樹木希林さんから『ゴンドラの唄』の贈りもの
『命みじかし、恋せよ乙女』
8月16日より公開


 

◆物語
酒に溺れ仕事も家族もすべて失ったドイツ人カール(ゴロ・オイラー)の元へ,突然ユウと名乗る日本人女性(入月絢)が訪ねてくる。風変りな彼女と過ごすうちにカールは人生を見つめ直し始めるが,ある日彼女は姿を消してしまう。カールはユウを探しに日本を訪れ,彼女の祖母(樹木希林)と出会う。自分を取り戻す旅路の果てに彼が見つけた驚きと哀しみと感動に満ちた真実とは…。
 
予告篇を見ると,樹木希林さんが演じるユウの祖母で茅ヶ崎館の女将が「あなた生きてるんだから、幸せにならなきゃ駄目ね」と言ったり,『ゴンドラの唄』を口ずさむ様子が見て取れます。

 

◆データ
『命みじかし、恋せよ乙女』
公開日:2019年8月16日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ他にて全国順次公開
監督・脚本:ドーリス・デリエ
出演:ゴロ・オイラー,入月絢,樹木希林
原題:Cherry Blossoms and Demons
配給:ギャガ

 

◆関係者のことばから
入月絢さん
生き方の指針を見失ったドイツ人の主人公の男性に向けて、女将役の希林さんがたった一言、『ロンリー(寂しい)?』と、カタコト英語で手振りをつけて言うんです。
希林さんの、優しさ、悲しみ、切なさと人生のあらゆるものが含まれた一言に、共演者、スタッフもみんな『すごかった』と号泣していました。
また、スノーボールを手に持ち『ゴンドラの唄』を歌われる場面の演技にも、みんな感動して泣いていました。
 
ドーリス・デリエ監督
人生の美しさと残酷さを描く本作において、
樹木希林の、その女優人生最後となったシーンは、
まるで彼女が私たちへ遺したメッセージのようでした。

 

◆参考
『命みじかし、恋せよ乙女』公式サイト(GAGA)
https://gaga.ne.jp/ino-koi/

 
樹木希林さん遺作となった世界デビュー作「命みじかし、恋せよ乙女」8月公開
https://eiga.com/news/20190611/15/

 
樹木希林遺作映画『命みじかし、恋せよ乙女』生きる事の美しさと残酷さを描いた感動ドラマ
https://www.fashion-press.net/news/50711

 
樹木希林遺作の邦題は『命みじかし、恋せよ乙女』、初日決定&予告編公開
https://www.cinra.net/news/20190611-inokoi

 
樹木希林さん遺作の独映画で「ゴンドラの唄」8月に日本公開…死去2か月前に撮影、旅館の女将役
https://hochi.news/articles/20190316-OHT1T50365.html

 
樹木希林さん「夜はせき込みながら」臨んだ渾身のシーン
https://jisin.jp/entertainment/interview/1694437/

 
甦る『ゴンドラの唄』 ─「いのち短し、恋せよ、少女」の誕生と変容 ─
http://www-h.yamagata-u.ac.jp/~aizawa/mat/gondola_book.html