山形県ことばと文化研究会

 

 

山形県ことばと文化研究会について

 

昭和28年(1953年)以来、62年にわたって活動してきた「山形県方言研究会」は、平成27年(2015)年に「山形県ことばと文化研究会」として再出発いたしました。これからは方言だけでなく、言語・文学・文化など多方面にわたって研究活動を行っていくことにいたします。

 

入会のお勧め

 

山形県の方言など、ことばや文化に興味をお持ちの方は、ぜひ事務局までご連絡ください。

E-mailアドレス nakazawahuman.kj.yamagata-u.ac.jp (@は半角に書き換えてください。)

 

 


 

 

山形県方言研究会について

 

山形県方言研究会は昭和28年の創立以来、62年にわたって会誌『山形方言』の発行を中心に活動を続けてきました。

特に昭和45年(1970)には『山形県方言辞典』を刊行しています。

 

 




会誌『山形方言』目次

 

40号 平成22年(201010

山形方言雑考(三)    落合晃

昆虫等の「尾花沢地方の方言」について    原田傳六

村山・最上地方の呼称方言(動植物)―補遺    原田傳六

ムガサリ再考    宗田實

『山形方言』目次 第30号から第39号まで

 

39号 平成21年(20099

山形方言雑考(二)    落合晃

汽車がかかった    寺嶋芳子

山形大学学生の方言意識について    中澤信幸

置賜方言よもやま話『ことばの垢縒り』    菊地直

 

38号 平成20年(20089

山形方言雑考(一)      落合晃

新庄弁あれこれ  菅原文徳

上代「あはれ」考        宗田實

村山・最上地方の呼称方言(動植物)        原田傳六

 

37号 平成17年(200512

翻刻 民俗豆本 なんぞの巻       阿部八郎・星川沙織・本間比佐子

山形方言と日本語の祖先 ―アイヌ語的語彙を通してかいま見る      宗田實

山形県村山方言にみられる「○○でした」という表現について        星川沙織

山形県青年層における方言語彙の分布と使用実際の推移  ―「捨てる」と「かわいそうだ」を例に―      高橋永行

 

36号 平成16年(20043

地理言語学の時代        江端義夫

方言語誌(尾花沢方言を中心に)]  原田傳六

民俗豆本 わらべうた    阿部八郎・星川沙織・本間比佐子

『子之助夢ものがたり』の音韻表記        山本淳

 

35号 平成15年(20033

【随想】生活の中に生きることば  山本淳

方言語誌(尾花沢方言を中心に)\  原田傳六

江戸時代資料からみる村山方言について ―『老の寝言』を対象として―      松岡明子

天童方言の残存と消滅    今川亮平

待遇表現から見た同一談話内における方言レベル・シフト ―山形県内の場合―        望月弘親

看板の文字      佐藤桂子

 

34号 平成14年(20023

新・方言歳時記4        矢作春樹

山形県村山地方における文末詞ハについて  峯田大義

 

33号 平成13年(20013

日本の社会地理言語学のために    江端義夫

村山・最上地方の人称・呼称方言  原田傳六

新・方言歳時記3        矢作春樹

資料紹介 昭和初期の「かてもの」と方言(上)     後藤利雄

庄内南部農村地域における親族呼称        大滝敏

 

32号 平成12年(20003

方言語誌(尾花沢方言を中心に)[  原田傳六

新・方言歳時記2        矢作春樹

資料『わらべうた詞集』(五)     後藤利雄

近世庄内地方の洒落本類における助詞サをめぐって  山本淳

 

31号 平成11年(19993

方言辞典のよりよい内容を求めて  江端義夫

結城哀草果の名歌講釈--門伝方言による爺()と孫との対話  飯野幸雄

新・方言歳時記1        矢作春樹

資料『わらべうた詞集』(四) 解説・注   後藤利雄

 

30号 平成10年(19983

山形県方言辞典と坂部経夫        後藤利雄

雪ことば        井上史雄

新しい地理言語学の課題  江端義夫

現代話しことばの敬語の研究(2)過去デ-タと鶴岡・山形地区の比較    佐藤瑞枝

鶴岡市における「新方言」の動向--若年層と高年層を調査対象として  伊達丈浩

方言語誌(尾花沢方言を中心に) Z 原田傳六

資料『わらべうた詞集』(三)     後藤利雄

創刊号から29号までの総目録

 

29号 平成9年(19973

現代話しことばの敬語の研究(一) ―過去デ-タと鶴岡・山形地区の比較―   佐藤瑞枝

方言歳時記5    矢作春樹

尾花沢方言『小倉百人一首』(原田傳六

資料『わらべうた詞集』(二) 解説・注   後藤利雄

 

28号 平成8年(19963

2、3の特殊な音韻対応  設楽浩道

北前船が運んだ京ことば  矢作春樹

方言歳時記4    矢作春樹

尾花沢方言『小倉百人一首』(上) 原田傳六

資料 『わらべうた詞集』(一)   後藤利雄

 

27号 平成7年(19953

アイヌ語ユーカラについて        後藤利雄

方言と地名      木村正太郎

方言語誌Y(尾花沢方言を中心に、意味と表現について)    原田傳六

方言歳時記3    矢作春樹

資料『桜田月次』解説    後藤利雄

 

26号 平成6年(19942

アイヌ語のサイモン(探湯)について      後藤利雄

方言語誌X(尾花沢方言を中心に、意味と表現について)    原田傳六

方言歳時記2    矢作春樹

〔書評〕佐藤雪雄著「庄内方言辞典」      阿部八郎

 

25号 平成5年(19931

上代「ミ」音とアイヌ語  後藤利雄

方言語誌W(尾花沢方言を中心に、意味と表現について)    原田傳六

方言歳時記      矢作春樹

庄内方言の成立と変容    井上史雄

 

24号 平成4年(19922

斎藤義七郎さんの手紙    後藤利雄

方言の語意の究明について ―民家用語を対象として―      木村正太郎

置賜弁小考      渡辺信八郎

斎藤義七郎氏の研究と業績        遠藤仁

再掲 山形県村山方言の可能を表す「エ」について  斎藤義七郎

 

23号 平成2年(199012

武田本『ひなの寐言』について    後藤利雄

庄内の食事ことば        木村正太郎

方言語誌V(尾花沢方言を中心に、意味と表現について)    原田傳六

―資料― 水上勉作「故郷」の中に於ける方言考    渡辺信八郎

翻刻 狂哥 ひなの寐言  後藤利雄

 

22号 平成元年(198912

〈おこる〉〈しかる〉の語誌 ―地方語文献・調査資料の記述を中心に―       遠藤仁

母の用いた言葉  渡辺信八郎

方言語誌II(尾花沢方言を中心に、意味と表現について)    原田傳六

 

21号 昭和63年(19888

尾花沢地方の「人称方言」等について      原田傳六

女をさげすむ言葉        渡辺信八郎

資料 翻刻『ゆめあはせ』        阿部八郎

 

20号 昭和61年(198612

後藤利雄さんの御業績や、山形県方言研究会についての随想  斎藤義七郎

後藤利雄先生のこと      阿部浩一

「なづき」考    後藤利雄

近世後期以降の庄内方言語史 ―語形転訛をめぐって―      遠藤仁

及位地区の敬語について  高橋良雄

尾花沢地方の方言について        原田傳六

方言の中のことわざ ―寒河江市及び西村山地区を中心として―      渡辺信八郎

創刊号から19号までの総目録

 

19号 昭和60年(19856

山形県の里芋方言の系譜  井上史雄

シテダ形の変化過程とそのタイプ ―南陽方言を中心に―    金田章宏

水上勉著『鳥たちの夜』に現われた方言    渡辺信八郎

随筆 『みかわの方言』を上梓して        佐藤武夫

 

18号 昭和59年(19843

新庄と酒田の二音節名詞のアクセントを比較して    森下喜一

標準語と及位方言の音声の対応    高橋良雄

『最上千種』(もがみちぐさ)の最上言葉   後藤利雄

方言寸感 ―西村山地方のことば二、三―  渡辺信八郎

 

17号 昭和56年(19816

ワスラ(悪さ)の語形と意味の変化        井上史雄

会話語の語尾に「わ」の付く言葉の考察    渡辺信八郎

遊佐方言における音韻変化 ―『深い』を中心にして―      鈴木宏光

 

16号 昭和55年(19803

「猫」の呼び名について  森下喜一

願望表現「〜タイ」の白鷹町高玉における年齢差および地域差につていて      高橋直子

新方言「〜ッチャイ」の普及過程  井上史雄

方言における敬語について ―西村山地方語を主として―    渡辺信八郎

 

15号 昭和54年(19792

荘内地方におけるサ変動詞の五段化と一段化        井上史雄

山形県最上郡における「父」・「母」の呼び名について        森下喜一

方言の反省      渡辺信八郎

金属製品のアイヌ語と方言        後藤利雄

 

14号 昭和53年(19782

《新方言》の分布と変化  井上史雄

最上地方の方言とその伝播について ―言語地理学的調査から―      森下喜一

まじないの方言  渡辺信八郎

方言笑い話あれこれ      後藤利雄

江戸時代庄内方言の助詞と助動詞(続)    石川明子

 

13号 昭和52年(19771

「マサバ」の語史        井上史雄

江戸時代庄内方言の助詞と助動詞 ―郷土本を資料として―  石川明子

一転入生のリポート(渡辺信八郎

 

12号 昭和51年(19761

標準語文章の山形方言訳・山形方言文章の標準語訳からみた方言の諸相        斎藤義七郎

「呉れる」の語形変化過程        井上史雄

一転入生のリポート      渡辺信八郎

 

11号 昭和49年(19743

THE YONEZAWA DIALECT    ダラスC.H.

米沢方言(翻訳)        峯田太右衛門

荘内・大鳥・山北方言の音韻(文法)分布    井上史雄

「べした」という方言    渡辺信八郎

あとがき

 

10号 昭和47年(19722

斎藤秀一に関することども        斎藤義七郎

方言に対する教育私見    渡辺信八郎

後藤本「老の寐言」      後藤利雄・阿部浩一

喜多先生を送る                         

 

9号 昭和46年(19719

編集参加所感    渡辺信八郎

方言放談        村川幹太郎

寸感    樋口慶吉

雑感    恵山正之

貴重な体験      鈴木浩禅

山形県方言辞典と私      渡辺友次郎

辞典の校正を了えて      後藤利雄

方言の評価      峯田太右衛門

くじら餅・モロヤ        阿部英子

「ねまる」について      松浦孝一

あとがき

 

8号 昭和40年(1965

大鳥・大泉方言に於けるオ列長音の開合の別        後藤利雄

飛島のアクセント        佐藤亮一

香澄町弁について        渡辺信八郎

万葉語と山形方言(2)     三春伊佐夫

 

7号 昭和37年(196212

山形方言の中濁音        後藤利雄

方言随想        渡辺信八郎

万葉語と山形方言(1)     三春伊佐夫

莊内方言の特徴について  斎藤秀一

 

6号 昭和36年(19618

方言と文法指導  矢作春樹

米沢市上郷地区の重畳詞  安部忠内

 

5号 昭和35年(19607

語彙の残存と消滅 ―庄内方言を資料として―      永山勇

山形方言のダ行鼻濁音について    後藤利雄

音韻と活用のメモ ―西村山郡河北町を中心に―    矢作春樹

 

4号 昭和34年(19594

ムカサリ考 ― "よめいり"の俚言―       淺野健二

ムカサリについて ―浅野氏への書簡―    中村星湖

ムカサリは「身飾」か    後藤利雄

「ムカサリ」語源雑考 ―民俗の考察から―        奥山誉男

オバコ  三春伊佐夫

山形県に於ける「花嫁」「嫁入り」の方言 (附)「花嫁」「嫁入り」の方言地図 山形大学文理学部国文研究会

あとがき        喜多義勇

 

3号 昭和30年(19557

原稿にかえて    東条操

中學生語 ―くだけた場合の話し言葉―    菊地清助

わが村の方言ボンボをめぐって    奥山誉男

ダダのこと      松下圭道

アタマ 小刀 シャベルの方言    佐藤昭・中村美恵子

ウー

山形の主婦とことば      菊地清助

 

2号 昭和29年(19543

山形方言の研究(2)       宮良当壯

山形方言の「ア」母音について    田島福重

山形方言雑記    淺野健二

「ねまる」追考  秋保光吉

山形縣に於ける嘘の方言について ―ズボ、ハラダ、テンポの語源など―      後藤利雄

二つの問い      渡辺友次郎

藤原勉氏著「仙台方言」

 

1号 昭和28年(19537

發刊に際して    喜多義勇

山形方言の研究(1)       宮良当壯

村山方言における過去表現の語法  斎藤義七郎

伊勢物語の「きつにはめなん」に就いて    後藤利雄

氷柱方言ノオト  矢作春樹

ダダという方言  佐藤正己

山形方言漫筆二題        矢作喜一

 

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