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「日本外交論演習」の記録
2016年度期末論文

 

文責:松本邦彦
最終更新時:2017年10月24日(火)/増築:2017/10/24)

◎期末論文題目リスト(&目標規定文)
《4年生》
「竹島問題概観 日韓どちらのものか」
 日本と隣国の韓国との関係は、仲がいいと思われる。私にも小さい頃には韓国人の親を持つ友達がいたし、大学でも韓国語を学ぶことができるなど、身近に感じられる。しかし今ではこの友好関係にひびが入りつつある。それが今問題となっている「竹島」問題である。
 これは実にやっかいなもので、支持率のアップを目指すための、政治の道具にもなりえるものである。私は、「竹島」が果たして日本のものなのか、それとも韓国のものなのか、はっきりとは分からない。そこで本稿では、竹島問題の経緯と双方の主張を概観していくことにする。概観をした結果、ますます日韓どちらのものなのか断言できなくなってしまった。しかし本稿では、ここでこういう出来事があったのか、という確認ができると共に、認識違いを直していくこともできる。以上を踏まえた上で、さらなる竹島問題への理解を深めていくことを目的としていく。
《3年生》
「TPP参加と影響試算」
 
 日本は、2013年7月にTPP協定の交渉に正式に参加した。また、TPP協定交渉に参加する前から試算を何度か作成し公表してきている。影響試算とは、協定への参加に伴い、協定の参加が国内にどのような損益が起こりうるのかを数字で表したものである。TPP協定の参加によって日本にどのような影響が起こるかについて、国内では多くの議論があり、その議論材料として使われるものの1つが、影響試算である。また、日本がTPP協定に参加してから現在に至るまで、TPP協定参加に反対する者たちは絶えない。影響試算はそういった者たちに対しての説得材料になったのか、影響試算が国内でどのような役割を果たしているのかといった疑問が生まれた。
  今回は、調べた結果入手できた2011年に公表された影響試算と2015年のものについて、見ていくことにする。この2つの試算結果は、大きく差があるため批判が多く見られる。ここでは、影響が特に大きいとされる「農産物重要五品目」に重点を置いて、現在の国内市場を踏まえたうえでの影響の大小や政府の主張、試算に対する評価について見ていく。そして、試算が現実的なものなのかについて考えていくことにする。


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