格差を考える(教養セミナー) Inequality(Seminar)
 担当教員:安田 均(YASUDA Hitoshi)
 担当教員の所属:人文学部法経政策学科 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義 開講対象:  科目区分: 

【授業概要】

・テーマ
 「格差社会論」を通して現代日本の経済や社会の仕組み・実態を学ぼう。
・ねらい<
 現在問題にされている格差,格差社会とはどのようなものか,論者によって見方や意見にどのような違いがあるのかを主論点とする。
・目標<
1)格差に関連して日本社会の,富の取得,分配に関する仕組みや制度を学ぶ。2)テキストの資料に繋がる最新のデータを調べる,富の分配に就いて,各自の意見をまとめ発表したり,議論をかみ合わせたりする術を学ぶ。
・キーワード
格差,不平等,所得再分配,税金(所得税,消費税),社会保障

【授業計画】

・授業の方法<
テキストを章あるいは節毎に分け,順番に報告,司会を割当て,みなでテキストや報告のわからない点,あるいはテキストや報告に触発された疑問点や関心事を討論する。
・日程<
テキストの報告は12月一杯までとし,1月にはテーマ別の個人報告やディベートに当てたい。
第1章「格差の現状を検証する」
第2章「『平等神話』崩壊の要因を探る」
第3章「格差が進行する中で」
第4章「格差社会のゆくえを考える」
第5章「格差社会への処方箋」

【学習の方法】

・受講のあり方
 知識の修得が目的であれば講義の方が効率的です。テーマを自分の問題として考え,わからない点や疑問点は積極的に発言すること。
・予習のあり方
 テキストをよく読む,わからない点はまず自分で調べる。各自(報告者は3つ以上)疑問点を用意しておく。
・復習のあり方
 報告者はその回,答えられなかった質問は調べて次回以降必ず答える

【成績評価の方法】

・成績評価基準
 発言の適宜性,司会運営の適切さ,報告のわかりやすさ,レポートの内容。
・方法
 発言,司会,報告,レポート。

【テキスト】

橘木俊詔『格差社会』岩波新書,2006年

【その他】

・オフィス・アワー
火曜日7-8校時 11月まで人文3号棟(本部横8階建)1階,12月から2号棟3階
 yasuda@human.kj.yamagata-u.ac.jp,023-628-4270
・担当教員の専門分野
経済原論