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「日本外交論演習」の記録
2011年度期末論文

 

文責:松本邦彦
最終更新時:2013年3月22日(金)/増築:2013年3月22日)

◎期末論文題目リスト(&目標規定文)
《4年生》
「日本と韓国の外国人政策の動向」
 近年、韓国では国際結婚による国際結婚移民者の比率が増加し始めている。国際結婚が増加することによって、偏見や差別、家庭内暴力を始め様々なトラブルが韓国でも社会問題になり、最近、韓国政府がその対策、支援に乗り出したところである。同様に日本でも同じように国際結婚による様々なトラブルが問題視されている。本レポートでは日韓両国の全体的な外国人の現状と多文化家庭の問題・課題、政府の外国人政策などについて全般的に理解することを目的する。
「エシカル消費の動向と今後の展望について」
 エシカル消費という消費のスタイルが広まった背景を理解し、今後の展望について考察することが本論文の目的である。はじめにエシカル消費とは何かということを確認したうえで、企業の取り組みの事例を紹介し、メリットや問題点について述べる。そして最後にエシカル消費や、消費という活動そのものの展望について述べる。
「中国の海洋戦略と尖閣諸島」
 2010年9月に起こった尖閣諸島沖での日本の海上保安庁の巡視船と中国漁船の衝突事件以来、尖閣諸島の領有権をめぐりにわかに日中両国の緊張が高まった。この事件は、日本が、中国の経済的・政治的な圧力に負け、逮捕した中国人船長を処分保留で釈放するという結果になった。中国はなぜ尖閣諸島という東シナ海の小さな島の領有権に対して本論で説明する強硬な姿勢を示したのか。尖閣諸島の歴史的背景や、尖閣諸島に対する中国の姿勢を中国の海洋戦略や南シナ海を実効支配するに至った過程などから論じていく。
「天皇制」
 戦後、天皇は主権から象徴となった。世界には現在29カ国の君主制国がある(2007年現在)。私自身が平成元年生まれで、1989年(昭和64年)1月に昭和天皇が崩御した際に会社も学校も休みになり、テレビ番組も昭和天皇の番組になったというエピソードを父から聞いた。さらに私が小学生の時には愛子様が生まれ、日本中が大騒ぎした。一方で皇室典範をめぐる問題が出てきたりと、何かと皇室について見聞きすることが多かった。その中で皇室報道のされ方に疑問を持った。私自身は天皇に対して、そこまで丁寧に扱う必要があるのだろうかと感じている。そもそも、天皇というのは日本人にはどのような存在なのか。象徴とはなんなのか? そう思っているのは私だけなのだろうか? 人々は天皇に対してどのように感じているのか興味を持った。また天皇制をめぐる人々の意見を提示し、これからの天皇制の在り方について論じていきたい
《3年生》
「アフガニスタンにおける日本の支援と展望」
 本論ではアフガニスタンと日本の関わりを政治、治安改善、基礎生活の支援という観点から見ていく。また、アフガニスタンという国家と同時多発テロとの関係性や要因についても言及していくとともに、アフガニスタンがなぜ不安定で危険な国家となってしまったのかを述べる。そして、アフガニスタンのこれまで、現在、これからを日本が国際社会の中でも特に力を入れて取り組んできた3分野に着目して見ていく。


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