市場と組織 Markets and Hierarchies 担当教員:安田 均(YASUDA Hitoshi) 担当教員の所属:人文学部法経政策学科 開講学年:3年,4年 開講学期:前期 単位数:2単位 開講形態:講義 開講対象: 科目区分: |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【授業概要】 ・テーマ 内部労働市場の現状と課題
・ねらい・正社員が勤続昇給する仕組み,内部労働市場を中心にした現代資本主義の解説。
・目標1)勤続昇給の仕組みの理解。2)セーフティ・ネットとして年金,雇用保険,生活保護の概観。3)上の2点でも位置付けが対照的な正社員と非正規雇用との相互関係の考察。
・キーワード内部労働市場,年功賃金,知的熟練,セーフティ・ネット
【授業計画】 ・授業の方法 パワーポイントによる講述と資料の読み取りを併用する。
・日程前者ではパワーポイントによって解説し,随時確認問題で内容理解を確認する。後者では新聞記事等資料を読み合わせた上で,設問に答えて貰う。
【学習の方法】 ・受講のあり方 毎回の見出しを念頭に,パワーポイントのスライド資料をよく読む。随時,確認テストを解いてみる。
・予習のあり方事前にアップロードされた講義スライドと,できれば参考文献に目を通しておく。
・復習のあり方確認問題に再トライして解けなければ,まずパワーポイントのスライド資料を読み直す。それでも解けなければ,テキストを読み直す。テキストのわからない点,講義で省略された点については質問してください。
【成績評価の方法】 ・成績評価基準 記事の読み取り数回のポイント積み上げ制。
・方法記事の読み取り(要約,設問への答え,疑問点)を通して講義内容の理解を測る。
【テキスト】 指定しないが,プリントに小池の対応章および関連文献を記す。
【参考書】 小池和男『仕事の経済学(第3版)』東洋経済新報社,2005年
【科目の位置付け】 経済原論に対して,段階論と現状分析に当たる。
【その他】 ・学生へのメッセージ 90年代の雇用流動化によってかつての終身雇用,年功序列型賃金は崩壊したと言われていますが,実は堅固に残っており,むしろ勤続昇給する正社員としない
非正規雇用の処遇格差が一層際立つことになりました。しかも,両者の対照性は「もしも」の時のセーフティ・ネットにも及んでいます。働き方及びセイフ
ティ・ネットの両面から非正規雇用に止まらない今日の問題を考察します。
・オフィス・アワー火曜日7-8校時
・担当教員の専門分野経済原論
|