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1月27日 |
橋元秀一「非正規雇用問題と企業別組合の役割およびその展望」 |
S:非正規雇用の組織化を展望して,企業別組合よりも産業別,職種別に期待している。
技能形成について産別,職種別を主張しているが,目下の「格差問題」への寄与が分からない。今のユニオンは既に産業別。
S:組織率は企業規模によって大きく異なり,問題は中小企業。そこで企業別牛別は成り立ちにくい。
S:広島電鉄の例は,終身雇用がなくなった中国と似ている(4,5年契約が続く,たいてい更新される)。広島電鉄は非正規雇用が転換する正社員IIを作ると,壁が1つから2つになる。−−しかし,著者は正社員は自分たちの処遇悪化を飲んでも終身雇用,年功序列型賃金を守ったと理解している。また著者の展望と異なり企業別組合としての成果。 |
1月20日 |
小島茂「社会保障制度と労働の役割」 |
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12月16日 |
うーじょんうぉん「福祉社会の変貌と労働組合」(分科会座長のまとめ)『社会政策』2(1) |
・企業別組合としての展望をどう捉えているか?
・企業別組合のデメリットをカバーできる2点
・上からの改革とは |
12月9日 |
第5章「企業別組合体制を脱却する方法を探る」 |
「企業別組合が産業別組織としてかろうじて,機能していたのは春闘」とは……大企業中心に賃上げはしている?
熟練工中心から不熟練工中心の組合への転換と正社員から非正規雇用中心への転換の関連
・ユニオンが産業別になり得るか疑問?
・賃金が下落している中で産業別組織の意味は? |
12月2日 |
同4章「労働組合の機能と組織性格」 |
・組合通史になっているが,I-1の熟練工限定の初期の組合と不熟練工中心の組合を一緒にしてよいか
・通史というよりも,日本の労働組合の現状を批判し,ユニオンに導くために,熟練工中心だった英国のトレイドユニオン。そのため、職種別組合の強制面・非自発性,不熟練工中心の組織であるために政治傾斜していった20世紀以降の産業別組織には触れていない。 |
11月25日 |
同3章「格差社会から階層社会への転成」IV- |
・周辺「正社員」は増えているのか?正社員は中核社員化し,周辺=単純労働は非正規に回しているのではないか?---筆者は正社員の大半が周辺か=非正規化すると看做しているのでは?/確かに正社員でも「名ばかり管理賞」化している問題がある。
・著者は正社員の非正規雇用に待遇が近づくかのように述べているが,やはり両者は待遇が大きく地学のでは? |
11月18日 |
同3章「格差社会から階層社会への転成」I-III |
「90年代の賃金下落と述べているが,データが示されていないので,説得力乏しい」
「出向の場合,賃金等は維持されるのか?」
・格差社会と階層社会の違いは?--単なる所得の違いと,非流動的区分
・第4段階(格差の再拡大)はいつからか?--1975年以降
・2000年の無業率(高卒後無業者/(無業者+就職者)=35%とは?--文科省『学校基本調査』ではH13(2001年)の場合,就職者24万人,無業者13万人。97年金融恐慌の影響か?
97-2003までは高卒無業者が11-13万。04年から9.2万,7.8万,6.6万人徐々に低下(日本経済は2002年から景気回復)。
女性の非正規雇用非理が急上昇したのも90年代 |
11月11日 |
木下第2章「企業中心社会のもとでの日本の格差社会」 |
・企業中心ならわかるが,「市民社会ではない企業社会」との主張の違いは?
・なぜ正社員だけサービス残業するのか?
・企業横断的規制,すなわち職務給か?
・企業依存と格差との因果関係は? |
10月28日 |
「開発主義」 |
「開発独裁」と「開発主義」(後藤道夫)の違い
「企業福祉中心」「大企業中心」は正社員を念頭に置いた社会保険中心(欧州大陸型),福祉の手薄さの記号福利による代替という意味か? |
木下武男『格差社会にいどむユニオン』第1章「グローバリゼーションの衝撃」 |
独自の見解というより,背景としてのグローバリゼーションの解説。 |
10月21日 |
修論報告「日本の労働組合とユニオン」 |
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