科目名  経済社会特論 開講学科・学年・クラス L3
担当教員 安田 均
授業形態 講義 開講期間等 後期
単位数 2
開講時間数 30 開放科目 ×
●授業内容

まず市場経済の基本的な仕組みとして資本を取り上げ,利潤の発生,その増やし方,社会的結果としての景気循環等を解説する。
ついで,市場競争の結果として発生する様々な軋轢アツレキ,失業や貧困に対して現在どのようなセーフティネットが張られているかを,年金,医療保険,雇用保険等の社会保険制度に即して解説する。
◆授業のねらい

市場経済とはどのようなものか,競争の軋轢に対し社会はどのように対処しようとしているか,問題点は何かを考察します。 
●授業計画

1.市場経済の仕組み  
 お金儲けの3つのパターン,利潤の秘密, 景気循環 
2.セーフティネット  
 年金,医療保険,雇用保険
3.雇用
 内部労働市場,非正規雇用,格差

 講義と新聞記事読み取りの二本立て。
 講義の週はパワーポイントのスライドで解説し,ワードプリント確認問題で復習する。

 新聞記事を読む週は講義に関連する記事を輪読し,内容に関する設問への回答と記事のわからない点を書き出してもらい当日回収する(質問には次回回答)。10点。
上の1部2部それぞれ終了後に選択式10問くらいの小テスト問題を渡し,次回答案を回収する。6割以上正答で10点,未満6点の予定。最終週は論述式の期末試験を行なう。
◆授業前に準備しておく事項

講義に関連して新聞記事やテレビニュースでわからない点が出てきたらメモしておくこと。新聞記事読み取りの際に確認し,解説します。
◆履修上の留意点

出欠はとりませんが,提出物(記事読み取り結果4回と小テストの宿題2回)で評価の6割を占めるので,提出を忘れないこと。
教 科 書
●評価方法・基準

得点積み上げ方式をとる。
記事読み取り5回50点+小テスト1回10点+期末試験40点+平素の成績の合計で評価する。
参 考 書



木2校時 単元 配点 テーマ キーワード
1 09月30日 ガイダンス 20 (途中で宿題10×2回)
2 10月07日 資本
お金儲けの3つのパターン 商人資本,金貸資本,産業資本,労働力商品
3 10月14日

剰余価値形成の秘密  必要労働,剰余労働,剰余価値
4 10月21日
10 資料読み取り 名ばかり管理職
5 10月28日

好況の限界 産業予備軍,相対的過剰人口,資本の絶対的過剰生産
6 11月04日 セーフティネット
年金の仕組み 厚生年金,国民年金,共済年金,3種類の被保険者
7 11月11日
10 資料読み取り 保険方式か税方式か
8 11月18日

医療保険 公的医療保険(健康保険)
9 11月25日
10
資料読み取り 老人保健制度と後期高齢者医療制度
10 12月02日 仕事
  内部労働市場 ブルーカラーのホワイトカラー化,「日本的経営」
11 12月09日

雇用調整 雇用調整
12 12月16日  
資料読み取り 失業時給付
13 01月06日
10 非正規雇用と格差 非正規雇用の種類,内訳,労働者派遣法とその改正
  01月13日 休講(月曜日授業)
 
14
01月20日
10 資料読み取り 非正規雇用
15 01月27日 期末テスト 30

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