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ウェブ版『検索マニュアル』感想・意見 2007年度後期分
   
最終更新時:2008年06月05日/2008年02月13日増築)
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目次
ページ冒頭
ワンクリック詐欺実例を読んでワンクリック詐欺体験記引用の作法について実習を終えて

○2007年度後期受講者より

※「日本政治論」の受講生のお名前は青で。
※「アジア政治・外交論」または「日本外交史」の受講生のお名前は緑にて。
・「アクセスだけで伝わるあなたの情報」実例編」を読んで
<「10円」一歩手前>
・一瞬、本気で10円払わなきゃと思いました。この実習で、先生にワンクリック詐欺についての警告をしていただいて良かったです。安易にカチカチ、クリックしていては危険だなとあらためて思いました(アジア政治・外交論 後期「宇治抹茶」さん)。

 ・最初このページを見て、いきなり10円払いなさいと言われたときは、少し驚きました。実際、こういう体験談を見ることで、もし自分がそうなったときに慌てずに対処できると思うので、読んで非常に勉強になりました。業者も、「会社」を強調したりして、その人の弱みにつけ込もうという悪質さがひどくなっていると感じました(日本政治論/「クラッキ」さん)。

・“これを見た人は…”と大きな文字が目に飛び込んできた瞬間、びっくりして一瞬焦りました。私も携帯電話であちこち見ているとき、たまにワンクリック的なサイトに飛んでしまうことがあります。一番はじめにワンクリックにあったとき、携帯の識別番号なるものが画面に出たので、どうしようと焦ったこともありました。その後、自分で調べて、平気なのだと分かり、騙されませんでしたが、ネットを利用する上でこれは大事な知識だと思います(日本政治論/「リラックマ」さん)。

<初心者>
・ワンクリック(ツークリック)詐欺、怖いですね。考えた人は賢いと思いました。私はパソコンが苦手で、インターネットもほとんど利用しませんが、これから情報化社会が進むにつれて、そのようなことも言っていられないような状況になると思うので、今回学んだ危険性をしっかり認識していく必要があると感じました(アジア政治・外交論 後期/「すいか太郎」さん)。

・体験談を見て、自分も間違ってクリックし、あのような請求が来たらと考えるだけでぞっとした。今回の実習は、パソコンについて詳しくない自分にとって難しかったが、為になった(日本政治論/「ハチ」さん)。

 ・自分は今はあまり、レポート以外ではパソコンを使うことが少ないが、“もしインターネットなどを見ていて、間違ってクリックし、このような請求が来たら!”ということを考えてみたら、他人事ではないなと思った。パソコンになれている人はどう対処すべきか分かっているかもしれないが、自分のようにあまり慣れていないと、どうして良いかわからないので、体験談などは参考になった(日本政治論/「梨」さん)。

<小窓にOK>
 ・こんな方法でお金を騙し取ろうとする人がいるなんて、怖いと思いました。普段パソコンを使っているとき、小窓が出てきても何も考えずにOKをクリックしたりすることが多いので、もしこのような詐欺のようなサイトで小窓が出たら、その時も、いつもと同じ感覚でOKをしかねないような気がするので、ネットを使う際には、注意が必要だと思いました(日本政治論/「たこせんべい」さん)。
<未見>
 ・“これを見た人は…”という脅しで、料金を支払ってしまったり、ウエブ上では多くの問題が存在することに驚きました。実際にそのような画面を見たことがないので、注意が必要だと思いました(日本政治論/「みるきー」さん)。


<人間心理>

 ・ワンクリック詐欺のページの、一方的にまくし立てるかのような文章は、実際のページで見るとかなり効果があるように感じる。しかし恐喝まがいの内容でも、怯えることはないと分かった(日本政治論/「蟹蜘蛛」さん)。

・ワンクリック詐欺の場合に業者に伝わる情報というのは、利用者のプロバイダー情報というごく一部の情報にすぎないけれど、実際に「マシン識別番号」などよくわからない情報を表示されると不安になってしまう。今回の実習で、ワンクリック詐欺の手口が分かって良かった(日本政治論/「亀」さん)。

  ・見る人をいかに騙すか、考えられているなと思いました。知識がなかったら、簡単にサイト内で迷ってしまいそうです(アジア政治・外交論 後期/「cocco」さん)。

 ・実例の中で、3日以内に振り込むならば格段に割引した料金で振り込めるという点はとても賢いと思った。“早めに振り込めば自分は得をする”などと、見た人はおかしな考えになり、振り込む人も数多くいるのではないかと思いました(アジア政治・外交論 後期/「トニー 」さん)。

・「アクセスだけで伝わるあなたの情報」の2004年11月15日追記分の「実例」を見た。会社内での業務以外のPC利用により、ワンクリック詐欺サイトの支払い請求に悩まされることになった会社員の記事だった。会社側に知られると懲戒免職のおそれがあったため言い出せなかったわけなので、先生がご指摘されているように、会社側の適切な対処が必要だと思う。ネット実習を通して、URLから読み取れる情報について理解することができ、参考になった(日本政治論/「マーライオン」さん)。

<知識の悪用>
・このようなことって非常に多いと思う。IT産業の発展に伴って、それを悪い方向に用いる者も少なくないでしょう。松本先生のように知識があればいいが、今はパソコンに関する知識や分別がない大人が多いと思う(日本政治論/「Dior」さん)。
 <使っていたのに>
・インターネットは日常の中でよく使うけど、今まで比較的安全に使えていたのですが、「アクセスだけで伝わるあなたの情報」を読んで、今まで知らなかったことをちゃんと知れました。無知なのは怖いことだなと思いました。ネット実習をしてみて、はじめ一通り本を読みましたが、分かったところ(初めて知るところ)が多く、知識が増えて良かった。まだよく分からないところもあるので、また自分でやってみます(日本政治論/「コボリ」さん)。

・インターネットそのものはけっこう使っていたつもりだったが、あまりにも知らずにいたことが多く、驚いた。特にアドレスの仕組みやネットの仕組みなど知らずにいたが、重要度の高い項目でもあり、知らなかったことが少し情けなく思えた。また架空請求などはそういった情報を利用してくることを知り、そういった部分にまったく無知であり、そういった状態でネットを利用していたことは、あまりにも無防備であったと思う。これからはそういったことにも注意しながら、より利用していきたいと思う(日本政治論/「ペナ」さん)。
 

<個人情報>
・ワンクリック詐欺などで、個人情報が簡単に流出してしまうことがあるのが怖いと思った(日本政治論/「コナン」さん)。

・ワンクリック詐欺などのサイトは、今はそれをクリックしただけでは自分の情報が漏れる可能性は限りなく低いが、それを知らない状態であったら、かなり焦ってしまうと思う(日本政治論/「倍プッシュ」さん)。

・ワンクリック詐欺系サイトの仕組みについて理解できた。ワンクリックだけでは、IPアドレスといった個人の特定につながらない情報しか知らされないことを理解した。ほかに、プロバイダーには守秘義務があることも知り、更に、この実例をふまえてサイトの利用と解雇はどうあるべきか、有料サイトの正しい手続はどうあるべきかなども知った。この実例は、ネットの利用について大いに勉強になった(日本政治論/「金弐具」さん)。

・今回あらためてこうした詐欺の陰湿さを感じました。アクセスしただけ、IPアドレスから個人情報は特定できず、自分からメールアドレスや何かしらの情報を送ってしまわない限りは安心なのだということを学べて良かったです。こうしたことに自分が遭ってしまったとしても、慌てずにゆっくりと考えて行動することが一番大切なのだと思いました(日本政治論/「フンフフン」さん)。

<インターネットのしくみ>
・私は勘で(1)のインターネットの仕組みは「テレビやラジオを視聴する」方に近いと○をしたので、自分がアクセスすることでワンクリック詐欺のように相手に伝わった情報をうまく利用されてしまうことがあることには驚いた。この詐欺の手法を使った人が逮捕されている例はあるようだが、相手が見えない分、そこまで漕ぎつくのは容易ではないと思う。インターネットはいまや無くてはならないものになっているが、よりいっそうの注意と知識が必要だとあらためて感じる良い機会になった(日本政治論/「milk」さん)。

 ・(1)でテレビやラジオを視聴するに○を付けてしまった私は、なかなか危ないことをしていたなと思いました。便利な反面、危険も多いインターネットについてあらためて勉強できて良かったです。もしワンクリック(ツークリック)詐欺等にあっても、冷静に対処できそうです。(1.10のニュースで、「.jp」を「.日本」にできるようになるというニュースを見ました。ちょっと面白かったです。)(アジア政治・外交論/「SOPIKO」さん)。

○身近な「ワンクリック詐欺」体験について
<自分の見たページ>
 ・自分もこのようなページに遭遇したことがあるが、最初から信じていなかったこともあり、結局は無視した。だが、世の中にはいろんな人がいるわけで、実際にこの実例編を読むと、まだまだたくさん騙される人はいるのだろうなと思った(アジア政治・外交論 後期/「赤法花」さん)。
<自分に来たメール>
 ・ワンクリック詐欺の類は、相手の恐怖心を煽るものであり、被害の大半は、アダルトサイトに出入りしていることによる気まずさから金を振り込んでしまうことによることは以前から知っていた。私も恥ずかしながら同様のメールを受け取ったことがあるが、メールを受けてからかれこれ数年がたったが、無視したことでの弊害は起きていない。相手にしないことが第一であると思う(日本政治論/「ひっぱりうどん」さん)。

・アクセスしただけでは、個人を特定できるまでの情報は流出しないとは言え、少なくともある程度の情報が相手に伝わってしまうことは怖いと感じた。近年は、個人情報は隠すべきものであると、過敏になりすぎているように感じていたが、今回ワンクリック詐欺の手順を見たり、最近、出会い系サイトから請求のメールが来たことなどもあり、やはり自分の情報が伝わるのが嫌だなと思った。ウソの識別IDまで表示してくる詐欺業者は、人間の心理がよく分かっていると感心した(日本政治論/「ちくわぶー」さん)。

<友人/被害者一歩手前>
・高一のとき、友人がワンクリック詐欺の被害に遭いそうになって落ち込んでいたのを思い出しました。自分は大丈夫、安心と思っていたのですが、けっこう身近なことなので、危機感をもっと持つべきということがわかりました。今後、私の周りで悩んでいる人がいたら、このネットで読んだ知識を生かして、力になってあげたいと思います(日本政治論/「プチトマト」さん)。

・こんなページが出たらパニックに陥るかも…と本気でびびりました。友人が携帯でこんな風になって払いそうになったことが過去にありましたが。パソコンのIDもカラクリだったなんて。安心しました。使い方を分かっているつもりでしたが、URLの仕組みなど、学べることがたくさんありました(日本政治論/「みずいろ」さん)。

○引用の作法について
 ・ネットを日頃から使っていたので、簡単だと思っていたら、意外と知らないことが多く、勉強になった。特に、「無断引用お断り」と表示されていても、著作権法に基づいて引用できるということには驚いた(日本政治論/「コーネリアス」さん)。

 ・私たち大学生は、レポート作成のためなどによく「引用」を利用する。これは一歩間違えれば、著作権侵害にもなるものだから気をつけたいと思った(日本政治論/「オフサイド」さん)。

・引用の作法と、その理由(二つ)を知り、引用もしくは出典の表記の重要性があらためて認識できた。同時に、今までの大学生活で課されたレポート・論文に出典を正確に明示していなかったことに気づいた。ウェブ上に掲載されている文章をそのまま書き写す(コピペ)のは間違いだし、実際、複数の学生が同じ文だったということもありうると思った(と言うか、実際に起きて、先生方のみぞ知る状態に!?)。問(2)の問題〔ウィキペディアの編集に官公庁や大企業から参加があったこと〕で、他省庁の悪口を書き加えたり、自省庁のマイナス要素を削除したり、さらにはゲーム(19禁的な)の紹介や「水曜どうでしょうの企画」の説明(個人的にはありがたい。好きな番組なので)など、職員の趣味に関する項目を編集していた。仕事をちゃんとやれ! 公務員は国民全体の奉仕者だぞ!(日本政治論/「いいちこ」さん)。

 ・今回の実習では、知らなかったことがたくさんあり、大変役に立った。特に引用については、今までちゃんとした作法に基づかないままレポート等に引用していたことが判明し、引用させていたただいた方に申し訳なく思った。今後の作業に是非生かしていきたい(アジア政治・外交論/「ネイガー」さん)。

※松本注:レポート作成時に重要なことの一つ、他人の著作権を尊重する必要性について特に2007年度後期のネット実習では扱ったわけですが、この「著作権」が最近のニュース、コンピュータウイルスを作成したとして日本人では初めて容疑者が逮捕された事件↓ ---
読売オンラインウイルス作者逮捕、「放流神」を騙る(2008.01.25
http://www.yomiuri.co.jp/net/security/goshinjyutsu/20080125nt0d.htm?from=yoltop
 --- と関係するのは御存知? なぜなら日本ではウイルスをつくった罪というのが今の法律にはないため(ただいま刑法改正法案の審議中)、容疑者逮捕の理由は、ウイルスに流用したアニメの著作権を侵害したという罪なのだそうな(2008年02月18日付朝日新聞第2面「ひと」欄に担当者が登場している)。「罪刑法定主義」ですね。このへん、講義で扱った「東京裁判」の復習編でもありますが、東京裁判で中公新書に新刊が出てるの御存知?
○実習を終えて
<必要な知識>
・私はあまりパソコンやインターネットに詳しくないのだが、インターネットを利用するときにはいろいろなことに気をつけなければいけないと思った(日本政治論/「クレパス」さん)。

・今回このネット実習票をやってみて、自分が普段いかに「ネットで調べものをする際に最低限知っておいてほしい知識や技術」を意識せずにインターネットを使っていたのかを実感した。一年生の「情報処理」でかろうじて記憶しているものも少しあったが、これから大学でインターネットを有効に使って課題をこなしたり、調べものをするためにも、インターネットについてもっと学習しようと思えたきっかけとなった(日本政治論/「いちご」さん)。

 ・ネットには数多くの危険が潜んでおり、かつ、いかに自分が無防備な状態(知識的に)でインターネットを利用しているかを実感した。最低限の知識として、ネット実習などしておかないと、マナーの面でも不都合が出るため、この実習は有意義だったと思う(日本政治論/「秀長」さん)。

<ウイルス体験>
 ・インターネットの世界は、素人には分からない巧妙な罠が張り巡らされているなと思った。最近、パソコンがおかしいと思っていろいろ調べてみたら、マルウェアだのトロイの木馬とかに感染していた。スパイウェアとか、いろいろ分からないことだらけだけど、注意しないとなと思った。フィッシングとかにも(日本政治論/「ポセイドン」さん)。
<URLの読み方>
・URLの意味が分かって本当に良かった。検索がしやすくなった(日本政治論/「下衆ヤバ夫」さん)。

 ・acやgoが学術団体や政府機関を表していることを初めて知りました。それ以来、URLを見ると、どんな内容のページになっているかを推測できるようになりました(少しですが)。この本で得た知識を生かしていきたいと思う(アジア政治・外交論/「ずんだもち」さん)。

 ・家のパソコンもネットにつなげているので、たまに調べものをしたりするときにネット検索を使うが、探し方がよく分からなかったり、またURLの意味もよく分かっていなかったので、今回のネット実習で、これらを理解することができてとても助かった(日本政治論/「ごちーん」さん)。

・普段、インターネットを使用する際に何気なく見ていた拡張子やURLには、それぞれに意味があるということで、URLを見ただけで大体のページの内容が理解できるということを知った。インターネットを利用すると、多くの情報が得られてとても便利であるが、その反面、ワンクリック詐欺などといったインターネット犯罪も発生しているため、インターネット利用の際には気をつけなければならないと感じた(日本政治論/「だんご〔ハートマーク〕」さん)。

 ・インターネットを利用していて、「html」等の拡張子を目にする機会は多かったけど、こんな3〜5文字の拡張子に意味があるなんて考えたこともなかったから、正直驚いた。携帯電話のメールで画像を受信したときに、「jpg」と表示されるのも納得できた(日本政治論/「いちごもんちー〔ハートマーク〕」さん)。

※松本注:上記の記事↓---
読売オンラインウイルス作者逮捕、「放流神」を騙る(2008.01.25
http://www.yomiuri.co.jp/net/security/goshinjyutsu/20080125nt0d.htm?from=yoltop
 --- にも、下記のように「拡張子」が登場しています(サイズ拡大と色づけは引用者)。ご注意。
なおこれらのウイルスの一部は、ウイルス対策ソフトで発見されないものがあるので注意したい。Winnyなどのファイル共有ソフトは安易に使わないこと、また他人からもらったファイルは警戒して拡張子をよく確かめよう。

 対策としては、ウィンドウズのエクスプローラーにある「ツール」→「オプション」→「表示」で「登録されている拡張子は表示しない」のチェックマークを外す。またファイル名を確かめるには、ファイルの上で右クリックし「名前の変更」を選ぼう。するとファイル名全体が青で反転表示され、長いファイル名であってもすべて表示されるので、偽装ファイルを見抜きやすい。


<目次>
ページ冒頭
ワンクリック詐欺実例を読んでワンクリック詐欺体験記引用の作法について実習を終えて

《以上です》