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ウェブ版『検索マニュアル』感想・意見
   
最終更新時:2008年07月18日/2003年3月7日新設)
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松本ウェブサイト玄関

<目次>
ページ冒頭
2008年度前期受講生(別ページ)/
2007年度後期受講生(別ページ)/2007年度前期受講生(別ページ)
2006年度「アジア政治・外交論」受講生心得集ワンクリ実例を読んで実習を終えて
2006年度「政治学」(心得集ワンクリ詐欺体験アクセスで相手に実習を終えて
2006年度「ア政」演習ワンクリ詐欺電子掲示板削除要請
2004年度後期基礎演習心得集ワンクリ詐欺電子掲示板削除要請
2003年度後期基礎演習2002年度後期基礎演習ページ末尾

◎2006年度「アジア政治・外交論」受講生より
○「心得集」を読んで その1ネットで読める心得集」で紹介の紀藤弁護士の提案 サイバースペースの市民のための7つのルールと3つの前提を読んで。
<共感できたところ/できなかったところ>
・「第二のルール 自分の身は自分で守る」以外はすべて共感します。自分の行動はリスクを伴うので責任を持つのは当たり前だし、サイバースペースの危険を知り、自分は自分でも守ると思った方がいいと思いました。今や匿名性は逆に悪用されているので(「ボス」さん)。
「第三のルール 表現することの責任を自覚する」
・「2ちゃんねる」で犯行予告をしたなどということが話題になっているので、どんな些細な発言にも、これは必要なことだと思った(「りく」さん)。
「第六のルール 他人のことを表現するときには気をつける」
・他人の情報を勝手に流してはいけないという心得に共感した。自分の情報を大切に扱うことはもちろんのことで、そのしっぺ返しが自分に来る。しかし他人の情報を流した場合、その代償は他人に行くので、勝手に流さないと心にとめた(「ニョキニョキ」さん)。
「第四のルール 自分がされたら嫌なことを、他人にもしない」
・自分がされたら他人にもしないことが重要なのは分かりますが、世の中そんなに甘くない!!と思ってしまいました(「ボス」さん)。

・サイバースペースだけでなく、ごく当たり前なのにできない人が多いのが残念です(「ヤマト」さん)。」

「第五のルール 世界基準で考える」
・世界基準で考えることをしていなかったので、読んで納得です(「ヤマト」さん)。 

・「その国の要注意人物リストに登録され」るというのがよく分からなかった。向こうの警察などがネット上で発言をチェックしているのだろうか(「まご」さん)。

「第3の前提 リスク分散の仕組みをつくる」
・「リスク分散の仕組みをつくる」に共感しました。なぜなら、現代社会の犯罪のように、一般市民がインターネットトラブルに巻き込まれるということは絶対にあってはなりません。保険制度の確立や紛争調整機関の設置は非常に有効だと考えたからです(「ロビンソン」さん)。
<よくわからなかったところ>
・「第3の前提 リスク分散の仕組みをつくる」のところ。制度の創設費用をサイバースペースで利益を得ている業界で負担すべきというのはやはり難しいと思うし、どうやったら特定できるのかと思った(「ボス」さん)。

・「第七のルール 戦う姿勢を忘れない」のところがちょっとわかりません。なぜなら、確かにインターネットでの力は大きなものですが、逮捕されても戦ってほしいという表現には完全には納得できなかったからです(「ロビンソン」さん)。

○「アクセスだけで伝わるあなたの情報」実例編」を読んで
<考察と操作>
・社会的地位と世間的なものをよく考慮して詐欺の人は使っていると思った。そして管理者まではっきり提示されると、本当に困ってしまい、払ってしまう気もします。でも、今の時代だからかもしれませんが、嘘だと思ってしまうのは私だけではないと思います。しかし先生の説明を見ると、相手の策に気づかされます(「ボス」さん)。

・ワンクリック詐欺の書き方はもっともらしくて、焦っているときに見てしまったら騙されると思う。そのような心理を巧みに操る業者もあるということで、気をつけたい(「りく」さん)。

<個人情報>
・インターネット上で個人情報を記入しなければならない時、ページにキーマークが出てきて読みとれないようにしているのですが、今ではそれも読みとれると、学校の先生から聞きました。多くの情報が手に入る今だからこそ、どんなことが起きているのか察知する力を付け、自分が第二の犠牲者にならないようにしようと思います(「ニョキニョキ」さん)。
<被害>
・初めに「これを見た人は松本に10円払いなさい」と出てきたのでびっくりしましたが、これがワンクリック詐欺かあと納得しました。いきなり登録場面なんかに飛んだら、焦って別のところをまたクリックしてしまって、「蟻地獄」になりそうで怖いと思いました。便利な世の中になると、その分悪いことを考える人もいるわけで、恐ろしい世の中です。でも、このマニュアルで教えていただけたので、もし私がこんな目にあっても焦らず無視できそうです(「ヤマト」さん)。

・私はワンクリック詐欺にあったことはないですが、実際に被害に遭い、松本先生に相談してきた会社員の話を見たら、だれがいつどこで被害に遭うのかどうか分からないほど“情報化社会”となってしまった現代は、本当に怖いと思った。また、身近なところではケータイを使ったチェーンメールも怖いと思った。本当に信じているわけではないが、実際、届いてしまうと他の人にも送らなきゃと思ってしまう。『検索マニュアル』でもあったように、自分で止める勇気をもちたい(「ロビンソン」さん)。

・自分には関係がないと思っていたけど、本当に騙されてしまうような内容だったので、使用者も自分で自分を守ることを自覚しなくてはいけないと思った(「まご」さん)。

・実習を終えて
<ワンクリ恐るべし>
・知らないことも知っていることもあったが、とても時間がかかった。ワンクリック詐欺には騙されてしまいそうだと思った(「ボス」さん)。
<URL>
・今まで、たまにURLを縮めたりしていたが、それにどのような意味があるのかなどは考えていなかったので、学べて良かった(「りく」さん)。

・普段何の知識もなくインターネットを使っていたけど、ページの更新時を調べたり、URLの仕組みを知ることが出来た。これからインターネット上の情報を利用していて情報の信頼性を確かめたいときなど利用できると思った(「まご」さん)。

・URLは今までは文字が多すぎて気にしていなかったし、打ち込むのも面倒だなあと思っていましたが、こんなに意味のあるものだとは知りませんでした。コピペもできるし、中身の意味が理解できたので、これからはURLをよく見てドメインやパス名を気にしてみようと思います。また、他人事だと思っていたネットでの犯罪などが学べて、、自分が被害者にも加害者にもなりうることを頭に置いて、気をつけなければならないと改めて思いました(「ヤマト」さん)。

<PC上の文字>
・ネットで文字を見るのってとても疲れます。ワンクリック詐欺とか(正規の)ネットオークションとかでもいらない説明をずらずら書き、読む気を無くさせて騙す方向に持っていく。オークションの説明は、読むのが面倒だったので、買うのをやめました。人の心理を読んでいるなと納得してしまいます。私には関係ない(パソコンが無いから)のでと思っているので、いつか痛い目に遭いそうです。
(「ニョキニョキ」さん)。

・普段何の知識もなくインターネットを使っていたけど、ページの更新時を調べたり、URLの仕組みを知ることが出来た。これからインターネット上の情報を利用していて情報の信頼性を確かめたいときなどに利用できると思った(「まご」さん)。


<ネット世界>

・今回このネット実習をして、インターネットを使用していく上で必要な心得について理解できた。今ではあまりにインターネットが普及しすぎて、私たちはその心得などを疎かにしてしまっていると思う。これから社会に出て行く私たちは、今後もインターネットに頼らなければいけないだろう。したがって、たくさんの情報が飛び交うこの世の中で、どれが必要でどれが不必要かを自分で取捨選択することが大事なんだと改めて考えさせられた(「ロビンソン」さん)。
◎2006年度・教養「政治学」受講者より
○「心得集」を読んで その1「ネットで読める心得集」で紹介の紀藤弁護士の提案 サイバースペースの市民のための7つのルールと3つの前提を読んで。
<共感できたところ>
・「第二のルール 自分の身は自分で守る」のところ。やっぱりネット上でも現実社会と同じことが言えるから、共感した。ここもテレサ協の「マニュアル」も、自己防衛ということを大きく扱っていて、一番大事だと思った(「仙台っ子」さん)。

・「第2の前提 リスク教育につとめる」というのは大切だと思う。学校というのは社会のそういった部分を教えたがらないから、自分でもけっこう調べた。「表現の自由と責任」も大切だと思った。投獄されてもかまわないという気で文章を書いたことがなかった(「テッカマン」さん)。

<共感できなかったところ>
・「第1の前提 匿名での表現発信は不可能な環境を作る」について、匿名での表現不可能な環境とはSNSがそれに当たると思うが、実際には、書かれている文章が優しすぎてつまらない。極端に否定的な意見が出にくい(「テッカマン」さん)
<よくわからなかったところ>
・「第七のルール 戦う姿勢を忘れない」のところ。正しいと思うところであれば、逮捕されることを恐れてはいけないとあるが、逮捕されるということは一般的には間違っているからなのではないか(「仙台っ子」さん)。

・「第3の前提 リスク分散の仕組みをつくる」のリスク分散のしくみ。サーバー保険とかつくれということでしょうか。具体例がよくわからないです(「テッカマン」さん)。

○「心得集」を読んで その2・「ネットで読める心得集」で紹介のテレサ協の「インターネット自己防衛マニュアルを読んで。
<共感できたところ>
・「マニュアル」の「自分の情報はきちんと管理」のところ。自己責任は重い。重いけれど自分でしっかりしなければならない、一番重要なことだと思った。自分の顔写真が部のホームページに出ているのが怖くなった(「牛乳館」さん)。
・「ワンクリック詐欺」体験
<携帯電話で>
・携帯電話にURLだけが来て、クリックしてみたらいきなり「登録完了しました。○○日までに○○円払ってください」となった。TVとかでこういうのを聞いていたから、他人には相談せず、無視した。その後は請求などは来なかった(「仙台っ子」さん)。
・「アクセスだけで伝わるあなたの情報」実例編」を読んで
<パニック>
・自分ならパニックになって一人であわてて払いに行くと思う。今回この知識を得られて良かったと思う。周りに信用できる(相談できる)人がいればより良いと思った。一人だけだと確実に払うだろう(「牛乳館」さん)。
<自分から>
・アクセスしただけでは個人情報は相手には伝わっていないのに、あたかも個人情報が相手に知られてしまったと思いこんでしまう状況をつくってしまうというのは怖いと思った。そしてこっちから連絡してしまうことで完璧にばれてしまうというのもすごく怖いと思った(「仙台っ子」さん)。
<会社から>
・面白かったです。口座は、堅気の人がそういうのを作って売るというアルバイトがあるというのを週刊誌で見たのですが、そんなものだと思います。こちらのブラウザ、IPアドレス、プロバイダなどが相手に伝わることは最近まで知りませんでしたが、相手が知ったからと言ってどうこうしようのないものだろうとは思ってました。が、なるほど会社からとなると辛いですね(「テッカマン」さん)。
・実習を終えて
<友だち>
・もともと引きこもり気味だった僕にはインターネットは友だちに見えて、危険なものには思えなくなっていた。でも僕は、そんな友だちのことなんて実際はよく知らないんだなと考えさせられました。パソコンの向こう側に、今日も誰かが狙っている。そう考えないといけませんね。「嘘を嘘と見抜けないと…」という大手の掲示板の管理人は言うけれど、インターネットは本当に、そんな世界だと思う(「テッカマン」さん)。
<深さ>
・インターネットは想像以上に深く広かった。のんびりとなんて使えないツールだと思った。自分の顔写真や名前が部のホームページに出ているので不安になった。著名な人はもっと多くの苦労やストレスを抱えながら活動しているのだと思った(「牛乳館」さん)

・ネット実習をして、改めてネットの奥深さが分かった。ネット上でもエチケットがあるし、犯罪もあるので、気をつけようと思った。ネット上では相手の顔も名前もほとんど分からなくて個人情報が守られてはいるが、その分犯罪もしやすいので、個人のネット上でのマナーが問われているのではないかと思う(「仙台っ子」さん)。

○2006年度・人文学部「アジア政治・外交論演習」受講者より
・「アクセスだけで伝わるあなたの情報」実例編」を読んで
<「山形大学」>
・今までワンクリック詐欺に関する情報はマスメディアなどで目にしてきたが、実際に本物の内容を直接見てみると、衝撃的な内容でとても驚いた。中でも、山形大学といった自分の所属先がばれていることは、空恐ろしくさえ感じました。インターネットの危険性を痛感した経験でした(4班「ジョーイ」さん )。
※松本の蛇足:大学のPCや会社のPCからアクセスすると、どんなサイトだろうと、必ず相手側には“○○大学、○○社からのアクセス”という情報が伝わります。それをウェブページに載せると大概の人はびっくりしますし、ウェブページ自体には無関係の情報なので、見せないわけです。
<手口>
・私はワンクリック詐欺にあったことはないし、そう言うところを見ようと思ったこともありませんが、今後も注意していかなければならないと感じました。一度クリックしただけで登録になるなんておかしな事だけれども、そういうサイトはインターネット上でたくさん溢れているので、安易にクリックしないことが大切だし、もしそういうことになっても、落ち着いて対処することが必要だと感じます。(ex. クーリングオフは受け付けないという文章など、本当だったらありえない。) (1班「Ki-T」さん)
※松本注:こうした“通信販売”の場合、もともと消費者の方は買うつもりで自分からアクセスして手続すると考えられているので、自宅に勧誘電話がかかってきたとかセールスに来られて買う気になった場合(電話勧誘、訪問販売)とか、会場に誘い込まれて買う気になった場合(キャッチセールス)とは異なる。なので、通常はクーリングオフの対象外です(宣伝メールが来て、そこにアクセスして…という点はキャッチセールスに近いと言えば近いが)。
 ワンクリック詐欺の問題点は、事前のきちんとした承諾無しに“契約成立”を主張すること。そして虚偽の情報で脅すことの2点です。
実際に被害にあったことはないが、たったワンクリックしただけで、あんなに多大なお金を取られるとは〔※松本注:「取られるかもしれないとは」or「請求されるとは」かも〕本当に怖いものだと思いました。また、いろいろな手口があることもわかったので、これから気をつけたいとも思いました。人間の好奇心につけ込んだ嫌な手口が多く、とても考えているなと思いました(3班「AKG」さん )。
・IPアドレスや接続業者などがデタラメでなく載せられたメールが来るところが巧妙だと思った。知識があれば騙されることも少なくなるので、手口などを知っておくことが大事だと思った(4班「しずく」さん)。
※松本注:ワンクリック詐欺サイトから会社へのメールでの請求は、「来ると思わせる」だけです。また、会社宛に請求メールがあった事例は聞かないですね。
<知識>
・実際に自分がこのような体験をしたことも、知人がしたということも聞いたことはなかったが、まずこのページのトップの赤字でさえ“ドキッ”とさせるものがあった。このような知識を持っていれば、払う必要はないと心配することはないが、何も知らなければ不安になるのは当然だと思う。インターネットを使用するうえでこのような知識は最低限知っておく必要があると思った(4班「minnie」さん)。

・知識がなければ、IPアドレスや「識別番号」を表示されただけでも、自分の情報が相手に伝わってしまったと勘違いして焦ることになる。違法サイトには、クッキーを利用して「ご利用回数○回」などと表示し、さらに自分が特定されたかのように見せるものもあるらしく、そのまま料金を支払ってしまう人も多いのも無理はないなあと感じた。やはりインターネットを使うなら最低限のコンピューターに関する知識を備えるべきだと思った(2班「GM」さん)。

<迷惑メールが来た>
・このようにワンクリックで入会手続がおこなわれてしまったことになっていたりすることは、最初は焦るかもしれないが、もしやってしまっても落ち着いて対処することが大切だと思った。
 私はよくパソコンでメールをするのですが、最近一件だけアダルト系のサイトを宣伝するメールが送られてきたのを間違って開いてしまいました。普通なら開かないんですけど、件名が普通の友だちのような内容で、もしかしたら以前にメールアドレスを教えた子が返信してくれたのかもと思って開いてしまいました。その後は何もなかったので良かったです。迷惑メールのフォルダがあって、それに振り分けてくれるはずなのですが、このメールは引っかかってなかったようです(3班「サムライ」さん)。
<「請求されてしまった」>
・ある程度の情報は相手に伝わっても、氏名や住所などの情報が伝わることはないと聞き、今後自分がこのようなことに遭遇しても、堂々としていられそうだ。
 知人が、ケイタイにかかってきたワン切り(知らない電話番号)にかけなおしたら、入会金とか言ってお金を請求されたという経験をしたらしい。最終的には、「家に電話する」とか「家まで行く」等と言って脅され、親に相談したところ、「そんなことありえないから無視してろ」と言われたらしく、無事お金を払わずに済んだようだった。周囲の知識・理解も本当に大切だなと思った(1班「Tabi」さん)。
<自分なら>
・一言で言うと、怖い、が一番の感想でした。実際に被害者の人から先生にメールが来ていて、それがとてもリアルでした。もし自分が騙されたと知らなければ、他人にばれるのを恐れてお金を払ってしまうかもしれないなと思いました。たしか以前に家に督促状で身に覚えのない請求が届き(インターネット関係だった気がします)、びっくりしたことがあります。
 法律や詐欺について知識がないと、痛い目に遭うということがわかりました(2班「どきん」さん)。
・自分が会社員だとして、「払わなかったら会社に請求する」みたいなことを言われて、それが今後の業務に差し障るようなら、払ってしまうかもしれないと思った(明らかに多額でなければですが)。
ワンクリック詐欺について、曖昧な知識しか持っていなかったら、詐欺だと分かっていてもやっぱり怖いと思う(3班「はなもも」さん)。
※松本の蛇足:もちろんおわかりとは思いますが、「多額でな」い金額を払ってしまったら、途端に、“ちょっと脅すだけで払ってくれる上得意様”に昇格します。次には、もっと高額な詐欺のターゲットにしてもらえます。

※2006年07月28日追記:山形県では88回にわたって現金3108万円を騙し取られた事例があるそうな↓。

山形新聞ニュース>振り込め詐欺で山形の女性が3108万円被害、県内最高額(2006.7.22
http://yamagata-np.jp/kiji/200607/22/news05505.html
 --- が報じられています。周囲から見ると“なんでそこまで払ってしまうのか????”としか思えないのですが(家や土地も売って工面したそうだし)、たぶん、最初から“三千万円払え”と言われていたら御本人も「????」と思ったでしょうね。物事には順序というものがあり、段取りを付けてこそ求める結果は得られるのです(これを“段取り八分”と言う)。この場合はそれは犯罪行為だったわけですが。
…と書いていたら、最新事例では、大学生が加害者として捕まっていた↓のであった。
Yahoo!ニュース>共同通信>詐欺容疑で札幌大生ら逮捕 「振り込め」で1億円以上(2006.7.25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060725-00000077-kyodo-soci
この衆は頭の良さを暗黒面で活用したんだね。で、どこかのゼミの学生だったりするわけか…。ということで札幌大学のウェブサイトに行ったら、学長文書↓が出ていた。
札幌大学ウェブサイト本学学生の詐欺容疑による逮捕について(2006.7.26 学長・宮腰昭男)※pdfファイル
http://www.sapporo-u.ac.jp/whats-new/20060726_hodo.pdf
・「電子掲示板を使おう」を読んで
<マナーとルール>
・普段掲示板を見ていると、必ずと言っていいほど口論掲示板になってしまっているものを目にする。もとは情報を求める一般的なものであるのに、ちょっとしたマナーの意識の差で、どんどん本来の掲示板の趣旨から逸れていっている。掲示板は、インターネットの中でもとりわけ不特定多数が使用する、使用できるものという長所が逆に短所になってしまっている。メールなどと違い、直接的なリスクが無いために、マナーも見過ごされやすいのだと思う(2班「GM」さん)。

・電子掲示板の世界にもいろいろルールがあるようで、一応自分では守っていたつもりだったのですが、改めて読んでみるとドキッとするところがいくつかありました。あと、飽きっぽい性格の私には、同じハンドルネームを使い続けられるかどうかも不安です(3班「はなもも」さん)。

<ルール以前>
・電子掲示板を使ううえでのルールはもちろん、各掲示板のルール以前に常識的な感覚があるかどうかという点も掲示板を利用するうえで重要だと思いました(「「教えて君」事例集」での「七夕」さんのを読んでいて…)。感情的にならずに冷静でいることも大切なのかも(4班「minnie」さん)。
<事前の準備>
・掲示板にはけっこう有用な情報が載っていたりして、利用するときがあったりするので、掲示板のルールをしっかり確かめてから利用しなければと思う。そして、場の雰囲気をしっかり読み取っていきたいと思う。文字化けや引用マークの使い方など、これから大学の先生などとメールでやりとりするときに、相手に失礼の無いようにするためにも徹底していきたい(3班「サムライ」さん)。

・電子掲示板を使うには事前にマニュアルを読んでおかなくてはいけないのだとわかりました。規則が厳しいので、文章を打ち込むときも考えて時間がかかってしまいそうだと思いました。事例集には、なりすましや妨害をしている人がいて、本当にこういう事をしている人がいるのだと驚きました(4班「しずく」さん)。

・電子掲示板は多くの人が書き込み、視読する場所なので、その掲示板に入った人、運営者の両者がルールを守り、プライバシー、著作権などの面で気を遣わなければいけないと思いました。しかし一定のルールを守れば、膨大な人々との情報交換ができるので、非常に便利な場だと感じます(1班「Ki−T」さん)。

<掲示板ごとの違い>
・ネットの世界にもきちんとしたルールがあること、そのルールを初めて知ることができました。15−3で初心者の人が投稿した場合のツリーを見ましたが、「悪徳商法?マニアックス」の方は言い方が多いと感じました。2ちゃんねるをたまに見ると、途中から返信が悪口や批判ばかりになって見るのも嫌になってきてしまいますが、この掲示板ではお互い助け合っている印象を受けて、驚きました。
 「悪マニ」の管理人の「Beyond」氏はこれだけ膨大な書き込みを管理することは大変ではないのでしょうか。もし私であれば管理人はできないと思いました(2班「どきん」さん)。


<表示など>

・「Re」がもともと「リプライ reply」の意味だったということは知らなかったので、とても興味深かったです。私は四つの表示方式のうち、「INDEX」が分かりやすく使いやすかったので、いつも選択しています。またクッキーの処理のしかたも詳しく書いてあるので、是非参考にしたいと思いました(3班「AKG」さん)。
・「削除要請事例集」で印象深かった/興味深かったツリー
<リバティーについて>
・何でも自由に書き込める世界だけど、読んだ人や特定の個人などを不快にさせない配慮は必要だと思うし、最低限のマナーだと思う(3班「はなもも」さん)。
<「kei」氏の場合>
・まさに利用者が掲示板を軽視している事例だと思う。はじめに書き込みをしたときはすがるような思いだったのかもしれないが、解決の兆しが見えると手の平を返したように振る舞う。他人の善意を使い捨てるような人は掲示板に頼らず自己解決すべきだ(2班「GM」さん)。
<「tettyann」氏の場合>
・他の投稿者の方が書いていたように、長いパソコンの経歴を持っているのに削除を依頼してきたのが不思議でした。また削除するに当たって、他の投稿した方の権利を奪うという新たな問題に発展したのにも少し驚きました。やはり、こちらでもパソコンの掲示板を利用するのにはルール等よく読むことが大切だと改めて思いました(3班「サムライ」さん)。
<「こもも」氏の場合>
・ツリーを立てた「たまご」さんが一度悪徳商法の経験があったために、マトリクスの電話に鋭く突っ込んでやったという話には思わず笑ってしまいました。ただ、いきなり削除を要請している「こもも」さんはルール違反をしていると思いました(3班「AKG」さん)。
<「東洋節電」について>
・一つの間違った書き込みにたくさんの指摘がされていて怖いなあと思いました。「m&m」さんは出入り禁止にされても書き込むしぶとさがあるし、少し噛み合っていないやりとりも印象的でした(4班「しずく」さん)。

・読んでいて、「m&m」さんは日本語が通じないひとなのではないかと思った。伏せ字にしたことを指摘されたにもかかわらず、そのままにしていて、しまいには投稿禁止になったからという理由で削除依頼…。自分の発言に責任を持つことの重要さを改めて考えさせられた(4班「minnie」さん)。

<「愚か者」氏の場合>
・私がまだ全くの初心者ということもあり、誰が真実を言っているのか判断するのが難しかったです。ただ、簡単に書き込みをする前に、きちんと規約を読むということが大切だと感じました。管理人さんの「で?」という返事が怖かったです(2班「どきん」さん)。
<オンデマンド株式会社の場合>
・「オンデマンド」社の倒産後の解約、返金についてでしたが、「おかん」さんの努力の様子が伝わってきて、「泣き寝入りしないぞ!」さんもそれに励まされたようだったので、良いやりとりだと思いました。この被害を受けた人か被害者関係者以外は話に入れそうにない内容で、かなりリアルだと思います(1班「Ki−T」さん)。

○2004年度後期・人文学部「基礎演習」受講者より
今年度もネット実習で提出してもらった実習票から、一部をこちらに掲載しました。
・「ネットで読める心得集」で紹介の ----
紀藤正樹(弁護士) http://homepage1.nifty.com/kito/ 
  >提案 サイバースペースの市民のための7つのルールと3つの前提
 ---- を読んで。
<重要性>

・3班「Tintin」さん

ネット上の犯罪も多様化し、ネットに関連した事件も多発している。それらの犯罪はけっして大人たちの手によるものだけではない。インターネットが普及してもう何年もたち、より一層どんな人でも身近に感じられるようになった時代であるのに、私はこのようなきちんと文章にまとめられたルールのようなものを初めて読んだように思える。誰もがネットを利用する前に、このような文面を読み、心がけ、意識する必要があると思った。
・1班「ブラックストーン」さん
当然のことを言っていると思ったが、これを読むまで、この当然のことをよく考えたことがなかったことに気がついた。今まで軽く流していたものが重くのしかかってきたように感じた。改めてインターネットの便利さの裏に隠されたリスクについて知った。
<現実社会>

・2班「キープ」さん

インターネットは、新たな情報を豊富に手に入れることができてとても便利だ。でしかし、ネットも現実社会と同じで、何でもかんでもやりたい放題にやって良いわけではなく、責任を持って利用していくことが大切なのだと思った。
・2班「根性」さん
いずれも今日の生活の上で当たり前のことばかりであったと感じた。つまり、それだけネット上の法規制などが確立していないということだろう。そして何より大切なことは、一人一人のモラルであると感じた。一人一人がルールを守ろうとしなければ、いくら規制を強めても犯罪や問題は無くならないと思う。このルールは全員が守るよう徹底すべきだと思う。
<市民意識>

・1班「コインブラ」さん

この文章を読んでみると、私自身、サイバースペースの中での市民としての意識が低いと感じました。今まではネット社会を具体的に意識することをせず、特にこれといった注意もせずに掲示板やチャットに参加していたように思います。今思えば、ここに書かれていることは当たり前のことのはずですが、実行されている点が少ないとも感じます。紀藤氏の描く普通のサイバースペースの社会を早く実現させるためにも、利用する人々の意識が高まる必要があると感じました。
<加害者と被害者>

1班「Kiiro」さん

インターネットでは誰もが被害者になりうるということですが、加害者の存在を感じられないまま被害にあってしまうのは非常に恐ろしいと思いました。
・2班「アルルカン」さん
サイバースペースの中では、自分の身は自分で守るということが大事だと感じました。利便性だけにとらわれてはいけないと感じた。サイバースペースでは、犯罪者にも被害者にも容易になる危険があるということが、とても怖いと思った。ちゃんと知識を付けていく必要があると思った。
<プライバシーと匿名と実名と>

・4班「キープ」さん

イ「7つのルール」は、とてもわかりやすくインターネットを利用する際の約束などが書いてあったので読みやすかったです。これまではプライバシーに関してそれほど気にしたことはなかったのですが、この「7つのルール」を読んで、自分のプライバシーも他人のプライバシーも気にかけなければならないということを感じました。
・2班「AKG」さん
現代の一つの社会問題となっているインターネット上の犯罪への具体的な対応策が載っていて、実際に実行してほしいと思うものばかりだった。特に「三つの前提」の第一の前提である“匿名での表現発信は不可能な環境を作る”ということには強く共感した。何よりも犯罪が多い理由には匿名での発信が挙げられ、素性がわからないという恐怖がある。ぜひ実行してほしいと思う。
また「七つのルール」には現実社会でも注意しなければならないこともあったが、第三のルールである“表現することの責任を自覚する”というように、自分の表現ひとつにも何かしらのリスクが伴っていることをきちんと覚悟しなければならないと改めて考えた。これからインターネットをするときに活かしていきたいと思う。
・3班「クマ」さん
現在のサイバースペース上のマナーは非常に悪いと思う。他人を中傷する情報などは匿名だからこそできてしまう。だからこそ第一の前提で挙げられている制度を整えることは急務であると思う。
「サイバースペースを利用するのは一人で海外旅行に出かけることと同じ」ということには納得した。今までそのように捉えたことはなかったが、確かに悪意のある人は存在するのだから、容易に個人情報を公開することは避け、“自分の身は自分で守る”という自覚を利用者一人一人が持つことが必要だと思う。
・3班「亀仙人」さん
基本的に日常の生活の道徳と変わらない。その上で、サイバースペースの特徴的な危険やボーダーレスということを書いてあると思った。これから危険が増えるだろうから、むやみに自分の情報は与えられないけど、犯罪の予防としての実名登録は一理ある。でも完全には束縛されていないから犯罪に走るのだろうけど、自由であるというのもネットの魅力の一つではないかなと思った。
まだネットに疎い小中学生たちには、学校がネットに精通している人を呼び、指導してもらうか、先生たちへ指導するなどして、ネット独自の危険性を教えてほしい。俺みたいなほとんどネットにふれない高校生・大学生にも教えてもらう機会を与えるように政府・自治体が取り組んでほしい。誰もが加・被害者とならないようにネット指導が大切だなと思った。

・「アクセスだけで伝わるあなたの情報」実例編」を読んで
<転ばぬ先の杖>

・1班「Kiiro」さん

「実例」で読めば読むほどネットへアクセスするのが怖くなってしまいました。しかしインターネットを使いこなすためにも、色々なことを勉強しなくてはと思います。
<相手に伝わる情報量>

・1班「コインブラ」さん

ワンクリック請求についての文を読んでみると、まずその仕組みに驚いた。これでは何の知識も無い人がお金を支払うのも無理はないと思った。それに加え、クリック一つで伝わる情報量には、ネット世界に対して恐怖さえ感じた。これからは否が応でもパソコンを使う頻度が増してくるので、こうした知識をきちんと身に付けておく必要があると思った。
・2班「キープ」さん
いきなり「実例編」に載っていたようなページが表示されたら、自分の住所や電話番号などの情報を相手に知られてしまったんじゃないかという気になってしまうと思う。しかし実際に相手に知りうる情報は本当にわずかなものなのだということを知ったので、騙されないように強気でいたい。
<自分の会社名>

・1班「ブラックストーン」さん

たった一回入っただけで企業名やIPアドレス等、様々なことが分かってしまうのには驚いた。企業名がでるというのはやはり人間の心理をうまく突いているなあと思った。
・2班「アルルカン」さん
ページを見ただけで料金が発生するなんてひどいと思った。そして、会社名なども出ることから、思わず払ってしまうかもしれなくて怖いと思った。
<“利用規約”の罠>

・3班「クマ」さん

「ワンクリック詐欺」は本当にあくどい手口だと思う。もし自分がこの手口で料金を請求されたら、もちろん無視が一番だが、実体験者のように誰にも言わずに代金を支払うことも考えてしまうと思う。特に「キャンペーン中につきご入金は24,000円」「お客様と運営者の信頼関係の上に成り立っているシステムです」などという書き方には引っかかってしまいそうだ。“通常より安いときに払うべきかもしれない”、“このサイトにアクセスしたからには支払わなければ”と考えてしまいがちになる。しかしアクセスしただけで代金を支払うなどということは明らかにおかしいことなので、常に「ワンクリック詐欺」のことを頭に入れて、このような手口に引っかからないようにしたい。
<相談例>

・3班「Tintin」さん

実際の体験談などもあって、まだそのような体験をしたことのない私でも現実味があった。実際もしこのような文面が長々と現れたら、訳もわからずに支払いを進めてしまうかもしれないと恐ろしくなった。これから社会に出て、インターネットに触れずにはいられなくなると思うので、十分に意識を持って接していきたい。
・2班「AKG」さん
相談してきた人が書いていたように、油断していたらとんでもないことになるので、本当に自分自身で気をつけなければならないと思った。まだパソコンを持っていないが、いざ持ったとき、このような被害にあった人がたくさんいることと、自分にも関わってくるということをきちんと頭の中に入れておきたいと思う。
また、「利用規約」などに誤字・脱字が多く、案外いい加減なところがあることにも驚いた。しかし金だけはしっかりと取り立てるつもりであるかのように書いているので、本当に注意が必要だと改めて感じた。
・4班「りんご」さん
ワンクリック詐欺について紹介されていましたが、その怖いところは、使用した人に不安感を与え、料金を払わなければこうなるなどの脅しをするなど、人間の心理につけ込んだ犯罪だということです。また、頻繁に振込先を変えるなどしてこちら側から摘発しにくくするといった悪質な方法が平気でおこなわれていることがとても残念に思いました。
こうしたトラブルで悩んでいる人たちの中には、相談できずに支払ってしまう人もいるので、もっと相談しやすい環境づくりをしていくことも必要かと思われます。

・「15)電子掲示板を使おう」を読んで(全体の感想)
<未経験者として>

・4班「M美」さん

IME、ツリーなど初めて聞くような単語が出てきて難しく感じました。また、電子掲示板におけるマナーなどがたくさんあることにも驚き、まだまだ知らないことが多いなと思いました。
社会生活と同じようにネット世界においても言葉遣いに気をつけるなど、基本的なことも重要なのだと感じました。
自分はまだまだ電子掲示板には手を出せない気がします。
・1班「コインブラ」さん
私は今まで掲示板についての仕組みやルールを知らず、投稿するのが何かためらわれて、もっぱら読むものとして利用していました。ですが今回の文章を読むと、投稿時の文法やルールなどの注意点といった、私が気になっていた事柄が書かれていて、投稿することへの抵抗感がやわらぎました。これからは掲示板に少しずつ投稿していきたいです。
・1班「Kiiro」さん
電子掲示板は眺めるばかりで書き込んだことはないのですが、細かいルールがあるとは知りませんでした。今回『検索マニュアル』を通読することで、Web上のルールが身に付いたらと思います。
・3班「Tintin」さん
私はこれまで掲示板に書き込みなどをしたことが無く、私たちが普段メールでやりとりするようなお話、おしゃべり感覚のものだと思っていました。ですが、『検索マニュアル』を通読し、私が想像していたものよりもずっと重く、厳重な感じがしました。これも、全く相手の情報が分からない上でのやりとりであるからだと思います。
これから掲示板に書き込みをする機会が出てくるかもしれません。「>」の意味や、掲示板の文法、表示方式などをあらかじめ知ることができて良かったです。無知によるマナー違反を起こさなくてすみそうです。
・4班「りんご」さん
電子掲示板というものは見たことはありますが、実際に投稿したことは一度もなかったので、今回これを読んでみて投稿してみたくなりました。電子掲示板のルールを知らずに投稿していたらどれだけ恥をかいていたか…。
特に印象的なところは、ネット世界でのもう一人の自分が手に入るというところです。身分や年齢などに関係なく、投稿文のみで自分(他人)がどういった人物なのかが判断されてしまうので、書き方や内容などは十分注意しなければならないと思いました。
<経験者より>

・1班「ブラックストーン」さん

難しい言葉がたくさん出てきて理解しづらかった。そして掲示板を使うとき、自分があまり気にしていなかったことが注意点として挙げられていて、もうちょっと真剣に考えなければならないと思った。
・4班「may」さん
「電子掲示板を使おう」と事例集は量が多くて読むのが大変でした。BBSの使い方については、何度か書き込みをしたことがあるので、知っているのも多かった。しかし事例集で挙げられている「教えて君」や「言葉遣い」については、ときどき自分も同じことをしていたように思える。「悪徳商法?マニアックス」の掲示板のように厳しく糾弾されることは今まで無かったが、人を不快にさせているかもしれないといことに変わりはないのだから、以後気をつけていきたいと思った。
<ハンドル名>

・2班「根性」さん

掲示板にメッセージ一つ入れるだけでも言葉遣いや読みやすさ、丸ごと引用を避けるなど、たくさんの気遣いが必要だということが分かった。特にハンドル名までまじめに考えろというのには驚いた。
<マナー違反と批判>

・3班「reopard」さん

ネット上でこんなにもたくさんのやりとりが行われていることに驚いた。ネット上でのマナーを破ったときなどの批判の声が、相手が分からないからこそ怖く感じた。管理人さんもたびたび登場していたが、管理人さんはずっと掲示板を見ているのかなと疑問を抱きました。
また、「皆様に一つお聞きしたいのですが… ROCK」というツリーを読んで、誹謗中傷ばかりと思っていたが、初心者が教えを請うときも親切に励ましていたのでなんだかほっとしました。
<表示タイプ>

・3班「亀仙人」さん

累積型はとてもわかりやすいが、ツリー型は一見するとよく分からなかった。「どこが木の枝の形なのか」「上とは文字通りの上ではないのか」との疑問が出たが、何回も読んで理解できた。
長いが、すべてがネットの世界で非常識人にならないためだし、原則であるから、知ることができて良かった。
<クッキー>

・3班「クマ」さん

クッキーという名前は知らなかったが、自分の投稿者名などが自動的に保存される機能のことは知っていた。再度入力する手間が省けて便利な機能だと思っていたが、共用パソコンでのクッキー機能の危険性については知らなかった。
掲示板上では「なりすまし」による荒らしもあるので、共用パソコンでは誤って他人の投稿者名で投稿してしまわないように気を付けたい。そのためにも共用パソコンではクッキー機能についてしっかり確認してから使用したい。
・2班「キープ」さん
いろいろと参考になることがありました。
パソコンでたまにメールするときがあるのですが、今までは知らずに半角文字をところどころ使っていたかもしれないと気づきました。半角文字には気をつけたいです。
あと、クッキーについて質問です。以前「アマゾン」というサイトでインターネットショッピングをしたことがあります。その後またそのサイトに行ったら、「◎○○○さん(本名)」と表示されてびっくりしました。それもクッキーの仕業なのですか?
※松本より:おそらく。オンラインショッピングをした際に本名を知らせたことで、「アマゾン」の方はクッキーと本名とをつなげて記録したのでしょう。
向こうの方は、“行きつけのお店で店員に名前を覚えてもらい、「一見さん」から「馴染み客」に昇格して嬉しいお客の気持ち”というのを狙っているのでしょうが、こちらにとっては“コンビニに入ったとたんに名前を呼ばれた感じ”というところでしょうか。まあ店内にいる他のお客にまで名前が伝わったわけではないけど。

・「15)電子掲示板を使おう」での削除要請の事例集を読んでもっとも印象深かったツリー
「愚か者」氏の場合
・相談ツリーとして立ち上げたはずなのに、非難する場になっている気がする。「愚か者」さんの言にいらいらしているのかもしれないけど、もうちょっと言い方とか言葉をかえてほしかった。他のツリーも見たけど、なんか、こういうのを見ていると良い気持ちにはならない。そしてインターネット上にあるすべての人、サイトが信じられなくなった(1班「ブラックストーン」さん)。
※松本より:相談ツリーと同じツリーで「愚か者」氏が削除要請をしてしまったために、場違いな問答の場のように思えたのでしょう。ただし、同氏の削除要請に対する批判の内容はしごく真っ当なものに思いますので、「非難」との批判は失当です。「愚か者」氏の削除要請についてはご本人も納得して取り下げという結論を得ていますし。まあ批判がキツメに思えたかな。でも、ここでも「面の皮」は厚くする必要があります。
「モンゴロイド」氏の場合
・自分の個人的な理由だけで削除することは簡単にはできないことを強く感じました。質問もそのアドバイスも、二人だけの世界ではなく、みんなが見ていることを常に意識しなければならないのだと思いました(3班「Tintin」さん)。
「kei」氏の場合
・kei氏の削除要請について私は最初、問題は解決に向かっているし、本人が削除を希望するなら削除しても良いと思いました。しかし、ツリーを消すのはレスをした人すべての発言・善意を無に帰すことになるという発言には同意できると思った。今までそのようなことを考えたことがなかったので、このことに気づくことができて良かったと思った(4班「may」さん)。
「こもも」氏の場合
・会話の内容が詳しく再現されていて、たまごさんに突っ込まれてからの業者のあやふやな対応が面白かったから。業者も手口がばれればボロを出すのだなぁと思った(3班「クマ」さん)。

・悪徳業者の方が、同じ系列会社同士で同じ個人に同じ内容で電話したから、個人が儲かるようになったのに気づき、慌てて無かったことにしたのが印象深かった。しかも削除要請の対象をツリーのトップではなく、トップ+αとしたため、余計なものには関わらなければ良いのにと思った(3班「亀仙人」さん)。

「ディプロマ」の場合
・業者側からの揺さぶりに対して管理人側が毅然とした態度をとっており、もし自分がその立場にいたらと思うと、業者に屈していたように思えます。安易に掲示板の管理人になるのものではないと痛感させられました(1班「コインブラ」さん)。
「tettyan」氏の場合
・誤って自分の氏名・住所・電話番号などを記入してしまったため削除要請をしていたこの方のツリーが興味深かったです。掲示板に個人情報を書き込まないと言うのは基本中の基本だと思うので、ネチケット(?)はきちんと知った上で利用しないと、困るのは自分なのだと改めて感じました。そういう常識を無視した書き込みにはみんな厳しいなあと思いました(当たり前ですが…)(2班「キープ」さん)。

・自分はこの削除依頼がすぐに認められるだろうと思ったが、コメントを寄せた人たちが皆「tettyan」氏を批判していたことに驚いた。「判子を押すこと」と「送信ボタンを押すこと」の重大性を考えろという言葉がとても印象に残った(2班「根性」さん)。

・どのツリーも内容が私にとっては難しく、理解しにくかったのですが、印象深いとか興味深いと言うよりも比較的読みやすかったのはこの事例でした。インターネット初心者ではないにもかかわらず、自分の氏名・住所・電話番号といった個人情報を記入してしまうということがあるなんて驚きです(4班「M美」さん)。

「消費生活サポートセンター」の場合
・自分たちの了解を得ずに勝手に資料を送ってくるなど一番たちの悪い悪質商法だと思う。HPが見つからないというのも怖いし、消費生活サポートセンターという名前にもすぐ安心してしまう可能性がある。自分も本当に気をつけなければならないと思った(2班「AKG」さん)。
「タダちゃんねる」の場合
・まず、口座番号が書かれているので削除するよう依頼していますが、ドメイン名から検索して出てきた名前が違っていたように、これでは本当の削除要請なのか信頼できないと思います。(ドメインの登録情報が検索できることも初めて知りました。)(4班「りんご」さん)。

○2003年度後期・人文学部「基礎演習」受講者より
下記の2002年度と同様に、今年度もネット実習をお願いして2004年1月に提出してもらった実習票の中から、こちらに掲載しました。
・「15)電子掲示板を使おう」を読んで(全体の感想)
・3班「モックン」さん
 私の考えでは、電子掲示板を利用するのにも注意が必要だと思う。たとえ人に教えを乞うことを望んで電子掲示板を利用したとしても、そこに書いてあることが真実であるかどうかはわからないため、注意が必要であると思う。
・3班「Liつよし」さん
 あまりなじみのない電子掲示板で情報収集ができることを知り、すごく便利だなと思いました。しかし私にとって掲示板の便利さとマナーは複雑な感じがしました。“投稿初心者”になる前に、掲示板の使い方とマナーがきちんとわからないと、ひょっとしたら邪魔者になる可能性が高いと思う。
 また、掲示板オーナーの権力が強すぎるのではないかと思います。オーナーによって勝手に投稿が変更・削除・追加されれば、掲示板としての元々の役割を失うと思います。
・3班「FOXY」さん
ネットで他の人との会話をするときはルールを守ることが大切であると思った。同じ言葉でも自分と他人の取り方には違いがあるから、送る前に自分の書いた文はしっかりと確かめる必要がある。話し言葉ではなく、書き言葉であるから、その書いてある言葉がすべてで、それを不特定多数が見るのだから、慎重に書かなければならない。 
・「15)電子掲示板を使おう」での削除要請の事例集を読んでもっとも印象深かったツリー
・3班「FOXY」さん
 私にとってもっとも印象深かったツリーは「愚か者」氏の「委託品の取り込み詐欺」です。削除を求める理由が管理人にとってはどうでもいいことで、「愚か者」氏の自分勝手さによって他の人の発言が意味を成さないものになるのは許されないと思ったからです。確かに「愚か者」氏にとっては重要なことだと思うが、ネットに送る前に自分の言葉に責任を持つようにするべきだ。

○2002年度後期・人文学部「基礎演習」受講者より
リンク方針資料集」の方に載せたのと同様に、2002年度後期「基礎演習」受講者の方々に『検索マニュアル』と本ウェブ版『検索マニュアル』の「電子掲示板」のところを閲覧してもらった上で、感想を書いてもらいました(「ネット実習(第三段階)」として)。この問題に関心のある方のご参考までにここに掲載します(掲載については筆者の承諾済)。

 こちらも受講者それぞれがその感想に達するまでにどのくらい『検索マニュアル』を読んでいるかどうかについては、自習によるものなので、松本にはわかりません。また意味がとりにくいものもありますが、明らかな文法上の誤記・誤字以外はとりあえずそのままにしてあります。

・「15)電子掲示板を使おう」を読んで(全体の感想)
・1班「Blue」さん
 電子掲示板は赤の他人とのやりとりなので、運営者のルールに従い、書き方のマナーを大切にしないと、掲示板は荒れ、無法地帯になってしまう。掲示板の利用には自己責任が必要だと感じた。 
・2班「おにく」さん
 今まで掲示板を利用したことが無かったものの、掲示板は誰でも利用できる公共の場というイメージがあったのですが、実際にはそこにはルールやマナーがあり、あくまで運営者が場所を提供してくれているものだということを忘れてはいけないと思った。
・3班「ノーマーク」さん
 二つの表示方式のうち累積型掲示板についてはなんとなくわかっていたが、ツリー型掲示板については表示される順番について新しくわかったので良かった。見た目と引用のための改行というところでは、わかりやすいし、かなり使えるテクニックだなと感じた。

 クッキーについては初めて知ったので驚いた。

・4班「エムエム」さん
 電子掲示板にはいろいろな種類の表示方法があり、自分がその時に一番使いやすいのを選べるので便利だと思った(でも、ルールとかがいろいろあって、覚えるのが大変だとも思った)。

 あとクッキー機能はちょっと怖いと思った。自分のデータとかが知らない人に見られちゃうかもしれないので気をつけないとと思った。

・「15)電子掲示板を使おう」での削除要請の事例集を読んでもっとも印象深かったツリー
・1班「Blue」さん
 「サイエントロジー」からの削除要請のツリー。理由:投稿者たちは本当に真剣に話し合っていて「しゃべり場」のように思えたので。
・4班「エムエム」さん
 「クレッシェンド幸輝」からの削除要請のツリー。理由:会社がうまくいっている時に、突然、「悪徳会社」とネット上で言われ、契約が破棄される等、とてもかわいそうでした。


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