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「調査・個人情報・倫理」資料館

  文献目録/論文・記事目録(「研究・教育」関係) 


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 Sabourin・1999「倫理規準」

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 浅倉むつ子・2002「セクハラ」

浅倉むつ子(あさくら・むつこ/東京都立大学法学部教授)
 「(連載:労働法の魅力と無力 その8)セクハラ問題への実践的関わり方」
 ※「職場のセクハラに負けず劣らず、大学のセクハラは深刻だ。」
『書斎の窓』518号034-037頁 2002/10/01
 あさりよしとお・2002「見抜く目」
あさりよしとお(あさり・よしとお/1962年生まれ)
「第14話 真実を見抜く目」
 ※科学ギャグマンガですが、「このマンガには一部に真実が含まれている場合があります。」(002頁)とある通り、「…考古学の世界じゃ遺物の捏造なんて珍しくもないんだよ。」(017頁)としてプロントザウルスやピルトダウン人事件を紹介。
 ※初出:『COMICガム』(ワニブックス刊)2001年2月号。
あさりよしとお・2002『HAL・02』013-021頁 2002/02/10
 東富貴・2002「信頼回復」
東 富貴(あずま・ふき/仙台放送報道制作局報道部)
「(第1部捏造事件の問題のありか/ジャーナリストたちが指摘する問題)信頼回復のために」
 ※発覚後の取材の中で日本考古学協会の「態度、姿勢というものに疑問を感じたことが最も大きかったように思う。」(072頁)
竹岡俊樹・2002『再出発』072-073頁 2002/06/10
 麻生太郎・2002「教育基本法」
麻生太郎(あそう・たろう/自民党政調会長。62歳)
「私の視点 特集・教育基本法を考える/半世紀経て問い直す時期に」
 ※「「愛国心」と書けばすぐに「ナショナリズムが台頭する」という短絡的な意見が出てくるが、ナショナリズムにも健全なものと不健全なものがある。」
『朝日新聞』朝刊 2002/11/17
※→「「キレる」という言葉は我々の世代にはなかった」として「こんな世の中」を嘆いているが、教育勅語時代に日本人がどんな「キレ」ぶりを示したのかをお忘れのようだ。と言うより、教育勅語のどこが問題だったのか一言も書いていないところがすごいと言うべきか。
 足立和成・2003「社会的貢献」
足立和成(あだち・かずなり/山形大地域共同研究センター専任教授。超音波工学。1959年東京生まれ)《顔Ph有》
「市民と「知」の交流/大学の社会的貢献の在り方/互いに学び合う場提供」
『山形新聞』夕刊 2003/06/02
 穴沢柱・2002「コトから」
穴沢柱(あなざわ・わこう/福島県文化振興事業団専門委員。日本考古学協会会員。本職は内科医で医学博士)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)いま一度コトからモノへ」
 ※「筆者がもっとも責任を問いたいのは、こういった民間研究者の上に立って彼らを正しく指導すべき責任と義務があった地方と中央の大学の学者、博物館、所轄官庁の「専門家」たちである。」(013頁)
竹岡俊樹・2002『再出発』012-016頁 2002/06/10
 阿部泰隆・1995「こんなもの・08」
阿部泰隆(あべ・やすたか/神戸大学教授)
「法談・放談(8/完)/こんなものが欲しい」
 ※キーワード:文部省科学研究費(科研費)、大学交流人事。
『書斎の窓』443号052-056頁 1995/04/01
 甘粕健・2001「捏造事件」
甘粕 健(日本考古学協会会長。新潟大学名誉教授)
「(特集:前記旧石器文化の諸問題)旧石器遺跡捏造事件へのコメント/上高森事件について」
『季刊考古学』74号072-073頁 2001/02/01
 天野郁夫・2002「自治能力」
天野郁夫(あまの・いくお/国立学校財務センター教授)
「私の視点/国立大法人化/問われる「真の自治能力」」
 ※「今回の法人化構想を検討すればするほど、法人運営の仕組みだけでなく、文部科学省との関係でいえば、大学への評価やそれに伴う予算配分の問題など、曖昧な部分が多く残されている。それらを放置すれば、文部科学省のソフトに姿を変えた「間接的」統制が、これまで以上に強く及んでくる可能性が大きい。」
『朝日新聞』朝刊 2002/05/03
 新井清博・2001「管理職」
新井清博(東京都教育庁人事部職員課)
「〔インタビュー記事〕管理職が評価・指導するのは当然」
 ※聞き手は同誌編集部。
 ※都立高校教員への人事考課制度について、「評価を「本人開示」していませんね。」との質問に、「「本人開示」は、指導と信頼関係ができてからということになります。いまはまだ時期尚早です。」(052頁)
『週刊金曜日』9巻45号(通巻397号)052頁 2001/11/23
 荒木和博・2002「和田教授」
荒木和博(あらき・かずひろ)
 「拉致問題に横槍を入れる、和田教授の裏事情」
 ※初出は『草思』2001年4月号。
 ※和田春樹2001年論文への批判。
荒木和博・2002『拉致救出』【研究・教育】370-377頁 2002/12/25
 荒牧重人・2002「教育改革」
荒牧重人(あらまき・しげと/山梨学院大学法学部教授。川崎市子どもの権利委員会委員長、岐阜県多治見市子どもの権利検討委員会会長)
「教育の現場から発信する新しい教育改革」
 ※「国際人権基準」に基づく教育改革の主張。
『週刊金曜日』10巻30号(通巻431号064-065頁 2002/08/02
 有馬朗人・2003「国立大」
有馬朗人(参院議員。元東京大学学長。元文部大臣)《顔Ph有》
「〔インタビュー記事〕大学激動/国立大学法人法が成立/改革へ第一歩 10年後検証を/「キーマン」有馬朗人・元文相に聞く」
『朝日新聞』朝刊 2003/07/13
 有森裕子・2003「仲裁機構」
有森裕子(ランナー。国連人口基金親善大使)《顔Ph有》
「選手も説明責任の自覚必要」
 ※記事「日本スポーツ仲裁機構 近く初の判断」とともに。同時掲載:道垣内正人・2003「仲裁機構」
『朝日新聞』朝刊 2003/07/15
 安渓遊地・1991「される側」  安斎&馬場・2001「ねつ造」
安斎正人(あんざい・まさひと/東京大学大学院人文社会系研究科助手・考古学)、
馬場悠男(ばば・ひさお/国立科学博物館人類研究部部長・人類学)、
立花隆(たちばな・たかし)
「(特集1:立花隆、「旧石器発掘ねつ造」事件を追う)座談会:ねつ造が意味するもの」
 ※2000年12月11日開催。
立花隆・2001『旧石器』052-092頁 2001/03/25
 安濃一樹・2002「全米大学」
安濃一樹(あんのう・かずき/マクマスター大学(カナダ)大学院社会科学部宗教研究科修士。同科博士課程単位修得卒業)
「全米大学キャンパスで何が起きているか?:マッカーシズムの再来」
 ※2001年11月11日に「保守派の知識人が運営する民間教育活動団体」の米国大学理事同窓生評議会(ACTA)が公表した報告書『文明の防衛<米国を失望させている全米大学の現状にどう対処するか>』について(072頁)。「ブッシュ政権の外交政策や対テロ軍事行動を批判した大学教授が、処罰や迫害の対象となった例は多く報告されてきた。」(073頁)
『週刊金曜日』10巻13号(通巻414号)072-074頁 2002/04/05
 安野光雅・2003「色覚検査」
安野光雅(画家)
 「色覚検査はいらない」
 ※「その意味で文部科学省が、今年から学校の健康診断の必須事項からはずしたのは賢明である。」
『朝日新聞』朝刊 2003/08/24
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 飯田浩之・2001「研究倫理」

飯田浩之(日本教育社会学会「研究倫理に関するワーキング・グループ」代表)
「「研究倫理にかんするワーキング・グループ」答申」
 ※同グループは日本教育社会学会が2000年学会年度第1回理事会にて設置。
 ※「日本教育社会学会・研究倫理宣言(案)」(本資料集掲載【研究・教育】)を含む。
『日本教育社会学会会報』125号003-004頁 2001/09/
※同時掲載:竹内洋・2001「倫理宣言」 【研究・教育】
 井川史子・2001「考古遺跡」
井川史子(いかわ・ふみこ/カナダ・マギル大学人類学科教授。1930年生まれ)
「(考古学者はどう語る)「同僚による審査」という検証法/考古遺跡の検証と陪審員制度:北米からみた旧石器遺構捏造事件」
 ※「私はカナダの大学で、文化人類学の一端としての考古学を教えている」(076頁)。※キーワード:ピア・レビュー(同僚による審査)、フォルサム遺跡(ニュー・メキシコ州)、パレオ・インディアン研究、カリコ遺跡(カリフォルニア州)、モンテ・ヴェルデ遺跡(チリ南部)。
勉誠出版・2001『旧石器』076-080頁 2001/06/01
・池内 了(いけうち・さとる)

 池内了・2002「ノーベル賞」

池内 了(名古屋大学教授。宇宙物理学)
「科学を読む/ノーベル賞をもたらしたもの/「失敗」が常識を破る」
 ※「広くて深い知識と充実して意欲に満ちた心」の重要性を説き、「ところが、科学技術創造立国を標榜する現在の日本の科学・技術政策は、むしろそのような心を滅ぼしてしまいかねないと危惧している。」
『朝日新聞』朝刊 2002/10/22
 池内了・2003「国立大学」
池内 了(名古屋大学教授。宇宙物理学。1944年生まれ)
 「国立大学法人化に異議あり:近視眼的な「構造改革」は日本の教育を滅ぼす」
『論座』97号194-199頁 2003/06/01
 池田恒男・2003「法科大学院」
池田恒男(都立大学法学部教授)
「司法制度改革 今月の論点/原点を忘れた「法科大学院」創設論議」
 ※「…法学の世界もその例外でなく、研究の商業化と統治機構への組み込み(省庁・地方自治体の審議会をはじめ、研究会その他統治の必要からする統治の第二次現場への学者の組織化が進」んだ(012頁)。
『青年法律家』382号012頁 2002/12/25
 池尾和人・2003「郵政公社」
池尾和人(慶応大教授)
「〔インタビュー記事〕郵政公社4月発足/社外理事に就任する池尾・慶大教授に聞く/民営化に耐える経営を 資金の株運用は不適切」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/07
 池上俊一・2003「文明批判」
池上俊一(東京大教授)
「〔書評〕文学と歴史学で綴る文化研究の模範/『ヨーロッパ文明批判序説:植民地・共和国・オリエンタリズム』工藤庸子[著]、東京大学出版会・7000円」
 ※「…この書物は、大学の制度改革に自らの学問で誠実に答えようとするとき、どんな転身を強いられるのかをも、まざまざと示している。たおやかな風情で恋愛小説を語っていた著者の閲歴を知る者としては、粛然とせざるをえない。」
 『朝日新聞』朝刊 2003/06/15
 ※著者の工藤氏は評者・池上氏と同じく東京大教授(地域文化研究)とのこと。
・池添徳明(いけぞえ・のりあき)

 池添徳明・2003「日の丸」

池添徳明(フリージャーナリスト)
「「日の丸・君が代」はどうなった:国旗・国歌法から5年目の学校現場」
『週刊金曜日』11巻12号(通巻463号)054-055頁 2003/03/28
 池添徳明・2003「早大名簿」
池添徳明(ジャーナリスト)
 「金曜アンテナ/早大名簿提供事件 最高裁が弁論開く」
 ※1998年11月・江沢民中国国家主席講演会での事件。
『週刊金曜日』11巻27号(通巻478号)005-007頁 2003/07/18
 池添徳明・2003「早大事件」
池添徳明(1960年生まれ。新聞記者を経て1999年からフリージャーナリスト。関東学院大学非常勤講師(現代ジャーナリズムなど))
「裁判ウォッチング(9)/「早大名簿提供事件」最高裁で弁論:個人情報と大学自治が焦点に」
 ※2003年7月11日・最高裁第二小法廷開催の口頭弁論について。
『カウサ』9号(法学セミナー増刊)084-085頁 2003/10/30
 石井英夫・2003「吉田康彦氏」
石井英夫(「産経抄」筆者。1933年生まれ)
「蛙の遠めがね 第92回/吉田康彦氏と中山正暉氏」
 ※「文藝春秋の十一月号に『親朝派知識人、無反省妄語録』という一文を寄稿したのだが、その“余波”というか、後日談をご報告しよう。」(196頁)
『正論』367号196-200頁 2003/02/01
・石井昌浩(いしい・まさひろ)

 石井昌浩・2003「国立二小」

石井昌浩(1999年10月から東京都国立市教育長、2003年9月退任予定。1940年山形県出身)《顔Ph有》
「インタビュー 現職教育長が口を開いた/国立二小・校長土下座要求事件の真相」
 ※聞き手:石川水穂(いしかわ・みずほ/産経新聞論説委員)。
 ※石井氏が書いた『学校が泣いている』(産経新聞社)について。 『正論』376号286-291頁 2003/10/01
 石川周三・2003「愛国心」
石川周三(元電通専務)
 「座標/愛国心とは何だろう」
 ※「しかし「愛国心」あるいは「国」の定義に皆が納得しなければ教えようがない。」(003頁)
『世界週報』84巻37号(通巻4116号)003頁 2003/10/07
・石川水穂(いしかわ・みずほ)

 石川水穂・2003「広島教育」

石川水穂(産経新聞論説委員)《顔Ph有》
「自殺者続出の「広島教育」の奇々怪々:「差別反対!」という美名の下で加えられる校長達への集団的いじめの実態を告発する」
『諸君!』35巻9号094-102頁 2003/09/01
 石切山英彰・2004「北坦事件」
石切山英彰(いしきりやま・ひであき/フリーライター)
「三光作戦・「北坦事件」の歴史的事実を歪める盗用」
 ※『中国河北省における三光作戦』(大月書店)掲載の田中隆氏の文章が、筆者の『日本軍毒ガス作戦の村』(高文研)の盗用をしているとの主張。
『週刊金曜日』12巻7号(通巻506号)033頁 2004/02/20
 石塚孝志・2001「ハラスメント」
石塚孝志(いしづか・たかし/『毎日新聞』記者)
「大学院生の4人に1人がアカデミック・ハラスメントの被害者:広島大学が全国初の実態調査」
 ※調査結果は2001年3月発行の同大保健管理センターの研究論文集で報告。同大学は2001年7月の評議会で「ハラスメント防止規程」(1999年4月制定)を改正。
『週刊金曜日』9巻第35号(通巻387号)052-054頁 2001/09/21
※ついでですが、関係組織リンク
  広島大学
    http://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html 
  同大学保健管理センター
    http://home.hiroshima-u.ac.jp/health/
・石堂淑朗(いしどう・としろう/1932年広島県生まれ)

 石堂淑郎・2003「我鬼草子・074」

石堂淑朗(脚本家。評論家)
「平成我鬼草子 第74回/ある弔辞」
 ※「弔辞」とは、「広島県尾道市の地元新聞山陽日日新聞の編集兼発行印刷人秋田清が、七月四日に自殺した尾道市教育室次長山岡将吉に手向けて、一面トップという極めて異例の扱いで掲載した弔辞」を指す。「国旗掲揚・国歌斉唱を強制さえしなければ、自殺騒ぎは起きないという感覚が、父兄に無いわけがないのである。」(191頁) 同和問題について、「この件が解消されぬ限り、国旗国歌問題は拗れ続ける。」(192頁)
『正論』376号188-192頁 2003/10/01
 石堂淑朗・2004「国立大」
石堂淑朗(脚本家。評論家)
 「平成我鬼草子 (083)/国立大邦人ヶ原夏の血戦」
 ※「東大から有害無益な毒虫マルクス経済学系学者とフェミニズム系学者を議論抜きに一挙にたたき出す国大法人化案は、東大出の政治家や官僚には到底思いつかぬ妙案であった。」(196頁)
『正論』2004年8月号(386号)194-198頁 2004/08/01
 伊豆山健夫・2003「中高一貫校」
伊豆山健夫(いずやま・たけお/2002年春まで開成中・高校の校長。東京大学名誉教授(物理学専攻))《顔Ph有》
「〔インタビュー記事〕ひと/トヨタなどがつくる中高一貫校の初代校長に起用される伊豆山健夫さん(71)/「学校は生き物と同じ。外部とのかかわりなしでは生きていけない」」
 ※文:玉川透。
『朝日新聞』朝刊 2003/11/18
 市川須美子・1994「教育自己」  五木寛之・2002「抹籍」
五木寛之
「みみずくの夜メール (3)/抹籍と抹茶の関係」
 ※「以前、国勢調査の書類を記入していたら、最終学歴というのがあった。〔改行〕 抹籍というのは資格ではないから、書くわけにはいかない。」 「と、いうことになって、七万なにがしかを三十数年ぶりに事務局に払い、いまや私は堂々たる大学中退の資格をもつ身である。」
『朝日新聞』朝刊 2002/04/29
・伊藤和史(いとう・かずし)

 伊藤和史・2001「考古学」

伊藤和史(毎日新聞学芸部記者「旧石器遺跡取材班」)
「(ジャーナリストは語る)危機に立つ考古学:その理論と体質」
 ※「前期旧石器考古学」の学問水準と「自分たちの集めた資料(石器)を批判的な立場の研究者には見せたがらないという点」について。
勉誠出版・2001『旧石器』060-061頁 2001/06/01
 伊藤和史・2003「旧石器発掘」
伊藤和史(毎日新聞学芸部副部長)
「旧石器発掘捏造“共犯者”の責任を問う」に反論する」
 ※矢澤高太郎・2002「発掘捏造」への反論。
『中央公論』118年1号(1424号)280-283頁 2003/01/01
※→これへの反論:矢澤高太郎・2003「旧石器捏造」
 伊藤昭治・2003「業績」
伊藤昭治(いとう・しょうじ/日本図書館研究会理事)
「《座標》業績づくり」
 ※学会での大学院生の劣悪な口頭発表に対して、「わたしは参加者が反応をしないことに参加者の良識を感じることさえある。」
『図書館界』55巻2号 (日本図書館研究会ウェブサイトにも掲載 http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/kai/v55/zahyo2.html) 2003/07/
※→岡本真氏が、「編集日誌」『(メールマガジン)ARG-170』(2003年09月15日)にて、「おかしいと感じた報告に対して沈黙することが良識とはどういうことか。賛同できないのであれば、言葉にして批判するのが学問ではないか」と批判(同誌はネット上にバックナンバーとして掲載あり http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/170.html#diary)。
 乾彰夫・2004「都立四大学」
乾 彰夫(いぬい・あきお/東京都立大学。教育学)
「(緊急企画:公立大学はいま)都立四大学の「廃止」・新大学「設立」をめぐる事態:石原都政の大学再編・支配」
『日本の科学者』39巻2号(通巻433号)036-041頁 2004/02/01
 井上祥平・2000「規範制定」  井上勝生・2001「民衆虐殺」
井上勝生( いのうえ・かつお/北海道大学文学部教授。日本近代史)
「日本軍による最初の東アジア民衆虐殺:東学農民戦争 清算されない加害責任」
 ※北大文学部の文化人類学研究室に放置されていた東学農民軍指導者の遺骨の返還実務を担当して。
『世界』693号238-247頁  2001/10/01
 井上久士・2002「事実」
井上久士(いのうえ・ひさし/駿河台大学教授)
「(文春がまた担ぎ出した南京虐殺否定論者のおそまつぶり)事実を明らかにする姿勢はどこに?」
 ※北村稔(立命館大学教授)『「南京事件」の探究:その実像を求めて』(文春新書)への批判。 「本書は、批判しようとする論を矮小化、単純化し、そのうえ先行研究を無視することでなりたっている。」(070頁)
『週刊金曜日』10巻30号(通巻431号070頁 2002/08/02
 稲生勝・2004「技術者倫理」
稲生 勝(いのう・まさる/岐阜大学。哲学・科学論)
「「技術者倫理」の現状と背景」
 ※キーワード:JABEE(日本技術者教育認定機構)、モラルハザード、新自由主義、平和、環境問題、多国籍企業。
『日本の科学者』39巻2号(通巻433号)042-047頁 2004/02/01
 猪口孝・2002「アジア研究」
猪口 孝(いのぐち・たかし/東京大学教授。政治学)
「私の視点/アジア研究/日本の主導で基盤整備を」
 ※「そこで、組織的、財政的な力を擁する日本が、アジアの学術インフラ整備に乗り出そうではないか、その突破口として、アジア世論調査機構を設立しようではないか、というのが私の主張である。」
『朝日新聞』朝刊 2002/04/29
 今田結・2003「高校受験」
今田 結(高校生。東京都)
 「声/親と違う名字 受験に理由書」
 ※都立高校の受験について。
『朝日新聞』朝刊 2003/04/21
 今村喜夫・2004「教育の生命」
今村喜夫(無職、横浜市、80歳)
「声/教育の生命は知事より長い」
 ※「一知事の発想と大学という公器の重みは比較にならないことを知るべきである。」
『朝日新聞』朝刊 2004/05/04
 井村裕夫・2003「格付け」
井村裕夫(いむら・ひろお/総合科学技術会議有識者議員。1931年生まれ。京大医学部卒。同学部長を経て、91年から97年まで京大学長。98年から科学技術会議議員。その後、2001年1月の省庁再編とあわせて発足した総合科学技術会議の有識者議員に就任。専攻は内科学)《顔Ph有》
「〔インタビュー記事〕科学技術の格付け/総合科学技術会議議員井村裕夫さんに聞く」
『朝日新聞』朝刊 2003/11/16
 五十子満大・2002「都立4大学」
五十子満大(いらこ・みつひろ/都立大学教員。専門は物理学(表面物理・陽電子科学)。1940年生まれ)
 「(特集:科学研究者の権利を再確認する)行政主導による都立4大学の統廃合と法人化案は何をもたらすか」
 ※キーワード:大学改革、企業経営的手法、非公務員化、ユネスコ(UNESCO)勧告。
『日本の科学者』37巻12号(通巻419号)016-019頁 2002/12/01
※→「人文学部学生が」書いたサークル学習会「報告集にはある都議(実名で)についての記述があった.それを知った当該議員が,書いた学生を名誉毀損として,大学を威圧し,処分を要求してきた.」(018頁)という2001年の事件が気になりますね。
 岩田一平・2001「ニッポン原人」
岩田一平(いわた・いっぺい/週刊朝日副編集長。1957年生まれ)
「(ジャーナリストは語る)まぼろしのニッポン原人を夢想していた」
 ※『週刊朝日』2000年正月号のための対談(岡村道雄、馬場悠男)の担当者。
勉誠出版・2001『旧石器』062-063頁 2001/06/01
※→馬場氏の記憶(馬場悠男・2001「遺跡捏造」)とはちがい、馬場氏が岡村氏に対して「でも、藤村さんたちの発掘した石器には疑義が出されていますよね」と発言したのは、「すでに対談収録を終え録音テープも止め、テーブルには水炊きの鍋が登場、ビールや徳利が出てきたころと思う。いわゆるオフレコ話だ。」としている(062頁)
 岩本健良・1997「研究倫理」
岩本健良(いわもと・たけよし/金沢大学文学部人間学科助教授)
「(フォーラム 研究の倫理とルール)社会制度としての研究倫理:アメリカ社会学会の実例と日本の社会学者の課題」
 ※抜刷では一部削除あり(071頁007-023行目)。
『理論と方法』12巻1号(通巻21号)069-084頁 ☆1997/07
 隠居・2004「売れる特許」
隠居
「経済気象台/売れる特許があるのか」
 ※「実はこれまで、学内の発明者が「これは売れる」と感じたら、大学に届けることなく、知り合いの企業から出願してもらうということが少なくなかったという。」
『朝日新聞』朝刊 2004/07/01
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 上野達彦・2003「国立大」

上野達彦(うえの・たつひこ/三重大学副学長)
「私の視点/国立大法人化/地域と交流し、キラリ光れ」
 ※「三重大学は地域圏大学構想を打ち出した。」
『朝日新聞』朝刊 2003/07/19
 上野哲・2003「ケア」
上野 哲(うえの・てつ/広島修道大学非常勤講師。教育倫理学)
「「ケア」をめぐる問題点」
 ※キーワード:ケア、カウンセリング、こころの専門家、学校カウンセラー、学校制度改革、ケアの倫理。
 ※「最近4年間に全国各地で発行された新聞記事を調べ、「ケア」がどのような文脈で用いられていたかを調査した結果をここにあげる.」(039頁)
『日本の科学者』38巻3号(通巻422号)038-043頁 2003/03/01
 上原&藤田・2002「インシデント」
上原哲太郎(和歌山大学)、藤田和弘(京都工芸繊維大学)、前野譲二(早稲田大学)、矢部正之(信州大学)、中村 彰(秋田大学)
「(特集:インターネット社会とインシデント --- 教育利用の保全対策と配慮 --- )座談会 インターネット社会とインシデント:教育関係者に求められているもの」
『コンピュータ&エデュケーション』12号011-023頁 2002/05/31
 宇沢弘文・2002「履歴書・19」
宇沢弘文(うざわ・ひろふみ/東京大学名誉教授)
「私の履歴書 (19)/徴兵の苦しみ/学生の大学占拠 調停/戦争の犠牲、米在住を悩む」
 ※「全米の大学で、学生の成績表を徴兵局に送らないよう大学当局に要求する運動が起きた。」
『日本経済新聞』朝刊 2002/03/19
・潮木守一(うしおぎ・もりかず)

 潮木守一・2003「学部学科」

潮木守一(桜美林大学大学院教授(高等教育論))《顔Ph有》
「再編進む学部学科/難しい教育の評価/潮木守一・桜美林大大学院教授に聞く」
 ※記事「全国620大学学長アンケート」と共に。
『朝日新聞』朝刊 2003/06/29
 潮木守一・2003「フンボルト」
潮木守一(桜美林大学教授(教育社会学)。日本学術会議会員。1934年生まれ)《顔Ph有》
「目隠しされたフンボルト:予算削減に揺れるドイツの国立大」
『朝日新聞』朝刊 2003/07/08
 打越和子・2003「ヤスクニ」
打越和子(うちこし・かずこ/ジャーナリスト。1997年から2001年まで月刊『祖国と青年』編集長。1964年福岡県出身)
「(靖国特集)「ヤスクニを守って」 地球の裏側の子供たちからの手紙」
 ※「この七月、『日本の皆様、靖国神社を守ってください --- ブラジルの中高生からの手紙』(明成社)という本が出版された。ブラジル・サンパウロ市のに保護学校「松柏学園」と、公教育の私立学校「大志万学院」の生徒たち二十名の手紙を収めたものだ。」(256頁)
『正論』375号256-263頁 2003/09/01
 内田樹・2002「学歴ワイン」
内田 樹(うちだ・たつる/神戸女学院大教授)
「eメール時評/学歴もワインと同じに?」
 ※「親の経済格差が子供の学歴格差に結びついているという現実はたしかにあるだろう。だが、「学歴は金で買うもの」ということについて社会的な合意が形成されれば、別に実害はない。」
『朝日新聞』朝刊 2002/10/30
※→ワインなぞ飲まないで済みますが、「学」(学歴でなく)は万人に必要です。違和感ありますね。2002年12月12日付掲載:内田樹・2002「読まれて本望」【報道】にも違和感ありですが。何だろう…この違和感。
 内田樹・2003「市場主義」
内田 樹(神戸女学院大教授)
「eメール時評/大学の「市場」主義とは?」
 ※「少し前、財界や文部省(当時)は「英語とコンピューターが使える即戦力」を大学に求めていた。…… それが最近は「論理的思考力」や「創造力」を大学に要求し始めた。」
『朝日新聞』朝刊 2003/01/16
 内田ちなみ・2000「指導要録」
内田ちなみ(子どもの人権連会員。患者の権利法をつくる会世話人)
「(第4章本人開示で自分の情報を取り戻そう/3)教育機関の個人情報の本人開示:指導要録をめぐる審査会答申を中心に」
知る権利・2000『情報公開』230-238頁 2000/04/14
 内山卓郎・2004「大滝ダム」
内山卓郎(うちやま・たくろう/ルポライター)
「ダムが災害を引き起こす/30年前に警告されていた大滝ダムの地すべり」
 ※「忘れてならないのは側面的な協力者たちの存在である。…… 政官財の三大権力と第四権力の報道につづき、第五の権力ともいわれる「学の責任」である。〔改行〕 具体的に言えば、地すべり学会の会長・副会長を務めてきた大学教授や建設省・国交省の土木研究所(現在は独立行政法人)の専門家たちである。」(055頁)
 ※キーワード:奈良県のダム地質調査委員会(委員長:佐々憲三・京都大学名誉教授、地すべり学会元会長)、建設省の大滝ダム地すべり対策委員会(委員長:谷口敏雄・大阪工業大学教授、地すべり学会元会長)。
『週刊金曜日』12巻24号通巻523号053-055頁 2004/06/25
 梅原猛・2002「教育基本法」
梅原 猛(うめはら・たけし/哲学者。日本ペンクラブ会長。77歳)
「私の視点 特集・教育基本法を考える/愛国心喪失は政治家の責任」
 ※「改正論者は教育基本法に「伝統、文化の尊重」という理念が記されていないと難癖をつけるが、伝統、文化を尊重する精神が最も不足しているのは教育勅語である。」
『朝日新聞』朝刊 2002/11/17
<え>
 

 NPOくまもと・2004「NPO」

特定非営利活動法人NPOくまもと(熊本市)
 「(特集:信頼されるNPOとは --- 市民の自律と責任がこれからの市民社会をつくる)NPOの原点を忘れずに活動を継続するには」
『ボランティア情報』2004年8月号(327号)005頁 2004/08/01
 江原昭善・2001「旧石器捏造」
江原昭善(えはら・あきよし/京都大学名誉教授。日本福祉大学客員教授。椙山女学園大学名誉教授。1927年生まれ)
「(関連学問からの証言)人間こそが問題なのである:旧石器捏造事件を機に感じたことなど」
 ※ダートのアウストラロピテクス・アフリカヌス発見(1924年)、ピルトダウンの曙人(エオアントロプス)など。
勉誠出版・2001『旧石器』052-054頁 2001/06/01
 エフ・エー・2004「透明性」
特定非営利活動法人エフ・エー(大阪市)
「(特集:信頼されるNPOとは --- 市民の自律と責任がこれからの市民社会をつくる)組織の透明性を心がけ地域の信頼を得る」
 ※同法人広報担当理事:長福洋子のインタビュー記事「エリアを広げず他団体と手を携えて活動を進めたい」(004頁)あり。
『ボランティア情報』2004年8月号(327号)004頁 2004/08/01
・遠藤剛

 遠藤剛・2001「山形大工学部」

遠藤 剛(山大工学部長。2001年9月に就任)
「〔インタビュー記事〕山形大工学部特集(上)/試練乗り越え新たなステップ/遠藤学部長に聞く/英知集め開く展望/国のプロジェクト導入 地域に研究テーマ提言へ/入試対策室設け厳しくチェック IT、環境、高齢化対応が三つの柱 幼老ビジネススクール設置も」
『山形新聞』朝刊 2001/11/26
 遠藤剛・2001「産・官・学」
遠藤 剛(山形大学工学部長)
「産・官・学をひきつける独創研究と大きな潜在能力をもつ人材育成」
 ※新聞2面分を使った広告「21世紀の技術立県「山形」に向けて」の中にて。
『朝日新聞』朝刊 2001/11/29
<お>

 大岩ゆり・2001「検証会報告」

大岩ゆり(おおいわ・ゆり/朝日新聞科学部記者)
 「(特集1:立花隆、「旧石器発掘ねつ造」事件を追う)2000年末の「検証会」報告/ニッポン原人は真っ暗闇の中に」
 ※2000年12月・福島県立博物館で開催の「東北日本の旧石器文化を語る会」にて。
立花隆・2001『旧石器』093-101頁 2001/03/25
 大川内博保・2002「留学生」
大川内博保(おおかわち・ひろやす/長崎県佐世保市文化交流課職員)
「私の視点 ウイークエンド/留学生/「10万人受け入れ」見直しを」
 ※「現状は、多数の中国人留学生を受け入れて問題となった山形県の酒田短大のケースや中国人留学生の絡んだ犯罪の増加などが目立つ。」
『朝日新聞』朝刊 2002/08/03
 大木薫・2003「PTA広報」
大木 薫(おおき・しげる/文筆業)
「私の視点/PTA広報/見栄えより表現の自由を」
『朝日新聞』朝刊 2003/06/28
 大久保博志・2004「大阪府大」
大久保博志(おおくぼ・ひろし/大阪府立大学。航空宇宙工学)
「(緊急企画:公立大学はいま)「大阪府大学改革」と公立大学「法人」化の諸問題」
 ※キーワード:大阪府立大学、大阪女子大学、大阪府立看護大学、大学改革。
『日本の科学者』39巻3号(通巻434号)036-041頁 2004/03/01
 太田朗・2001「検証」
太田 朗(おおた・あきら/宮城テレビ報道部記者)
「(ジャーナリストは語る)問題はどう検証するか? だが…」
 ※「上高森遺跡第6次調査の取材」に行った「警察担当の後輩記者が」「帰ってくるなり私に、「報道陣の目の前でも新しい発掘があったんですよ、何か怪しいですよねぇ。」と言っていた。」(064頁)
勉誠出版・2001『旧石器』064-065頁 2001/06/01
 大嶽秀夫・2002「昭和天皇」
大嶽秀夫(おおたけ・ひでお/京都大学教授)
「〔書評〕昭和天皇(上・下) ハーバート・ビックス著/政治的役割を客観分析」
 ※「歴史家の間での通説」に対する本書の批判について、「評者の見るところ、本書のこの狙いはかなりの程度成功裡に達成されている。」
 ※書評対象書:ビックス・2002『昭和天皇・上』ビックス・2002『昭和天皇・下』
『日本経済新聞』朝刊 2002/12/08
※→直接に研究倫理に関する書評ではないのですが、長谷川煕・2002「昭和天皇」のように酷評する書評に対比するものとして。
 大塚初重・2001「捏造事件」
大塚初重(明治大学名誉教授。山梨県立考古博物館長。山梨県立埋蔵文化財センター所長)
「(特集:前記旧石器文化の諸問題)旧石器遺跡捏造事件へのコメント/前期旧石器捏造事件と私の立場」
『季刊考古学』74号073頁 2001/02/01
 大槻義彦・2004「福教大」
大槻義彦 (おおつき・よしひこ)
「反オカルト講座/第112回 福岡教育大学」
 ※「夏休みをとって参加した「パナウェーブ研究所」の修行の最中に、殴り合いの業を行ない、打ちどころが悪く死に到ったらしい」福岡教育大学助教授の千草聡氏について。「当然公表されるべき、学長や学部長のコメントや謝罪も全く発表されなかった。」(092頁)
『噂の眞相』26巻2号(通巻304号)092頁 2004/01/01
 大藤時彦・1975「民俗採訪」 ・大沼克彦(おおぬま・かつひこ/1944年生まれ)

 大沼克彦・2001「石器時代人」

大沼克彦(国士舘大学イラク古代文化研究所教授)
「(特集1:立花隆、「旧石器発掘ねつ造」事件を追う)「検証会」の主要参加者から/ねつ造は石器時代人に対する冒涜である」
 ※2000年12月・福島県立博物館で開催の「東北日本の旧石器文化を語る会」を経て。
立花隆・2001『旧石器』116-117頁 2001/03/25
 大沼克彦・2003「遺産散逸」
大沼克彦(国士舘大教授。考古学。1997年4月から2003年3月まで同大イラク古代文化研究所長。1944年中国吉林省生まれ)
「国際協力で遺産の散逸防げ/略奪受けたイラク国立博物館」
『朝日新聞』朝刊 2003/04/18
 大野陽男・2003「産学協同」
大野陽男(おおの・はるお/2003年10月より早稲田大学アジア太平洋研究センター日本自動車部品産業研究所客員教授兼副所長)《顔Ph有》
「〔インタビュー記事〕ひと/自動車部品会社社長から大学の客員教授に/大野陽男さん(68)/「産学協同を進めるため、企業人の知識のすべてを提供したい」」
 ※文:高木和男。
『朝日新聞』朝刊 2003/11/20
 大見忠弘・2002「スタイル」
大見忠弘(おおみ・ただひろ/東北大学未来科学技術共同研究センター教授。4月から同研究センター客員教授に就任予定。1939年生まれ)
「東北大退官教授 最終講義 (4/完)/固体電子工学 大見忠弘氏/実験室作りに情熱/40歳迎えスタイルを一変」
 ※「…四十歳に差し掛かり、半生を顧みて自分の論文や研究が一つも実用化されていないことに気付き、痛烈な思いを抱いた。」 「八六年にルーム〔東北大学片平キャンパスのスーパークリーンルーム〕を視察に訪れたのが当時つぶれかかっていたインテル社だった。その後、わたしが全権を任され、シリコンバレーでプラント建造を指導した。」
『河北新報』朝刊 2002/03/20
 大森昌衛・1999「科学者」
大森昌衛(日本科学者会議科学者の権利問題委員会委員長)
「科学者の権利問題の所在と背景」
 ※キーワード:科学者の責任、科学者憲章、科学技術行政、女性研究者、非常勤講師。
 ※日本学術会議の「科学者憲章」(1980年)(→資料集【研究・教育】)に言及。
『日本の科学者』34巻6号(通巻377号)037-041頁 1999/06/01
  小笠毅・2000「論壇」 ←就学時検診の医療情報を使うのは教育委員会なのでと【医療】から移動(2002.3.27)  小笠直人・2001「就学時検診」
小笠直人(塾講師・東京都小金井市)
「声欄/就学時検診で子を分かつな」
 ※「子どもの権利条約第2条は「差別の禁止」を規定しているが、検診は違背していると考える。教育委員会はこういった疑問に答える義務がある。」
『朝日新聞』朝刊 2001/10/02
 岡田節人・2002「生物学」
岡田節人(京都大学名誉教授・生物学者)
「〔解説〕黄昏のウィーン文化のなかの生物学」
ケストラー・2002『サンバガエル』225-231頁 2002/12/13
 岡田安正・2002「産総研」
岡田安正(おかだ・やすまさ/産総研労組特別執行委員。応用物理学)
「産業技術総合研究所の独法化の現段階」
 ※キーワード:独立行政法人、数値目標、研究評価、キャリアパス、トップダウン方式の組織運営。※「産総研は発足に当たって「科学者憲章」を掲げた.」(043頁)
 ※同研究所ウェブサイト:http://www.aist.go.jp/
『日本の科学者』37巻5号(通巻412号)038-043頁 2002/05/01
 岡林一夫・1998「社会的責任」 ※岡林一夫・1995「社会的責任」は誤記。
岡林一夫(元気象庁予報官)
「談話室/私の歩んだ道:社会的責任を果たすため」
『日本の科学者』33巻6号(通巻365号)026-027頁 1998/06/01
 岡本薫・2002「著作権」
岡本 薫(おかもと・かおる/文化庁長官官房著作権課長)
「(特集:インターネット社会とインシデント --- 教育利用の保全対策と配慮 --- )インターネット時代の学校教育と著作権の課題」
 ※キーワード:人権、著作物、例外規定。
『コンピュータ&エデュケーション』12号052-055頁 2002/05/31
 岡本雅享・2003「大学受験」
岡本雅享(おかもと・まさたか/在日韓国人問題研究所(RAIK)国際人権部会)
「欧米系とアジア系を差別する文科省の国際人権条約違反の人種主義:外国人学校卒業生の国立大学受験」
『週刊金曜日』11巻10号(通巻461号)050-051頁 2003/03/14
 岡安光彦・2003「縄文クッキー」
岡安光彦(おかやす・みつひこ/アークビジョン〔出土遺物の実測会社〕代表。考古学者。1951年生まれ)
「小・中学校で人気の縄文クッキー作り/科学的根拠に強い疑問/「誤り」の流布 今後に生かせ」
 ※帯広畜産大学教授の中野益男氏による「残留脂肪酸分析」への筆者や難波紘二氏(広島大学教授)、山口昌美氏(工学博士)らの批判をもとに。
『朝日新聞』朝刊 2003/03/08
 小川一夫・2004「基礎研究」
小川一夫(おがわ・かずお/大阪大学教授。1954年うまれ)
「経済教室/基礎研究充実の仕組みを/国立大学法人化と研究開発」
『日本経済新聞』朝刊 2004/03/04
 沖憲明・2002「捏造問題」
沖 憲明(おき・のりあき/広島県教育委員会生涯学習部文化課。1969年生まれ)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)捏造問題に寄せて」
竹岡俊樹・2002『再出発』061-062頁 2002/06/10
 荻原健司・2003「仲裁機構」
荻原健司(五輪金メダリスト)
 「荻原健司の目/スポーツ界の質 高めていく役割」
 ※記事「スポーツ仲裁機構発足/理事に荻原健司氏」と共に。
 ※キーワード:日本スポーツ仲裁機構(JSAA)、スポーツ仲裁裁判所(CAS)。
『朝日新聞』朝刊 2003/04/08
 奥平康弘・1995「葦の髄・10」
奥平康弘(おくだいら・やすひろ/国際基督教大学教授)
「葦の髄から(10/完)/大したことでないのに馬鹿騒ぎ?」
 ※キーワード:ヴォルテール、レナード・ジェフリズ教授、アフリカ系中心主義、差別表現、犯罪歴と大学入試、学業成績偽造。
『書斎の窓』450号024-031頁 1995/12/01
 小倉純二・2001「年齢詐称」
小倉純二(日本サッカー協会副会長)
「スポートピア/後絶たぬ年齢詐称」
 ※17歳以下によるFIFA(国際サッカー連盟)U-17世界選手権のアジア予選(2000年9月)でのこと。上位2カ国のチームに年齢詐称疑惑あり。しかしAFC(アジアサッカー連盟)の処罰決定はFIFA医事委員会により覆った。「今月、AFC理事会でこの問題を再び討議するが、最善の解決方法を見つけたいと思っている。」
『日本経済新聞』朝刊 2000/10/02
 ※本記事の分類に迷いましたが、非営利が原則ということで「ビジネス」ではなく「研究・教育」にしました(プロスポーツの場合は「ビジネス」は当然としても)。
・小田静夫(おだ・しずお/1942年生まれ)

 小田&キーリ・1986「Critical Look」

小田静夫(東京都教育庁文化課)、
C・T・キーリ(Charles T. Keally/Sophia Univ.)
 「宮城県の旧石器及び「前期旧石器」時代研究批判」
 ※掲載論文は英文で、原題は「A Critical Look at the Palaeolithic and "Lower Palaeolithic" Research in Miyagi Prefecture, Japan」。
『人類学雑誌』94巻3号325-361頁 1986/
※→同論文公刊後の状況について小田氏が、藤村新一氏の遺跡捏造が発覚してから開催されたシンポジウム「前期旧石器問題を考える」(2001年1月)での発言で次のように触れている。この論文の後も「日本の旧石器研究者が、真剣に大議論をしなかった」結果、1987年の多摩ニュータウン471-B遺跡(東京都稲城市)での前期旧石器「出現」となり、「その時、「これで小田は死んだ」と言われた。「あいつは前期旧石器を見つけられないから、それでねたんであっちこっちに言っている」と。私は本当に悔しい思いをした。学問とは違う次元で批判されたので、旧石器は嫌になってしまいました。(研究対象を)黒潮に転換した。…」(毎日新聞・2001『発掘捏造』235-236頁)。

※→田中英司・2002「分かりやすさ」が、「研究者生命を賭す覚悟」の論文と論評。

 小田&竹岡・2001「前期旧石器」
小田静夫(東京都教育庁文化課)、
竹岡俊樹(共立女子大学。1950年生まれ)
「誌上対談/前期旧石器問題の真実を語る」
 ※竹岡「藤村がどこに何を埋めたのか、忘れないうちにしゃべれば良いのですよ。検証や再発掘の手間も費用もずいぶん省けますしね。鎌田、梶原、横田氏たちは藤村とはずいぶん古い付き合いでしょうから、藤村にしゃべらせるのは彼らの役割、責任です。その他に責任の取りようもないと思います。」(018頁)
勉誠出版・2001『旧石器』010-027頁 2001/06/01
 小田静夫・2001「疑問遺跡」
小田静夫(東京都教育庁文化課)
「(関連文献集成/発覚前)〔インタビュー記事〕石器や年代などに疑問残る「遺跡」」
 ※『科学朝日』1995年7月号より文書のみ転載。聞き手:河合信和。
 ※「なぜ宮城県でのみ、古いとされる遺跡が見つかるのでしょうか。」(125頁)
勉誠出版・2001『旧石器』124-126頁 2001/06/01
 小田静夫・2001「前期旧石器」
小田静夫(東京都教育庁文化課)
「(関連文献集成/発覚後)研究史は語る/日本前期旧石器研究解題:日本の前期旧石器時代研究史とその年譜」
勉誠出版・2001『旧石器』176-190頁 2001/06/01
・小野 昭(おの・あきら/1946年生まれ)

 小野昭・2001「猜疑の体系」

小野 昭(東京都立大学人文学部教授)
「(考古学者はどう語る)坊主懺悔の響き:信頼から猜疑の体系へ」
 ※「筆者は、ある検証委員会に連なって作業に加わった。それ以前から予想していたことではあるが、捏造の検証とは何かが、特有の構造をともなって明瞭となった。」(118頁)
勉誠出版・2001『旧石器』118-119頁 2001/06/01
 小野昭・2002「捏造問題」
小野 昭(東京都立大学人文学部。先史考古学)
「旧石器捏造問題をとおしてみる考古学のありかた」
 ※「筆者は,複数の検証委員会に連なって作業に加わった.また現在も作業にたずさわっている.」(034頁) 「最近,考古学の国際会議に参加すると,日本の「旧石器捏造問題」は世界中に知れわたっているので必ず問いつめられることになる.」(036頁)
『日本の科学者』37巻5号(通巻412号)034-037頁 2002/05/01
 小野賢二・2002「南京大虐殺」
小野賢二(おの・けんじ/化学労働者)
「(南京大虐殺をめぐる2つの空しい書物)『南京戦』何が問題か/松岡環編著『南京戦 --- 閉ざされた記憶を尋ねて』(社会評論社)」
 ※元兵士たちへの調査手法について、「信頼関係を結ぶ以前に抑圧的・高圧的な関係の成立である。これらは一種の恫喝といえよう。」「これほど間違いやおかしい表現の多い本はめずらしい。」(053頁)
『週刊金曜日』10巻50号(通巻451号)052-053頁 2002/12/20
※同時掲載:笠原十九司・2002「南京大虐殺」
※→これへの反論:同誌2003年5月23日付掲載、林伯耀・2003「南京戦」
 小野沢元久・2001「工学教育」
小野沢元久(日本大学工学部長。須賀川市)
「論壇/モノからヒトへ/“個人”磨く工学教育を」
 ※「…工業製品だけでなく職能資格のグローバルスタンダードが注目されている。その中核とされるのが、米国のエンジニア資格、プロフェッショナルエンジニア(PE)である。〔改行〕 この資格は単に技術力だけでなく、倫理やマネジメントを含めた総合能力を客観的に評価した資格として世界的に認知され、米国では弁護士や公認会計士と並ぶ高いステータスを得ている。」
『河北新報』朝刊 2001/11/27
 小野塚永治・2001「上高森遺跡」
小野塚永治(おのづか・えいじ/新潟県考古学会会員。染色業)
「(関連学問からの証言)「ここから石器が出るよ」と彼らは言った:上高森遺跡発掘に参加して」
 ※「筆者は第3次と第6次の発掘に参加した。」「筆者は45年に亘り石器を見て来ているので上高森遺跡の石器に疑問を感じた所が数点有った。」(043頁)
勉誠出版・2001『旧石器』043-044頁 2001/06/01
 小野浩幸・2003「働きながら」
小野浩幸(山形県政策企画課企画主査) 《顔Ph有》
 「門戸は開かれている/他人任せにしない決意/働きながら博士号取得/学ぶ意欲必ず開花」
 ※「かくいう私も最近、一行政マンでありながら、三年半の社会人学生としての研究を経て、山形大学理工学研究科の博士号を取得させていただいた。」 入学のきっかけは「山形大学と県庁との人事交流により、山形大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(米沢市)で産学連携担当の教官となる機会を得て、ラボ長の教授から助言を受けたことが始まりだった。」
『山形新聞』夕刊 2003/06/11
 小原正好・1999「岩手県立大」
小原正好(岩手県胆沢郡・金ヶ崎町町議会議員)
「論争/県政と結託した岩手県立大学の調査を批判する」
 ※同大学総合政策学部岩手県広域行政研究会による調査について。
『週刊金曜日』7巻31号(通巻285号)064頁 1999/08/20
 大日方純夫・2003「日本人」
大日方純夫(おびなた・すみお/早稲田大学文学部教授(日本近代史))
「(特集:「日本人」とは何か)「日本人」はどうつくられたか」
 ※キーワード:教育基本法改正、国民国家、国語、風景、ナショナリズム、『心のノート』。
『日本の科学者』38巻9号(通巻428号)016-021頁 2003/09/01
 織笠昭・2001「捏造事件」
織笠 昭(東海大学教授)
「(特集:前記旧石器文化の諸問題)旧石器遺跡捏造事件へのコメント/再び「石器で人を愛せるか」」
『季刊考古学』74号067-069頁 2001/02/01
 織田雅己・2003「広島県」
織田雅己(自営業)
「投書/露呈した広島県教委の姿勢」
 ※「広島の県立高校の校長が、教職員研修のために依頼していた講師」野田正彰(京都女子大教授)を「断った」事件について。
『週刊金曜日』11巻35号(通巻486号)059-060頁 2003/09/19
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 戒能民江・2002「大学セクハラ」

戒能民江(かいのう・たみえ/お茶の水女子大教授。キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク全国事務局代表)
「大学セクハラ対応急げ/被害者の権利主眼に/処分だけでなく防止策も」
『河北新報』朝刊 2002/08/08
※同ネットワークウェブサイト:http://www.jca.apc.org/shoc/
 柿沼祐三郎・2002「焚書坑儒」
柿沼祐三郎(群馬。弁護士)
「東京高裁でも不当敗訴/現代の「焚書・坑儒」事件」
 ※「県立高校の校長が、生徒会の顧問教師たちに命じて、すでに掲載されている回想文を切り取らせたうえで生徒会誌を生徒に配付させた」事件(010頁)で。2000年11月1日・前橋地裁判決、2002年5月9日・東京高裁判決。
『青年法律家』377号010-011頁 2002/07/25
 柿谷勲夫・2002「北朝鮮礼賛」
柿谷勲夫(かきや・いさお/軍事評論家。1993年に自衛隊を退官(陸将補)。元防衛大学校教授。1938年石川県生まれ)
「(「北朝鮮・拉致・核開発・日本」総力特集)“永久保存版”「媚朝」家たちの北朝鮮礼賛・迎合発言集」
 ※「学者・文化人」の部で、井上周八氏(立教大名誉教授)、関寛治氏(立命館大教授)、前田哲男氏(東京国際大教授)、吉田康彦氏(埼玉大教授)、和田春樹氏らを批判(109-111頁)。
『正論』364号100-114頁 2002/12/01
 郭辰雄・2003「外国人」
郭 辰雄(在日韓国民主人権協議会事務局長)
「ニュース解説/外国人学校卒業生の大学受験資格をめぐって」
『NPOジャーナル』第2号40頁 2003/08/10
・角張淳一(かくばり・じゅんいち)
株式会社アルカ:http://www.aruka.co.jp/
 角張淳一・2001「石器研究」
角張淳一(株式会社アルカ代表取締役社長)
「(考古学者はどう語る)あなたに石器は見えますか/石器研究と捏造事件:解剖学的石器研究と職業的石器研究のすすめ」
 ※「筆者は2000年7月にホームページでねつ造事件について触れた。」〔松本注:角張淳一・2001「旧石器発見」として再録あり〕 「筆者は業務として石器を取り扱い、その量は8年間で約300遺跡、石器点数にして約30000点余の図を書いてきた。」(084頁)。
勉誠出版・2001『旧石器』084-093頁 2001/06/01
※→「一方、私の経験上、東北旧石器文化研究所の発掘に大きな間違いは見あたらなかった。」(085頁)としていますが、井川史子氏が井川史子・2001「考古遺跡」077頁で紹介する、「今後このような物を発見したら、そのまま掘らずに地中において、他の機関に属する科学者を2〜3人招いて、全貌をよく調べてもらうようにしなさい」という助言と照らし合わせると、発掘それ自体に「間違い」があったというべきではないかと思います。現実には出土状況の写真ですら信頼性は乏しく(戸田哲也・2001「上高森遺跡」)、挙げ句の果ては掘り出した後の石器を嫌いな研究者には見せなかったわけです(竹岡俊樹・2001「捏造発覚」006頁)。これらを踏まえて鎌田氏の弁(鎌田俊昭・2002「独自報告書」)を読むと、いまだに当事者はその「間違い」には気づいていないように思えます。とは言え角張氏もいう「埋蔵文化財行政という腐朽システム」の中ではそんな悠長なことをしている余裕は無いというのが現実なのかも。
 角張淳一・2001「旧石器発見」
角張淳一(株式会社アルカ代表取締役社長)
「(関連文献集成/発覚前)前期・中期旧石器発見物語は現代のおとぎ話か」
 ※「石亭秘話」2000年7月22日分からの転載。http://www.aruka.co.jp/sekite4.htm
 ※「常に断片的な資料が、常に不思議な発見のされ方をし、地質学的な成果だけで、それが大変に古いもの・貴重なものとされてる。考古学者による石器の考古学は、無視されたままなのである。」(133頁)
勉誠出版・2001『旧石器』129-133頁 2001/06/01
 角張淳一・2002「捏造問題」
角張淳一(かくばり・じゅんいち/(株)アルカ代表取締役)
「(第2部宮城県における「捏造問題」の現状)捏造問題の本質」
 ※「この捏造問題の本質は、極めて有能な石器研究者である岡村道雄と、アマチュアで普通の会社員の藤村新一との間に横たわる、通常の常識では考えられない何かに支えられて、1976年には既に起こっていた捏造事件であると考えられる。筆者は、ここに覆い隠されている事実が捏造問題の本質であると考える。」(161頁)
竹岡俊樹・2002『再出発』152-162頁 2002/06/10
←※「何か」とは何なのか。思わせぶりだけど。
※→河合信和・2003『遺跡捏造』【研究・教育】は、この論文について、「角張氏の問題提起は、今のところ論議が発展していない。」(191頁)としている。
 鹿児島国際大学三教授・2003「懲戒解雇」
鹿児島国際大学三教授を支援する全国連絡会 ※ウェブサイト:http://www.jca.apc.org/~k-naka/
「鹿児島国際大学三教授懲戒解雇事件の性格と支援の呼びかけ:研究者の人権擁護と「市民的ネットワーク」」
 ※「2002年3月29日付で、学校法人津曲学園理事長・津曲貞春と鹿児島国際大学学長・菱山泉は、経済学部教授・田尻利、同・馬頭忠治、同・八尾信光に対して懲戒解雇(「懲戒退職」)処分を決定し通知した.」(042頁)「三教授は、…… 2002年11月19日に鹿児島地方裁判所に提訴した.」(047頁)
『日本の科学者』38巻2号(通巻421号)042-047頁 2003/02/01
 葛西敬之・2003「有力3企業」
葛西敬之(JR東海社長)
「〔インタビュー記事〕有力3企業の中高一貫校構想/学校の「手本」めざす/JR東海・葛西社長に聞く/基礎知識つけ、創造性も/エリート養成ではない」
 ※公教育では「本来、選択でも委員会科目に時間数を使い、必要な科目の時間が足りなくなっている。」「教育内容そのものは、3社は後ろに下がり、プロに任せたい。その専門家をどう探すかが今後の大きな課題だ。」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/09
・笠原十九司(かさはら・とくし)

 笠原十九司・2002「南京虐殺」

笠原十九司(都留文化大学教授)
「(文春がまた担ぎ出した南京虐殺否定論者のおそまつぶり)南京虐殺「虚構説」のトリックの見分け方:北村稔『「南京事件」の探究』を事例に」
 ※「南京事件否定説への批判は、最初から結論の分かっている「ウソ」を分析、解説することだけである。学問的作業として非生産的であること甚だしい。」(066頁)
 ※北村稔氏(立命館大学教授)の新著『「南京事件」の探究:その実像を求めて』(文春新書)への批判。
『週刊金曜日』10巻30号(通巻431号066-067頁 2002/08/02
 笠原十九司・2002「南京大虐殺」
笠原十九司(都留文科大学教授)
「(南京大虐殺をめぐる2つの空しい書物)反学問的な“学会”の年報/東中野修道編著『日本「南京」学会年報 --- 南京「虐殺」研究の最前線』(展転社)」
 ※「本書のタイトルの「研究の最前線」とは名ばかりで、新しい論点はなく、南京事件調査研究会編『南京大虐殺否定論13のウソ』(柏書房、一九九九年、以下、『13のウソ』)ですでに批判、論破されているものばかりである。」(051頁)
『週刊金曜日』10巻50号(通巻451号)050-052頁 2002/12/20
※同時掲載:小野賢二・2002「南京大虐殺」。東中野修道氏の論説の例:東中野修道・2003「南京攻略戦」東中野修道・2003『南京攻略戦』
 風間實・2003「自衛隊」
風間 實(ジャーナリスト)
 「知られざる自衛隊/自衛隊の援軍・オピニオンリーダー」
 ※「“オピニオンリーダー”には、実業家、医師、大学教授、高校教師、評論家、作家、報道関係者などから選ばれた人々が委嘱される。」(042頁)
『世界週報』84巻16号(通巻4095号)042-043頁 2003/04/29
 樫田秀樹・2002「自主研修」
樫田秀樹( かしだ・ひでき/ルポライター)
「自主研修を奪われた教師たち」
 ※2002年3月4日に文部科学省が都道府県教委に出した通知「完全学校週五日制の実施について」から。
『週刊金曜日』10巻30号(通巻431号058-060頁 2002/08/02
 加地伸行・2001「我が私の」
加地伸行(かぢ・のぶゆき/大阪大学名誉教授)《顔Ph有》
「我が私のためならず:初公開「法廷闘争」の記」
 ※学校法人甲子園学院の甲子園短期大学の学長職をめぐる民事訴訟について。「私が経てきた人生、すなわち大学院学生時代、マルキストの教授(中国哲学講座主任)が私に行なった思想的・制度的弾圧に対する徹底抗戦に始まり、私が勤務した高野山大学・名古屋大学・大阪大学各文学部における私の生き方・発言・行動を記憶する人なら、私の性格を知っている。」(163頁)
 「私学労連と私とは思想や立場はまったく異なるけれども、同女性助教授への扱いには、人間として憤りを覚える。」(169頁)
 ※→加地伸行・2003「広辞苑」【報道】283頁にて言及あり。
『諸君』2001年10月号162-175頁 2001/10/
糟谷廣一郎・2001「人事考課」
糟谷廣一郎(編集部)
「座談会 人事考課で「もの言わぬ教師づくり:導入2年目の東京の教育現場」
 ※現職の都立高校教員5人による匿名座談会(10月26日)。糟谷氏は司会。
『週刊金曜日』9巻45号(通巻397号)049-053頁 2001/11/23
・糟谷正彦(かすや・まさひこ)

 糟谷正彦・2002「大学評価」

糟谷正彦(元大阪大学事務局長)
「私の視点/大学評価/目的ごとの「物差し」必要」
 ※「…先端的な研究を目標とする研究総合大学、高度専門職要請のための大学、実務家養成を目的とする大学、リベラルアーツ中心の教養大学などの種別化を明確に学校教育法に規定すべきであろう。」
『朝日新聞』朝刊 2002/06/02
 糟谷正彦・2003「国立大法人化」
糟谷正彦(元大阪大学事務局長)
 「私の視点/国立大法人化/疑問点多く抜本見直しを」
 ※「国立大学の事務に携わった経験に照らし、この法案には多くの疑問点がある。」
『朝日新聞』朝刊 2003/05/07
※→これへの反論:5月22日付・椎貝博美・2003「国立大改革」
 片岡栄美・1997「学問的誠実性」
片岡栄美(かたおか・えみ/関東学院大学文学部社会学科教授)
「(フォーラム 研究の倫理とルール)学問的誠実性(Academic Integrity)の基準と共同研究の心得:アメリカの事例に見る学問的倫理」
『理論と方法』12巻1号(通巻21号)085-095頁 ☆1997/07
 片岡正人・2002「前期旧石器」
片岡正人(かたおか・まさと/読売新聞文化部記者・考古学担当。1963年生まれ)
「(第1部捏造事件の問題のありか/ジャーナリストたちが指摘する問題)前期旧石器研究の行方」
 ※「筆者はねつ造の発覚前、読売新聞の文化欄で藤村新一氏への疑惑にふれ、あえて氏の肩を持つような記事を書いた。」(079頁)
竹岡俊樹・2002『再出発』079-080頁 2002/06/10
 片平翠松・2002「遺伝子差別」
片平翠松
「気炎/遺伝子差別」
 ※2002年春、江崎玲於奈氏が某紙記者に「本人が消化できないものを教えてもだめ。個人の遺伝情報に応じた教育を」と語ったとのこと。
『山形新聞』夕刊 2002/07/31
 片平翠松・2002「甘ったれ教師」
片平翠松「気炎/甘ったれ教師」
 ※大阪府立高津高校に「大企業から移籍した、やる気満々ばりばりの校長が企業なみの「数値目標」を掲げた」ことについて。「教師よ甘ったれるなと、私などは舌打ちしたくなる」。「高津高校の先生方は企業の死活をかけた戦いをどうみているものか。まさか学校だけがぬくぬくとしていていいとは思ってはいるまい。」
『山形新聞』夕刊 2003/02/05
※→この言い方だと、社会のすべてが「死活をかけた戦い」に動員されていくのでしょう。でもって「癒し」は企業に売ってもらうことになると。
 片平翠松・2003「学力」
片平翠松
「気炎/常識と学力」
 ※大学生が数学ができないとした根拠の「調査問題を見て、首をかしげてしまった。〔改行〕 中学三年か高校一年レベルの問題を解かされる一流大学の学生の身になれば、ばかばかしくてまともに取り組めまい。」
『河北新報』夕刊 2003/05/07
 片山信之・2002「教員解雇」
片山信之(かたやま・のぶゆき/1999年から東海私大教連副委員長と日本私大教連書記長を兼務。1954年生まれ)
「(特集:科学研究者の権利を再確認する)最近の私大教員解雇事件の概観」
 ※キーワード:学問の自由、教授会、組合。
 ※「本稿は,第3回権利シンポジウム(2002.6.8)で筆者が報告した「私立大学の権利闘争の現状」を,最近の教員解雇事件を中心にして若干の加筆修正したものである.」(023頁)
『日本の科学者』37巻12号(通巻419号)020-023頁 2002/12/01
 加藤寛・2004「政学官」
加藤 寛(千葉商科大学学長)
「直言/政・学・官の三すくみ打破/政策能力育成へ改革」
『山形新聞』夕刊 2004/05/20
 加藤周一・2004「オウム」
加藤周一(かとう・しゅういち)
「夕陽妄語/「オウム」と科学技術者」
 ※「集団と技術者の側におけるこのような条件こそ、サリンを作り、それを使っての犯罪を可能にしたのである。」
『朝日新聞』朝刊 2004/03/17
 加藤静吾・2003「国立大学」
加藤静吾(かとう・せいご/山形大理学部長。58歳・山形市)
「論壇/国立大学法人化/基礎科学 衰退の危機に」
『河北新報』朝刊 2003/06/04
 加藤万里子・2002「セクハラ」
加藤万里子(かとう・まりこ /慶応大学理工学部助教授(天文学)。日本学術会議「ジェンダー問題の多角的検討特別委員会」のワーキンググループ委員)
「直言/研究者脅かすセクハラ断て」
『朝日新聞』朝刊 2002/09/04
 角達彦・2002「受験数学」
角 達彦(団体職員)
「論争/受験に数学を選択すると高収入が得られる? --- 学力低下論をめぐる虚構」
 ※西村和雄氏(京都大学経済研究所教授)の「調査研究」にもとづく主張に対し、「紙屑同然の統計結果をいわくありげに公表」していると批判(064頁)。
『週刊金曜日』10巻29号(通巻430号064頁 2002/07/26
・金子郁容(かねこ・いくよう/1948年生まれ)

金子郁容・2002「慶応幼稚舎」

金子郁容(前慶応幼稚舎長。幼稚舎出身。1948年生まれ)
「〔インタビュー記事〕同じグループ内での再生産ではジリ貧だ:金子郁容前慶応幼稚舎長に聞く」
 ※記事:浜田敬子・2002「慶応幼稚舎」と共に。
 ※1999年4月から2002年9月末まで舎長を務めた金子郁容氏の受験制度改革などについて。「入試はあるべき姿で厳正にやったとしか言えません。」(021頁)
『アエラ』780号021頁 2002/10/28
 金子郁容・2004「大学改革」
金子郁容(慶応義塾大学教授(情報論))《顔Ph有》
「私の視点/大学改革/質向上に審査基準の見直しを」
『朝日新聞』朝刊2004年9月3日付 2004/09/03
・金子隆芳(かねこ・たかよし)

 金子隆芳・2002「色覚検査」

金子隆芳(筑波大学名誉教授。心理学)
「私の視点/色覚検査/全員強制が差別の温床に」
 ※「廃止反対論者は、強制検査の温存に頼るのでなく、色覚問題についての啓蒙に意を注いでもらいたいものだ。」
 ※同紙3月16日付掲載の矢野喜正・2002「色覚検査」への反論。
『朝日新聞』朝刊 2002/03/23
 金子隆芳・2003「色覚差別」
金子隆芳(2003年5月より日本色覚差別撤廃の会会長)
 「〔インタビュー記事〕ひと/日本色覚差別撤廃の会会長になった色彩学者/金子隆芳さん(75)/「『色覚異常』でもへっちゃらな世の中にしたい」」
 ※文・写真:田辺功。
『朝日新聞』朝刊 2003/06/01
 金子隆芳・2003「色覚検査」
金子隆芳(日本色覚差別撤廃の会会長。筑波大名誉教授)《顔Ph有》
「私の視点/色覚検査/廃止に決まったはずでは」
 ※「解せないのは日本眼科医会が検査にこだわり続け、引き続き検査を実施している自治体も少なくないことだ。」
『朝日新聞』朝刊 2003/09/19
 金丸裕一・2002「立命館」
金丸裕一(かねまる・ゆういち/2000年より立命館アジア太平洋大学助教授。有事法制に反対する別府市連絡会代表委員)
「(特集:国際社会のなかの日本)高等教育「国際化」の行方:立命館アジア太平洋大学からの予感」
 ※キーワード:留学生、大学改革、産学官協力、公私協力。
『日本の科学者』37巻8号(通巻415号)022-027頁 2002/08/01
 鎌田俊昭・2001「過去20数年前」
鎌田俊昭(東北旧石器文化研究所理事長)
「(特集1:立花隆、「旧石器発掘ねつ造」事件を追う)「検証会」の主要参加者から/過去20数年前にさかのぼり一つ一つ事情を聴きたい」
 ※2000年12月・福島県立博物館で開催の「東北日本の旧石器文化を語る会」を経て。
立花隆・2001『旧石器』114-115頁 2001/03/25
 鎌田俊昭・2002「独自報告書」
鎌田俊昭(東北旧石器文化研究所理事長。55歳)
「〔インタビュー記事〕鎌田理事長に聞く/「ねつ造 疑いようなかった」/東北旧石器研独自報告書/目撃の2例は伝聞/責任果たすまで検証継続」
 ※「考古学にかかわる人間にとって、石器を盗まれる心配はしても、置いていくなんて心配は誰もしない。」
 ※記者によると、「同研究所は、ねつ造が一九七四年から行われていた可能性を示唆する報告書をまとめ、十一日、日本考古学協会に提出した。」
『河北新報』朝刊 2002/05/13
 神室一平・2001「なあなあ主義」
神室一平
「気炎/なあなあ主義」
 ※藤村新一氏の捏造が長い間ばれなかった理由について、「かなりの人が、どこかヘンだぞと思っていたそうだ。その一方で、発見は考古学会にとって大朗報。水をさして爪弾きされたくない。口を閉じて大勢に従った方が−ということだったらしい。」
『山形新聞』夕刊 2001/11/26
 亀山郁夫・2003「スターリン学」
亀山郁夫(かめやま・いくお/東京外大教授。ロシア文化論。1949年生まれ)
 「没後50年に思う「スターリン学」/ネット時代の不安と重なる不条理/「人間」逸脱した科学の不気味」
『朝日新聞』朝刊 2003/04/08
 亀和田武・2002「甘い解釈」
亀和田武(作家)
「マガジンウオッチ/期待はずれの甘い解釈」
 ※「「小説現代」は4月号で“オウムと私”の特集を組んだ。「宗教学者のオトシマエ」のタイトルにひかれた島田裕巳インタビューは期待はずれだった。」「島田は「オウムを擁護した宗教学者という自分に張りついたレッテル」を消すため、大部の本を書いたという。」
『朝日新聞』朝刊 2002/04/13
 苅田吉夫・2004「改革」
苅田吉夫(東京三菱銀行顧問)《顔Ph有》
「座標/改革の難しさ」
 ※「国立大学法人」化について、「これらの問題の本質は法律の条文もさることながら、むしろ当事者の意思にあると思う。」(003頁)
『世界週報』85巻21号(通巻4149号)003頁 2004/06/08
 苅谷剛彦・2003「心と国家」
苅谷剛彦(東京大教授)
「〔書評〕教育基本法改正にみる「心と国家」/『「心」と戦争』高橋哲哉[著]、晶文社・1400円/『学校が「愛国心」を教えるとき』西原博史[著]日本評論社・1800円」
『朝日新聞』朝刊 2003/06/22
・河合信和(かわい・のぶかず/1947年生まれ)
※→著書:河合信和・2003『遺跡捏造』
 河合信和・2001「旧石器」
河合信和(朝日新聞社朝日総合研究センター研究員)
「(ジャーナリストは語る)ピルトダウンと前期旧石器遺跡捏造事件」
 ※「藤村さんの捏造は実は2期に分けられるのではないか、と私はひそかに考えている。」(067頁)
勉誠出版・2001『旧石器』066-067頁 2001/06/01
 河合信和・2002「進化人類学」
河合信和(朝日新聞社朝日総合研究センター研究員。1947年生まれ)
「(第1部捏造事件の問題のありか/ジャーナリストたちが指摘する問題)基本の進化人類学を忘れた砂上の楼閣」
 ※「かつて藤村氏と親しく交流し、その才能を高く評価した私は、大きな過ちを犯した、と何度でも自己批判を繰り返さねばならない。」 本誌34号掲載論文〔※松本注:河合信和・2001「旧石器」〕での評価についても「今やそれも甘い見方だった、と反省している。」(081頁) 「私は、ある旧石器考古学者がねつ造発覚後も、なお多地域進化論に基づく進化論を展開している対談を読み、絶句してしまった。」(082頁)
竹岡俊樹・2002『再出発』081-082頁 2002/06/10
 河合&森巣・2003「心のノート」
河合隼雄(かわい・はやお/臨床心理士。文化庁長官)、
森巣 博(もりす・ひろし/国際博奕打ち)
「激論/なぜいま「心のノート」なのか」
 ※まとめ:編集部・小長光哲郎。
  ※河合「ぼくは戦争中に少年時代を過ごして、大変な苦労をしました。だから、戦争中にそういう馬鹿なことをやった日本人がいたことを絶対に忘れません。でも、それは日本に対する愛国心があったからではないと思うんです。」(020頁)
『週刊金曜日』11巻38号(通巻489号)018-020頁 2003/10/10
 川合康・2004「都立新大学」
川合 康(かわい・やすし/東京都立大学人文学部助教授。日本中世史。1958年生まれ)
「都立新大学問題 --- 何が起こっているのか:開かれた大学改革を求めて」
『世界』728号200-208頁 2004/07/01
 河田聡・2003「有料公開」
河田 聡(かわた・さとし/大阪大教授。工学博士)
「〔インタビュー記事〕ひと/ネット上でナノテク講義を有料公開する大阪大教授/河田聡さん(51)/「映画も授業も観客がどれくらい感激するかが勝負です」」
 ※文:井上久男。
 ※「ネット講義の開講は4月から。企業経営者や一線の研究者、技術者を対象に、1コース6回で5万円だ。」「3日にはベンチャーも起業した。」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/05
 川成洋・2002「大学」
川成 洋(かわなり・よう/法政大学教授。スペイン史)
「私の視点/大学/「レジャーランド」脱却図れ」
 ※「具体的に科目名を挙げるのを控えるが、新規設置の科目の中には、これが大学で教えられるのかと思うような噴飯ものも混じっている。」 「研究面では全く無能だが、権力欲だけは旺盛で、教授会を「談合の場」に陥れている「学内政治家」を徹底的に排除しなくてはならない。」
『朝日新聞』朝刊 2002/03/20
・川人 博(かわひと・ひろし)

 川人博・2003「拉致問題」

川人 博(弁護士)
「漂流日本社会/拉致問題と知識人の責任」
 ※和田春樹氏への批判。「和田氏が長く東京大学教授として研究生活を続けることを、なぜ国民は税金で保障したのだろうか? 〔改行〕 和田氏には、研究者としての、そして元国家公務員としての基本的な責任感が欠如していると言わざるをえない。」(047頁)
『世界週報』84巻9号(通巻4088号)046-047頁 2003/03/11
※→「知識人の責任」を問う際には真理に忠実かどうかを問うべきであり、「国家公務員としての責任感」とか「国民のための研究」をしたかどうかを問う必要は全く無いでしょうに。

※→同誌4月29日号に和田氏の反論掲載:和田春樹・2003「拉致証拠」

 川人博・2003「階層化」
川人 博(弁護士)
「漂流日本社会/教育の階層化と中高一貫校」
 ※「……私は、12年間東京大学教養学部で1、2年生のゼミを担当してきた経験からも、これら一連の動きは、教育の階層化に一層の拍車をかけるもので、重大な問題点を含んでいると考える。」(034頁)
『世界週報』84巻29号(通巻4108号)034-035頁 2003/08/05
 川村亨夫・2002「反イスラム」
川村亨夫(早稲田大学大学院教授)
「連載 USAインサイド/米国社会に噴き出した反イスラム感情」
 ※「ハーバード大学のハンチントン教授が「文明の衝突」を世に出した時に多くの反響を呼んだが、実はこの著作のベースとなった研究に米国防総省から多額の資金が提供されていたことは、あまり知られていない。」(033頁)
『世界週報』83巻48号(通巻4077号)032-033頁。 2002/12/17
<き>

・C.T.キーリ(Charles T. Keally)

 キーリ・2001「前期旧石器」

C.T.キーリ(上智大学比較文化学科教授)、訳:水山昭宏
「(関連学問からの証言)前期旧石器スキャンダル:科学的アプローチからのコメント」
 ※「7.前期旧石器資料に関する議論、反論の全てに同様の弱点が見いだせる。悲しいことに、論争の質に変化が見られないという印象を抱かざるをえない。」(039頁)
勉誠出版・2001『旧石器』038-039頁 2001/06/01
 キーリ・2001「考古学」
C.T.キーリ(上智大学比較文化学科教授)、訳:水山昭宏
「(関連文献集成/発覚後)今度は考古学のスキャンダル」
 ※「初出は、SEAA(http://133.12.178.15/keally/hoax-index.htm)への投稿である。」(145頁)
 ※「執筆・発表から時間が経過しており、修正しない追加された情報もあるがここではあえて執筆時点の考えを記録しておくため、加筆・修正は加えない。」(145頁)
 ※「筆者は、多くの考古学者が、予算獲得のために、報告書をでっち上げてきたことを知っている。」(143頁)
勉誠出版・2001『旧石器』140-145頁 2001/06/01
・木内宏(きうち・ひろし)

 木内宏・1997「追分節・01」

木内 宏(朝日新聞記者を経て1994年からフリー)
「盗まれた追分節/NHKの犯罪 第1回/疑惑」
『週刊金曜日』5巻13号(通巻169号)028-031頁 1997/04/04
 木内宏・1997「追分節・02」
木内 宏(朝日新聞記者を経て1994年からフリー)
「盗まれた追分節/NHKの犯罪 第2回/虚言」
『週刊金曜日』5巻14号(通巻170号)026-029頁 1997/04/11
 木内宏・1997「追分節・03」
木内 宏(朝日新聞記者を経て1994年からフリー)
「盗まれた追分節/NHKの犯罪 第3回/姑息」
『週刊金曜日』5巻15号(通巻171号)028-031頁 1997/04/18
 木内宏・1997「追分節・04」
木内 宏(朝日新聞記者を経て1994年からフリー)
 「盗まれた追分節/NHKの犯罪 第4回/贋作」
『週刊金曜日』5巻16号(通巻172号)050-053頁 1997/04/25
 木内宏・1999「追分節」
木内 宏(ジャーナリスト)
「司法/「盗まれた追分節」裁判の二審判決を包む深い闇」
『週刊金曜日』7巻14号(通巻268号)058頁 1999/04/16
・菊地重秋(きくち・しげあき)

 菊地重秋・2002「技術者」

菊地重秋(非常勤講師。科学技術史。「技術者倫理研究会」呼びかけ人)
「シリーズ:新世紀を拓く 第21回/技術者倫理に期待を込めて」
 ※キーワード:工学倫理・技術業倫理、公益通報者・内部告発者。
『日本の科学者』37巻9号(通巻416号)030-035頁 2002/09/01
 菊地重秋・2004「技術者」
菊地重秋(芝浦工業大学等で非常勤講師。科学技術史。1956年生まれ)
 「(特集:技術者の倫理、企業のモラル問題)技術者倫理の歴史的背景」
 ※キーワード:技術者倫理、技術業倫理、倫理規程(倫理綱領)、行動規範。
『日本の科学者』39巻1号(通巻432号)004-009頁 2004/01/01
 木崎康弘・2002「中期旧石器」
木崎康弘(きざき・やすひろ/熊本県教育委員会)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)中期旧石器時代研究と九州地方」
竹岡俊樹・2002『再出発』068-069頁 2002/06/10
 木嶋豊・2002「産学の連携」
木嶋 豊(1962年生まれ。日本政策投資銀行調査役。東京大卒)
「経済教室/競争力回復は技術革新で/産学の連携強化を/賃下げ・為替調整には限界」
 ※「技術革新を促進していくために特に問題な点を挙げると、第一は〔スイスのビジネススクールIMDによる比較で〕最下位に位置づけられている「企業にとっての大学の有用性」である。…教授と学生双方の学問研究偏重態勢を改善するとともに、論文重視の昇進制度のさらなる改革も必要であろう。」
『日本経済新聞』朝刊 2002/02/08
 岸本佐知子・2004「ケータイ」
岸本佐知子(翻訳家)
「〔書評〕ベストセラー快読/おじさんも「感動した!」/『ケータイを持ったサル:「人間らしさ」の崩壊』正高信男[著]中公新書」
 ※「著者は、学者として何より大切な客観性を投げうち、神聖な研究対象をネタに使ってまで、世の虐げられたおじさんたちを勇気づけようとしているのである。何と崇高な犠牲精神であろう。」
『朝日新聞』朝刊 2004/03/28
・北岡伸一(きたおか・しんいち)

 北岡伸一・2001「歴史人口学」

北岡伸一(東大教授)
「〔書評〕歴史人口学で見た日本/速水融〔著〕/何げないデータから鮮明な時代像」
 ※1963年、ヨーロッパで歴史人口学に出会い、「この方法で、江戸時代の宗門改帳を分析すれば、すごい研究が出来ると考えた著者は、帰国後ただちに精力的な資料の収集と分析に着手し、近世史を書き換える研究を次々と発表していった。」
『朝日新聞』朝刊 2001/12/09
 ※書評されている本:速水融・2001『歴史人口学』
 北岡伸一・2003「海軍の選択」
北岡伸一(東京大教授)
「〔書評〕海軍は親英米的だったのか/『海軍の選択:再考 真珠湾への道』相澤淳[著](中公叢書・246ページ・1700円)」
 ※「最近、天皇についての関心が改めて高まっており、天皇関係の本が次々に出される。しかし、国家機構の実権を掌握していた軍人や政治家や官僚の分析を深めることなしに、天皇の言動だけを追いかけても、たいしたことはわからない。」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/23
※→言外にビックス・2002『昭和天皇・上』『同・下』をめぐる論争から距離を置きたいということなのでしょうけど、その一方、「国家機構の実権を掌握していた」のは「天皇」ではなかったという前提があるわけですね。
 北岡伸一・2003「滝川幸辰」
北岡伸一(東京大教授)
 「〔書評〕大学の自治を守る真っすぐな生き方/『滝川幸辰:汝の道を歩め』伊藤孝夫[著](ミネルヴァ書房・2200円)」
『朝日新聞』朝刊 2003/11/16
・北川 豊(きたがわ・ゆたか)

 北川豊・1983「統計サービス」

北川 豊(埼玉大学経済学部)
「(第7章)統計サービスと情報公開」
暉峻淑子編著『公共サービスと国民生活』(産業統計研究社)217-240頁 1983/08/08
 北川豊・1984「倫理規範」
北川  豊
「(資料)国際統計協会の倫理規範(草案)」
 ※1983年の第44回マドリッド大会で提案、次回1985年大会で採択の見込み。
『(埼玉大学)社会科学論集』54号271-280頁。 1984/12
 北健一・2003「えひめ丸・下」
北 健一(きた・けんいち/ジャーナリスト)
「(第一三回ルポルタージュ大賞 優秀賞)海の学校(下):「えひめ丸」指導教員たちの軌跡」
 ※被害拡大の遠因となった「漁獲第一主義」について。
『週刊金曜日』11巻18号(通巻469号)052-056頁 2003/05/16
 北村小夜・2002「心のノート」
北村小夜(きたむら・さよ/元教員。障害児を普通学級へ・全国連絡会世話人。1925年生まれ)
「戦前の『修身』にそっくり『心のノート』」
 ※2002年4月から道徳の副読本として使用開始。
『週刊金曜日』10巻30号(通巻431号061-063頁 2002/08/02
 木附千晶・2002「道徳教育」
木附千晶(きづき・ちあき/ルポライター)
「京都の道徳教育/河合隼雄がノートで講義」
 ※2002年4月から道徳の副読本として使用開始の『心のノート』について。
『週刊金曜日』10巻30号(通巻431号063頁 2002/08/02
 木之本興三・2003「審判」
木之本興三(Jリーグ専務理事)
「スポートピア/審判を責める前に…」
『日本経済新聞』朝刊 2003/03/04
 金順愛・1999「受験資格」
金 順愛(主婦。埼玉県川口市)
「〔投書欄〕声/娘には自由に夢見させたい」
 ※同紙1999年4月18日付記事「外国人学校卒業生へ受験資格」を読んで。
 ※「私も朝鮮高校に通い、大学受験のために大検を受けた経験があります。」
『朝日新聞』朝刊 1999/04/25
 キムハヌル・2004「被告の子」
キム ハヌル(舞踏家。栃木県鹿沼市)
「声/学問の機会を被告の子にも」
『朝日新聞』朝刊 2004/05/04
 木本忠昭・2001「TLO」
木本忠昭(きもと・ただあき/東京工業大学大学院社会理工学研究科)
「TLOと大学における産学連携をめぐる若干の問題」
『日本の科学者』36巻5号015-020頁☆ 2001/05/01
<く>

鯨岡峻・1997「倫理問題」

鯨岡 峻(京都大学)
「発達研究と倫理問題」
『発達心理学研究』8巻1号065-067頁 ☆1997/04
 功刀俊雄・2003「スポーツ」
功刀俊雄(くぬぎ・としお/奈良女子大学(体育学))
「談話室/「ヨーロッパ・スポーツ憲章」の改正:セクシュアル・ハラスメントと児童虐待」
 ※キーワード:欧州審議会の「ヨーロッパ・スポーツ・フォア・オール憲章」(1975年)、「ヨーロッパ・スポーツ憲章」・「スポーツ倫理綱領」(1992年採択→2001年5月16日改正)。
『日本の科学者』38巻9号(通巻428号)028-029頁 2003/09/01
 久保田裕・2003「著作権」
久保田裕(くぼた・ゆたか/コンピュータソフトウェア著作権協会専務理事)《顔Ph有》
「〔インタビュー記事〕ニュース・リポート/著作権を守っていくには、想像力を養う必要がある」
 ※聞き手:後藤高志(編集部)。
 ※同協会で発行のハンドブック『南先生とヨシコ先生の情報モラルQ&A』(525円)について。
『YOMIURI PC』8巻9号(通巻101号)058頁 2003/09/01
 栗原祐幸・2002「愛国心」
栗原祐幸(くりはら・ゆうこう/元防衛庁長官)
「私の視点/教育基本法/「愛国心」はなじまない」
 ※「教育基本法の改正を唱えている中曽根康弘元首相の「二十一世紀 日本の国家戦略」という著書」での日本占領期の教育改革批判について。
『朝日新聞』朝刊 2002/12/01
 黒田洋一郎・2003「科学技術立国」
黒田洋一郎(東京都神経科学総合研究所客員研究員)
「科学をよむ/科学技術立国日本の行方:「2人受賞」を喜べぬ現実」
 ※「しかし現在進行中の大学独立法人化の実態は、研究を工場で製品を生産するときの競争原理と同列にとらえ、いかに効率よく集中して大量に安く行えるかを目指している。」
 『朝日新聞』朝刊 2003/02/01
※→片平翠松・2002「甘ったれ教師」【研究・教育】の見地からすれば、「工場」と「研究」の区別を付ける必要自体が無いんでしょうけど(“誰かのノーベル賞よりも我が子の学歴と就職”という要望に応えるためにはその方が good ?)。
 桑原滋郎・2003「考古学」
桑原滋郎(前宮城県考古学会会長。宮城県山元町)
「論壇/考古学の「発見」とは/価値の判明には曲折も」
 ※1965年に発掘、1979年に公表した「漆紙文書」を例に。
『河北新報』朝刊 2003/05/09
<け>

ケネラー・2001「研究成果」

ロバート・ケネラー(東京大学先端科学技術研究センター(知的財産権部門)教授)
「研究成果は誰のもの……/日米間の違い 双方が認識を」
『日本経済新聞』朝刊 2001/05/14
 ケネラー・2004「技術移転」
ロバート・ケネラー(Robert Kneller/東京大学先端科学技術研究センター教授。NIH研究員を経て1998年から現職。1954年生まれ)《顔Ph有》
 「経済教室/国立大学法人化と産学連携/技術移転妨げぬ工夫を/知的財産本部とTLO/調整不足なら弊害」
『日本経済新聞』朝刊 2004/01/16
 玄昶日・2002「コギト」
玄 昶日(げん・しょうじつ/日本テレビ。2000年から文部科学省クラブ担当)
「(第1部捏造事件の問題のありか/ジャーナリストたちが指摘する問題)コギト・エルゴ・スム」
竹岡俊樹・2002『再出発』083-085頁 2002/06/10
 小軽米聡・2002「違和感」
小軽米聡(こがるまい・さとし/時事通信社社会部)
「(第1部捏造事件の問題のありか/ジャーナリストたちが指摘する問題)取材で感じた違和感」
 ※学会の中に説明義務を感じていない人々がいることについて。
竹岡俊樹・2002『再出発』086-087頁 2002/06/10
 國分康孝・2002「教育砦」
國分康孝(こくぶ・やすたか/カウンセリング心理学者。東京成徳大教授。日本教育カウンセラー協会会長。1930年生まれ)
「自分と出会う/教育砦の防人は教育者である」
 ※「私は今、不登校、いじめ、学級崩壊などの予防をめざす「育てるカウンセリング」を教育者の世界に普及定着させる運動の先頭に立っている。」 「私のこのパッションは、次の教育または人物との出会いに由来している。」「まず第一に、十四歳のときに受けた陸軍幼年学校の教育である」。その担当者の大尉・少佐たちについて「私は今もこの方々は教育者の鑑であると思って」おり、「すべての教育者が日常でこのような指導をすれば、教育の荒廃は起こらないと私は思っている。」
『朝日新聞』朝刊 2002/10/08
 ※→同氏の主張については、野田正彰・2002「指導力不足」【研究・教育】が、「精神科医でもなく、疲れ苦しむ教師の治療に当たったこともない心理学者が、文部省に寄り添うように、ノイローゼになる教師が親の影響にふりまわされた者と決めつける。」(249-250頁)と批判。それとは別に、陸軍幼年学校で同氏に「もののふのやさしさ」を教えた陸軍軍人達が戦地で実際に何をやっていたかに言及しないまま「教育者の鑑」と呼んでいる様は非常に興味深いです(これに似た奇妙な感覚は同じく戦前生まれによる日野原重明・2002「ストレス」【医療】にも感じましたが)。まあ国分氏と『戦争と罪責』を著した野田氏とが対極にあるのは間違いないのでしょう。
・小柴昌俊(こしば・まさとし)

 小柴昌俊・2003「履歴書・13」

小柴昌俊(東京大学名誉教授)
「私の履歴書(13)/指揮官の死/伊の第一人者 顧問に/『中止するな」と後継の指名」
 ※シカゴ大学マルセル・シャイン教授が主導していた国際共同研究の後継者になり、研究費を取るためにワシントン詣でをすることに。「訪問先は海軍研究局と科学財団(NSF)。米海軍はそのころ、軍事と関係のない科学の基礎研究に随分理解があって、研究費を出していた。」
『日本経済新聞』朝刊 2003/02/14
 小柴昌俊・2003「履歴書・24」
小柴昌俊(東京大学名誉教授)
「私の履歴書(24)/つばぜり合い/ニュートリノを確認/「先に発見」米側が言い出す」
『日本経済新聞』朝刊 2003/02/25
 小菅将夫・2002「後期旧石器」
小菅将夫(こすげ・まさお/笠懸野岩宿文化資料館学芸員)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)今後の「前期旧石器時代」研究について」
竹岡俊樹・2002『再出発』032-033頁 2002/06/10
 小寺彰・2003「スポーツ仲裁」
小寺 彰(こてら・あきら/東京大学教授。国際法・国際経済法)
「〔インタビュー記事〕ひと/日本スポーツ仲裁機構の仲裁人幹事になった/小寺彰さん(51)/6月から申し立てを受け付ける。「仲裁の根拠をより明確にしていく」」
 ※聞き手:山本秀明。
『朝日新聞』朝刊 2003/04/24
 後藤守男・2003「法科大学院」
後藤守男(ごとう・もりお/辰巳法律研究所所長)《顔Ph有》
「私の視点/法科大学院/入試に不公平は許せない」
 ※キーワード:適性試験、大学入試センター。
『朝日新聞』朝刊 2003/09/15
 小林紘一・2003「考古学」
小林紘一(こばやし・こういち/日本AMS研究協会長。理学博士(早稲田大学)。1990年から2001年まで東大助教授。1942年生まれ)《顔Ph有》
「揺れる年代 AMSショック (上)/“世界標準”認識する好機:自然科学的手法 軽視した考古学」
 ※キーワード:AMS(加速器質量分析法)、炭素14、年代測定、土器編年。
『朝日新聞』朝刊 2003/06/17
 小林正彦・2003「モザイク」
小林正彦(こばやし・まさひこ/東京大学職員組合委員長。元副学長。専門はカイコのゲノム分析)《顔Ph有》
「〔インタビュー記事〕ひと/大学改革を問う元東大副学長の同大職員組合委員長/小林正彦さん(60)/「国民が大学に期待するのは、はっきりものをいう姿のはずだ」」
『朝日新聞』朝刊 2003/06/26
・子安増生(こやす・ますお)

 子安&市川・2003「教育心理学・上」

子安増生(京都大学大学院教育学研究科教授)、
市川伸一(いちかわ・しんいち/東京大学大学院教育学研究科教授)、
森 敏昭(もり・としあき/広島大学大学院教育学研究科教授)、
無藤 隆(むとう・たかし/お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター教授) 《顔Ph有》
 「《座談会》現代教育の課題と教育心理学の役割(上):『教育心理学ハンドブック』の刊行をめぐって」
 ※司会:子安増生。
 ※同『ハンドブック』は2003春刊行(有斐閣刊。2500円)、学会員に無料配布とのこと。
『書斎の窓』527号002-011頁 2003/09/01
※→この回では「倫理」の語は見あたりません。「下」に登場するのかも。→子安&市川・2003「教育心理学・下」
 子安&市川・2003「教育心理学・下」
子安増生(京都大学大学院教育学研究科教授)、
市川伸一(いちかわ・しんいち/東京大学大学院教育学研究科教授)、
森 敏昭(もり・としあき/広島大学大学院教育学研究科教授)、
無藤 隆(むとう・たかし/お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター教授) 《顔Ph有》
「《座談会》現代教育の課題と教育心理学の役割(下):『教育心理学ハンドブック』の刊行をめぐって」
 ※司会:子安増生。
 ※→「倫理」の語は、この「下」にも無いようです。
『書斎の窓』528号002-014頁 2003/10/01
 小山清人・2003「産学官」
小山清人(こやま・きよひと/山形大学教授。1999年から山形大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー長兼任。2001年、共同研究を進めるプラスチック成形加工用ソフト開発の「プラメディア」(東京)非常勤取締役に就任)
 「〔インタビュー記事〕どうなる東北経済 03年の展望を聞く(5)/産学官連携/体制整備と資金必要」
『河北新報』朝刊 2003/01/16
 木幡洋子・2004「女性研究者」
木幡洋子(こわた・ようこ/愛知県立大学。憲法・教育法)
「〈シリーズ:私の大学院時代〉第2回/女性研究者草分け時代から男女共生時代への狭間で」
 ※キーワード:高等教育、教育の平等、性差別。
『日本の科学者』39巻2号(通巻433号)030-035頁 2004/02/01
・今野隆吉(こんの・たかよし/1940年生まれ)

 今野隆吉・2001「上高森遺跡」

今野隆吉(宮城県議会議員。1940年生まれ)
「(関連学問からの証言)再検証は?:上高森遺跡、その他宮城県内の旧石器遺跡のこれから」
 ※捏造発覚後の宮城県庁や宮城県議会での対応について。
勉誠出版・2001『旧石器』045-051頁 2001/06/01
 今野隆吉・2002「捏造問題」
今野隆吉(宮城県議会議員)
「(第2部宮城県における「捏造問題」の現状)遺跡発掘捏造問題調査について」
 ※筆者が県教委の再調査に対する消極姿勢について2002年3月の県議会にて追及したことについて。
竹岡俊樹・2002『再出発』094-097頁 2002/06/10
 コールマン・2002「政府機関」
サミュエル・コールマン(文化人類学者〔米国〕。元・米ノースカロライナ州立大日本センター副所長)
「直言/学者による科学の政府機関を」
    『朝日新聞』朝刊 2002/08/07
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目録目次へ

<さ行>

<さ>

 最相葉月・2004「マイトナー」

最相葉月(さいしょう・はづき/ノンフィクションライター)
「〔書評〕物理学者としての功績を再評価/『リーゼ・マイトナー:嵐の時代を生き抜いた女性科学者』R・L・サイム[著](鈴木淑美訳・シュブリンガー・フェアラーク東京・4725円)」
 ※「ただ、原爆研究に関与しなかったというリーゼの人道的側面を打ち出したケルナーの評伝に比べ、本書が優る点が二つある。一つは、ナチスに引き裂かれる人間関係と科学界の政治への従属を緻密な取材をもとに示したこと。」
『朝日新聞』朝刊 2004/05/02
 斎藤貴男・2001「早稲田」
斎藤貴男(さいとう・たかお/ジャーナリスト)
「eメール時評/さよなら、オレの早稲田」
 ※早稲田大学の新学生会館計画を「国民総背番号体制の先駆的下請け」と。
『朝日新聞』朝刊 2001/09/11
 齋藤&加藤・2003「自衛隊」
齋藤貴徳(中央大学大学院)、加藤尚子(愛知淑徳大学)、池田由里子(滋賀大学)、十亀 敦(早稲田大学)、山田 泉(東京大学大学院)、金子真理(順天堂大学)
「トピックス/大学生座談会・はまっちゃったね、自衛隊」
 ※2002年8月に「大学生隊内生活体験(大学生ツアー)」(4泊5日)に参加した学生(大学院生)たちによる。
 ※取材:津田成子。
『セキュリタリアン』526号037-041頁 2003/03/10
・斎藤 忠(さいとう・ただし)

 斎藤忠・2000「ねつ造事件」

斎藤 忠(大正大学名誉教授・静岡県埋蔵文化財調査研究所長)
「旧石器発掘ねつ造事件に思う/考古学会への影響を憂慮/研究者の前向きな協力願う」
『東京新聞』夕刊 2000/11/09
 斎藤忠・2001「捏造事件」
斎藤 忠(大正大学名誉教授。(財)静岡県埋蔵文化財調査研究所所長)
「(特集:前記旧石器文化の諸問題)旧石器遺跡捏造事件へのコメント/旧石器発掘捏造事件に関連して」
『季刊考古学』74号065頁 2001/02/01
 斎藤博・2000「二次利用」
斎藤 博(さいとう・ひろし/専修大学法学部教授)
「著作物の二次利用をめぐって」
 ※「学術書や学術雑誌などの出版物に収められた著作物」が対象なので【報道】よりは【研究・教育】へ。「出版者の法的位置づけ」も考察。
『書斎の窓』497号015-019頁 2000/09/04
 斎藤美奈子・2004「テクハラ」
斎藤美奈子(さいとう・みなこ)
「斎藤美奈子の性差万別/第57回 テクハラ文学」
 ※丸谷才一『輝く日の宮』、「『輝く日の宮』刊行特別対談」(『小説現代』2003年8月号)について。『輝く日の宮』の主人公の「安佐子って人は、源氏物語は紫式部が一人で書いたんじゃないと思ってるのね。…… これっていわゆる「テクスチュアル・ハラスメント」じゃございませんかしら。 …… こんな発想を戦後生まれの女性国文学者がするでしょーか。」(064頁)
『噂の眞相』26巻2号(通巻304号)064頁 2004/01/01
 斎藤稔・2004「教職員」
斎藤 稔(東北文化学園大東北文化研究所教授。仙台市。72歳)
 「持論自論/再建への決意/教職員一体 使命果たす」
 ※キーワード:東北文化学園大学、医療法人・藍野グループ、民事再生法、全学教職員会議。
『河北新報』朝刊 2004/08/27
・齊藤基生(さいとう・もとなり/1951年生まれ)

 齊藤基生・2001「旧石器捏造」

齊藤基生(大学非常勤講師。1951年生まれ)
「(考古学者はどう語る)考古学はマスコミの消耗品か:前期旧石器捏造とペトログラフ」
 ※元「多治見市考古学研究会」会員。「1996年には、岐阜県も加わり、超古代文化国際シンポジウム実行委員会主催で一大シンポジウムが開催された。こうした無垢な歴史好きな市民を巻き込んでペトログラフ信奉者をあおった罪は、オウムがサリンを撒くまで暴走させたのと同じである。その辺り、知事をはじめ、一枚かんだ梅原猛・小川修三両氏、中日新聞はどう考えているのだろうか。」(096頁)
勉誠出版・2001『旧石器』094-097頁 2001/06/01
 齊藤基生・2002「社説」
齊藤基生(岐阜県多治見市在住)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)これぞ社説だ」
 ※2001年10月12日付『中日新聞』朝刊掲載の社説「遺跡ねつ造」に対する批判。
竹岡俊樹・2002『再出発』051-054頁 2002/06/10
 齋藤安史・1998「任期制」  ※齋藤安史・1995「任期制」は誤記。
齋藤安史(群馬大学・物理化学)
 「任期制導入は,なぜ・どのように急がれたか:群馬大学における経験から」
 ※キーワード:教員任期制、国立大学、民営化、教員評価。
『日本の科学者』33巻7号(通巻366号)034-038頁 1998/07/01
 坂村健・2003「疑似科学」
坂村 健(東京大教授)
「〔書評〕相対主義越える「科学」への問い/『疑似科学と科学の哲学』 伊勢田哲治[著](名古屋大学出版会・282ページ・2800円)」
 ※書評対象書:伊勢田哲治・2003『疑似科学』【研究・教育】
『朝日新聞』朝刊 2003/03/09
 阪本昌成・2003「教員審査」
阪本昌成(さかもと・まさなり/広島大学教授)
「(どうなる法科大学院、こうなる法科大学院ガイドPART2)疑念の残る「法科大学院の教員審査」:審査基準は事前に公開されるべき」」
 ※「資料/法科大学院の教員審査について」(012-013頁)を含む。
『カウサ』9号(法学セミナー増刊)008-013頁 2003/10/30
 さかもと未明・2003「一人前」
さかもと未明(さかもと・みめい/漫画家)
「Cross Line/一人前の口をきくためには」
 ※「「愛国心や公共心をもりこむのは押しつけで危険だ」などという論を」いう教員は、「そんなにお国が嫌いなら、自分の資金で私塾でも開くのが筋なのではないでしょうか。」(042頁)
『正論』376号042-043頁 2003/10/01
 ※→さかもと氏の同号掲載の対談:西村&さかもと・2003「ヤスクニ」【行政】
 桜井淳・2003「金大虎氏」
桜井 淳(さくらい・きよし/物理学者。技術評論家。長年、原子炉の安全解析に従事。1946年生まれ)
「北朝鮮に原爆はあるのか:金大虎氏の証言に疑問」
 ※金大虎(きむ・でほ)氏の『私が見た北朝鮮核工場の真実』(徳間書店)、田窪正文「北朝鮮の核開発とはどのようなものか」(『世界』2003年3月号)への批判。
『世界週報』84巻11号(通巻4090号)020-022頁 2003/03/25
 佐倉統・2003「進化論・05」
佐倉 統(東京大助教授)
「私の進化論(5)/今西錦司/「日本独自」だったのか」
 ※「実際、今西進化論のおかげで日本の進化生物学は十年遅れた、という人もいる。」
『朝日新聞』朝刊 2003/11/15
 桜田勝徳・1975「調査態度」  笹田栄司・1996「教育情報」 ←【行政】から移動(2002.3.27)  笹山尚人・2004「赤石訴訟」
笹山尚人(弁護士。東京)
「「学校長には広範な裁量」の不当判決:赤石教育訴訟」
 ※2004年2月25日・東京高裁で原告・控訴人の損害賠償請求を棄却判決。生徒会誌への寄稿文を校長が不掲載決定した件について。
『青年法律家』397号023-024頁 2004/03/25
 佐藤愛・2002「就学時健診」
佐藤 愛(さとう・あい/遠山真学塾相談員)
「私の視点/就学時検診/ハンディある子のアセスの場に」
 ※「今年の就学時健診は、9月に改められた学校教育法施行令に従って行われる。」
『朝日新聞』朝刊 2002/12/02
 佐藤雅一・2002「捏造事件」
佐藤雅一(さとう・まさいち/津南町教育委員会主任文化財専門員)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)前期旧石器捏造事件を踏まえて:人の振り見て、我が振り治せ」
竹岡俊樹・2002『再出発』012-016頁 2002/06/10
 佐藤学・2003「教育基本法」
佐藤 学(東大教授(教育学)。1951年生まれ)
「〔インタビュー記事〕三者三論/教育基本法見直し/現場の未来は開けない」
 ※聞き手:氏岡真弓。
 ※答申通りの改正後は「法律を根拠に、子どもや教師、市民の内面を、授業の評価や教師の研修、公民館の講座などを通してコントロールする危険もある。」
『朝日新聞』朝刊 2003/03/30
 佐藤良二・1998「編集後記」
佐藤良二(編集部)
「編集後記」
 ※「本誌前号を発行した1997年12月20日づけの新聞紙上において、長野県信濃町野尻湖遺跡群立が鼻遺跡の第13次調査(1997年春)で出土した約4万年前とされる両面調整尖頭器は、じつは1995年8月に同遺跡群上ノ原遺跡から出土した資料であったことが判明したと報じられた。いわゆる「盗品」であ」った。「…盗難さらには悪意の有無は別にして立が鼻遺跡第13次調査のような事態に遭遇する可能性は発掘調査担当者のだれにもある。自戒をこめて今後の遺跡調査に臨みたい。」
 「…竹岡氏の論文〔竹岡俊樹・1998「前期旧石器」を指す〕に対しては今後本誌上で議論が白熱することを期待したい。」(107頁)
『旧石器考古学』(旧石器文化談話会)56号107頁 1998/06/07
・佐和隆光(さわ・たかみつ)

 佐和隆光・2002「所得倍増」

佐和隆光
「時のかたち/所得倍増」
 ※1960年代、「「有用性」を尺度にして学術研究の価値を測るという悪しき慣行が、この頃定着したのだ。」
『朝日新聞』朝刊 2002/06/06
 佐和隆光・2002「日本型」
佐和隆光
「時のかたち/所得倍増」
 ※「いま日本型システムを非難する論者が10年前に日本型システムを褒めちぎっていたことを思い起こすと「エコノミストの舌の根は人一倍乾きやすいのでは」と疑いたくもなる。」
『朝日新聞』朝刊 2002/06/08
 佐和隆光・2003「国立大」
佐和隆光(京都大学教授(経済学))《顔Ph有》
「私の視点/国立大法人化/大学を「ソビエト化」させるな」
 ※「しかし、基礎科学や人文社会科学は狭義の「有用性」に乏しく、ゆえに民営化になじまない。」
『朝日新聞』朝刊 2003/05/27
<し>

 椎貝博美・2003「国立大改革」

椎貝博美(しいがい・ひろよし/前山梨大学長)
「私の視点/国立大改革/独創力で制度疲労克服を」
 ※5月7日付・糟谷正彦・2003「国立大法人化」への反論。
『朝日新聞』朝刊 2003/05/22
 篠田博之・2004「入学拒否」
篠田博之(しのだ・ひろゆき/月刊『創』編集長)《顔Ph有》
「私の視点/入学拒否/納得ゆかぬオウムの娘排除」
 ※「元オウム真理教教祖・松本智津夫被告の娘が和光大学に入学を拒否された事件があまりにひどすぎると思うので、筆をとることにした。」
『朝日新聞』朝刊 2004/03/23
 渋谷孝雄・2002「検証発掘」
渋谷孝雄(しぶや・たかお/山形県教育庁社会教育課文化財保護室文化財専門員。1987年から東北日本の旧石器文化を語る会の世話人会事務局長)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)袖原3、上高森の検証発掘に学ぶこと」
竹岡俊樹・2002『再出発』007-011頁 2002/06/10
 島田裕巳・2004「オウム事件」
島田裕巳(しまだ・ひろみ/宗教学者。1953年生まれ。日本女子大教授だった95年、スポーツ紙の「オウム真理教からホーリーネーム(教団名)をもらっていた」という報道をきっかけに大学を辞職。同紙は誤りを認める訂正記事を掲載した。)《顔Ph有》
「〔インタビュー記事〕三者三論/オウム事件に学ぶこと/宗教とテロ/病理の解明、なお不十分」
 ※「 一連の事件が発覚した後、私は「オウム寄り」とバッシングを受け、大学の職を失った。それからは、事件と自分自身が見ていた教団とのギャップを埋めることが課題になった。」
 ※聞き手・岩田清隆。
『朝日新聞』朝刊 2004/01/23
 清水雅彦・2004「オウム事件」
清水雅彦(しみず・まさひこ/和光大学非常勤講師)
「(特別企画:オウム裁判と現代社会)オウム事件と市民社会のありよう:不安社会と安全」
 ※和光大学が「松本被告の子どもであることを理由に大学への入学を拒否」した事件などについて。
『法律時報』2004年8月号(76巻9号・通巻947号)085-090頁 2004/08/01
 下村哲夫・1994「教育情報」  真行寺千佳子・2002「生きる力」
真行寺千佳子(しんぎょうじ・ちかこ/東京大学大学院理学系研究科助教授。生物の鞭毛運動に関する研究で今年の猿橋賞を受賞)
「直言/「生きる力」より科学の「力」を」
 ※「最近「米ベル研究所で論文捏造?」という新聞記事を見た。」
『朝日新聞』朝刊 2002/06/12
<す>

 杉山晋作・2003「埴輪指紋」

杉山晋作(すぎやま・しんさく/国立歴史民俗博物館助教授)
「埴輪の作者 指紋から追う:鑑識の「神様」に協力仰ぎ、同一のもの発見」
 ※茨城県ひたちなか市埋蔵文化財調査センター保管の埴輪について。
『日本経済新聞』朝刊 2003/05/20
 鈴木忠司・2001「捏造事件」
鈴木忠司(京都文化博物館)
「(特集:前記旧石器文化の諸問題)旧石器遺跡捏造事件へのコメント/捏造問題への対応について」
『季刊考古学』74号071頁 2001/02/01
 鈴木達治郎・2002「平和運動」
鈴木達治郎(すずき・たつじろう/「ピースプレッジ・ジャパン」発起人・代表。慶応大学大学院教授(原子力政策))
「私の視点/平和運動/科学者は良心を制約せよ」
 ※「科学者平和制約運動」と「は科学者・技術者が個人で「大量破壊兵器の開発・製造などに手を染めない」旨の誓約を行う運動である。」 ウェブサイト(http://www.peacepledge.gr.jp/)は1999年公開。
『朝日新聞』朝刊 2002/11/02
 砂田佳弘・2001「旧石器」
砂田佳弘(すなた・よしひろ/神奈川県教育庁教育部生涯学習文化財課。1956年生まれ)
「(関連文献集成/発覚後)そして90日」
 ※初出は、「相模野旧石器編年の到達点」『相模野旧石器編年の到達点』90頁。一点のみ誤字修正。
勉誠出版・2001『旧石器』146頁 2001/06/01
 諏訪間順・2001「旧石器」
諏訪間順(すわま・じゅん/小田原市教育委員会文化財保護課。1960年うまれ)
「(関連文献集成/発覚後)「相模野旧石器編年の到達点 (追記)」
 ※諏訪間順「相模野旧石器編年の到達点」『平成12年度考古学講座 相模野旧石器編年の到達点』神奈川考古学学会、2001年より転載。
勉誠出版・2001『旧石器』146頁 2001/06/01
<せ>

 瀬戸口烈司・2000「発掘捏造」

瀬戸口烈司(せとぐち・たけし/古生物学者)
「(歴史)英・ピルトダウン人“発見”と原人旧石器の発掘捏造事件」
『週刊金曜日』8巻46号(通巻350号)020頁 2000/12/08
 瀬戸則夫・2003「道徳」
瀬戸則夫(せと・のりお/弁護士。前・兵庫県川西市子どもの人権オンブズパーソン)
「「道徳」の押しつけを先取り:良心の自由を侵害する松山市子ども育成条例案」
『週刊金曜日』11巻35号(通巻486号)050頁 2003/09/19
 妹尾&山本・2003「情報モラル」
妹尾香津裕(せのお・かつひろ/広島大学大学院教育学研究科博士課程前期科学文化教育学専攻技術・情報教育学専修。1979年生まれ)、
山本透(やまもと・とおる/広島大学大学院教育学研究科技術・情報教育学講座助教授。1961年生まれ)、
上田邦夫(うえだ・くにお/広島大学大学院教育学研究科技術・情報教育学講座教授。1944年生まれ)、
梶原弘志(かじはら・ひろし/広島県尾道市立西藤小学校教諭。1961年生まれ)
「情報モラルの育成をめざした小学校における情報教育の実践」
 ※キーワード:情報社会に参画する態度、道徳教育、プライバシー、情報活用能力。
『コンピュータ&エデュケーション』14号079-085頁 2003/05/30
 仙道富士郎・2001「入試判定ミス」
仙道富士郎(山形大学長)
「〔インタビュー記事〕インタビューBOX この人に聞く/大学改革や入試判定ミスにどう対応しますか/4学部の再編を検討/総額10億円の補償 厳しい見通し」
『朝日新聞』朝刊・山形版 2001/11/04
<そ>

 外岡秀俊・2003「昭和天皇」

外岡秀俊(朝日新聞社ヨーロッパ総局長)
「〔書評〕失敗の時代を振り返る史料として/『昭和天皇 上・下』ハーバート・ビックス[著]」
 ※批判対象書:ビックス・2002『昭和天皇・上』『昭和天皇・下』。
 ※「歴史のふくらみを鋭利な倫理で裁ちきり、水晶のような論理の一貫性を保った分だけ、実像は歪められた感がある。また、『独白録』の政治性を批判的に検証しながら、同じ史料を「内省なき天皇」像の論拠として援用するのは、歴史家として公正とはいえまい。」
『朝日新聞』朝刊 2003/01/05
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<た行>

<た>

 醍醐聡・2003「NTT」

醍醐 聡(だいご・さとし/東大大学院教授)
「〔インタビュー記事〕ひと/NTTの「ご意見番」からはずれた東大大学院教授/醍醐聡さん(56)/「役所の審議会は官僚の独り芝居。外部評価制度を整備すべきだ」」
 ※文:宮崎太介。
 ※「通信政策を扱う情報通信審議会の年明けの人事で、委員に再任されなかった。」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/02
 田尾雅夫・2002「調査党」
田尾雅夫(たお・まさお/京都大学大学院経済学研究科教授)
「私の《調査党宣言》:『組織調査ハンドブック』を出版して」
 ※「私の場合、経営学に居を移して九年が経とうとしている。」(011頁) 「学会(最近は出席することも減ったが)などで、下手な芸を見せられると、おひねりならぬ石つぶてを投げたくなることも再三である。いくらか傲慢であるかもしれないが。」(012頁) 「本書は、経営学という学問が、実証の学問であってほしという願いを込めて編集をした。」(014頁)
『書斎の窓』513号011-015頁 2002/04/01
 高木博志・2003「継体天皇陵」
高木博志(たかぎ・ひろし/京都大助教授(日本近代史)。1959年生まれ)
「疑惑の継体天皇陵 別人説は戦前から/宮内省職員が74年前に結論」
 ※「歴史学・考古学など14学会を対象とした、24回目の陵墓限定公開が昨年11月22日、大阪府茨木市太田の継体天皇陵(太田茶臼山古墳)でおこなわれ、私も参加した。」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/01
・高嶋伸欣(たかしま・のぶよし)

 高嶋伸欣・1988「高校社会科・2」

高嶋伸欣(たかしま・のぶよし)
「高校社会科「解体」劇とマスコミ (2):相変わらずの「御用学者」の“活躍”」
 ※高橋史朗・明星大助教授、別枝篤彦・立教大名誉教授らの主張について。
『マスコミ市民』237号068-075頁 1988/06/01
 高嶋伸欣・1988「高校社会科・3」
高嶋伸欣(筑波大学付属高等学校教諭)
「高校社会科「解体」劇とマスコミ (3/完):露払い役を演じていた『新編日本史』」
 ※名越二荒之助・高千穂商科大学教授ら「御用学者」の「デマ」について。
『マスコミ市民』238号042-049頁 1988/07/01
 高嶋伸欣・1997「秦郁彦氏」
高嶋伸欣(琉球大学教育学部教授)
 「今秋の反撃/家永氏に人格攻撃を加える秦郁彦氏のでたらめ」
 ※『諸君』1997年11月号の論文について。
『週刊金曜日』5巻41号(通巻197号)058-059頁 1997/10/31
 高見俊樹・2002「後期旧石器」
高見俊樹(たかみ・としき/諏訪市博物館。諏訪考古学研究会事務局長)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)蝶と、みみずと、旧石器…」
竹岡俊樹・2002『再出発』029-031頁 2002/06/10
 高安秀樹・2001「大学の危機」
高安秀樹(物理学者)
「時のかたち/大学の危機」
 ※「私は、5年前に国立大学教授の職を辞めて民間の研究所に移った。よりよい研究環境を求めてのことだが、大学の抱える問題点を説明しよう。」
『朝日新聞』朝刊 2001/10/19
 高安秀樹・2002「国立大法人化」
高安秀樹(ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー)
「科学をよむ/国立大 法人化への希望/横並び脱し才能育てる」
 ※「給与が少なくても雇用が保証されていれば、研究者は思い切ってマイペースで研究できる。」「特許の権利が20年間で消失することを考えれば、営利目的の企業が独創的な研究の種をそろえておくことを期待することはできない。」
『朝日新聞』朝刊 2002/05/22
 高山秀子・2002「考古学的」
高山秀子(たかやま・ひでこ/米国週刊誌『ニューズウィーク』東京支局記者)
「(第1部捏造事件の問題のありか/ジャーナリストたちが指摘する問題)考古学的「発見」に神は手を貸さない」
竹岡俊樹・2002『再出発』088-089頁 2002/06/10
・竹内一晴(たけうち・かずはる)

 竹内一晴・2001「早稲田」

竹内一晴(本誌記者)
「窒息寸前?! 早稲田の学生パワー:これが大学側が「東洋一」と豪語する新学館だ」
 ※早稲田大学の新学生会館。サークル部室への入退室に磁気カード、廊下には監視カメラ。
『週刊金曜日』9巻第32号(通巻384号)030-032頁 2001/08/31
 竹内一晴・2002「フジモリ」
竹内一晴(本誌記者)
「フジモリ・ペルー元大統領が大学で「テロ対策」の講義?!/在日ペルー人も猛反発!」
 ※2002年1月10日、拓殖大学客員教授としてフジモリ氏が同大学で講演。「講演を依頼した拓大側は「国家同士のことで、一私大ととして関わるべき問題ではない」(井尻千男・拓大教授)としている。」(027頁)
『週刊金曜日』10巻2号(通巻403号)026-027頁 2002/01/18
 竹内洋・2001「倫理宣言」
竹内 洋(日本教育社会学会会長)
「日本教育社会学会「研究倫理宣言」について」
『日本教育社会学会会報』125号003頁 2001/09/
※同「宣言」は本資料集掲載【研究・教育】
※同時掲載:飯田浩之・2001「研究倫理」 【研究・教育】
 竹内洋・1999「学問の虫」
竹内 洋(京都大学教授)
 「世相ひとひねり/学問の虫の住み家は…」
 ※「学問の自由や大学の自治は、大学人のエゴイズムに堕したかもしれない。しかし現在の行政改革絡みの大学改革は、その極端な反動にしかすぎないのではないか。」
『日本経済新聞』朝刊 1999/10/26
・竹岡俊樹(たけおか・としき/1950年生まれ)

 竹岡俊樹・1998「前期旧石器」

竹岡俊樹
「「前期旧石器」とはどのような石器群か」
 ※「1997年2月に鎌田俊昭氏の好意によって上高森遺跡(宮城県栗原郡築館町)の一連の遺物を実見し、話をうかがう機会を得た。それは私にとって言葉を失うような出来事であった。」(015頁)
  「上高森遺跡の石器は、ヨーロッパやアフリカなどの前期旧石器時代の石器と異なると同時に、冨山遺跡〔山形県寒河江市〕の石器とも異なる。そして、それは単に石材地と非石材地との違いとも考えがたい。」(027頁)
『旧石器考古学』(旧石器文化談話会)56号015-028頁 1998/06/07
※→同号編集後記(佐藤良二・1998「編集後記」)にて言及あり。

※→この論文発表前後の経緯や、掲載時の一文削除について、竹岡俊樹・2001「捏造発覚」に言及あり。「結局、98年の論文は私にとっては悪い結果しかもたらしませんでした。」(006頁)とも。しかし、上記の佐藤氏の「編集後記」は --- 当然ながら --- 削除の経緯を踏まえて書いているわけですから、「盗品」にまで言及していたのは事実上藤村氏への疑念を意識して議論を喚起しようとしていたとも推定できます。しかし現実は…なんとも悔やまれることです。
※→この論文を「書き換える前のオリジナルの原稿の一部」は、のちに竹岡俊樹・2001「前期旧石器」として発表。

 竹岡俊樹・2001「捏造発覚」
竹岡俊樹(共立女子大学)
「経過報告/捏造発覚の経緯」
 ※「私が宮城県付近で出土している「前期旧石器」について強い疑念を抱き始めたのは95年のことです。」「また96年には当時の考古学協会の会長にも会って、事は重大だから考古学協会で調査してほしいと訴えましたが、どうにもなりませんでした。」(004頁) その他、竹岡俊樹・1998「前期旧石器」で編集部から一部削除を要求され、1999年には鎌田俊昭氏(東北旧石器文化研究所)から同論文を理由に石器の検分を拒否されたことなど。「結局、私の論文や話を信用して動いてくれたのは考古学研究者ではなく、ジャーナリストだったのです。」(008頁)
勉誠出版・2001『旧石器』004-009頁 2001/06/01
 竹岡俊樹・2001「藤村新一」
竹岡俊樹(共立女子大学)
「(コラム)「記録」にみる藤村新一の不思議な力」
 ※1987年刊の河合信和『最古の日本人を求めて』(新人物往来社)から。
勉誠出版・2001『旧石器』072-075頁 2001/06/01
 竹岡俊樹・2001「前期旧石器」
竹岡俊樹(共立女子大学)
「(関連文献集成/発覚前)前期旧石器とはどのような石器群か(オリジナル)」
 ※「本稿は…同名の拙論〔松本注:竹岡俊樹・1998「前期旧石器」〕の、書き換える前のオリジナルの原稿の一部である。上高森遺跡の批判に関わる部分を資料として本誌に掲載する。」(127頁)
勉誠出版・2001『旧石器』127-128頁 2001/06/01
 竹岡俊樹・2001「石器真贋」
竹岡俊樹(共立女子大学)
 「(関連文献集成/発覚後)「前期旧石器」観察記:石器真贋鑑定」
勉誠出版・2001『旧石器』148-175頁 2001/06/01
 竹岡俊樹・2002「座散乱木」
竹岡俊樹
「(第2部宮城県における「捏造問題」の現状)宮城県座散乱木・中峯C・馬場壇A遺跡の石器群の分析」
竹岡俊樹・2002『再出発』098-151頁 2002/06/10
 竹岡俊樹・2002「丹生遺跡」
竹岡俊樹
「(第3部「丹生論争」とは何だったのか)大分県丹生遺跡の再検討(中間報告)」
 ※同時掲載:中村知康・2002「丹生文化」
竹岡俊樹・2002『再出発』171-175頁 2002/06/10
 竹岡俊樹・2004「旧石器」
竹岡俊樹(考古学者)《顔Ph有》
「観察、分析に確かな目を/旧石器研究再出発のために/求められる基礎力の養成」
『朝日新聞』朝刊 2004/03/16
 竹田和彦・2001「特許」
竹田和彦( たけだ・かずひこ/日本化薬相談役、弁理士)
「私の視点/特許/企業の支払い、大発明に限れ」
『朝日新聞』朝刊 2001/09/12
 武田信弘・2002「入試選抜」
武田信弘(教員。ホームページ:http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/4361/
 「論争/入試選抜過程の透明化を」
 ※「自分が勤めている埼玉県立高校では,一九九七年度入試まで数年間にわたり、不正入試を行なっていた。」「現在、自分は入試不正に伴い起こったいろいろな事件を民事裁判で追及している。」(064頁)
『週刊金曜日』10巻7号(通巻408号)064頁 2002/02/22
 竹花和晴・2001「遺跡捏造」
竹花和晴(たけはな・かずはる/函館大学・函館短期大学講師(非常勤)。1954年うまれ)
「(考古学者はどう語る)厚顔無恥の袋小路:旧石器遺跡捏造事件・私はこのように理解する」
 ※「私は1980年代にフランスで前期旧石器文化について学んだ。7年間、主にアラゴ洞窟と言う今日のヨーロッパ前期旧石器文化を代表する遺跡資料を分析する機会に恵まれた。」(098頁) 「恐らく国内では、ユーラシア大陸前期旧石器文化の古い段階の原始的な石器観察については最も経験がある一人と自負している。」(099頁)
勉誠出版・2001『旧石器』098-101頁 2001/06/01
 武部俊一・1996「オッペンハイマー」
武部俊一
 「〔書評〕『ロバート・オッペンハイマー --- 愚者としての科学者』藤永茂著(朝日新聞社・367ページ・1600円)/「原爆の父」は悪魔か 「愚かさ」の実像描く」
『朝日新聞』朝刊 1996/03/31
 田尻佳史・2004「NPO」
田尻佳史(特定非営利活動法人日本NPOセンター事務局長。同センターが「民間NPO支援センター・将来を展望する会」事務局をあずかる)《顔Ph有》
「(特集:信頼されるNPOとは --- 市民の自律と責任がこれからの市民社会をつくる)〔インタビュー記事〕信頼されるNPOとなるために」
 ※「信頼されるNPOの7つの条件」(2004年2月発表)「については概要ではなく全文を読んでいただくことが民間NPO支援センター・将来を展望する会の意向であるため、本稿では掲載できません。」との注記あり(006頁)
『ボランティア情報』2004年8月号(327号)005頁 2004/08/01
 多田仁・2002「四国」
多田 仁(ただ・じん/財団法人愛媛県埋蔵物文化財調査センター調査員。別府大学文学部史学科(考古学専攻)卒業。1967年生まれ)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)四国のとまどい」
 ※別府大学賀川光夫教授の自殺を招いた「聖岳問題」について「でっちあげ」とし、「あたかも第2の「藤村スキャンダル」のように、マスコミを使って学説批判を行った者たち」を批判している(063頁)。
竹岡俊樹・2002『再出発』063-064頁 2002/06/10
・立花 隆(たちばな・たかし)

 立花隆・2001「藤村石器」

立花 隆
「(特集1:立花隆、「旧石器発掘ねつ造」事件を追う)藤村石器問題は人類の歴史観を根っこからぐらつかせてしまった」
立花隆・2001『旧石器』002-034頁 2001/03/25
 立花隆・2001「石器作り」
立花 隆
「(特集1:立花隆、「旧石器発掘ねつ造」事件を追う)石器を作りながら考えた」
 ※大沼克彦教授(国士舘大学イラク古代文化研究所所長)を訪ねて。
立花隆・2001『旧石器』035-051頁 2001/03/25
 立花隆・2001「先史考古学」
立花 隆
「(特集1:立花隆、「旧石器発掘ねつ造」事件を追う)「検証会」を終えて/先史考古学の再起を願う」
 ※2000年12月・福島県立博物館で開催の「東北日本の旧石器文化を語る会」について。
立花隆・2001『旧石器』102-110頁 2001/03/25
 立花隆・2004「東大論・058」
立花 隆(評論家)《顔Ph有》
 「私の東大論 (58)/経済学部教授を獄中に葬ったスパイH」
 ※1937年12月・第一次人民戦線事件、1938年2月・第二次人民戦線事件について。「スパイH」は内務省警保局嘱託でもあった橋爪明男経済学部助教授(のち教授、経済学部長)を指す。
『文芸春秋』82巻8号360-373頁 2004/06/01
 ダッシャー・2004「学外理事」
リチャード・B・ダッシャー(国立大学法人東北大学学外理事。1986年から1990年まで米国務省ガイム研修所長。1945年米国・ジョージア州生まれ。1990年から1993年まで東京の音楽関係企業で役員を務め、知的財産権の国際ライセンス取得について指導。1996年からスタンフォード大学米国アジア技術経営研究所所長)《顔Ph有》
「〔インタビュー記事〕大学の役割 柔軟に追求/東北大・学外理事に就任/米スタンフォード大 ダッシャー教授に聞く」
『河北新報』朝刊 2004/05/20
 立石信雄・2003「大学改革」
立石信雄(オムロン会長)
「座標/大学改革加速への期待」
 ※「もちろん、大学特有の事情もあり、すべてが企業と同じようにはいかないが、最初から「大学だけは特別」と考える時代はとっくに終わっていることを改めて自覚すべきである。」
『世界週報』84巻5号(通巻4084号)003頁 2003/02/11
 立山紘毅・2003「産学公」
立山紘毅(山口大学)
「e-japan戦略の中での産学公連携:大学の現場から」
『全大教時報』27巻1号025-032頁 2003/04/
 田中俊・2002「入学金」
田中 俊(大阪弁護団事務局長)
「入学金・授業料 返して!:学納金返還訴訟」
 ※2002年「六月六日には、大阪で主に関西の私立大学、専門学校を対象に一斉提訴しました(二二大学・五専門学校)。」(005頁)
『青年法律家』381号004-005頁 2002/11/25
・田中伸尚(たなか・のぶまさ)

 田中伸尚・2001「アイヌ民族・上」

田中伸尚(ノンフィクションライター)
 「アイヌ民族から問われる「人権感覚と他者意識」(上)/「ガラスの檻」」
 ※『アイヌ史資料集』事件について。
『週刊金曜日』9巻24号(通巻376号)050-053頁 2001/06/29
 田中伸尚・2001「アイヌ民族・中」
田中伸尚(ノンフィクションライター)
「アイヌ民族から問われる「人権感覚と他者意識」(中)/チャランケ」
 ※『アイヌ史資料集』事件について。
『週刊金曜日』9巻25号(通巻377号)058-061頁 2001/07/06
 田中伸尚・2001「アイヌ民族・下」
田中伸尚(ノンフィクションライター)
「アイヌ民族から問われる「人権感覚と他者意識」(下)/コンパッション」
 ※『アイヌ史資料集』事件について。
『週刊金曜日』9巻26号(通巻378号)044-047頁 2001/07/13
 田中伸尚・2002「アイヌ民族」
田中伸尚(ノンフィクションライター)
「裁判/アイヌ民族の人格権侵害に積極的な対応が望まれる司法」
 ※控訴審が2002年12月24日から札幌高裁で開始。
『週刊金曜日』10巻50号(通巻451号)027頁 2002/12/20
 田中英司・2002「分かりやすさ」
田中英司(たなか・ひでし/埼玉県立埋蔵文化財センター学芸課長)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)分かりやすさの代償」
 ※埼玉県での検証作業を担当して。検証作業中に日本考古学協会特別委員会の戸沢委員長が藤村氏に事情聴取したことを強く批判している。また、小田&キーリ・1986「Critical Look」について、「今読み返してみると…当時可能な限りの資料的検討を駆使した労作であった。…例えば座散乱木8層の石錐を縄文時代のものであると、当時、小田氏ほどの研究者が学術雑誌で主張することは、それがあまりにも初歩的な知識であるために、研究者生命を賭す覚悟がなければできないことであったにちがいない。」と評す(038頁)。
竹岡俊樹・2002『再出発』038-039頁 2002/06/10
 谷川清隆・2004「日本語」
谷川清隆(たにかわ・きよたか/国立天文台助教授(天体力学))《顔Ph有》
「直言/論文は英語だけでなく日本語でも」
 ※「私は、自分の日本語論文や重要な外国論文の翻訳を蔵書として登録・公開するホームページ上の「空中図書館」を提案している。」
『朝日新聞』朝刊 2004/05/19
・谷口源太郎(たにぐち・げんたろう)

 谷口源太郎・2002「ワセダ」

谷口源太郎(/スポーツジャーナリスト)
「スポーツコラム 谷口源太郎の一望無垠(いちぼうむぎん)(65)/スポーツを売り物にするワセダの商法」
 ※早稲田大学とアディダスジャパンがスポーツ分野での「包括的パートナーシップ」契約を結んだことで。
『週刊金曜日』10巻32号(通巻433号)049頁 2002/08/23
 谷口源太郎・2002「高知国体」
谷口源太郎(スポーツジャーナリスト)
「一望無垠/約四〇年ぶりに高知国体で実現する常識」
 ※「開催県連続優勝記録」について。
『週刊金曜日』10巻42号(通巻443号)057頁 2002/11/01
 谷口源太郎・2003「消費者金融」
谷口源太郎(スポーツジャーナリスト)
「一望無垠/スポーツ界が消費者金融に背負わされる債務」
 ※女子バレーボールの武富士、プロ野球・近鉄バッファローズとアコム。「スポーツを通して公益に寄与することを目的とする財団法人や社団法人という組織の性格からいっても、青少年に悪影響を及ぼすことが懸念される消費者金融を受け入れるべきではない。」(057頁)
『週刊金曜日』11巻1号(通巻452号)057頁 2003/01/10
 谷口源太郎・2003「サッカーくじ」
谷口源太郎(スポーツジャーナリスト)
「一望無垠/二〇億円めぐって官庁が縄張り争いのドロ仕合」
 ※キーワード:サッカーくじ、日本体育・学校健康センター、ワールドカップ日本組織委員会(JAWOC)、ワールドカップ記念館(仮称)、遠藤安彦・JAWOC事務総長。
『週刊金曜日』11巻7号(通巻458号)057頁 2003/02/21
 谷口源太郎・2003「免罪符」
谷口源太郎(スポーツジャーナリスト)
「スポーツとマスコミ Vol.74/メディアを免罪符に消費者金融に頼るスポーツ界のなんという貧困な発想」
 ※キーワード:消費者金融CM、武富士と日本バレーボール協会、アコムと近鉄バッファローズ。
 『放送レポート』181号012-013頁 2003/03/01
 谷口源太郎・2003「反戦」
谷口源太郎(スポーツジャーナリスト)
「一望無垠 (80)/中田や愛ちゃんたちの反戦メッセージ」
 ※「本来なら真っ先に「戦争反対」の意思表示をすべきなのはJOC(日本オリンピック委員会)である。」
『週刊金曜日』11巻13号(通巻464号)051頁 2003/04/04
 谷口源太郎・2003「仲裁機構」
谷口源太郎(スポーツジャーナリスト)
「谷口源太郎の一望無垠(81)/千葉すずの願いと遠いスポーツ仲裁機構」
 ※2003年4月7日発足の日本スポーツ仲裁機構(JSAA)について。国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)の支部ではないこと、人事と文部科学省との関係など。
『週刊金曜日』11巻15号(通巻466号)045頁 2003/04/18
 谷口源太郎・2003「JOC会長」
谷口源太郎(スポーツジャーナリスト)
「谷口源太郎の一望無垠(82)/JOC会長に年俸一五〇〇万円の裏事情」
『週刊金曜日』11巻19号(通巻470号)044頁 2003/05/23
 谷口源太郎・2003「イラク戦争」
谷口源太郎(スポーツジャーナリスト)
「スポーツとマスコミ(75)/イラク戦争で厳しく問われるスポーツの平和主義」
『放送レポート』182号014-015頁 2003/05/01
 谷口源太郎・2003「サッカー」
谷口源太郎(スポーツジャーナリスト)
「谷口源太郎の一望無垠 (87)/サッカーくじ、コンビニ販売という愚策」
『週刊金曜日』11巻29号(通巻480号)036頁 2003/08/01
 谷口源太郎・2003「アテネ五輪」
谷口源太郎(スポーツジャーナリスト)
「谷口源太郎の一望無垠 (88)/語り継がれないアテネ五輪と戦争の物語」
 ※「一八九六年の第一回アテネ・「オリンピックの成功によって愛国主義と国家主義を昂揚させたギリシャは、大会閉会の一年後にクレタ島のトルコ前線を攻撃し、トルコとの戦争を引き起こしたのだ。」(027頁)
『週刊金曜日』11巻31号(通巻482号)027頁 2003/08/22
 谷口源太郎・2003「プロ野球」
谷口源太郎(スポーツジャーナリスト)
「スポーツとマスコミ(77)/戦争に全面協力したプロ野球 --- いまこその歴史の批判的検証を」
 ※鈴木龍二『鈴木龍二回顧録』(ベースボール・マガジン社)を紹介して。
『放送レポート』184号030-031頁 2003/09/01
 谷口源太郎・2003「北の湖」
谷口源太郎(スポーツジャーナリスト)
「谷口源太郎の一望無垠 (91)/「しこ」でけがが防げるという北の湖の妄言」
 ※来年初場所から交渉制度を廃止するとの日本相撲協会理事会の決定(2003年9月25日)について。
『週刊金曜日』11巻37号(通巻488号)054頁 2003/10/03
 田村隆・2002「前期旧石器」
田村 隆(たむら・たかし/千葉県立房総風土記の丘)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)見果てぬ夢:前期旧石器の存否をめぐって」
竹岡俊樹・2002『再出発』042-045頁 2002/06/10
 大工原豊・2002「前期旧石器」
大工原豊(だいくはら・ゆたか/安中市教育委員会文化振興課主査・学芸員。國學院大學大学院博士課程後期在学中)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)前期旧石器捏造の社会学」
 ※「藤村の石器は毎年5月のゴールデンウィークに必ず出土していた。ふと、石器発見の周期性と、ミステリーサークル発見の周期性が同じ類のものではないかと思えたのである。」(034頁)
竹岡俊樹・2002『再出発』034-037頁 2002/06/10
 玉井克哉・2002「産学連携」
玉井克哉(東京大学先端科学技術研究センター教授(知的財産法)。1961年生まれ)
「経済教室/科学技術政策再点検を:政府の任務明確に --- 産学連携、専門の人材必要」
 ※「産学連携を大学の使命として位置づけるのは正しいが、それはあくまで一部であり、教育や研究という本来の使命と比べれば二義的である。」
『日本経済新聞』朝刊 2002/12/17
 檀一平太・2003「研究者」
檀一平太(だん・いっぺいた/独立行政法人食品総合研究所特別研究員)
「私の視点/研究者育成/若手が自立できる支援を」
 ※日本学術振興会からの科学研究費を「私も支給を受けたことがあるが、大学の指導教官の予算に吸い上げられた。」「私は仲間とNPO(非営利組織)を設立し、若手研究者問題の改善に取り組んでいる。」
『朝日新聞』朝刊 2003/06/26
<ち>

 茶本繁正・1987「戦争と・14」

茶本繁正(ちゃもと・しげまさ)
「戦争とジャーナリズム (14)/突きつけられた“産官軍学協同体制”」
 ※臨時教育審議会の答申を受けた「教育改革推進大綱」を経て。
『マスコミ市民』230号52-59頁 1987/11/01
 趙成虎・2003「入学資格」
趙成虎(ちょう・そんほ/岡山朝鮮初中級校長)
「私の視点/大学入学資格/民族差別で門戸閉ざすな」
『朝日新聞』朝刊 2003/03/13
 陳舜臣・2003「謎の文字」
陳舜臣
「六甲随筆/国粋者が刻んだ謎の文字」
 ※キーワード:旧石器事件、神代文字、ひふみ、国学者。
『朝日新聞』朝刊 2003/11/12
 陳明範・2003「大学」
陳 明範(小学生。東京都杉並区)
「〔投書欄〕声/大学行きたい なぜだめなの」
 ※「ぼくは東京中華学校の商学部6年生です。」 『朝日新聞』朝刊 2003/02/28
<つ>

 塚原東吾・2002「立花的科学観」

塚原東吾(つかはら・とうご/神戸大学助教授。科学史+科学哲学+STS(科学技術社会論)。1961年生まれ)
「(PART3 科学憑き、宇宙憑き)科学思想/先端科学をめぐる「立花的科学観」の大時代錯誤」
 ※「先端的な科学技術のあり方に懐疑を抱くよりも、彼はまずその成果に「感心」し、国家と権力の立場からこれを見てしまうのである。」(201頁)
別冊宝島・2002『立花隆』200-208頁 2002/02/07
 都河明子・2002「女性研究者」
都河明子(つがわ・あきこ/「科学技術分野における女性研究者の能力発揮」プロジェクト推進委員会委員長。東京医科歯科大学教授)
「〔インタビュー記事〕理系研究、女性に支援を/学際的視点生かす」
 ※聞き手:編集委員・中沢義則。同時掲載「「採用に格差」女性の33%」として、同推進委員会が実施したアンケート結果などを紹介。
『日本経済新聞』朝刊 2002/11/22
 辻井喬・2003「教育基本法」
辻井 喬(作家・詩人。本名・堤清二。1927年生まれ)
 「〔インタビュー記事〕三者三論/教育基本法見直し/「伝統」をはき違えるな」
 ※聞き手:長谷川玲。
 ※「つまり、伝統や愛国心を法律に盛り込め、というわけですね。なるほど、そんな目的で基本法を変えたかったのか、と。語るに落ちるとはこのことかと感じる。」
『朝日新聞』朝刊 2003/03/30
 津田一郎・2002「大学改革」
津田一郎(つだ・いちろう/北海道大学大学院理学研究科教授。専門はカオス、複雑系理論)
「直言/画一的な大学改革は愚策だ」
 ※「自然科学や数学を大学で研究する我々」には国際競争力があるが、「ただ、一部の人文系や工学系分野では、業績評価システムが国際水準を大きく下回っているかもしれない。もしそうなら、そういったところに限定して改革は行われるべきだ。」とのこと。
『朝日新聞』朝刊 2002/07/17
 土屋俊・2003「学術情報」
土屋 俊(ツちや・しゅん/千葉大文学部教授(行動科学)。1998年から2002年まで千葉大図書館長)《顔Ph有》
「直言/電子出版で学術情報の発信を」
 ※キーワード:SPARC(学術出版連合)、SPARC Japan、学術雑誌、知的財産。
『朝日新聞』朝刊 2003/06/04
 堤隆・2002「後期旧石器」
堤 隆(つつみ・たかし/八ヶ岳旧石器研究グループを主宰。長野県御代田町教育委員会学芸員)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)考古学におけるアマチュアリズムということ」
竹岡俊樹・2002『再出発』027-028頁 2002/06/10
 鶴田典昭・2002「史料批判」
鶴田典昭(つるた・のりあき/長野県埋蔵物文化財センター所属)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)どうして、遺跡に遺物が残されるのか:考古学における史料批判」
 ※2001年に長野県上水内郡信濃町仲町遺跡で出土した石器について。
竹岡俊樹・2002『再出発』019-021頁 2002/06/10
<て>

 勅使瓦正樹・2004「個人情報」

勅使瓦正樹(てしがわら・まさき/2003年から宮城県PTA連合会会長。宮城県蔵王町立円田小の元PTA会長。45歳)《顔Ph有》
「〔インタビュー記事〕個人情報が危ない(35)/第6部実態をこう見る(03)/もうひとつのわたし/地域の連帯力生かせ」
 ※「学校はここ数年、PTAの役員に対して、子どもに関する情報だけでなく、保護者の連絡先も知らせないようになった。」
『河北新報』朝刊 2004/04/23
 出口治明・2004「お上の規制」
出口治明(AIIシニアアドバイザー)
「「日本の国益委員会」リポート/お上の規制から文化や学力は生まれない」
 ※「……例えば、東京都の教育委員会に見られるような教育の統制をひたすら重視したやり方が、教育基本法の改正の方向性を示唆するのであれば、我が国に未来は無いだろう。」(063頁)
『世界週報』85巻28号(通巻4155号)062-063頁 2004/07/27
 出見世信之・2004「技術者」
出見世信之(でみせ・のぶゆき/明治大学商学部教授。商学博士。専攻は経営学、企業倫理)
「(特集:技術者の倫理、企業のモラル問題)企業倫理と技術者倫理」
 ※キーワード:企業倫理、利害関係者、コーポレート・ガバナンス、説明責任。
『日本の科学者』39巻1号(通巻432号)016-021頁 2004/01/01
<と>

 道垣内正人・2003「仲裁機構」

道垣内正人(日本スポーツ仲裁機構長。東大大学院法学政治学研究科教授)《顔Ph有》
「競技に集中できる環境作り」
 ※記事「日本スポーツ仲裁機構 近く初の判断」とともに。同時掲載:有森裕子・2003「仲裁機構」
『朝日新聞』朝刊 2003/07/15
 東都大経グ・2004「都立新大学」
東京都立大学経済学グループ(有志)(浅野せき、神林龍、戸田裕之、村上直樹、脇田成)
 「都立新大学構想の評価と経済学者たちの選択」
『世界』728号209-217頁 2004/07/01
 東都大人仏・2004「文学軽視」
東京都立大学人文学部文学科仏文学専攻研究室
 「[解説]国境の彼方から文学軽視に警鐘」
 ※「【フランス発】東京都知事への要望書」(218-219頁)について。
 ※文責:西川直子。
『世界』728号218-222頁 2004/07/01
 戸田哲也・2001「上高森遺跡」
戸田哲也(とだ・てつや/玉川文化財研究所代表)
「(考古学者はどう語る)調査にはルールがある:上高森遺跡の石器埋納遺構」
 ※「通常の考古学的調査における遺物出土写真というものは、地層に食い込んでいる部分を残しつつ、掘った土はハケなどでていねいに取り去り、遺物の縁辺は竹ヘラなどでシャープに露出させたうえで、掘り込みの壁、底面も本来の地層面が新鮮にあらわれる状態に削り出して写真撮影が行われる。上高森遺跡B地点の埋納遺構はこのようないわゆる考古学的調査上のルールに則っていない写真が調査組織から提供され、雑誌、概説書等に掲載されているのである。」(104頁)
勉誠出版・2001『旧石器』102-105頁 2001/06/01
 富岡圭介・2002「利益相反」
富岡圭介(日本政策投資銀行調査役。1966年生まれ。早大卒)
「経済教室/大学発VB、ルール作りを/教官に「利益相反」/独自の運営体制で管理」
 ※「…米国の大学では、常識に反する利益相反等をけん制する目的もあって、各大学のルールに基づき、教官による企業からの資金受領や株式保有などについて大学に対する開示を徹底している。」
『日本経済新聞』朝刊 2002/03/29
※→松本の問題提起(松本邦彦・2000「兼業」)は「利益相反」という概念を持ってくればわかりやすいのかも。ただ第三者ではなく研究・調査の対象者への情報開示という点はまだのよう。
 冨安京子・2001「旧石器」
冨安京子(とみやす・きょうこ/夕刊フジ報道部記者)
「(ジャーナリストは語る)捏造問題を考える」
 ※2000年2月、「夢かうつつか秩父原人」の2回もの連載を手がけて。「いじわるな見方をすれば、これだけ時間が過ぎれば証拠隠滅も可能だったろう。それを阻止するためにも、幻ではなく本当の事件にするための手続きをなぜ怠ったのか、関係者に問いたい気持ちをおさえきれないでいる。」(069頁)
勉誠出版・2001『旧石器』068-069頁 2001/06/01
 冨山正美・2003「折り鶴」
冨山正美(行政書士)
「投書/折り鶴放火事件への対応はおかしい」
 ※「大学当局は」「学生の破廉恥事件にどうして謝罪しなければならないのか。」(076頁)
『週刊金曜日』11巻30号(通巻481号)075-076頁 2003/08/08
・豊島耕一(とよしま・こういち)

 豊島耕一・2002「大学の独立」

豊島耕一(佐賀大学教授。国立大学独法化阻止全国ネットワーク事務局長。専門は物理学(量子干渉現象)。1947年生まれ)
「大学の“独立”は逆に失われる恐れ:政府が実施を急ぐ独立法人化」
 ※「以上見たようにこれは、独立行政法人制度の「独立」という言葉とは正反対に、文科省の大学支配の合法化以外の何ものでもない。」(046頁)
『週刊金曜日』10巻15号(通巻416号)045-047頁 2002/04/19
 豊島耕一・2003「大学行法化」
豊島耕一(国立大学独法化阻止全国ネットワーク事務局長)
「論争/国立大学の行法化は憲法違反である」
 ※「「中期目標」「中期計画」の制度を許せば、大学版の学習指導要領、教科書検定も可能である。」(061頁)
『週刊金曜日』11巻10号(通巻461号)061頁 2003/03/14
 豊島耕一・2003「国立大学」
豊島耕一(佐賀大学理工学部教授。55歳)
「投書/国立大学に独立法人化」
『週刊金曜日』11巻28号(通巻479号)058頁 2003/07/25
 豊田泰光・2002「高校野球」
豊田泰光(野球評論家)
「チェンジアップ/高校野球、閉じた社会」
 ※「部室という密室での暴力ざたがなくならないのはどうしたことか。」
『日本経済新聞』朝刊 2002/08/29
 豊田泰光・2003「道具」
豊田泰光(野球評論家)
 「チェンジアップ/進化する道具に待ったあり」
 ※ゴルフの高性能クラブ、ソーサ(米大リーグ・カブス)の違反バット事件、圧縮バット。
『日本経済新聞』朝刊 2003/06/12
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<な行>

<な>

 中川光・2004「都立大」

中川 光(大学生。東京都)
 「声/失いたくない都立大の価値」
 ※「動物生態学を学ぶため、私は進路に国公立大を選んだ。社会還元性が低いとみられる基礎研究の分野を扱うのは国公立大にほぼ限られるからだ。」
『朝日新聞』朝刊 2004/03/16
←※西澤潤一・2004「首都大学」 を受けて。
 長崎潤一・2001「北海道」
長崎潤一(札幌国際大学助教授)
「(特集1:立花隆、「旧石器発掘ねつ造」事件を追う)「検証会」の主要参加者から/北海道の関連4遺跡を検証する」
 ※2000年12月・福島県立博物館で開催の「東北日本の旧石器文化を語る会」を経て。
立花隆・2001『旧石器』118-119頁 2001/03/25
 中島栄一・2003「指導要領」
中島栄一(なかじま・えいいち/鹿児島県公立高校元教諭)《顔Ph有》
「私の視点/指導要領/問題多い高校必修科目」 ※「文部科学省は従来、必修科目を「国民に共通に必要とされる教養」「すべての生徒が共通に学ぶべき内容」と位置づけてきた。その共通科目にまで優劣を付けるという今回の措置は機会不平等、差別・選別の極みとしか言いようがない。」
『朝日新聞』朝刊 2003/08/20
 中島庄一・2002「後期旧石器」
中島庄一(なかじま・しょういち/中野氏教育委員会)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)後期旧石器時代はどこまで遡るのか」
竹岡俊樹・2002『再出発』024-026頁 2002/06/10
 中嶋嶺雄・2003「新しい大学」
中嶋嶺雄(なかじま・みねお/2004年開学の国際教養学部(秋田県)初代学長予定者)
「〔インタビュー記事〕ひと/秋田で「新しい大学」作りを進める/中嶋嶺雄さん(66)/「国際舞台で通用する人材を地方で育てる、現代の松下村塾にしたい」」
 ※聞き手:杉山正。
 ※「「国立大は既得権を守り、改革を嫌う」と言い切る。」
『朝日新聞』朝刊 2003/05/10
・中曽根康弘(なかそね・やすひろ)

 中曽根康弘・2003「教育基本法」

中曽根康弘(元首相。1918年生まれ)
「〔インタビュー記事〕三者三論/教育基本法見直し/改憲と連なる取り組み」
 ※聞き手:編集委員・藤森研。
 ※中教審答申が「『愛国心』と端的に書くのを避けたり『国家至上主義に陥らぬように』とわざわざ言及したりするのは偏狭な先入観があるからで、まだ及び腰だ。」
『朝日新聞』朝刊 2003/03/30
 中曽根&木村・2002「教育は」
中曽根康弘(元首相。衆議院議員。1918年群馬県生まれ)、
木村貴志(きむら・たかし/福岡教育連盟事務局長。県立高校教員。2001年4月に「師範塾」設立、代表)《顔Ph有》
「教育を考えるシリーズ対談12[最終回]/教育は信念の所産である 政治家よ、教師よ、明日のために覚悟を固めよ!」
 ※木村:教育勅語は「至極まともな人間のありよう、人類という属性のはっきりしない存在ではなく、日本人のあるべき姿を具体性を伴って示したものだと認識しています。」(240頁)
『正論』364号238-249頁 2002/12/01
 中谷巌・2001「小中高校」
中谷巌( なかたに・いわお/多摩大学教授)
「経済教室/教育を問う (4)/小中高校にも評価機関を/教員の「やる気」向上/校内の統治改善を」
『日本経済新聞』朝刊 2001/01/23
 中津篤・2004「すぐ結果」
中津 篤(なかつ・あつし/森林総合研究所関西支所地域研究官)《顔Ph有》
「直言/すぐ結果出せぬ研究にも光を」
 ※「今は、そんな泥臭い仕事より、室内実験やすでに集められたデータをコンピューターで解析すればすぐに結果が出るという机上の研究が人気だ。この夏の生態学会の発表の半分以上はこうした研究である。」
『朝日新聞』朝刊 2004/08/18
 中野貞一郎・1995「不正入試」
中野貞一郎(なかの・ていいちろう/奈良産業大学法学部教授)
「大学不正入試事件のてん末(私記)」
 ※1968年度から1970年度にかけて大阪大学と大阪市立大学の入試問題が印刷所の刑務所から盗難・密売された事件について。筆者は事件発覚(1971年3月)当時、阪大法学部長。
『書斎の窓』442号026-032頁 1995/03/01
 中野不二男・2004「産学協同」
中野不二男(なかの・ふじお/ノンフィクション作家)《顔Ph有》
「時代の先を読む 科学技術/産学協同研究は宙ぶらりん」
 ※「有機EL研究の日本の総本山である山形大学は、東北パイオニアなどと組んで産学協同の大プロジェクトを立ち上げようとしているが、なかなか動き出そうとはしていない。」(032-033頁) 「有機ELや半導体の世界だけではない。航空工学でも、バイオでも、政治家への期待度がこれまでになく高まっている。」(033頁)
『Voice』320号032-033頁 2004/08/01
 中原道夫・2001「ナフタリン」
中原道夫(俳人)
「時のかたち/ナフタリン」
 ※「出来心という四十年近く前の話。」 小学生のとき、中学校の理科室保管の蝶の標本(スジボソヤマキチョウ)を自分の標本(ツマキチョウ)に無断で置き換えた体験。
『朝日新聞』朝刊 2001/09/29
 中村修身・2002「実物検証」
中村修身(なかむら・おさみ/財団法人北九州市芸術文化振興財団埋蔵文化財調査室)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)考古学研究は実物検証が命」
 ※「九州では藤村新一事件に悪乗りし、研究調査の倫理や原理を踏まえない人々によって聖岳洞穴事件が引き起こされた。」 「議論の中心は、藤村新一の倫理と原理を踏み外した行為を考古学研究線上から見抜けなかったことにおきたい。」(065頁)
竹岡俊樹・2002『再出発』065-067頁 2002/06/10
 中村収三・1999「論壇」  中村陽一・2002「研究者OB」
中村陽一(なかむら・よういち/作新学院大学地域発展学部長。専門は行政学と科学技術政策。中央大学名誉教授)
「直言/研究者OBに会社貢献の場を」
 ※「科学的な発想や研究で培った方法が、研究管理や会社全体の戦略企画ばかりでなく、製造や営業など専門から遠い部門でも役立つはずだ。」
『朝日新聞』朝刊 2002/11/20
 中村知康・2002「丹生文化」
中村知康(なかむら・ともやす/福岡県立高等学校教諭)
「(第3部「丹生論争」とは何だったのか)「丹生文化発見」見聞記」
 ※筆者の父・中村俊一氏が発見者(1962年)となった大分市の丹生遺跡と、考古学研究者たちの行状について。
 ※同時掲載:竹岡俊樹・2002「丹生遺跡」
竹岡俊樹・2002『再出発』163-170頁 2002/06/10
 中村英夫・2002「景気対策」
中村英夫(武蔵工大教授)
「〔インタビュー記事〕見直しを提言した中村英夫・武蔵工大教授/「景気対策の道具にするな」
 ※「本当は5年は早く言うべきだったかもしれない。学会や論文では主張していたが、行政に働きかけることには迷いがあった。」
 ※記事「国交省に世代間抗争/学会の重鎮も「転向」」の一部として。同記事では中村氏を、「東大教授や土木学会長を歴任し、公共事業関係の審議会委員を多く務めるなど「守旧派」の代表とみられていた」と紹介。
『朝日新聞』朝刊 2002/05/02
・中山千夏(なかやま・ちなつ)

 中山千夏・2000「発掘捏造」

中山千夏(作家)
「(事件)旧石器発掘捏造事件の陰に宝探し少年たちの事情がある」
『週刊金曜日』8巻43号(通巻347号)043頁 2000/11/17
 中山千夏・2003「集団強かん」
中山千夏
 「らくがき伝言板/集団強かん」
 ※「女性差別や婦女暴行を奨励していたわけでもあるまいに、どうして大学が謝るのか。」(070頁)
『週刊金曜日』11巻30号(通巻481号)070頁 2003/08/08
 長山靖生・2003「犯罪学」
長山靖生(ながやま・やすお/評論家。1962年生まれ)
「〔書評〕SFブックスコープ/ノンフィクション/草創期の犯罪学がもたらした冤罪事件/『ドレフュス事件のなかの科学』菅野賢治 3200円 青土社」
 ※「そしていつしか、「真実」を追究するはずの学問は、預言じみたプロパガンダに染められていく。本書はその過程を心理学的、社会学的に明らかにする。」(129頁)
 ※書評対象書:菅野賢治・2002『ドレフュス』【研究・教育】
『S-Fマガジン』44巻1号129頁 2003/01/01
 南雲和夫・1999「慰安婦」
南雲和夫(法政大学講師)
「写真の「引用」と「盗用」 秦郁彦『慰安婦と戦場の性』(新潮社・一九九九年)の写真盗用問題について」
『マスコミ市民』370号065-068頁 1999/10/15
 成嶋隆・2003「愛国心」
成嶋 隆(なるしま・たかし/新潟大学教授)
「教育/教育基本法の変質をねらう「愛国心」重視の中教審答申」
『週刊金曜日』11巻12号(通巻463号)027頁 2003/03/28
 成田龍一・2002「無断使用」
成田龍一(日本女子大教授)
「eメール時評/史料発見と「無断使用」」
 ※「ある新聞の小さな記事」として山本博文・2002「庄屋一家・下」【研究・教育】の連載打ち切り事件に言及(固有名詞はなし)。史料発見者に「優先権や占有権があるのかという煩悶」について。
『朝日新聞』朝刊 2002/07/10
※→山本氏の謝罪文は本資料集【研究・教育】に所収。
 名和小太郎・2003「先住民」
名和小太郎(なわ・こたろう/江戸川大客員教授(情報社会論)。1931年生まれ)《顔Ph有》
「民族の伝統と知的財産権/権利の主張始めた先住民/先進国の商業利用に危機感」
 ※キーワード:伝統的知識、遺伝資源、フォークロア。
『朝日新聞』朝刊 2003/09/05
※→【ビジネス】に分類すべきか? 特許論の扱いをどうするかですね。
 難波&竹岡・2003「旧石器」
難波紘二(なんば・こうじ/広島大学教授。医学博士。1941年広島県生まれ)、
竹岡俊樹(たけおか・としき/共立女子大学非常勤講師。1950年京都府生まれ)、
角張淳一(かくばり・じゅんいち/アルカ代表。1960年長野県生まれ)《顔Ph有》
「〔対談〕告発鼎談/旧石器捏造事件は本当に決着したのか」
 ※2003年5月・考古学協会総会にて提出された「五つの作業部会による二年半に及ぶ検証結果を示す報告書」(298頁)と「脂肪酸分析」事件について(306頁)。
『正論』375号298-313頁 2003/09/01
<に>

 新妻昭夫・2003「イヴの卵」

新妻昭夫(恵泉女学園大学教授)
 「〔書評〕科学的思考の機微をとらえた大著/『イヴの卵:卵子と精子と前成説』/クララ・ピント-コレイア[著]、佐藤恵子訳、白揚社・4700円」
『朝日新聞』朝刊 2003/06/08
 新妻昭夫・2003「五つの心臓」
新妻昭夫(恵泉女学園大教授)
 「〔書評〕「送り」の儀式は物を大切にする心/五つの心臓を持った神:アイヌの神作りと送り/萱野茂[著]小峰書店・3000円」
 ※「学術論文の体裁はなしていない」論文を「学位論文と認め博士号を授与した総合研究大学院大学の英断に、私は敬意を表したいと思う半面、論文で苦労したものとして、正直いって複雑な感情を否定できない。」
『朝日新聞』朝刊 2003/10/19
 丹生淳郷・2003「ケミファ」
丹生淳郷(にう・きよさと/日本ケミファ株式会社。免疫化学・臨床化学)
「日本ケミファにおける技術者・研究者の権利侵害について:製薬企業における研究者の業績剽窃と抹消事件」
『日本の科学者』38巻10号(通巻429号)042-047頁 2003/10/01
 西川伸一・2004「国立大」
西川伸一(にしかわ・しんいち/京都大教授を経て理化学研究所の幹細胞部門ディレクター。1948年生まれ)《顔Ph有》
「時流自論/国立大は未来の姿を語れ」
 ※「法人化は大学に一定の自由と独立をもたらすものである。」
『朝日新聞』朝刊 2004/03/14
・西澤潤一(にしざわ・じゅんいち)

 西澤潤一・2003「東北から」

西澤潤一(岩手県立大学学長。76歳)
「〔インタビュー記事〕聞く/世界を幸せにする工学/東北から新商品を/「国内の評価システムを構築する必要がある」」
 ※聞き手:盛岡支局・辻外記子。
 ※「業者と酒を飲むのが産学協同だと思っている人がいるのも困りものだ。」
『朝日新聞』朝刊・山形版 2003/05/13
 西澤潤一・2004「首都大学」
西澤潤一(77歳。半導体研究所所長)
 「〔インタビュー記事〕ひと/05年に開学する首都大学東京の初代学長に決まった/「都市問題解決のノウハウを、アジアに提供できる大学にしたい」」
  ※聞き手:福田直之。
 ※「都立4大学を廃止しての開学には批判もあるが、 「反対する人たちは、大学を変えたくないだけ」と、意に介さない。」
『朝日新聞』朝刊 2004/03/05
※→この記事を受けて:中川光・2004「都立大」
 西田篤弘・2002「科学研究」
西田篤弘(にしだ・あつひろ/日本学術会議会員。前宇宙科学研究所長)
「私の視点/科学研究/予算配分の評価 透明化を」
 ※「10月18日、総合科学技術会議が来年度科学技術関係予算の概算要求事項(311項目)について、優先順位付けと評価を行い、各省庁に示した。」「同会議は「基礎研究にも高い評価を与えた」というが、世界的に高い評価を受けている宇宙科学については3計画がすべて、「問題点を解決し、効果的効率的な実子が求められる」とされるBランクになった。」
『朝日新聞』朝刊 2002/11/01
※→これへの反論:2002年12月7日付掲載、細田博之・2002「優先順位」
 西堀&藤田・2002「東大教授」
西堀岳路、藤田知也(本誌)
「東大「有名」教授の不覚:摘発ジー・オーグループの広報誌に長期連載、講演も/被害者弁護団が問題視」
 ※詐欺容疑で逮捕された大神源太氏率いるジー・オーグループの広報誌『コスモスエントリーガイド』や『大義新聞』に藤岡信勝・東京大学教授が記事を連載していたことについて。「ジーオーグループ被害弁護団」と藤岡氏とのやりとり紹介。藤岡氏の原稿料は1回約8千字で5万円とのこと。
『週刊朝日』107巻46号(通巻4525号)137-139頁 2002/10/11
※→2002年12月16日、同グループ被害者らが藤岡教授を相手取って損害賠償請求訴訟を東京地裁に提訴(Yahoo! JAPANニュース/12月17日(火)1時35分/「ジー・オー」被害者、藤岡東大教授を提訴:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021216-00000113-yom-soci)。
 西村和雄・2002「評価システム」
西村和雄(京都大学教授。ロチェスター大博士。数理経済学。1946年生まれ)
「経済教室/日本の評価システム正せ/専門性無視で失敗 人材登用のあり方見直し」
 ※「大学評価に限らず、最近の日本では、その機関の目的と無縁なことをもって評価し、本来の評価を避ける傾向がある。」
『日本経済新聞』朝刊 2002/05/20
 西村勝広・2002「再出発」
西村勝広(にしむら・かつひろ/各務原市埋蔵物文化財調査センター学芸主任。1965年生まれ)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)前期旧石器研究の再出発」
 ※「捏造発覚により、前期旧石器研究は、白紙に戻ったのでは決してない。ここでは、私の在住する岐阜県や隣接の愛知県の例を上げて考えてみたい。」(055頁)
竹岡俊樹・2002『再出発』055-057頁 2002/06/10
 西山&岡部・1999「アイデア」
西山豊( にしやま・ゆたか/大阪経済大学経営情報学部教授)、
岡部恒治(おかべ・つねはる/埼玉大学経済学部教授)
「盗まれた数学のアイデア」
 ※秋山仁氏が中心となった企画「数学にさわろう! マセマティカル・アート展」について。
『週刊金曜日』7巻30号(通巻284号)024-027頁。 1999/08/06
 新田均・2003「学校で」
新田 均(皇學館大學助教授))
「読書の時間/素晴らしさを伝える優れた実践報告/『学校で学びたい歴史』齋藤武夫著 産経新聞社・1400円」
 ※「「ジェンダーフリー」と呼ばれる「放蕩息子」「放蕩娘」の思想が教育現場に蔓延している昨今、齋藤先生の実践は、それに対する効果的な「解毒剤」をも提供するものであるといえそうだ。」(345頁)
『正論』376号344-345頁 2003/10/01
 日本化学会・2000「行動規範」  日科特許庁分会・2000「特許重視」
日本科学者会議特許庁分会
「特許重視の時代と大学」
 ※キーワード:技術移転機関、大学等技術移転促進法(TLO法)、産業技術力、次期科学技術基本計画、産学官連携。
 ※「民主的な議論を通じて「倫理綱領」を策定する」ことを主張。
『日本の科学者』35巻10号(通巻393号038-042頁 2000/10/01
 日科科学者・2002「科学者」
JSA(日本科学者会議)科学者の権利問題委員会
 「(特集:科学研究者の権利を再確認する)科学者の権利 --- この10年」
 ※キーワード:独立行政法人、国立大学、私立大学、研究所。
『日本の科学者』37巻12号(通巻419号)004-009頁 2002/12/01
・日本機械学会

 日本機械学会・2000「規定制定」

 日本機械学会・2000「倫理規定」  日本行動分析学会・1987「規定」  日本心理学会・1997「倫理綱領」 <ぬ>

・沼崎一郎(ぬまざき・いちろう)

 沼崎一郎・1996「連合大会」

 沼崎&佐藤・1996「ウタリ対策」 <ね>

 根本&佐高・2003「よい首長」

根本良一(ねもと・りょういち/福島県矢祭町町長。1983年に初当選して5期20年。1937年生まれ)、
佐高信(さたか・まこと/評論家。本誌編集委員)
「統一地方選特集第1弾/対談 よい首長わるい首長/正言は反するがごとし」
 ※まとめ:編集部・平井康嗣(一部加筆あり)。
 ※キーワード:住基ネット、平成の市町村合併。「根本 住民票の請求事務は町でも年間で一六〇〇件くらいあるんです。その九五%がサラ金による住所、本籍確認です。」(027頁)
『週刊金曜日』11巻13号(通巻464号)024-028頁 2003/04/04
<の>

 野口武徳・1975「解説調査法」

 野口尚彦・2002「旧石器」
野口尚彦(のぐち・なおひこ/共同通信社。2001年10月からさいたま支局勤務)
「(第1部捏造事件の問題のありか/ジャーナリストたちが指摘する問題)旧石器考古学の再生に向けて」
 ※「誰かが不正の一歩を踏み出せば、それを止めどもなく増殖させる土壌が学界内にあったということだ。」(077頁)
竹岡俊樹・2002『再出発』076-078頁 2002/06/10
 野田正彰・2002「指導力不足」
野田正彰(のだ・まさあき/京都女子大学教授。専攻は比較文化精神医学。1944年生まれ)
「させられる教育、途絶する教師 最終回/造られたマーケット -- 「指導力不足教員」」
 ※「先の東京都教育委の、騙して精神科の診察を受けさせる手法といい、各県の「受診命令」といい、教育行政にたずさわる人々には人権の意識も近代の法に対する理解も欠けている。指導力不足に関する委員会」に加わっている「教育学者は教育学や教育行政学という学問が何のためにあるのか、自覚反省できず、本来同僚であるはずの教師たちを抑圧するための権威付けとして、学問の名を語っているにすぎない。委員となっている精神科医は比較的若い医師たちだが、自分の専門が何に利用されているのかまったく気付かない。医師としての倫理の欠如にゾッとする。八〇年代、九〇年代、精神医療の停滞が、彼らを育てたのだろうか。」(247頁)
 ※文部省がつくった「教員の心の健康等に関する調査協力会議」(1991 - 93年)の座長の臨床心理学者・国分康孝氏の主張(1988年)について、「精神科医でもなく、疲れ苦しむ教師の治療に当たったこともない心理学者が、文部省に寄り添うように、ノイローゼになる教師が親の影響にふりまわされた者と決めつける。」(249-250頁)。
『世界』699号239-252頁 2002/03/01
※→国分康孝氏について参照:國分康孝・2002「教育砦」【研究・教育】
 野村一夫・2003「インフォアーツ」
野村一夫(のむら・かずお/國學院大学経済学部教授。法政大学大原社会問題研究所研究員)
「〔インタビュー記事〕「インフォアーツ」とは何か?:野村一夫さんに聞く」
 ※聞き手:編集長・赤間道夫。
 ※野村氏の著書(野村一夫・2003『インフォアーツ』【報道】)をめぐって。情報教育についての論及が半分なので【研究・教育】へ。
『コンピュータ&エデュケーション』14号003-007頁 2003/05/30
 野依良治・2002「研究者」
野依良治(のより・りょうじ/名古屋大学大学院理学研究科教授)
「直言/研究者は自立し、国に主張を」
 ※「研究者社会の主体性は最大限尊重されるべきだが、自らの生き方に受動的で建設的な主張を欠く研究者がわが国に多いことを憂慮している。」「国の研究支援の充実はもちろん必要だが、研究者は施策に過度に従属的である必要はない。研究資金の重点配分と研究の科学的意義は無関係だ。」
『朝日新聞』朝刊 2002/04/03
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<は行>

<は>

 橋本努・2002「ヴェーバー」

橋本 努(北海道大助教授)
「〔書評〕『マックス・ヴェーバーの犯罪』/羽入辰郎[著](ミネルヴァ書房・4200円)」
 ※「ヴェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を文献学的考証の拷問にかけた本書は、学問の父ヴェーバーに挑んだ労作である。」
『朝日新聞』朝刊 2002/12/15
 長谷川清美・1999「ハラスメント」
長谷川清美(はせがわ・きよみ/ジャーナリスト)
 「テクスチュアル・ハラスメント/女はものを書けない 男が書いたに決まっている」
『週刊金曜日』7巻6号(通巻260号)030-033頁 1999/02/19
 長谷川煕・2002「昭和天皇」
長谷川煕(はせがわ・ひろし/本誌編集部)
「昭和天皇研究の欺瞞:米学者の「天皇ヒロヒト」論」
 ※「日本近現代史の実証的な日本人研究者の中から7人を無作為に選んで聞いてみたら、本に目を通していたのは3人で、その研究者らもみな、アキタ氏、シローニー氏と同様の見方だった。」(036頁)として実証が杜撰だとする。「アキタ氏」は「日本近現代史を研究する米人で、ハワイ大学名誉教授のジョージ・アキタ氏」、「シローニー氏」は、「イスラエルの著名な日本研究者でヘブライ大学教授のベン−アミ・シローニー氏」(036頁)
『アエラ』15巻51号(通巻785号)036-038頁 2002/12/02
※批判対象書:ビックス・2002『昭和天皇・上』『昭和天皇・下』【研究・教育】

※→筆者自身の見地は、「君主の独裁を否定した大日本帝国憲法(明治憲法)に厳しく縛られ、軍部、革新官僚などによる戦争推進に心ならずもひきずられたという、内外での昭和天皇論の大筋」(036頁)にのっとっているらしい。

 長谷川真理子・1998「ピルトダウン」
長谷川真理子(はせがわ・まりこ/専修大学法学部)
 「(Plus ultra)ピルトダウンのいかさま」
『科学』68巻3号236-237頁 1998/03/01
 長谷川眞理子・1999「シュリーマン」
長谷川眞理子(専修大教授)
「〔書評〕シュリーマン−黄金と偽りのトロイ デイヴィッド・トレイル著/複雑な山師的人物 英雄の虚像を暴く」
 ※書評対象書:トレイル・1999『シュリーマン』
『朝日新聞』朝刊 1999/05/16
 長谷川眞理子・2003「国立大学」
長谷川眞理子(はせがわ・まりこ/早稲田大学政経学部教授(動物行動学、行動生態学)。東京都生まれ)《顔Ph有》
「時流自論/学問殺す国立大学法人化」
『朝日新聞』朝刊 2003/06/01
 長谷川玲・2003「国立大学」
長谷川玲(朝日新聞社会部)
「自立に向け意識改革を/法人化される国立大学」
『朝日新聞』朝刊 2003/07/21
 秦郁彦・2003「昭和天皇」
秦 郁彦(はた・いくひこ/日本大学法学部教授・近代史。1932年生まれ)
「昭和天皇の「戦争責任」を検証する:ハーバート・ビックス『昭和天皇』に異議あり」
 ※批判対象書:ビックス・2002『昭和天皇・上』『昭和天皇・下』について、「人名、地名、日付の初歩的な誤記も多く、訳文もまた最悪と言ってよい」。「典型的な左翼歴史家の著作からの引用が目立つ」(214頁)。
『中央公論』118年2号(1425号)210-220頁 2003/02/01
 秦澄美枝・2001「セクハラ」
秦澄美枝(日本文学研究者)
 「論争/アカデミック・セクハラに無理解の弁護士たち」
 ※2001年3月19日、兵庫県弁護士会が筆者の申立により神戸大学名誉教授のセクハラによる人権侵害を認定、「警告」した件について。
『週刊金曜日』9巻第29号(通巻381号)064頁 ☆2001/08/03
 羽田野直道・2003「科学専門誌」
羽田野直道(はたの・なおみち/東京大学生産技術研究所助教授(数理物理学・統計力学)。日本物理学会『JPSJ』編集委員)
「直言/日本の科学専門誌の振興策を」
 ※「しかし、文部科学省傘下のある財団は、研究費申請者の業績として、英米の専門誌に載った論文誌か考慮しないと宣言しています。」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/05
 畑村洋太郎・2002「失敗学会」
畑村洋太郎(はたむら・ようたろう/工学院大教授。「失敗知識活用研究会」委員。前東大教授)
「〔インタビュー記事〕ひと/「失敗学会」設立を準備する/畑村洋太郎さん/「夢は失敗を疑似体験できる失敗博物館をつくること」。61歳」
 ※文:池田洋一郎。
 ※「学会で扱う失敗事例は中傷など悪用される恐れもある。公正さと透明性を確保して、それを防ぐため」NPO法人を設立するとのこと。
『朝日新聞』朝刊 2002/08/15
 服部研二・2001「前期旧石器」
服部研二(はっとり・けんじ/香蘭女子短期大学教授。1948年うまれ)
「(考古学者はどう語る)あらゆるものを疑え:前期旧石器捏造事件の背景」
勉誠出版・2001『旧石器』勉113-115頁 2001/06/01
・馬場悠男(ばば・ひさお/1945年生まれ)

 馬場悠男・2001「捏造事件」

    馬場悠男(国立科学博物館人類研究部)
    「(特集:前記旧石器文化の諸問題)旧石器遺跡捏造事件へのコメント/人類学から「旧石器遺跡捏造スキャンダル」を見る」
    『季刊考古学』74号066-067頁 2001/02/01
 馬場悠男・2001「遺跡捏造」
馬場悠男(国立科学博物館人類研究部および東京大学大学院生物化学専攻教授(併任))
「(関連学問からの証言)みんなで間違えれば怖くない:「旧石器遺跡捏造問題」で責任をとるべきは誰か」
 ※『週刊朝日』の2000年新春対談で岡村道雄氏と対談した際、「彼らの石器はおかしいと主張したが、それはないこととして記事が作られた。…… 2000年11月に捏造が露見したら、担当記者がすぐやってきて、対談の録音テープを聴き直したら、やはり私がおかしいと言っていたとのことだった。」(030頁)
勉誠出版・2001『旧石器』028-034頁 2001/06/01
※→同対談の担当編集者の回顧(岩田一平・2001「ニッポン原人」)はちょっと異なっていて、テープには録音されていないはずとしています。該当する発言が違うのかな。
 浜田敬子・2002「慶応幼稚舎」
浜田敬子(はまだ・けいこ/本誌編集部)
「金子舎長「更迭」の衝撃:慶応幼稚舎「お受験改革」の旗手」
 ※金子氏へのインタビュー記事:金子郁容・2002「慶応幼稚舎」と共に。
 ※1999年4月から2002年9月末まで舎長を務めた金子郁容氏の受験制度改革などについて。 「実際、願書も変わった。これまで慶応出身者がその血筋をアピールできる唯一の場「家族欄」から祖父母の氏名欄がなくなり、親の職業すら書かなくてもよくなった。両親の面接もない。」(021頁)
『アエラ』780号020-022頁 2002/10/28
 浜林&丹生・2002「科学者」
浜林正夫(はまばやし・まさお/一橋大学名誉教授。専攻は西洋経済史。1925年生まれ)、
丹生淳郷(にう・きよさと/日本ケミファ株式会社勤務。専攻は生化学・免疫学。1944年生まれ)
「(特集:科学研究者の権利を再確認する)科学者・教育者の権利の国際基準」
 ※キーワード:国際労働機関(ILO)、ユネスコ(UNESCO)。
『日本の科学者』37巻12号(通巻419号)010-015頁 2002/12/01
 早傘・2001「神の手」
早傘(“捏造問題連絡船”管理人。文化財保護に携わる地方公務員。1963年生まれ)
「(コラム)ネットで読む“神の手”事件」
 ※2000年2月発見の小鹿坂「建物遺構」に対し、「私がよく参加しているある研究会の参加者の大半は小鹿坂の“発見”は信用できないとの意見であり、「秩父事件」とか「ローム真理教」という隠語を耳にしました。バブルが破綻するのは時間の問題というのがそこでの常識でした。ところが、著名で実績もある考古学者達のマスコミでのコメントは肯定的なものがほとんどでした。」(056頁)
勉誠出版・2001『旧石器』055-059頁 2001/06/01
※→同氏主宰のサイト:"神の手"事件情報局 http://www.asahi-net.or.jp/~XN9H-HYSK/godhand/bbslog/
※→電子掲示板:捏造問題 連絡舟 http://hpcgi2.nifty.com/HAYAKASA/godhand.cgi
 早川由紀夫・2001「発掘捏造」
早川由紀夫(はやかわ・ゆきお/群馬大学教育学部助教授。1956年生まれ)
「(関連学問からの証言)彼は地層を熟知していた?:火山灰編年学からみた「「前期旧石器発掘捏造事件」」
 ※「藤村は、1970年代後半から始まった火山灰編年学のめざましい進展にいち早く気づき、その重要性をもっともよく理解した考古学者だったのではないか。」(037頁)
勉誠出版・2001『旧石器』035-038頁 2001/06/01
 林清美・2003「就学生」
林 清美(レポーター)
 「就学生犯罪多発で治安悪化が進む中国人向け日本語学校“崩壊”の内情」
『噂の眞相』25巻11号(通巻300号)080-085頁 2003/10/01
 林謙作・2001「捏造事件」
林 謙作(はやし・けんさく/北海道大学教授)
「(特集:前記旧石器文化の諸問題)所謂「捏造事件」をめぐって:型式学的考察」
『季刊考古学』74号074-079頁 2001/02/01
・林 雅行

 林雅行・1988「日本学・上」

林 雅行(ジャーナリスト)
「天皇礼賛「日本学」の演出者たち (上):“国際日本文化研究センター”がめざすもの」
『マスコミ市民』239号002-011頁 1988/08/01
 林雅行・1988「日本学・下」
林 雅行(ジャーナリスト)
「天皇礼賛「日本学」の演出者たち (下):“国際日本文化研究センター”がめざすもの」
『マスコミ市民』240号048-055頁 1988/09/01
 林衛・2002「大学評価」
林 衛(はやし・まもる/ユニバーサルデザイン総合研究所主席研究員。東京大学教養学部非常勤講師)
「私の視点/大学評価/NPO活用し教育の質向上を」
 ※「先般、筆者らは九州大学大学院理学研究院生物科学部門の依頼を受け、本専攻の評価の基礎となる調査の一環として他大学の自己点検、外部評価報告書を細かく検討した。」
『朝日新聞』朝刊 2002/08/07
 春成秀爾・2002「旧石器問題」
春成秀爾(国立歴史民俗博物館教授)
「私の注目10遺跡/検証続いた旧石器問題」
 ※「旧石器問題は、宮城県座散乱木、山田上ノ台、岩手県瓢箪穴など「藤村新一・東北旧石器文化研究所元副理事長の関連遺跡」の検証発掘が今年もつづけられ、75年以来のそれらの「遺跡」「の学術的価値はすべて否定された。」
『朝日新聞』朝刊 2002/12/23
 坂東昌子・2004「学会地図」
坂東昌子(ばんどう・まさこ/愛知大学。素粒子物理学)
「学会地図:科学者コミュニティーの指標」
 ※キーワード:捏造論文(シェーン事件)、研究者による評価、巨大科学、自己評価システム、女性研究者。
『日本の科学者』39巻3号(通巻434号)042-047頁 2004/03/01
<ひ>

 東谷暁・2002「和田春樹氏」

東谷 暁( ひがしたに・さとし/ジャーナリスト。1953年山形県生まれ)
「論壇時評/寸鉄一閃」
 ※「親朝派知識人・和田春樹氏は以前の発言をどう軌道修正したか」(180-181頁)を含む。
『正論』364号180-183頁 2002/12/01
 東中野修道・2003「南京攻略戦」
東中野修道(ひがしなかの・しゅうどう/亜細亜大学教授。1947年鹿児島県生まれ)
「新資料発掘!/やっぱりなかった大虐殺/南京攻略戦、真実の証言:第六師団の兵士たちはかく語りき」
 ※『第六師団転戦実話』(1940年)について。同資料は『新資料発掘 1937南京攻略戦の真実』(小学館文庫、2003年8月刊→東中野修道・2003『南京攻略戦』)へ。
『正論』375号118-128頁 2003/09/01
 樋田壮真・2002「企業技術」
樋田壮真(ひだ・たけまさ/製薬会社研究員)
「私の視点/ノーベル賞/企業の技術継承を大切に」
 ※「マネジメントのラインとは別に、企業の意思決定に発言力をもつポストを研究者向けに用意するべきではないか。」
『朝日新聞』朝刊 2002/12/01
 平舘英明・2003「広島の教育」
平舘英明(ひらたて・ひであき/ジャーナリスト)
「広島の教育はどうなっているのか:教師や校長の自殺が相次ぐ学校現場」
『週刊金曜日』11巻32号(通巻483号)021-023頁 2003/08/29
 広田照幸・2003「教育基本法」
広田照幸(ひろた・てるゆき/東京大助教授(教育社会学))
「私の視点/教育基本法/未来を限定する改正案」
『朝日新聞』朝刊 2003/05/29
<ふ>

 藤生京子・2004「産学連携」

藤生京子
「単眼複眼/東大、「基金教授」の機動力活用/産学連携で問われる主体性」
『朝日新聞』朝刊 2004/05/13
・藤沢法暎(ふじさわ・ほうえい)

 藤沢法暎・2003「学生交流」

藤沢法暎(早稲田大学教授(教育学))《顔Ph有》
「私の視点/大学改革/学生交流の場の整備から」
 ※「国立大学のあり方が大学改革論議の焦点になっているが、1学部の学生定員が1千人という大規模私学の見直しこそが急務ではないか。学生が「孤独な群衆」であることと、先ごろ強姦事件が摘発されたサークルのような偽物の人間関係がはびこることとは、決して無関係ではあるまい。」
『朝日新聞』朝刊 2003/10/06
 藤田&安達・2002「大学」
藤田和弘(ふじた・かずひろ/京都工芸繊維大学工芸学部電子情報工学科。1964年生まれ)、
安達 温(あだち・すなお/同。1969年生まれ)
「(特集:インターネット社会とインシデント --- 教育利用の保全対策と配慮 --- )大学におけるComputer Security Incident Responseについて」
 ※キーワード:不正アクセス禁止法、都道府県公安委員会による援助。
『コンピュータ&エデュケーション』12号024-029頁 2002/05/31
 藤田英典・2002「教育基本法」
藤田英典(ふじた・ひでのり/東京大大学院教育学研究科教授。58歳)
「私の視点 特集・教育基本法を考える/36年前と変わらぬ徳目羅列」
 ※「今回の中間報告は、列挙されている具体的徳目だけでなく、その論理構造や精神構造においても、「期待される人間像」と基本的に同じだと言える。」
『朝日新聞』朝刊 2002/11/17
 藤原帰一・2002「両知事」→藤原帰一・2002「両知事」【行政】に分類変更。

 藤原聖子・2004「宗教学・01」

藤原聖子(ふじわら・さとこ/大正大学文学部助教授)
「新連載/教室の宗教学(01)/連載を始めるにあたって」
 ※「ところが、昨今の授業の中には、これとは逆方向に向かう動きがある。…カルトに向かう若者を引き留めるには、大学の中に居場所を設ければよいという認識から、言ってみれば「授業をサークル化する」試みである。」「だが、逆説的にもこの種の授業がオウムの模倣となる恐れはないだろうか。」(042-043頁)
『書斎の窓』528号042-045頁 2004/08/01
 藤山嘉夫・2004「公立大学」
藤山嘉夫(ふじやま・よしお/横浜市立大学。社会学)
「(緊急企画:公立大学はいま)公立大学改革における諸問題 --- 横浜市立大学の場合」
 ※キーワード:横浜市立大学、民主主義、市民運動、公立大学、改革。
『日本の科学者』39巻1号(通巻432号)030-035頁 2004/01/01
 札野順・2004「技術者」
札野 順(ふだの・じゅん/金沢工業大学教授。1956年生まれ)
「(特集:技術者の倫理、企業のモラル問題)技術者倫理教育 --- その必要性,目的,方法,課題」
 ※キーワード:技術/技術者倫理、技術者倫理教育、倫理と価値、カリキュラムを通した倫理教育。
『日本の科学者』39巻1号(通巻432号)010-015頁 2004/01/01
 船曳建夫・2002「ゼミの風景・08」
船曳建夫(ふなびき・たけお/東京大学大学院総合文化研究科教授)
「連載 セミの風景から 第8回/ゼミの明暗(1):逆縁とストーカー」
 ※「教師に成り立ての若い頃、ワキの甘さから、本格的ストーカーに二年間ほど悩まされて以来、ストーカーに「遭わない」ように、というよりは、学生をストーカーに「しない」ように警戒を怠りません。」(022頁)
『書斎の窓』520号020-023頁 2002/12/01
 古田敦也・2004「プロ野球」
古田敦也(ふるた・あつや/労組日本プロ野球選手会会長。ヤクルト・スワローズ捕手)《顔Ph有》
「私の視点/プロ野球/我々は対話を求めている」
 ※「プロ野球は経済の論理だけで語れないかけがえのない存在です。」「巨人の渡辺恒雄オーナーがスカウト活動の不正の道義的責任をとって、辞任しました。この裏には、ドラフトの自由獲得選手制度の存在があります。」
『朝日新聞』朝刊 2004/08/26
 古野二三也・2002「科学の裏」
古野二三也(ふるの・ふみや/岐阜大学工学部非常勤講師(福祉工学)。元職業能力開発総合大学校教授)
「直言/子供には科学の裏も伝えて」
『朝日新聞』朝刊 2002/08/28
<ほ>

 星徹・2002「南京大虐殺」

星 徹(ほし・とおる/ルポライター)
「南京大虐殺の「ニセ被害者」記述はウソ:東京地裁が李秀英さんに軍配」
 ※松村俊夫著『「南京虐殺」への大疑問』(1998年、展転社)の記述についての損害賠償訴訟判決・2002年5月10日。被告は控訴。
『週刊金曜日』10巻34号(通巻435号)060-062頁 2002/09/06
※→控訴審判決後について:本多&渡辺・2003『南京大虐殺』【研究・教育】
 細井克彦・2003「大学リストラ」
細井克彦(ほそい・かつひこ/大阪市立大学大学院文学研究科教授。教育行政学。1944年生まれ)
「(特集:大リストラを斬る!)大学のリストラと国家産業戦略への従属」
 ※キーワード:国際競争力、大学の構造改革、独立行政法人。
『日本の科学者』38巻6号(通巻425号)018-022頁 2003/06/01
 細川孝・2003「研究者」
細川 孝(京都市。40歳。私立大学教員)
「読者談話室/大学は今 --- 一つの焦点としての研究者の人権問題」
 ※「今年三月、南九州の私立大学で、三人の教授が懲戒解雇されるという事件が起こった。」(017頁)
『世界』709号017頁 2003/01/01
 ※→文中では大学名は匿名ですが、鹿児島国際大学を指すのでしょう。
 細田博之・2002「優先順位」
細田博之(ほそだ・ひろゆき/科学技術制作担当相)
 「私の視点/科学技術/優先順位付けで小泉改革」
 ※11月1日付掲載:西田篤弘・2002「科学研究」への反論でもある。
 ※「今回の評価は、昨年秋、総合科学技術会議の下に宇宙開発利用専門調査会を設け、11回にのぼる専門家の議論により本年6月にとりまとめ、発表した報告をもとにしている。」
『朝日新聞』朝刊 2002/12/07
 堀田優・2002「考古学者」
堀田 優(ほった・まさる/東海テレビ報道部)
「(第1部捏造事件の問題のありか/ジャーナリストたちが指摘する問題)考古学者を取材して」
竹岡俊樹・2002『再出発』092-093頁 2002/06/10
 堀和世・2004「相互連絡」
堀 和世(本誌)
「学校と警察の「相互連絡制度」で増大する「不安」/東京都教委の音頭にも区市町村は足並みに乱れ/いじめられっ子の個人情報も流される?」
『サンデー毎日』2004年7月4日号(83巻36号・通巻4633号)139-141頁 2004/07/04
 堀重雄・2002「平和宣言」
堀 重雄(ほり・しげお /交通安全環境研究所。化学)
「談話室/平和研究所宣言13年の歩み」
 ※1989年6月15日に船舶技術研究所と電子航法研究所、交通安全公害研究所が共同でおこなった平和宣言について。
『日本の科学者』37巻7号(通巻414号)028-029頁 2002/07/01
 堀部政男・2001「入試ミス」
堀部政男(中央大学教授・情報法)
 「入試ミス判明 情報公開が威力/大学に求められる説明責任」
『朝日新聞』朝刊 ☆2001/06/23
 本郷一夫・1997「研究倫理」
本郷一夫(東北大学)
「研究の「主体」とどのようにつき合うか:乳幼児研究における研究倫理」
『発達心理学研究』8巻1号067-069頁 ☆1997
・本庶 佑(ほんじょ・たすく)

 本庶佑・2002「大学評価」

本庶 佑(京都大学大学院医学研究科教授)
「直言/自己責任伴う大学評価を」
『朝日新聞』朝刊 2002/05/22
 本庶佑・2004「科研費」
本庶 佑(学術システム研究センター長。京都大学医学部長。免疫学者)《顔Ph有》
「直言/研究者が科研費の配分を主導」
 ※「適正な研究費の審査制度が必要だという総合科学技術会議などの勧告に基づいて昨年、設立されたのが、日本学術振興会学術システム研究センターだ。」
『朝日新聞』朝刊 2004/07/28
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<ま行>

<ま>

 毎日新聞・2001「旧石器」

毎日新聞社「旧石器遺跡取材班」
「(関連文献集成/発覚の時)報道現場は何を考えたか」
 ※『毎日新聞』2000年12月28日より転載。
 ※同時収録:同紙2000年12月5日付記事「旧石器発掘ねつ造/宮城・上高森遺跡/調査団長の藤村氏/自ら埋める/「魔がさした」認める/北海道の遺跡でも」。
勉誠出版・2001『旧石器』134-138頁 2001/06/01
 前田朗・1999「秦郁彦氏」
前田 朗(東京造形大学教授)
「秦郁彦氏(日大教授)の呆れた無断盗用:天に唾する素人研究家」
 ※『慰安婦と戦場の性』(1999年)について。
『マスコミ市民』370号056-064頁 1999/10/15
 前田功・2000「論壇」  牧太郎・2003「予備校」
牧 太郎(まき・たろう/毎日新聞専門編集委員)
 「漂流 日本社会/大学は予備校に頭が上がらない」
『世界週報』84巻14号(通巻4093号)052-053頁 2003/04/15
 増田明美・2002「セクハラ」
増田明美(日本陸上競技連盟理事)
「(インタビュー記事)セクハラ防止へ相談窓口を周知/陸連が初のガイドライン/増田明美理事に聞く/問題解決の専門家育成 選手も拒否する強さを」
 ※「陸連のなかに、いわゆる『セクハラ倫理委員会』を設置して、半年ほどかけて議論してきたが、簡単ではなかった。」
『日本経済新聞』朝刊 2002/10/02
 升永英俊・2002「中村裁判」
升永英俊(ますなが・ひでとし/弁護士)
 「〔インタビュー記事〕判決批判本「真相・中村裁判」を出版した弁護士/升永英俊さん(60)/毎晩、事務所の床に寝袋を敷いて眠る。「出家した」と苦笑する。」
 ※聞き手:山口進。
『朝日新聞』朝刊 2002/11/27
 町田勝則・2002「手続き」
町田勝則(まちだ・かつのり/長野県埋蔵物文化財センター調査研究員)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)手続きを守る姿勢」
竹岡俊樹・2002『再出発』022-023頁 2002/06/10
 町村泰貴・2003「法学会」
町村泰貴(まちむら・やすたか/南山大学)
「学会潮流 3/情報ネットワーク法学会」
『書斎の窓』523号030-031頁 2003/04/01
※情報ネットワーク法学会ウェブサイト:http://www.in-law.jp/。
 松岡資明・2002「考古学」
松岡資明(まつおか・ただあき/日本経済新聞社編集局文化部編集委員)
「(第1部捏造事件の問題のありか/ジャーナリストたちが指摘する問題)考古学は科学なのか」
竹岡俊樹・2002『再出発』090-091頁 2002/06/10
 松澤智・1995「無断引用」
松澤 智(まつざわ・さとし/日本大学法学部教授)
「ゴーストライター・無断引用・新説」
『書斎の窓』442号033-038頁 1995/03/01
 松田良一・1997「内幕」
松田良一(まつだ・りょういち/東京大学大学院総合文化研究科・教養学部助教授。発生生物学)
「「科学技術創造立国」の驚くべき内幕」
 ※科学研究費の審査制度について。
『週刊金曜日』5巻3号(通巻159号)014-017頁 1997/01/24
 松藤和人・2001「捏造事件」
松藤和人(同志社大学助教授)
「(特集:前記旧石器文化の諸問題)旧石器遺跡捏造事件へのコメント/旧石器発掘捏造事件に寄せて」
『季刊考古学』74号071-072頁 2001/02/01
 松本邦彦・2000「兼業」  松本孝利・2001「私の視点」
松本孝利(まつもと・たかとし/元シスコシステムズ会長、ACI社長、慶応大教授)
「私の視点/特許と人材/ベンチャー起こし活路開け」
『朝日新聞』朝刊 2001/09/03
 真渕勝・2002「ニュートン」
真渕 勝(京都大教授)
「〔書評〕専制君主ニュートン/D・H・クラーク、P・H・クラーク[著]〔岩波書店、2700円〕/不正と嫌がらせの科学史」
『朝日新聞』朝刊 2002/11/03
 真渕勝・2003「遺跡捏造」
真渕 勝(京都大教授)
「〔書評〕『旧石器遺跡捏造』河合信和[著](文春新書・193ページ・680円)/考古学界とメディアはなぜ騙されたか」
 ※書評対象書:河合信和・2003『遺跡捏造』【研究・教育】
『朝日新聞』朝刊 2003/02/09
<み>

 三木由希子・2000「入試情報」

三木由希子(情報公開クリアリングハウス室長。1997年9月から1998年9月まで東京都における情報公開制度のあり方に関する懇談会委員。1972年生まれ)
「(第4章本人開示で自分の情報を取り戻そう/4)入試の点数をどうして本人に知らせてくれないの:横浜市大入試情報開示訴訟」
 ※1992年4月に入学した大学に本人開示請求をして。
知る権利・2000『情報公開』239-244頁 2000/04/14
 水野勝之・2004「授業参観」
水野勝之(みずの・かつし/明治大学教授〔計量経済学〕)《顔Ph有》
「私の視点/大学教育/授業参観で外部の目を」
 ※「私は大教室の授業参観とゼミナールでの保護者会を年1回ずつ開いている。」
『朝日新聞』朝刊 2004/05/08
・水山昭宏(みずやま・あきひろ)

 水山昭宏・2001「前期旧石器」

水山昭宏(日本考古学協会員。株式会社中部日本鉱業研究所。2000年まで都立学校遺跡調査会主任調査員)
「(考古学者はどう語る)前期旧石器Q and A」
 ※「本稿は一般向けにWebで公開していたものをリライトしたものでである。http://www.amy.hi-ho.ne.jp/mizuy/zenki/QandA.htm
※「貴重な遺物/遺構が出土した時に、いきなり掘り上げるという事も、通常はありえないことです(出土状況を確認した後で、盗難を怖れて、その日の内に上げることはしますが)。」「今となっては、「新たな前期旧石器」推進派が、外部からの批判や警告に耳を傾けず、自らの足下を振り返らなかったことが悔やまれます。」(080頁)
勉誠出版・2001『旧石器』080-083頁 2001/06/01
 水山昭宏・2001「病理現象」
水山昭宏(日本考古学協会員。株式会社中部日本鉱業研究所。2000年まで都立学校遺跡調査会主任調査員)
「(考古学者はどう語る)ダメなものほど科学の顔をする/メタな視点:学問の病理現象」
 ※「科学史を紐解いてみれば、学説が権威システムや利益配分システムと結びつき、社会的に根深い広がりをもつことが往々にしてあるようです。」(117頁)
勉誠出版・2001『旧石器』116-117頁 2001/06/01
 溝口孝司・2001「日本考古学」
溝口孝司(九州大学大学院助教授。英国・ロンドン大学で2年間、客員講師として日本考古学を講義、来月帰国予定)
 「〔インタビュー記事〕ひとこと/「世界史の枠組み内で日本考古学を考える」」
 ※「旧石器発掘ねつ造事件で問題になっている、遺物の観察や実測の方法、土層の見分け方、考古学理論の問題などは、本来ならそれぞれ学会をつくって、全体で議論すべきものばかり。」
『朝日新聞』朝刊 2001/11/15
 御手洗冨士夫・2003「産業立国」
御手洗冨士夫(みたらい・ふじお /1995年9月からキヤノン社長)《顔Ph有》
「時流自論/産業立国、前提を整えよ」
 ※「しかし、我々産業界が大学に求めるものは、むしろ非常に学問的な研究だ。」
『朝日新聞』朝刊 2003/08/10
 道澤明・2002「旧石器」
道澤 明(みちざわ・あきら/財団法人東総文化財センター)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)前・中期旧石器の虚構」
竹岡俊樹・2002『再出発』046-050頁 2002/06/10
南博文・1997「現場研究」
 南博文(みなみ・ひろふみ/九州大学)
「現場研究と研究者倫理をめぐって:フィールドワーカーのジレンマ」
『発達心理学研究』8巻1号069-071頁 ☆1997
南谷&玉井・2001「経済教室」
南谷 崇(東京大学教授、4月から先端科学技術研究センター長に就任予定)、
玉井克哉(東京大学教授、同センター所属)
「経済教室/国立大学教官のベンチャー起業/出資制限の緩和必要/公務員制度見直し/民間への技術移転円滑に」
『日本経済新聞』朝刊 ☆2001/03/26
 宮尾尊弘・2004「教育市場」
宮尾尊弘(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター教授)
「綱渡り日本経済/急拡大する大学研究・教育市場」
『世界週報』85巻28号(通巻4155号)044-045頁 2004/07/27
 宮澤節生・2003「法科大学院」
宮澤節生(早稲田大学教授。大宮法科大学院大学設置準備室顧問)
「(どうなる法科大学院、こうなる法科大学院ガイド PART3)法科大学院設置のために大学人の矜持を捨てるのか:現職判検事派遣法と法科大学院協会準備会」
 ※資料として2003年4月24日成立の「法科大学院への裁判官及び検察官その他の一般職の国家公務員の派遣に関する法律(抄)」(021-022頁)を含む。
『法学セミナー増刊Causa』7号0016-022頁 2003/06/30
 宮代栄一・2001「大山鳴動」
宮代栄一(みやしろ・えいいち/朝日新聞学芸部記者)
「(特集1:立花隆、「旧石器発掘ねつ造」事件を追う)大山鳴動……さて、これで何か変わる?」
立花隆・2001『旧石器』120-126頁 2001/03/25
 宮野勝・1997「国際共同研究」
宮野 勝(みやの・まさる/中央大学文学部教授)
 「(フォーラム 研究の倫理とルール)国際共同研究の問題点と注意点」
『理論と方法』12巻1号(通巻21号)097-102頁 ☆1997/07
 宮本常一・1975「調査地被害」  宮脇典彦・2002「コンピュータ」
宮脇典彦(みやわき・のりひこ/法政大学経済学部教授)
「『実践的コンピュータ入門』へのお誘い」
 ※同氏共著の同書(2002年5月・有斐閣刊)について。
 ※筆者らは、「匿名性が高いインターネットの仕組みを十分理解し、ネットワークエチケットを最初にしっかり(言葉は悪いが(叩き込んでおくことは大変重要であると考え、2章を「インターネットの利用」とした。」(054頁)
『書斎の窓』518号054-058頁 2002/10/01
※→拙著『検索マニュアル』がお払い箱になるような待望の書だと良いのだけど…と注文へ。
<む>

 向井吉人・2002「遊び」

向井吉人(むかい・きちと/西多摩自由大学事務局長。昭島市立拝島第三小学校教諭)
「遊びのない車の危うさ」
 ※教育委員会による管理徹底について。 『週刊金曜日』10巻30号(通巻431号060頁 2002/08/02
 無署名・2003「大阪市大」
(無署名)
「教育NEWS/大阪市立大学で『在日外国人問題』のハンドブック作成:学生の問題提起を大学がうけとめ講座ができた」 ※「本書刊行にいたる経緯を作成委員であり、(社)大阪国際理解教育研究センター理事でもある朴一大阪市立大学経済学部教授に伺った。」(040頁)
『季刊Sai』48号040頁 2003/09/01
 村上元彦・2000「声」  村松孝徳・2003「手話」
村松孝徳(むらまつ・たかのり/聴覚障害者・元ろう団体役員)《顔Ph有》
「私の視点/ろう学校教育/手話できる教師の増加を」
 ※キーワード:人権救済の申し立て、口話教育、読唇法、発声発話訓練。
『朝日新聞』朝刊 2003/08/09
 村松岐夫・2003「政治学・07」
村松岐夫(むらまつ・みちお/学習院大学法学部教授)
「政治学の窓から --- 若い学徒へのアドバイス (7)/政治学の社会的な貢献」
 ※「もう一つ「社会と政治学」の手間で述べなければならないのは、政治学のように権力を扱う学問では、知識生産と社会との関係には一定の距離が必要であるということである。」(015頁)
『書斎の窓』527号012-015頁 2003/09/01
<も>

 毛利秀雄・2003「基礎研究」

毛利秀雄(もうり・ひでお /前・岡崎国立共同研究機構長。専門は生殖生物学)
「直言/基礎研究が育む科学技術」
 ※「いま、科学技術・学術審議会の学術分科会で、基本に立ち戻って学術研究の推進策が検討されようとしている。」
『朝日新聞』朝刊 2003/04/09
 藻谷ゆかり・2003「ビジネス教育」
藻谷ゆかり(もたに・ゆかり/ネット通販会社経営)《顔Ph有》
「私の視点/ビジネス教育/小学生には必要ない」
 ※キーワード:スチューデント・シティ(東京都品川区)、ビジネススクール。
『朝日新聞』朝刊 2003/05/24
 モットラム・2003「日韓W杯」
モットラム(元国際主審。日本サッカー協会審判チーフインストラクター)
「モットラム氏が語る 審判の世界/日韓W杯/普段の判定どうなのか」
 ※日韓W杯での「買収のうわさは実にくだらない。審判は国際サッカー連盟の厳しい監視下にあり、各国の協会関係者は簡単に近づけない。」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/11
 モットラム・2003「圧力」
モットラム(元国際主審。日本サッカー協会審判チーフインストラクター)
「モットラム氏が語る 審判の世界/ホームは有利か/圧力も声援も影響なし」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/18
 森重雄・2001「倫理宣言」
森重雄(日本教育社会学会・前事務局長)
「日本教育社会学会研究倫理宣言の効力発生について(重要)」
 ※「日本教育社会学会研究倫理宣言」〔本資料集掲載【研究・教育】〕を含む。
『日本教育社会学会会報』126号005-006頁 2002/01/
 森田優三・1973「統計の日」
森田優三(統計審議会会長)
「統計の日の制定とその課題:プライバシーの問題と統計の独立」
 ※第24回全国統計大会における記念講演から。
『統計情報』22巻12号374-381頁 1973/12
 森田ゆり・2003「性暴力」
森田ゆり(もりた・ゆり/民間研修機関「エンパワメント・センター」主宰)《顔Ph有》
「私の視点/性暴力被害/学校の隠蔽体質変えよう」
『朝日新聞』朝刊 2003/11/15
 森光男・2002「絶対評価」
森 光男(もり・みつお/学習塾経営)
「私の視点/絶対評価/計測可能な学力に限定を」
 ※「一方でテスト以外でも頑張ればその分評価されるかのような素朴な希望を子どもに持たせ、実際は感情表現までもが評価される。」
『朝日新聞』朝刊 2002/07/21
 森山和道・2003「黒人アスリート」
森山和道(もりやま・かずみち/ライター。1970年生まれ)
「〔書評〕SFブックスコープ/「彼らはなぜ速いのか?」と問わない理由/『黒人アスリートはなぜ強いのか?』ジョン・エンタイン、星野裕一訳、2400円、創元社」
『S-Fマガジン』44巻6号129頁 2003/06/01
※同書の他の書評:山形浩生・2003「黒人アスリート」
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<や行>

<や>

 矢ヶ崎克馬・2003「教育研究」

矢ヶ崎克馬(やがさき・かつま/琉球大学理学部。物性物理学)
「《研究室から》自分なりの情熱を教育研究の原点に」
 ※「理系学部でも,営々と培ってきた豊かな自然の探究より,産業に直結する水産技術系学部が,関連学科の合意よりも行政主導で開設されようとしています.」(049頁)
『日本の科学者』38巻10号(通巻429号)048-049頁 2003/10/01
・八木秀次(やぎ・ひでつぐ)

 八木秀次・2003「教育基本法」

八木秀次(高崎経済大学助教授。早稲田大学法学部卒業、同大学院政治学研究科博士課程中退。専攻は憲法学、思想史。1962年広島県生まれ)
「またも保守派の油断!/教育基本法改正に仕込まれた革命思想」
 ※2003年3月20日提出の中教審答申について。「このように見ていけば、中教審の答申がいう「国を愛する心」も「伝統」も、その中身は相当怪しいことが予想できる。」(139頁)
『正論』375号130-141頁 2003/09/01
 八木秀次・2003「子ども」
八木秀次(高崎経済大学助教授)
「Cross Line/「子どもの権利」が子どもを蝕む」
 ※「「自分のことは自分で決める権利」(自己決定権)」「の下では売春も渋谷でパンツを売ることも「権利」となる。これでは性道徳は荒廃するばかりだ。」(041頁)
『正論』376号040-041頁 2003/10/01
・矢澤高太郎(やざわ・こうたろう)

 矢澤高太郎・2002「発掘捏造」

矢澤高太郎(読売新聞調査研究本部主任研究員)
「旧石器発掘捏造“共犯者”の責任を問う:藤村新一問題は終わっていない」
 ※捏造行為の撮影から公表に至るまでの間に、「虚偽の発表である可能性が高い内容を、素知らぬ風を装って二回も報道した毎日新聞の行動」(181頁)について批判。「そもそも藤村氏をスターにしてしまった発端は、毎日新聞の報道ではなかったかと私は思う。」(184頁) 更に研究者による「解釈の捏造」について、「発表を利用したこの種の行為が奈良市にある奈良文化財研究所、橿原市の橿原考古学研究所に多いことが端的に読み取れるのである。」(188頁)
『中央公論』117年12号(1423号)180-188頁 2002/12/01
※→これへの反論:伊藤和史・2003「旧石器発掘」
 矢澤高太郎・2003「旧石器捏造」
矢澤高太郎(読売新聞調査研究本部主任研究員)
「それでも毎日新聞は旧石器捏造問題の共犯である:本誌一月号・伊藤和史氏の反論に反論する」
 ※矢澤高太郎・2002「発掘捏造」への反論:伊藤和史・2003「旧石器発掘」への反論。
『中央公論』118年2号(1425号)284-286頁 2003/02/01
 矢島國雄・2004「旧石器捏造」
矢島國雄(明治大教授。日本考古学協会前・中期旧石器問題調査研究特別委員会事務局長)《顔Ph有》
「〔インタビュー記事〕旧石器捏造 「議論不足 改めて反省/米考古学会で発表の矢島・明大教授」
 ※聞き手:渡辺延志。
 ※アメリカ考古学会(SAA)の大会で「最も注目したのは「ナショナリスト、植民地主義者、帝国主義者の考古学を越えて」というシンポジウムだった。考古学と考古学者の社会的役割、倫理といった問題に迫るもので、残念ながら、日本の考古学会ではこの種の議論が行われるところまで成熟していないことを痛感させられた。」
『朝日新聞』朝刊 2004/04/21
 安川豊史・2002「新聞報道」
安川豊史(やすかわ・とよし/津山市教育委員会)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)新聞報道と日本考古学:朝日新聞「考古学・残された課題 ねつ造発覚から1年」記事を読んで」
 ※2001年11月1日、2日付掲載(大阪本社版文化欄)の記事について。
竹岡俊樹・2002『再出発』058-060頁 2002/06/10
 安本美典・2001「旧石器捏造」
安本美典(やすもと・びてん/産能大学教授。1934年生まれ)
「(関連学問からの証言)古いものほど価値がある?/考古学における「年代バブル」について:「旧石器捏造事件」に思う」
勉誠出版・2001『旧石器』040-042頁 2001/06/01
 柳田俊雄・2001「資料公開」
柳田俊雄(東北大学教授(総合学術博物館))
「(特集1:立花隆、「旧石器発掘ねつ造」事件を追う)「検証会」の主要参加者から/疑惑にこたえるために資料公開」
 ※2000年12月・福島県立博物館で開催の「東北日本の旧石器文化を語る会」を経て。
立花隆・2001『旧石器』111-113頁 2001/03/25
 柳田博明・2003「名古屋工大」
柳田博明(やなぎだ・ひろあき/名古屋工大学長)《顔Ph有》
「〔インタビュー記事〕自らの改革路標の是非を教員に問うた名古屋工大学長/柳田博明さん(68)/就任から2年9ヵ月。「改革が速すぎる? 遅すぎるぐらいだよ」」
 ※文・写真:畑中徹。
『朝日新聞』朝刊 2003/08/05
 矢野喜正・2002「色覚検査」
矢野喜正(やの・よしまさ/空間デザイナー。東京都在住)
「私の視点/色覚検査/廃止は自覚の機会を奪う」
 ※「色覚検査を廃止し、自身の色弱を知らされないでいると、不便は残存し、失敗は繰り返され、周囲の偏見は続いていく。」
『朝日新聞』朝刊 2002/03/16
 ※→同紙3月23日付掲載の金子隆芳・2002「色覚検査」が批判。
 屋富祖建樹・2003「ハラスメント」
屋富祖建樹(やふそ・たてき/琉球大学・機械工学)
「談話室/セクシャル・ハラスメント被害者を守って」
 ※琉球大学農学部でのセクシャル・ハラスメント事件(1993年 -1995年)。「JSA沖縄支部は、「JSA琉大農学部問題調査委員会」をつくり、4号までの報告書を出して、一連の事実と問題点を詳細に解明した。」(029頁) 同大医学部助手への迫害をめぐる判決は2003年1月22日予定。
『日本の科学者』38巻2号(通巻421号)028-029頁 2003/02/01
 山形浩生・2003「黒人アスリート」
山形浩生(評論家)
「〔書評〕タブー超えて「生得的能力差」考察/『黒人アスリートはなぜ強いのか?』ジョン・エンタイン[著]、星野裕一訳、創元社、2400円」
『朝日新聞』朝刊 2003/05/18
※同書の他の書評:森山和道・2003「黒人アスリート」
 山形浩生・2003「楽しき挑戦」
山形浩生(評論家)
「〔書評〕痛快至極、実力派研究者の一代記/『楽しき挑戦:型破り生態学50年』伊藤嘉昭[著]、海游社・3800円」
 ※「研究と、その応用、そしてそれが社会に与える影響を通じた政治社会的な行動 --- それらが有機的にからみあった、実に正統的な人生だなあ。」
『朝日新聞』朝刊 2003/06/15
 山口&野依・2001「産学協力」
山口彰宏(やまぐち・あきひろ/三井化学常務)、
野依良治(のより・りょうじ/名古屋大学教授。同大物質科学国際研究センター長)、
茅 幸二(かや・こうじ/岡崎国立共同研究機構分子科学研究所長)
「野依氏ノーベル賞座談会/産学協力、研究段階から」
 ※茅「大学、特に国立大学と企業の垣根が高い。企業役員の兼職規制など制約がある。」「悪平等主義は二十一世紀の日本にとり深刻だ。」
 ※野依「大学は産業界の下請けになってはならない。…産学連携は大切だが大学の本分を忘れてはならない。」
『日本経済新聞』朝刊 2001/10/12
 山口泰一・2002「奉仕」
山口泰一(やまぐち・たいいち/朗読ボランティア員・元会社員(横浜市戸塚区在住))
「私の視点/青少年活動/奉仕と無償にこだわるな」
 ※「中教審の主張を、私自身の携わっている福祉の視点から見てみる。」
『朝日新聞』朝刊 2002/09/08
・山口 敏(やまぐち・びん)

 山口敏・1999「ピルトダウン」

山口 敏
「ピルトダウン事件の行方」
 ※「科学史上稀に見る悪質な詐欺事件として知られる」同事件についての真犯人探しの状況を説明、「犯人が誰であったかということよりは、学会がなぜあれほど簡単にピルトダウン人を受け入れてしまったのか、そして早くから一部であがっていた疑問の声がなぜかき消されてしまったのか、そういう点を学び取ることの方がよほど大切なのではなかろうか。」(016頁)と結ぶ。
『考古学研究』45巻4号(通巻180号)012-016頁 1999/03/30
 山口敏・2001「捏造事件」
山口 敏(国立科学博物館名誉研究員)
「(特集:前記旧石器文化の諸問題)旧石器遺跡捏造事件へのコメント/1980年代の原点にかえれ」
『季刊考古学』74号069-070頁 2001/02/01
 山口正紀・2002「メディア・184」
山口正紀(やまぐち・まさのり/「人権と報道・連絡会」世話人・読売新聞記者)
「人権とメディア(184)/「金髪先生逮捕」事件/<本当のこと>を伝えない新聞」
 ※2001年5月、「千葉県四街道市立南小学校の渡壁隆志教諭が同月八日、校長をはねたとして傷害容疑で逮捕された。」「「人権と報道・連絡会」一〇月定例会で、渡壁さんから「事件」と報道、自身の教育実践や教育反動化の現状について話を聞き、学校側が撮影したビデオも見せていただいた。」(051頁)
『週刊金曜日』10巻42号(通巻443号)051頁 2002/11/01
 山崎茂明・2002「科学者の不正」
山崎茂明(愛知淑徳大学文学部教授。科学コミュニケーション論)
 「〔インタビュー記事〕どう防ぐ 科学者の不正/組織の構造 変革を/個人追及だけでは再発」
 ※『科学者の不正行為』(丸善、2400円)著者。
『河北新報』朝刊 2002/06/10
 山崎正和・2003「国を愛する」
山崎正和(やまざき・まさかず/劇作家。1934年生まれ)
「こころの森/どんな国を愛するか:新しい時代の誇りとは」
 ※「裏返せば国家は法と制度に明示されない、それ以上の価値への忠誠に国民に要求することはできない。」 「歴史の多様性はさらに顕著であって、アイヌや沖縄県人や帰化した外国人にとって、日本の国の閲歴はおよそ一つではない。」
『山形新聞』夕刊 2003/01/28
・山田ゆかり(やまだ・ゆかり)

 山田ゆかり・2001「セクハラ」

山田ゆかり(スポーツライター)
「私の視点 その後…/スポーツ界のセクハラ/中学校でも横行に怒り 文科省、事態改善に責任」
 ※2001年6月23日付の同氏の「私の視点」での提言の「その後」について。
 ※山田氏へのインタビュー記事「山田さんに聞く/強制わいせつまがい蔓延」(聞き手:企画報道室・永栄潔)あり。
『朝日新聞』朝刊 2001/12/29
 山田ゆかり・2003「戦争を」
山田ゆかり(スポーツライター)
「私の視点/スポーツ界/なぜ戦争を語らない」
 ※「今回、私はサッカーをはじめ数人のアスリートにメッセージを依頼した。しかし、……大方は消極的だった。」
『朝日新聞』朝刊 2003/04/05
 山中一郎・2001「捏造事件」
山中一郎(京都大学教授)
「(特集:前記旧石器文化の諸問題)旧石器遺跡捏造事件へのコメント/石器研究法の革新を」
『季刊考古学』74号070-071頁 2001/02/01
 山中速人・2002「メディア」
山中速人(やまなか・はやと/中央大学文学部教授)
「メディアとフィールワークは相性がよいか」
 ※筆者が編者となった山中速人・2002『マルチメディア』【研究】について。
 ※「ここで重要なことは、観る側と観られる側の関係を変化させるような方向にマルチメディアの力を行使するような試みをいかに組織していくかであると思われる。」(027頁)
『書斎の窓』514号023-027頁 2002/05/01
 山村貴輝・2001「前期旧石器」
山村貴輝(やまむら・あつてる/株式会社武蔵文化財研究所所長)
「(考古学者はどう語る)「ふぁっ」と石器が現れる?/日本における前期旧石器の検証:特に東北旧石器文化研究所の調査の在り方について」
 ※「ここでは多くの発掘調査を手がけ考古学上私が知り得た事実を述べそれと藤村による詭弁、弁解、責任逃避などに対して楔を打ち込むことを目的として一文を記す次第である。」(106頁)
勉誠出版・2001『旧石器』106-112頁 2001/06/01
 山本卓眞・2003「知的財産」
山本卓眞(富士通名誉会長)
「座標/知的財産の戦い」
 ※「かつて日本の技術者が土・日曜日に韓国企業を私的に訪れ、半導体など先端技術の知識を伝授して報酬を得ていると聞いた。」(003頁)
『世界週報』84巻28号(通巻4107号)003頁 2003/07/29
 山本博文・2002「庄屋一家・下」
山本博文(東大教授)
「家族むかしもいまも/美濃国の庄屋の一家(下)/不幸も最後は報われる」
『日本経済新聞』朝刊 2002/06/15
 ※→この無断引用事件(山本氏の謝罪文は本資料集【研究・教育】に所収)に、成田龍一・2002「無断使用」 【研究・教育】がそれと明示せずに言及。
<よ>

 吉川國男・2002「捏造問題」

吉川國男(よしかわ・くにお/埼玉大学、立正大学非常勤講師)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)旧石器捏造問題と研究者の良心・責任」
 ※「それまでに、東北地方の一連の前期旧石器に対して懐疑説を唱えた学者には、小田静夫氏、竹岡俊樹氏、竹花和晴氏、角張淳一氏らがいたが、考古学界のなかでは真正面から取り上げられたり、議論されることはなかった。」(040頁)  「筆者はかつて在職した「内部」に対しては厳しく取り組むべきことを提言していたにも拘わらず、社会に対しては疑問符はつけながらも、古巣の発表内容を是認・称賛してきた。この二重人格的言動についても、大いに反省し、読者や関係者にお詫びを申し上げるものである。」(041頁)
竹岡俊樹・2002『再出発』040-041頁 2002/06/10
 吉川弘之・2003「科学と社会」
吉川弘之(よしかわ・ひろゆき/日本学術会議会長。独立行政法人・産業技術総合研究所理事長)
「直言/科学と社会、さらなる調和を」
 ※「独立性を十分身につけた科学者コミュニティーが成立しつつある現在は、学術会議を通じて中立的助言を行う態勢が整った。」
『朝日新聞』朝刊 2003/01/08
 吉田邦彦・2003「ロースクール」
吉田邦彦(よしだ・くにひこ/北海道大学法学研究科教授)
「(どうなる法科大学院、こうなる法科大学院ガイドPART1)ハーバード・ロースクール気質 日米ロースクールの深淵」
 ※「例えば、神戸の震災の被災者が憂き目を見たとき、ホームレスが溢れかえろうとするとき、また在日の集落が立ち退きを迫られているとき、さらには、アイヌ民族の所有権問題が名目額の返還で済まされようとするときに、実践的に乗り出していこうとする(弁護とまでは行かないまでも、視察・調査に出かける)法学部の団体やセミナーがどれだけあっただろうか。」(007頁)
『カウサ』9号(法学セミナー増刊)006-007頁 2003/10/30
 吉武博通・2003「筑波大」
吉武博通(よしたけ・ひろみち/筑波大学教授)《顔Ph有》
「ひと/新日鉄から筑波大の改革担当教授に就任した/吉武博通さん(49)/「改革とは、書生論をしたたかにやり抜くこと」」
『朝日新聞』朝刊 2003/08/23
 吉田裕・2003「南京大虐殺」
吉田 裕(よしだ・ゆたか/一橋大学教授)
「〔書評〕「トンデモ本」めぐる裁判の経過を分析/『南京大虐殺 歴史改竄派の敗北』本多勝一・渡辺春己・星徹=著、教育史料出版会」
 ※松村俊夫著『「南京虐殺」への大疑問』(1998年、展転社)の記述についての損害賠償訴訟。同訴訟・東京地裁判決について:星徹・2002「南京大虐殺」
『週刊金曜日』11巻32号(通巻483号)040頁 2003/08/29
書評対象書:本多&渡辺・2003『南京大虐殺』【研究・教育】
 饒平名健爾・1975「沖縄民俗」  吉見典生・1998「実地調査」
吉見典生(税理士)
「論争/民主主義と実地調査について」
 ※中国天津・南開大学でおこなったアンケート調査に対する日本人学生の妨害について。
『週刊金曜日』6巻41号(通巻245号)064頁 1998/10/23
 米津孝司・2004「都立大学」
米津孝司(よねづ・たかし/東京都立大学教授)
「ロー・ジャーナル/大学の自治/東京都立大学「改革」の問題点」
 ※「〈資料〉新大学設立準備体制の速やかな再構築を求める(2003年10月7日・東京都立大学総長 茂木俊彦)」(056-058頁)を含む。
『法学セミナー』2004年3月号(49巻3号・通巻591号)052-058頁 2004/03/01
・ら行

 李博盛・2003「愛国心」

李博盛(り・ぱくそん/1992年弁護士登録。釜山従軍慰安婦・女子勤労挺身隊公式謝罪等請求事件弁護団、小泉靖国公式参拝違憲訴訟・福岡弁護団。ウリ・サフェ幹事、在日朝鮮人人権協会会員。1962年生まれ))
 「現地からの報告/福岡「愛国心」通知表が侵害するもの」
 ※「ウリ・サフェ(私たちの会)とは、福岡県内において、日本人と主として在日コリアンとが豊かに共生することを願い、それを実現していく活動をしている市民団体である。」(259頁)
『世界』709号258-263頁 2003/01/01
 李磊・2003「受験資格」
李 磊(り・らい/法政大教授(情報基礎工学)) 《顔Ph有》
「私の視点/大学受験資格/学校を認証する制度を」
 ※キーワード:外国人学校、朝鮮学校、学校教育法施行規則、工学教育統一基準「ワシントンアコード」、日本技術者教育認定機構(JABEE)。
『朝日新聞』朝刊 2003/08/23
 林伯耀・2003「南京戦」
林 伯耀(りん・はくよう/日中平和研究会)
 「論争/『南京戦 --- 閉ざされた記憶を尋ねて」が問いかけるもの --- 小野賢二氏への反論」
 ※小野賢二・2002「南京大虐殺」【研究・教育】への反論。
『週刊金曜日』11巻19号(通巻470号)061頁 2003/05/23
・わ行

<わ>

 若林・2002「狡猾な引用」

ボブ・若林正(ヨーク大学教授)
「(文春がまた担ぎ出した南京虐殺否定論者のおそまつぶり)狡猾な引用をされた例として」
 ※自分の論文を北村稔(立命館大学教授)『「南京事件」の探究:その実像を求めて』(文春新書)と小林よしのり『戦争論2』が歪曲して引用していることへの批判。
『週刊金曜日』10巻30号(通巻431号068-069頁 2002/08/02
 渡辺伸也・2003「大学再生」
渡辺伸也(わたなべ・しんや/高校教諭)
「私の視点/大学再生/9月入学で準備期間を」
『朝日新聞』朝刊 2003/02/11
 渡辺さくら・2002「学問的解決」
渡辺さくら(わたなべ・さくら/宮城テレビ放送報道部記者)
「(第1部捏造事件の問題のありか/ジャーナリストたちが指摘する問題)学問的解決、そして社会的解決とは」
竹岡俊樹・2002『再出発』074-075頁 2002/06/10
 渡辺龍也・2003「NPO」
渡辺龍也(わたなべ・たつや/東京経済大学助教授(NPO論))
「私の視点/NPO/社会的信頼自ら高めよう」
 ※JANICアカウンタビリティー委員会が進めるNPO基準づくりについて。
『朝日新聞』朝刊 2003/11/13
 渡辺延志・2001「旧石器」
渡辺延志(わたなべ・のぶゆき/朝日新聞学芸部記者。1955年生まれ)
「(ジャーナリストは語る)演じ続けた「第二の相沢」:幻影を掲げた一人芝居」
 ※1999年「10月に「旧石器研究の到達点」という企画を夕刊に書いた。」「あえて私が指摘したいのは芹沢、岡村、梶原の3氏が共通して抱いていた相沢忠洋の幻影だ。」(071頁)
勉誠出版・2001『旧石器』070-071頁 2001/06/01
・渡辺春己(わたなべ・はるみ)

 渡辺春己・2002「李秀英」

渡辺春己(弁護士)
「李秀英名誉毀損事件:東京地裁判決」
 ※松村俊夫著『「南京虐殺」への大疑問』(1998年、展転社)の記述についての損害賠償訴訟判決・2002年5月10日。被告は控訴。
『季刊 戦争責任研究』37号043-047頁 2002/06/15
※→控訴審判決後について:本多&渡辺・2003『南京大虐殺』
※→被告側代理人の一人が手がける別の裁判について:稲田朋美・2003「百人斬り」【報道】
 渡辺春己・2002「非常識」
渡辺春己(弁護士)
「(文春がまた担ぎ出した南京虐殺否定論者のおそまつぶり)「常識」という用語を利用した非常識」
 ※北村稔氏(立命館大学教授)の新著『「南京事件」の探究:その実像を求めて』(文春新書)への批判。「私は北村書を読んで何箇所かにわたり(歴史学の大学教授たるものがまさかと)驚いたが、ここでは三点に絞って述べることにする。」(068-069頁)
『週刊金曜日』10巻30号(通巻431号068-069頁 2002/08/02
 和田春樹・2003「拉致証拠」
和田春樹(わだ・はるき/東京大学名誉教授)
「外交交渉に出せる拉致の証拠は乏しかった」
 ※編集部の注として、「本誌3月11日号に掲載した川人博氏の“拉致問題と知識人の責任”に対し、批判の対象となった和田春樹氏から反論掲載の申し出があり、検討の結果、これを認めました。ここに掲載した記事は反論の全文です。」とあり(061頁)。
 ※川人博・2003「拉致問題」への反論。
『世界週報』84巻16号(通巻4095号)060-061頁 2003/04/29
 和田&金・2003「子供たち」
和田秀樹(わだ・ひでき/精神科医。川崎市幸病院精神科コンサルタント。一橋大学経済学部(医療経済学)非常勤講師。「緑鐵受験指導ゼミナール」代表。1960年大阪市生まれ)、
金 美齢(きん・びれい/評論家。1934年・台湾台北市生まれ)《顔Ph有》
「緊急対談/暴走する子供たち、なぜ大人はそれを止められないか:戦後の家庭、学校が忘れたもの、捨て去ったものは何か」
 ※和田「差別的と非難を浴びることを覚悟で言えば、教室でじっとしていられない子供たち、学力的に劣る子供たちは、スペシャルトレーニングという形で別に指導するほうがむしろ教育の本義にかなう。」(149頁)
『正論』376号140-151頁 2003/10/01
 和田好史・2002「旧石器」
和田好史(わだ・よしふみ/熊本県人吉市教育委員会文化課学芸員。1957年生まれ)
「(第1部捏造事件の問題のありか/研究者たちは何を考えているのか)中期旧石器時代研究と九州地方」
 ※事件発覚直前に人吉市大野町で発掘調査中の遺跡に藤村新一氏を招聘する計画を立てていた。
竹岡俊樹・2002『再出発』070-071頁 2002/06/10
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