【授業概要】
・テーマ
これから専門科目を学ぶわけですが，学問が対象にしている社会，ここでは地域社会がどのような問題に直面しているかイメージできなければ，専門科目が抽象的な思考を重ねたり，細かな論証手続き課したりしていることの意図がわからないし，したがって学習意欲も湧きませんね。この科目は，現場の人々に地域社会の現状と課題を語ってもらうことによって，専門科目が当初抱いていた課題の一旦を再確認することがねらいです。
・到達目標
1)地域社会がどのような課題を抱えているか理解し，説明できるよになる。
2)特に関心あるテーマについて，講義で得られた情報をもとに自分で調べ，課題の内容や意義について，データや具体例に基づいて文章で表現できるようになる。
・キーワード
産業，公共，生活文化
【科目の位置付け】
「学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については，「カリキュラム・マップ」を参照し，よく理解したうえで履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
1週1テーマで外部講師が講義をする。
学部の教員がコーディネーターを務めると同時に，質問や感想の取り次ぎ，レポートの採点を行なう。
・日程
地域づくり総論
・産業
観光産業，蔵王再興，農業，街づくりを予定。
・公共
民意を汲み取る，公共交通網の維持，少年犯罪を予定。
・生活文化
保育支援，障害者支援，文化財保護，映画祭を予定。
【学習の方法】
・受講のあり方
毎回レスポンスカードにコメント（講義の感想，質問）を記入提出の他に，3つ分野から1つのテーマを選んでレポートを提出する。
学外の方は，若い人の生の声を期待して，講師を引き受けてくださったので，講義時間中も質問してみよう。
・授業時間外学習へのアドバイス
Webclassに講義資料を載せるので事前に目を通し，関心のあることや質問すべきことをチェックしておこう。講師に参考となる文献や行事を尋ねて学んでみよう。
【成績の評価】
・基準
1)レスポンスカードで講義内容を正確に理解したかをみ，2)レポートで各テーマの課題や社会的な意義を適切に文章表現できているかをみる。
・方法
レスポンスカード(40点)，レポート(20点×3)。
【テキスト・参考書】
毎回資料を配る。
【その他】
・オフィス・アワー
月曜日13:00-14:40。連絡先yasuda@human.kj.yamagata-u.ac.jp
| 