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リンク問題資料集/学生の感想 2008年度分

(最終更新時:2008年07月08日/2008年07月08日に増築、「論稿」から引っ越し)

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◎目次

「日本外交論演習」受講生から


○2008年度「日本外交論演習」受講生より
<リンク関係>
・自分のウェブサイトから他人のウェブサイトにリンクを張るときは、わかりやすく載せてもらいたいと思いました(2班「パン」さん)。
<管理者同士の関係>
・個人サイトの場合、やはりどのようなサイトにリンクされるかは気になるところだと思う。全く関連性がなかったり、誹謗中傷されたりするのはやはり嫌だと思うから、リンクする際は一言メールするなりした方が良いと思う。大学や企業の場合は、ある意味知名度が重要だし、リンクする際に承諾していては人数が多すぎると思うので、リンクする際は特に許可をもらう必要はないと思う(3班「なまもん」さん)。

・存在するほとんどのウェブサイトは、見られてなんぼのものだと思うので、他人のウェブページからリンクされても問題はなく、逆に見る人が色々な方面から来てくれて良いのではないかとも思う。しかし、リンクが表示される以上、そのサイト同士、または管理者同士に関係があると考えるのが普通なので、互いに迷惑になるようなことは避けるべきであると思う(1班「ぬ」さん)。

※松本コメント)リンクは「引用」同様に、ウェブサイト管理者同士の関係の有無とは無関係にできることなのに、知り合い同士だからできるかのように閲覧者が誤解してしまうのはなぜなんだろう?
<個人間なら事前承諾が必要>
・私は自分のウェブサイトが他人のウェブページからリンクされるのは嫌です。2chなどで、個人のブログなどへのリンクがある書き込みを見ると、少し怖くなります(ちょっとリンクとは違うかも知れないけど)。個人のサイトには、私的なことも書いてあるので、企業や大学のものとは違いがあるべきだと思います。でも個人でサイトを持つ人は、他の人に見てほしいわけだし、難しいです(4班「ステファニー」さん)。
※松本コメント)「私的なこと」だったら本来の「日記」のように“秘密の場所”に書けば良いわけですね。それをなぜ全世界からアクセス可能なところに書くのだろうか? これはなかなか(社会学の方で)興味深い論点になりそうです。時代が進めば、銀河中で“二千年前の西暦2008年に地球という星で日本語で書かれていたブログ”が読まれる時代が来るかも。源氏物語みたく。いや、もしかしたら皆はそのためにブログを書くのか?? 
・私は現在、個人でウェブサイトを運営しているが、やはり自分のページに他の人のページヘのリンクを作るときは、事前に承諾を得てからおこなうようにしている。それは、勝手にリンクをつくるのは相手にとってあまり気持ちの良いものではないのではと思っているからだ。これは当然、逆の場合も一緒で、他の人から勝手にリンクされるのは気分の良いものではない。ちゃんとリンクを希望してきたページの内容を見てからリンクをしたいと考えている。ただこれは個人運営のページの場合であり、企業や大学のページに関しては事前の承諾などは必要ないと思っている。これは、個人のページと違い、とにかく広報的な役割が大きいのではないかと考えているからだ(「ミスター」さん)。
※松本コメント)さて、この場合の「ミスター」さんは、リンクをした相手先のウェブサイトの何についてどのくらいの責任を負うつもりなのか? 赤の他人が書いたことに対してですよ。

 また一方で、“リンクというのはリンクを張った人がリンク先を確かめ、さらにリンク先からの承諾を得てリンクしているのだから、リンクをクリックしても安心だ”などと思っていると、別ページのウェブ版『検索マニュアル』で扱っているような「ワンクリック詐欺」や、フィッシング詐欺にひっかかりやすくなります。

<リンクされない自由>
・ウェブサイトを使用して何か情報を得ようとする際、関連するサイトへリンクを張ってあれば、様々なニュースソースから情報を得ることができるし、多角的な分析ができるので、リンクは画期的なシステムとして利用してきました。しかしサイトは個人または団体が思考して作り出した作品であるし、それぞれの目的に沿って作られたものであるので、その目的や製作した人の意図に反する使用をされる可能性があるのなら、無断でリンクされてはならないと思います。リンクされたくない人は、その旨をサイト上に明らかにするなど、個人でも対策をするべきだと思います(4班「ミッシェル」さん)。
※松本コメント)およそ、制作者の「意図に反する使用をされる可能性」がゼロの著作物などありえません(この松本のページも、あなたの今回の「感想」も同じ)。よって、この場合はリンクどころか著作権法で認められた「引用」すらも拒む論理になります。いったい表現の自由を侵すのはどちらだということになるわけで、「リンクされたくない人」は「リンクお断り」をウェブページに書くよりも、ウェブ上に著作物を公表しない方がよろしい。
<反論の機会>
・私は、ウェブページのリンクは自由におこなっても何の問題もないと、「リンク問題資料集」を見て感じた。ただ、個人サイトの特定の記事に対しての批判や反論については、通知しなければ反論に対する反論などができなくなってしまうという点で、フェアではないと思う。そういった場合においてはリンクした旨を報告すべきだと思った(3班「ああああ」さん)。
※→リンクの事後通告の必要性ですね。松本も論文で引用した文献の著作者には論文の抜刷を送ってますので、それに準じた形でしょう。さて、その事後通告の有無にかかわらず、リンクも「引用」も可能なのが現実ですから、もし気になるなら、検索エンジンで、“自分のウェブページのURLを載せているウェブページ”を探すことになる。これは“自分の論文を引用している他人の論文を探す”よりは容易にできることではある。
<事前の了承より事前の覚悟>
・パソコンについては全く分からないが、法律では厳しく取り締まり、無断リンクなどは法律に触れることだと思っていたので、驚いた。自分のウェブサイトが他人のウェブページからリンクされるとしても、仕方のないことだと思う。自分のウェブサイトを立てる場合には、リンクについての問題をしっかり認識していなければ、自分のウェブサイトを持つべきではないと思った(2班「バッハ」さん)。
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