護団に参加して」
『青年法律家』381号013-014頁 2002/11/25
 山田佳彦・2002「カルテ」
山田佳彦(保険代理業。45歳)
「言いたい/カルテは患者のもの」
 ※4月18日付掲載の、松本光正・2002「カルテ開示」への反論。
 ※「カルテは医師の主観を記した私文書ではなく、観察記録である。」
『朝日新聞』朝刊 2002/04/25
 山西美明・2001「無罪判決」
山西美明(大阪HIV訴訟弁護団)
 「安部無罪判決をぶった切る!」
『青年法律家』365号007-009頁 2001/06/25
 山之上きみよ・2001「医師の不正」
山之上きみよ(主婦。千葉県 62歳=仮名)
「〔声欄〕医師の不正を知った患者は」
 ※「改めて当時のレシートと薬手帳を調べてみて驚いた。わたしの払った診療代と薬代は健保の通知の半分で、しかも薬は4種類だ。不正請求ではないか。」
『朝日新聞』朝刊 2001/12/08
 山野嘉朗・2001「論壇」 ・山本勝美(やまもと・かつみ)

 山本勝美・1984「実態調査」

 山本勝美・1987「される側」
山本勝美(都内保健所の乳幼児健診に心理相談員として従事)
「(1 障害者調査と反対運動/第一章)される側にとって調査とは何か」
 ※1983年度精神衛生実態調査について。
広田&暉峻・1987『調査と人権』023-085頁 1987/05/20
 山本勝美・1987「心身障害者」
山本勝美(都内保健所の乳幼児健診に心理相談員として従事)
「(1 障害者調査と反対運動/第四章)心身障害者調査の歴史と反対運動」
広田&暉峻・1987『調査と人権』124-147頁 1987/05/20
 山本龍彦・2002「遺伝子差別」
山本龍彦(やまもと・たつひこ/慶応大学司法研究室講師。憲法学)
「私の視点/遺伝子差別/議論を深め、法整備進めよ」
 ※「こうした議論を受けて、米国の多くの州では、遺伝子差別について何らかの立法措置を講じている。遺伝情報に基づく保険契約の拒否は禁止するが、それに基づく保険料や給付金の変更については許容する州が多い。」
『朝日新聞』朝刊 2002/05/02
 山本太郎・2002「バイオテロリズム」
山本太郎(京都大学大学院医学研究科社会医学専攻。国際保健学講座助教授)
「世界百一話/医学/バイオテロリズムと疾病監視システム」
『世界週報』83巻22号(通巻4051号)058-059頁 2002/06/11
 山本太郎・2003「感染症」
山本太郎(京都大学大学院医学研究科社会医学専攻。国際保健学講座助教授。ハーバード公衆衛生大学院武見フェロー)
「世界百一話/医学/感染症の出現が意味する現代の恐怖」
 ※キーワード:重症急性呼吸器症候群(SARS)、パンデミック(世界的流行)、ジャレド・ダイアモンド著『銃・病原菌・鉄』。
『世界週報』84巻21号(通巻4100号)058-059頁 2003/06/10
 山本紀子・2002「ヤコブ病」
山本紀子(やまもと・のりこ/『毎日新聞』記者)
「薬害再発防止に残された課題:ヤコブ病訴訟で5年ぶり和解成立」
『週刊金曜日』10巻15号(通巻416号)028-029頁 2002/04/19
 山本隆一・1998「データ」
山本隆一(大阪医科大学病院医療情報部)
「(第6章電子カルテの検討課題/6-3)データセキュリティ」
里村洋一・1998『電子カルテ』221-233頁 1998/11/09
 山本保博・2003「バイオテロ」
山本保博(やまもと・やすひろ/日本医科大学高度救命救急センター教授)
「(特集:「安全大国」日本の不安)バイオテロ列島防護体制の「空白」:「命の自己防衛」の発想こそが、この国を救う」
 ※「二〇〇一年から厚生労働省の科学研究費補助金により実施した「大規模感染症発生時の緊急対応時の在り方に関する研究班」、それを引き継いだ形で発足した「国内での発生が希少のため知見が乏しい感染症対応のための技術的基盤整備に関する研究班」の主任研究員を務めさせて頂いている私にとって、SARSは様々な教訓を感じさせる問題です。」(305頁)
『文芸春秋』81巻7号305-311頁 2003/06/01
 梁石日・2003「闇の子供」
梁石日(やん・そぎる)
「〔インタビュー記事〕「闇の子供たち」著者の梁石日さん/「虚構の真実」で迫る/ルポや報告書には限界」
 ※『闇の子供たち』〔解放出版社、1800円)。
『山形新聞』夕刊 2003/02/03
<ゆ>

・油井香代子(ゆい・かよこ)

 油井香代子・2000「解説」

油井香代子(フリージャーナリスト。1952年生まれ)
「解説」
杉野文栄・2000『割り箸』214-222頁 2000/10/01
 油井香代子・2002「医療情報」
油井香代子(医療ジャーナリスト)
「私の視点/特集・個人情報保護法案/医療情報の「開示」阻む恐れ」
 ※「真のカルテ開示の法制化さえ実現できないでいる日本の医療風土の中では、個人情報保護法案は、医療の透明性確保や情報開示を遅らせる時代錯誤の法律になりかねない。」
『朝日新聞』朝刊 2002/05/12
・湯川鶴章

 湯川鶴章・2001「クローン」

湯川鶴章(時事通信編集委員)
「連載 技術革命最前線 第51回/クローン人間は本当に「奇っ怪」か」
『世界週報』82巻36号(通巻4016号)040-041頁 2001/09/25
 湯川鶴章・2001「遺伝子特許」
湯川鶴章(時事通信編集委員)
 「連載 技術革命最前線 第56回/早い者勝ちの遺伝子特許争奪戦」
『世界週報』82巻41号(通巻4021号)038-039頁 2001/10/30
 湯川鶴章・2001「遺伝子ビジネス」
湯川鶴章(時事通信編集委員)
「連載 技術革命最前線 第57回/遺伝子ビジネスできばむくバイオの猛者」
『世界週報』82巻42号(通巻4022号)038-039頁 2001/11/06
 湯川鶴章・2001「クローン胚」
湯川鶴章(時事通信編集委員)
「技術革命最前線(63)/技術より倫理面で波紋広げたヒトクローン胚騒ぎ」
 ※米アドバンスト・セル・テクノロジー社が世界で初めてヒトクローン胚作成成功と2001年11月15日に発表して。
『世界週報』82巻49号(通巻4029号)044-045頁 2001/12/25
 湯川鶴章・2002「生殖医療」
湯川鶴章(時事通信編集委員)
「連載 技術革命最前線 第66回/また一つ外された生殖医療を巡る規制」
 ※「英国の政府機関「ヒト受精・発生学委員会」(HFEA)がこのほど、体外受精で作成した受精卵の中から親が希望するものを選択することを認める方針を発表した。」(046頁)
『世界週報』83巻3号(通巻4032号)046-047頁 2002/01/22
 湯川鶴章・2002「遺伝子特許」
湯川鶴章(時事通信編集委員)
「連載 技術革命最前線 第77回/遺伝子特許重視に米世論が反発」
 ※「このほかにも遺伝子特許が医療の進歩の妨げになっている例が次々と報告されており、ミシガン州選出のリン・リバース連邦下院議員はこのほど、遺伝子特許の効力を制限する法案を提出した。」(047頁)
『世界週報』83巻14号(通巻4043号)046-047頁 2002/04/09
 湯川鶴章・2002「クローン」
湯川鶴章(時事通信編集委員)
「技術革命最前線(81)/クローン人間報道で高まるバイオ倫理戦争」
 ※「クローン技術反対派」のオピニオンリーダーがフランシス・フクヤマ氏で、賛成派の方がグレゴリー・ストック氏(061頁)。
『世界週報』83巻18号(通巻4047号) 2002/05/14
 湯川鶴章・2002「知的財産」
湯川鶴章(時事通信編集委員)
「技術革命最前線(92)/ITによる知的財産管理で時代を勝ち抜く」
 ※キーワード:知的所有権、特許侵害、技術革新資産管理(IAM)、ヒトゲノム、塩基配列、遺伝子特許。
『世界週報』83巻29号(通巻4058号)042-043頁 2002/07/30
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<よ>

・横本 宏(よこもと・ひろし)

 横本宏・1983「統計調査」

 横本宏・1983「信頼感」  横本宏・1987「精神衛生」
横本 宏(国民生活センター勤務)
「(2 調査の諸問題と人権/第四章)精神衛生実態調査が残したもの」
広田&暉峻・1987『調査と人権』199-214頁 1987/05/20
 吉岡尚文・2002「身元確認」
吉岡尚文(秋田大学医学部法医学教室教授)
「プリズム/第6回/身元確認/DNA型検査が威力」
『河北新報』朝刊 2002/04/15
 吉岡尚文・2002「倫理委」
吉岡尚文(秋田大学医学部法医学教室教授)
「プリズム/第9回/法医学に理解を/倫理委で内容を審査」
 ※「しかし、司法解剖の対象となった人の臓器や血液を研究に使用する際はどうしたらいいでしょう。」 『河北新報』朝刊 2002/05/06
 吉岡隆一・2002「再犯」
吉岡隆一(よしおか・りゅういち/京都大学医学部付属病院精神神経科。精神科医。1962年生まれ)
「〔インタビュー記事〕再犯の見極めは不可能」
 ※聞き手:木沢哲彦。
 ※同時掲載:木沢哲彦・2002「心神喪失者」【医療】。
『週刊金曜日』10巻20号(通巻421号)030-031頁 2002/05/31
 吉川&位田・2002「ゲノム」
吉川 寛(よしかわ・ひろし/大阪大学名誉教授、奈良先端科学技術大学院名誉教授。JT生命誌研究館顧問)、
位田隆一(いだ・りゅういち/京都大学大学院法学研究科教授(国際法)。ユネスコ国際生命倫理委員会委員長、総合科学技術会議生命倫理調査会委員。1948年生まれ)
「(特集:生命科学の最先端)ゲノム、クローン研究が人類に突きつけた問い:生命倫理と科学の真理研究のはざまで」
 ※吉川氏の「報告/ゲノム研究の歴史と新たな知の地平」(077-079頁)、位田氏の「報告/生命倫理の観点からみたヒトゲノム研究の基本原則」(080-081頁)、吉川氏と位田氏との「討論」(082-087頁)から成る。
『世界』699号077-087頁 2002/03/01
・吉川由紀(よしかわ・ゆき)

 吉川由紀・2003「ハンセン病・上」

吉川由紀(沖縄平和ネットワーク)
「ハンセン病患者の沖縄戦(上)」
 ※キーワード:沖縄愛楽園(国頭愛楽園)、絶対隔離政策、癩療養所、日戸修一、早田皓。
『季刊 戦争責任研究』40号078-087頁 2003/06/16
 吉川由紀・2003「ハンセン病・下」
吉川由紀(沖縄平和ネットワーク)
「ハンセン病患者の沖縄戦(下)」
 ※キーワード:沖縄愛楽園(国頭愛楽園)、十・十空襲(1944年)。
『季刊 戦争責任研究』41号056-064頁 2003/09/16
 吉川龍子・2001「時代超え」
吉川龍子(よしかわ・りゅうこ/日本看護歴史学会会員)
「時代超え「博愛」脈打つ/日本赤十字創始者・佐野常民の足跡を伝記に」
『日本経済新聞』朝刊 ☆2001/04/13
 吉田哲雄・1987「精神医療」
吉田哲雄(よしだ・てつお/東京大学保健センター・精神科医)
「(2 調査の諸問題と人権/第一章)日本における精神医療の現状」
広田&暉峻・1987『調査と人権』150-173頁 1987/05/20
 吉田博・2002「医療広告」
吉田 博(よしだ・ひろし/日本眼科医会常任理事)
「私の視点/医療広告/正しい情報開示の推進必要」
 ※「9月19日に厚生労働省は日本眼科学会の専門医資格の広告認定の届け出を正式に受理した。10月中には「眼科専門医」の広告も可能になる。」
『朝日新聞』朝刊 2002/10/07
 吉永良正・2000「ヒトゲノム」
吉永良正(よしなが・よしまさ/サイエンス・ライター。1953年生まれ)
「「ヒトゲノム」解読で問われる「科学」と「商売」の壁」
 ※2000年6月26日、クリントン米大統領が「概要読み取り終了」を宣言して。
『世界週報』81巻30号(通巻3961号)024-027頁 2000/08/08
 芳野原・2002「健康情報」
芳野 原(よしの・げん/東邦大学医学部教授(臨床検査医学))
「私の視点/メディア/危険潜むTVの健康情報」
 ※「特に娯楽番組では、医療上問題になりそうな「健康情報」も目立ち、最近開業医の先生から苦情を聴く機会が増えてきた。」
『朝日新聞』朝刊 2002/11/30
 与芝真・2003「ウイルス肝炎」
与芝 真(よしば・まこと/2001年より昭和大学藤が丘病院消化器内科教授)
「(特集:薬害肝炎)ウイルス肝炎と集団訴訟:一医師の立場から」
 ※キーワード:B型肝炎、C型肝炎、厚生労働省、専門医、一般臨床医。
 ※「思いもかけずB型肝炎集団訴訟の控訴審の承認を依頼され,不慣れな肝炎の疫学の勉強をする羽目となった.」(015頁)
『日本の科学者』38巻4号(通巻423号)010-015頁 2003/04/01
 吉村秀實・1998「解説」
吉村秀實(よしむら・ひでみ/NHK解説委員)
「解説/かけがえのない生命を救うために」
矢貫隆・1998『救えたはずの』232-237頁 1998/10/01
※→筆者は1989年設置の厚生省・救急医療体制検討委員会」に参加し、同委員会は「最終的には「救急救命士」という国の資格制度を新たに設けるべきだとする報告書をまとめた。」救急救命士は除細動、輸液、気道の確保の「いわゆる三点セットと呼ばれる高度な応急処置ができるようになった。最も優先されるべき「気管内装管」が一部の医師の強硬な反対によって認められなかったのは不満の残るところだ」ったとする(235-236頁)この「一部の医師」の筆頭が、坪井栄孝・2001「醫道士魂・04」であるわけですね。
 吉村泰典・2001「余剰胚」
吉村泰典(慶応大〔産婦人科〕教授。旧厚生省の専門委員会のメンバー)
「〔インタビュー記事〕不妊治療で不要になった受精卵 余剰胚どう考える/不妊治療に利用は有益/卵子提供よりも安全」
 ※聞き手は同紙・岡崎明子。同時掲載のインタビューが島次郎・2001「余剰胚」
 ※「「子の福祉」に配慮して余剰胚の提供に反対する意見もあるが、精子や卵子の提供を受けた場合でも状況は同じです。遺伝的つながりはなくても子どもが欲しいという強く望んだのだから、どう育てていくかが大切だと思います。」
『朝日新聞』朝刊 2001/10/31
 吉村泰典・2003「提供者」
吉村泰典(厚生労働省・生殖補助医療部会委員、慶応大医学部教授(産婦人科))
「提供者が減る可能性も」
 ※同時掲載:記事「生殖医療の子 提供者の情報全面開示へ」、才村真理・2003「子供の福祉」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/28
 与那原恵・2003「精神病棟」
与那原恵(ノンフィクションライター)
「〔書評〕転換点に立つ精神医療の現場を活写/救急精神病棟/野村進[著]講談社・1700円」
 ※書評対象書:野村進・2003「精神病棟」【医療】
『朝日新聞』朝刊 2003/10/26
 米本和広・2003「身代わり出廷」
米本和広(よねもと・かずひろ/ジャーナリスト。1950年生まれ)
「(第2章 隠蔽の果実)甲府「医療トラブル裁判」の前代未聞/「身代わり出廷・偽証工作」はいかに暴かれたか?」
 ※1997年3月、山梨県甲府市・松田医院で女性が出産時に死亡した事件をめぐる民事裁判での被告側証人の偽証と被告代理人・五味和彦弁護士(山梨県医師会顧問弁護士)の行動について。
別冊宝島・2003『内部告発』115-132頁【ビジネス】 2003/01/27
・米本昌平(よねもと・しょうへい)

 米本昌平・2002「科学技術文明研」

米本昌平
「〔インタビュー記事〕三菱化学生命科学研究所から分社 「科学技術文明研」社長に聞く/韓台のバイオ・医療政策検証」
 ※記者によると、「三菱化学が生命倫理専門のシンクタンク、科学技術文明研究所(川崎市)を設立した。新会社の社長に就任した米本昌平氏に、設立の狙いや運営方針などを聞いた。」
 ※「経営陣も分社化して中立性を保つ方が得策と判断、新会社では三菱の看板も外した。」
『日本経済新聞』朝刊 2002/04/12
 米本昌平・2002「生命・医療倫理」
米本昌平(科学文明研究所長)
「〔インタビュー記事〕ひとこと/生命・医療倫理を専門 まずスタッフ養成」
 ※国内には生命・医療倫理についての専門機関が皆無だったことについて、「だから、政府でも大学でもこの種の問題に関わる資料は、いまだ新聞記事などが中心になっている。ひどいものだと思う。景気や経済の動向を研究する機関は山のようにあるのに。」
『朝日新聞』朝刊 2002/05/08
 米本昌平・2003「人体管理庁」
米本昌平(科学技術文明研究所長(科学史)。三菱化学生命科学研究所部長をへて現職。京都大理学部卒。1946年生まれ)《顔Ph有》
 「ヒトゲノム解読終了宣言/欧州発「人体管理庁」の波/遺伝研究の大変革、思想・制度に波及」
 ※「人体の処分を自己責任に委ねるアメリカ社会と異なって、欧州社会では、ガイドラインで済ませてきた生命倫理的課題の法制化が顕著である。」
『朝日新聞』朝刊 2003/06/10
 米本昌平・2004「生命」
米本昌平(科学技術文明研究所所長。1946年愛知県生まれ)《顔Ph有》
「(特集:「世界最古」日本国憲法の疲労度)「生命」の取り扱いにも憲法の歯止めが必要」
『中央公論』第119年第6号(1441号)164-171頁 2004/06/01
 よみうりテレビ・2002「C型肝炎」
よみうりテレビ(製作・著作)
「テレビ・ドキュメンタリー台本/見棄てられた理由(わけ):C型肝炎200万人の闘い」
 ※2002年2月17日放映。
『放送レポート』176号034-048頁 2002/05/01
<ら行>

 阮蔚・2003「SARS」

阮蔚(農林中金総研副主任研究員(中国)・湖南省生まれ。1995年上智大修士課程修了)《顔Ph有》
「朝日新聞アジアネットワーク/SARS教訓に情報公開」
『朝日新聞』朝刊 2003/11/11
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<わ行>

<わ>

 和田昭允・2001「私の視点」

和田昭允(わだ・あきよし/理化学研究所ゲノム科学総合研究センター所長)
「私の視点/ゲノムスパイ/知的所有権の過剰防衛避けよ」
『朝日新聞』朝刊 ☆2001/06/12
・和田壽郎

 和田寿郎・1968「手術」

和田寿郎(札幌医科大学教授・胸部外科)
「(3)〔インタビュー記事〕私はかく手術した」
 ※和田教授の談話を『北海タイムス』記者がまとめたもの。
 ※小樽の野口病院から電話を受けたのが1968年8月7日午後6時頃。「患者は救急措置をとったが、チアノーゼがひどくて、中枢神経も完全に犯されているという。〔改行〕 私は、日ごろお世話になっている先輩医師からの要望でもあり、過去に溺水者の患者を高圧酸素治療するというケースがなかったという医学的興味から引き受けることにして、高圧酸素研究班にスタンバイを命じ、待機させた。… 私は自宅へ帰った。」 午後8時頃、「病院から医師団の一人が『絶望的です。ダメです』といってきた。〔改行〕 そこで考えたのは、いったん引き受けた私が、患者を一度もみないで死なすのは依頼された医師として職業上の義務を怠ることになる。医師としてのエチケットに反する。すぐ自分の車を飛ばして病院にかけつけた。午後八時半ごろだったろうか。」(021-022頁)
北海タイムス社・1968『心臓移植』021-036頁 1968/10/10
 和田壽郎・1997「アンビュランス」
和田壽郎(国際心臓胸部外科学会会頭)
「フライング・アンビュランス:あれからもう29年」
 ※戦後の交通死は50万人を超えたそうだが、「これは広島・長崎両原爆による死者の合計をはるかに上回る。また、阪神大震災で亡くなった人の2倍もの人が毎年亡くなっていることを示している。随分判りやすい脳死が含まれていたはずである。救命救急の医用ヘリコプターを求める声もないままに30年を迎えて移植法案は廃案となった。」(010頁) 
『北海道医報』(北海道医師会)878号009-011頁 1997/04/16
※→山口研一郎・1997「臓器移植法」012頁が言及。
 渡部淳・1975「テスト」
渡部 淳(国立小児病院)
 「(特集:心理テストについての総点検(3))戸川氏の「テスト問題私見」に対する極私的感想」
 ※「感想」の対象:戸川行男・1975「テスト」
『臨床心理学研究』12巻3号009-012頁 1975/03/25
 渡辺淳一・1968「手記」
渡辺淳一(わたなべ・じゅんいち/札幌医科大学講師・整形外科)
「(11)渡辺淳一氏の手記」
 ※「一般の人が心臓移植に持つ関心と危惧(ぐ)は、医師が生きのいい心臓を欲するあまり、蘇生し得るものでヤミに葬ることがあるのでないかという点にあるらしい。〔改行〕 だがこの点については全く心配はいらないと思う。金もうけに忙しい医師はいるだろうが、生き返ることのできるものまで殺そうとする医師などがいるはずがない。」(167頁)
  「…医師にとって死の認定をどこに置くかということは実はたいした問題ではないのである。死の宣告を心臓の完全停止の数分前にしようが数分後にしようが、医師も患者も、家族にとってもとりたてるほどの問題ではないのである。それをいまさら問題にしているのは人体の死ということを知らないしろうとの無知にすぎない。〔改行〕 問題は死の判定ではなく、いかに心臓を摘出することに家族の同意を得るかということにあるのだ。」(168頁)
北海タイムス社・1968『心臓移植』162-169頁 1968/10/10


 渡辺勉・2004「医療事故」

渡辺 勉
「いまどきの医療・健康法 (44)/医療事故の驚くべき実態」
 ※医療事故調査会(1995年設立)のシンポジウムについて。
『サンデー毎日』2004年7月4日号(83巻36号・通巻4633号)126-127頁 2004/07/04
・渡辺 亨(わたなべ・とおる)

 渡辺亨・2003「カルテ・01」

渡辺 亨(2003年7月まで国立がんセンター中央病院内科医長。9月に国際医療福祉大腫瘍内科教授に就任予定。47歳)《顔Ph有》
「カルテの余白 腫瘍内科 (1)/まかり通る「非」科学的治療」
 ※キーワード:セカンドオピニオン、乳がん、イレッサ、副作用。
『朝日新聞』朝刊 2003/08/02
 渡辺亨・2003「カルテ・02」
渡辺 亨(腫瘍内科医)
「カルテの余白 腫瘍内科 (2)/消化器外科医が乳がん治療?」
 ※キーワード:抗がん剤、治療方針、乳がん。
『朝日新聞』朝刊 2003/08/09
 渡辺亨・2003「カルテ・03」
渡辺 亨(腫瘍内科医)
「カルテの余白 腫瘍内科 (3)/標準治療を受ける患者の権利」
 ※キーワード:抗がん剤、副作用、集学治療、日本人特殊論。
『朝日新聞』朝刊 2003/08/16
 渡辺亨・2003「カルテ・04」
渡辺 亨(腫瘍内科医)
「カルテの余白 腫瘍内科 (4)/情報の共有が正しい治療の一歩」
 ※キーワード:医師・患者関係、父権型、情報型、インフォームド・コンセント、セカンドオピニオン。
『朝日新聞』朝刊 2003/08/23
 渡辺亨・2003「カルテ・05」
渡辺 亨(腫瘍内科医)
「カルテの余白 腫瘍内科 (5)/転移は医師にも分からない」
 ※キーワード:抗がん剤、乳がん、臨床試験。
『朝日新聞』朝刊 2003/08/30
 渡辺亨・2003「カルテ・06」
渡辺 亨(腫瘍内科医)
「カルテの余白 腫瘍内科 (6)/尋ねてほしい「3つの問い」」
 ※キーワード:転移、抗がん剤、乳がん、ホルモン剤。
『朝日新聞』朝刊 2003/09/06
 渡辺亨・2003「カルテ・07」
渡辺 亨(腫瘍内科医)
「カルテの余白 腫瘍内科 (7)/副作用の正しい知識を」」
 ※キーワード:臨床試験、肝障害、副作用。
『朝日新聞』朝刊 2003/09/13
 渡辺亨・2003「カルテ・08」
渡辺 亨(腫瘍内科医)
 「カルテの余白 腫瘍内科 (8)/有望と有効の大きな隔たり」
 ※キーワード:前臨床試験、培養細胞、日本癌治療学会。
『朝日新聞』朝刊 2003/09/19
 渡辺亨・2003「カルテ・09」
渡辺 亨(腫瘍内科医)
 「カルテの余白 腫瘍内科 (9)/正しいセカンドオピニオンの姿は?」
 ※「今年6月、日本乳癌学会のシンポジウムで」「ある大学の外科教授が、最初に診てもらった病院を見限って他の病院への紹介を患者が申し出ることだ、と説明したのだ。」
『朝日新聞』朝刊 2003/09/27
 渡辺亨・2003「カルテ・12」
渡辺 亨(腫瘍内科医)
 「カルテの余白 腫瘍内科 (12)/担当医はしっかり受けとめて」
『朝日新聞』朝刊 2003/10/18
 渡辺亨・2003「カルテ・13」
渡辺 亨(腫瘍内科医)
 「カルテの余白 腫瘍内科(13/完)/よみがえれ日本のがん治療」
『朝日新聞』朝刊 2003/10/25
 渡辺伸仁・2002「心神喪失者」
渡辺伸仁(わたなべ・のぶひと/全日本国立医療労組副委員長)
「〔インタビュー記事〕専門病棟に職員回せぬ/「心神喪失者医療観察法案」に精神医療現場から反対の声/全日本国立医療労組 渡辺副委員長に聞く」
 ※「聞き手:精神医療取材班。
『毎日新聞』朝刊 2002/05/16
・渡辺優子

 渡辺優子・1997「医療とメディア」

渡辺優子(フリーライター)
「しっかりしてよ! 医療とメディア」
 ※子宮筋腫と内膜症の自助グループ「たんぽぽ」を結成して。
『マスコミ市民』339号010-016頁 1997/02/01
 渡辺優子・1997「カルテ」
渡辺優子
「カルテを求めるゲリラになろう」
『マスコミ市民』341号010-014頁 1997/04/01
 渡辺優子・2000「私のカルテ」
渡辺優子(フリーライター。子宮筋腫体験者の会「たんぽぽ」世話人)
「(第4章本人開示で自分の情報を取り戻そう/1)横浜市に請求した私のカルテ」
 ※自分の体験した病気(子宮腺筋症)の体験記(『子宮筋腫・女のからだの常識』河出書房新社、1996年)を書くためにカルテを手に入れて。
知る権利・2000『情報公開』216-224頁 2000/04/14
・渡辺雄二(わたなべ・ゆうじ)

 渡辺雄二・1997「減数手術」

渡辺雄二(著作家)
「検証・最先端医療/医療の矛盾が生み出す不妊治療の末の減数手術」
『週刊金曜日』5巻10号(通巻166号)054-057頁 1997/03/14
 渡辺雄二・1998「根津八紘」
渡辺雄二(聞き手・解説)
「(見えない出口…生殖医療を考える)根津八紘医師に聞く/私が提起した問題を曖昧にしないでほしい」
『週刊金曜日』6巻33号(通巻237号)009-012頁 1998/08/28
 渡辺雄二・1998「生殖医療」
渡辺雄二(科学評論家)
「(見えない出口…生殖医療を考える)不妊治療/生殖医療現場に今何が必要か」
『週刊金曜日』6巻33号(通巻237号)013-014頁 1998/08/28
 渡辺由佳里・2002「人物点描」
渡辺由佳里(わたなべ・ゆかり/作家)
「〔インタビュー記事〕人物点描2002/作家 渡辺由佳里さん/日本を映し出す作品を」
 ※記者によると、小説新潮新人賞を受賞後の「第一作「神たちの誤算」(新潮社)は、生殖医療を題材にしたミステリー仕立ての長編」とのこと。
『山形新聞』夕刊 2002/12/12
 渡邉亮一・1994「医療情報」  和仁廉夫・2003「SARS」
和仁廉夫(わに・ゆきお/ジャーナリスト)
「(SARSに揺れる中華世界)香港」
『週刊金曜日』11巻19号(通巻470号)021頁 2003/05/23

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