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- 「ロシアの舞台芸術」プログラム RUSSIAN SEASON IN JAPAN
あのSPAC(静岡県舞台芸術センター)がまたまたやってくれた。今回もバレエに演劇に盛り沢山。古典的な演目を斬新な切り口で読み直す。
(以下の記述は SPAC News ならびに SPAC からのメールに基づいています。)
2001年モスクワで開催された「第3回シアターオリンッピックス」を契機に、プーチン大統領から直接の要望により、「ロシアの舞台芸術」は企画されました。 バレエ2作品、演劇4作品を静岡のグランシップ中ホールと静岡芸術劇場で上演。また、期間内には「チェーホフとモスクワ芸術座」の展示と12月27日にはシンポジウムも行います。 ロシアの芸術文化を知るいいチャンスです。この芸術祭は毎年両国で交互に行われます。 バレエ・ガラ・コンサート『ロシアバレエのスターたち』
出演:ニーナ・セミゾーロワ,マルク・ペレトーキン,エカテリーナ・シプリナ,
ウラジーミル・ネポロージニー,タチアナ・チェルノブロフキナ,ドミトリー・ザバブーリン,
リリア・ムサヴァローヴァ,アジャール・アフメトフ,ユリア・マハーリナ,スタニスラフ・フェコ
演奏:ロシア・フィルハーモニー交響楽団
日時&会場:11月9日(土)18:30,10日(日)14:00/18:30 グランシップ中ホール
11月15日(金)18:30,16日(土)14:00 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール中ホール
演劇『戦争と平和 −小説のはじまり−』
演出:ピョートル・フォメンコ
原作 レフ・トルストイ
出演:ピョートル・フォメンコ工房
日時:11月29日(金)18:30,30日(土)14:00,12月1日(日)14:00
会場:静岡芸術劇場
トルストイの小説「戦争と平和」のはじまりの部分に焦点をあて、構想からおよそ7年にかけて完成し、ロシアで優れた舞台作品に送られる「ゴールデン・マスク賞」を今年3部門受賞した超大作。モスクワで今最も人気がある劇団(現地では、チケット入手も困難だそうです。)フォメンコ工房初来日! 演劇『狼と羊』
演出:ピョートル・フォメンコ
原作:アレクサンドル・オストロフスキー
出演:ピョートル・フォメンコ工房
日時:12月6日(金)18:30,7日(土)14:00,8日(日)14:00
会場:静岡芸術劇場
19世紀、ロシアの資産家たちが繰り広げる財産争奪戦を皮肉たっぷりに描いた傑作コメディ。フォメンコの代表作2作品を連続上演。 演劇『マラー/サド』
演出:ユーリー・リュビーモフ
原作:ペーター・ヴァイス
出演:タガンカ劇場
日時:12月13日(金)18:30,14日(土)14:00,15日(日)14:00
会場:静岡芸術劇場
精神病院の患者たちがサドによって書かれた「マラー暗殺」劇を上演する。歌や踊り、アクロバットやタップダンスが炸裂するパワフルな演出によって、20世紀最大の問題作を鮮やかに蘇らせた巨匠リュビーモフの傑作。今年の「春の芸術祭」に好評を得て待望の再演。 演劇『ザ・チェーホフ決定版』
演出:鈴木忠志
原作:アントン・チェーホフ
音楽 ロジャー・レイノルズ
出演:SPAC
日時:12月20日(金)18:30,21日(土)14:00,22日(日)14:00
会場:静岡芸術劇場
「イワーノフ」「桜の園」を斬新な角度から構成し、今年の春初演された『ザ・チェーホフ決定版イワーノフ/ラネーフスカヤ』に「ワーニャ伯父さん」を加えた鈴木忠志演出のチェーホフ決定版。近代日本の演劇に大きな影響を与えたチェーホフの集大成。 バレエ『白鳥の湖』
振付:ユーリー・グリゴローヴィチ
作曲:ピョートル・チャイコフスキー
出演:クラスノダール・グリゴローヴィチ・バレエ劇場
日時:12月26日(木)18:30,27日(金)18:30,28日(土)14:00
会場:グランシップ中ホール
ボリショイ・バレエの黄金時代を築いた元芸術監督グリゴローヴィチが、自ら率いるカンパニー総勢130名を引き連れて来日!ロシアが生んだクラシック・バレエの代名詞ともいえる至高の美の世界をオーケストラの生演奏にのせて展開する。 モスクワ芸術座博物館 展示『チェーホフとモスクワ芸術座』
日時:11月10日(日)〜12月22日(日)
月〜金曜 12:00〜16:00, 土・日曜 10:00〜12:00
会場:静岡芸術劇場/静岡県舞台芸術公園「楕円堂」
- ゲルギエフ見参
今年はゲルギエフの当たり年。力強いタクトから繰り出すダイナミックな演奏が売り。来年はいよいよ本家キーロフ・オペラを率いて日本公演予定。「カリスマ」かどうかは知らないが,男っぽい好い声をしているのは確か。
ワレリー・ゲルギエフ指揮 キーロフ歌劇場管弦楽団 来日公演
11月24日(日) 16:00 東京国際フォーラム ホールA (この日のみN響と合同)
11月25日(月) 19:00 東京文化会館大ホール
11月26日(火) 19:00 新潟市民芸術文化会館コンサートホール
11月28日(木) 19:00 東京 サントリーホール
11月29日(金) 19:00 東京 サントリーホール
11月30日(土) 18:00 横浜みなとみらいホール
12月 1日(日) 16:00 札幌コンサートホール
12月 2日(月) 18:30 水戸 茨城県立県民文化センター
12月 5日(木) 19:00 福岡シンフォニーホール
12月 6日(金) 19:00 倉敷市民会館
12月 7日(土) 18:30 所沢市民文化センター ミューズ
演目は,ロシア国民楽派を集めたプログラム,プロコフィエフで固めた日,ショスタコの「レニングラード」(交響曲第7番)の入るもの,マーラーと松村禎三の日など,ヴァラエティーに富んでいる。
詳細はワレリー・ゲルギエフ・インフォメーションまたはゲルギエフ・イヤー(e+ [pickup])など
- 昔の名前で出ています
この冬レニングラード国立バレエが我が国で長く大がかりな興行を行う。「引っ越し公演」とはよく言ったものだ。東京はもちろん各地で巡業もあり。ルジマートフや草刈民代の出るプログラムもあり。
レニングラード国立バレエ 公演
2002年12月から2003年2月まで
東京国際フォーラム,東京文化会館,Bunkamura オーチャードホール ほか
「くるみ割り人形」「シンデレラ」「白鳥の湖」「眠りの森の美女」「竹取物語〜月から来た姫〜」「海賊」(以下の記述は e+(イープラス) の記事からの引用です。)
今回,上演されるプログラムは全6作品。チャイコフスキーの3大傑作バレエ「白鳥の湖」「眠りの森の美女」「くるみ割り人形」と,昨年初演されて話題となった「シンデレラ」,ファルフ・ルジマトフがゲスト出演する注目の「海賊」,さらに草刈民代らが主演予定の日本初演となる新作「竹取物語〜月から来た姫〜」。これら6作品をすべて全幕で上演する。
(なお, 光藍社 のホームページの中にこの公演についての詳細なサイトがある)
- タルコフスキイ大好き
映像の詩人タルコフスキイの世界にどっぷり浸かれます
作品上映とトークショーあり
アンドレイ・タルコフスキー映画祭
2002年10月19日(土)〜11月29日(金)の6週間(42日間)
シアター・イメージフォーラム(東京・渋谷)上映作品:
「殺し屋」「ローラーとバイオリン」「僕の村は戦場だった」「アンドレイ・ルブリョフ」
「惑星ソラリス」「鏡」「ストーカー」「ノスタルジア」「サクリファイス」
詳細はイメージフォーラムの当該サイトへ
- ロシア文学やってます
大小いくつもの学会がある英文学などと違い,現在日本でロシア語・ロシア文学プロパーの団体と言えば,日本ロシア文学会しかない。毎秋恒例の研究発表会&総会が,今年は上智大学で開かれる。
日本ロシア文学会 研究発表会
10月19日(土)10:45〜12:25,14:20〜16:35
10月20日(日)10:00〜11:40,12:45〜14:25
上智大学(四谷キャンパス)
ロシア文学・文化関係の研究発表ではベールイ,トゥルゲーネフ,ガルシン,バフチン,オレーシャ,ブローク,マヤコーフスキイ,シクロフスキイ,ブルガーコフ,野上弥生子,プラトーノフ,エイゼンシュテイン,ツヴェターエワ,ブロツキー,タラブーキン,ヴィソツキーなどが取り上げられる予定。
なお,第2日目(14:30〜16:00)にはロシア語教育研究会主催の「日本におけるロシア語教育の実践 ― 明日へ向けての新しいカタチ ―」と題するワークショップも開かれる。
- ボリショイ・バレエ
今秋,満を持してボリショイが来日公演を行う。今回は「眠り」と「スパルタクス」。アナニアシヴィリ目当てなら「眠り」の25日,27日のみ。
ボリショイ・バレエ団
9月25日(水)18:30,26日(木)18:30,27日(金)18:30,28日(土)13:30 以上「眠れる森の美女」
10月4日(金)18:30,5日(土)13:30/18:30,6日(日)13:30 以上「スパルタクス」
東京文化会館
詳しくはe+(イープラス)など。
- ロシア・バレエの夏
この夏はロシア・バレエのファンにはたまらないだろう。7月のキエフ・バレエを皮切りに,マラーホフ,ルジマートフといったトップダンサーたちが舞い,そして9月末には今を時めくニーナ・アナニアシヴィリを戴いたボリショイの「眠り」...とため息の出そうな公演のオンパレードだ。
キエフ・シェフチェンコ劇場 バレエ団&管弦楽団
7月4日(木)夜,7月5日(金)昼&夜,7月6日(土)昼&夜,7月7日(日)昼
東京国際フォーラム・ホールC
チャイコフスキー作曲 「白鳥の湖 」全3幕上のほか,北海道から沖縄まで全国各地で公演あり。詳しくはコンサート・エージェンシー・ムジカのホームページ参照。
マラーホフの贈り物
7月9日(火),10日(水),11日(木) いずれも18:30(Aプロ)
7月13日(土)13:30/18:30,14日(日)15:00 (Bプロ)
文京シビックホール
Aプロ:「グラン・パ・クラシック」「レ・シルフィード」ほか
Bプロ:「ザ・グラン・パ・ド・ドゥ」「白鳥の湖」ほか
ルジマトフのすべて
7月16日(火),17日(水) いずれも18:30
新宿文化センター
「バラの精」「放蕩息子」ほか
- ゲルギエフの愛弟子たち
いま最も脂ののっているマリインスキー劇場(ペテルブルク)の芸術監督ワレリイ・ゲルギエフが育てたキーロフ歌劇場フィルハーモニー管弦楽団が初来日。最終日にはゲルギエフ自ら『ドン・ジョヴァンニ』を振る。大阪,名古屋ほかでも公演を行う。ゲルギエフは11月に本家キーロフ歌劇場管弦楽団を率いて再来日の予定。
キーロフ歌劇場フィルハーモニー管弦楽団 公演 5月25日(土)午後7時 横浜みなとみらいホール
指揮:ノセダ ソプラノ(*):佐藤美枝子
ヴェルディ:≪シチリア島の夕べの祈り≫序曲
ヴェルディ:≪リゴレット≫より「慕わしい人の名は」*
グリンカ:≪ルスランとリュドミラ≫序曲
グリエール:ソプラノ・コロラトゥーラのための協奏曲*
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):展覧会の絵5月27日(月)午後7時 サントリーホール
指揮:ノセダ ピアノ:清水和音
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」6月2日(日)午後2時 サントリーホール
指揮:ゲルギエフ
モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』(コンサート形式 日本語字幕付)
(以下の記述はジャパン・アーツ の記事からの引用です。)
1999年,マリインスキーの若いアーティスト達の育成を目的にゲルギエフが創設。オーディションによって選ばれた演奏家の大半はサンクトペテルブルグ音楽院の学生達で占められる。若々しい躍動感溢れる音楽性は海外公演でも高い評価を得ている。
ゲルギエフに見出されたイタリア人指揮者,ノセダとの共演は数多く,深い信頼関係で結ばれた息の合った演奏に期待が高まる。ゲルギエフはザルツブルグ他で大成功を収めている「ドン・ジョバンニ」のコンサート形式でツァーの最後を締め括る。
- シャガール展ふたつ
期せずしてシャガール展がふたつ開催されている。日本人はシャガールが好きだ(そう言えば12年ほど前も同じようにシャガールの展覧会がふたつ開かれていたのを思い出す。東京では Bunkamura と世田谷美術館だった)。
今回の展覧会,ひとつはモスクワのトレチャコフ美術館の作品を中心にし,「ロシア」との関わりという切り口でシャガールの創作の営みを見て行こうとするユニークな試み。開催期間が短いのが残念。
"Chagall"というサインの絵や版画をよく目にするせいか,彼をフランス人だと思っている人が多いようだが,実はロシアのお隣の(現)ベラルーシのヴィテプスクという町のユダヤ人ゲットーの生まれで,革命前後をロシア〜ソ連で過ごしている(革命後,故郷の美術学校の校長に就任したが,後からやって来たマレーヴィチに追い出された)。「シャガール」という名字はロシア語で「歩いた」という意味になることをご存じだろうか?実際に「シャガール」という名のトロンプルイユめいた絵がある(12年前の「シャガールのシャガール展」に出品され,そこに描かれた二本の脚に有閑マダムが首をかしげていた)。
もう一つの展覧会は,フランスはパリのポンピドーセンターとシャガールの遺族のコレクションによる油彩のみの展覧会。シャガール家の秘蔵作品や画家自身が愛蔵していた『誕生日』が目玉。日本人好みの絵が沢山見られそうだ。
シャガール展
ー ロシア・トレチャコフ美術館所蔵の名品を中心に ー
4月2日(火)〜5月6日(月・祝)
宮城県美術館この展覧会は,モスクワのトレチャコフ美術館の全面的な協力を得て,「ユダヤ劇場」の壁画7点(うち2点は7メートルに及ぶ)を含む,同館所蔵の作品を核に構成されます。これにより,シャガールの作品の背景にあるものとしての「ロシア」に焦点を当てながら,「宗教」や「ファンタジー」といったテーマも交えて,シャガールの画業を紹介します。(同美術館のホームページより)
ポンピドーセンター&シャガール家秘蔵作品
マルク・シャガール展
東京展:4月20日(土)〜7月7日(日) 東京都美術館
新潟展:7月20日(土)〜9月23日(月・祝) 新潟県立近代美術館
広島展:10月5日(土)〜12月15日(日) 広島県立美術館(以下の記述は 日通 の展覧会情報のページからの引用です。)
本展覧会は,世界屈指のシャガール・コレクションを誇るパリ・ポンピドーセンターとシャガール家の全面的な協力により実現することが出来た,近年類を見ない「油彩」のみによるシャガール展となります。シャガール家で秘蔵し,日本で初公開される作品を含めた24点,画家自身が愛蔵し続けた記念碑的な作品「誕生日」を含む,国内外に所蔵される貴重な十数点の作品が一堂に公開されます。
- カンディンスキイの抽象の世界
カンディンスキイの展覧会はあまたあれど,ロシアはじめ旧ソ連の美術館所蔵作品のみによる展示というのが新機軸。これまで国外に出されたことない作品に会う滅多にない機会。
特に<コンポジションVI>と<コンポジションVII>が目玉で,日頃ロシアでもペテルブルグとモスクワに分かれて所蔵されている2作品を日本で並べて見せるという趣向が面白い。
後年の活動の舞台からドイツの画家と思われがちだが,カンディンスキイはモスクワの出身で,ロシア革命後一時はソビエト政府から重用され,芸術文化研究所(インフク)の初代所長に任ぜられた。しかし「芸術における精神的なもの」を重視する彼の心理主義は受け入れられず,バウハウスの招聘でドイツに出国することになる(ちなみに目下「シャガール展」開催中の宮城県美術館には,抽象に移る前のカンディンスキイがロシア中世の町の賑わいを描いた『商人たちの到着』という作品が常設展示されている)。
カンディンスキー展
東京展:3月26日(火)〜5月26日(日) 東京国立近代美術館
京都展:6月8日(土)〜7月21日(日) 京都国立近代美術館
福岡展:8月1日(木)〜9月1日(日) 福岡市美術館(以下の記述は NHKプロモーショナル のホームページからの引用です。)
本展は,ロシア連邦と旧ソ連諸国の美術館に所蔵されている作品のみ70余点によって構成されます。これまで世界各地で多くのカンディンスキー展が開かれてきましたが,ロシア内の作品が出品されにくいためいずれも彼の画業の完全な紹介にはなり得ませんでした。
今回何より特筆されるべきは,カンディンスキー自身が生涯彼の芸術の集大成として位置付けていた「コンポジション」シリーズの頂点をなす<コンポジションVI>(1913年,エルミタージュ美術館蔵)と<コンポジションVII>(1913年,トレチャコフ美術館蔵)の2点がともに出品されることです。
- ロシア・アヴァンギャルドの同時代日本への影響を考える
カンディンスキイもシャガールもロシア・アヴァンギャルドの運動の大きな動きの中から生まれ,それを強く推進させた。結局ふたりはそれぞれの理由でソビエト政府とソリがあわず,ロシアを去ることになるが...。
単なる芸術上の「前衛」運動にとどまらず,広く社会・政治運動でもあったロシア・アヴァンギャルドが同時代の日本の新興美術にどのような影響を与えたかを探る試み。
極東ロシアのモダニズム 1918-1928展
−ロシア・アヴァンギャルドと出会った日本−
4月6日(土)〜5月19日(日) 東京都町田市立国際版画美術館
5月26日(日)〜7月7日(日) 宇都宮美術館
7月13日(土)〜9月1日(日) 北海道立函館美術館(以下の記述は イベントナビ の記事からの引用です。)
革命後のロシアで台頭したアヴァンギャルド芸術は,日本にも及びます。本展は,未来派から革命のプロパガンダへと展開する極東ロシアの美術と,新興美術としての日本での作品の影響を明らかにします。
- <Shizuoka春の芸術祭2002> からロシア演劇とバレエ
SPAC(静岡県舞台芸術センター)から春の芸術祭のご案内を頂戴した。芝居の方はあのリュビーモフ演出と聞くと食指が動く。ここにご紹介したロシア物以外に,伝統と現在の混淆したインド演劇,アジア擦弦楽器の夕べ,フランスのコンテンポラリー・ダンス,中国の現代演劇...など意欲作が目白押し。静岡にスゴイ所ががあったものだ。
(以下の記述は SPAC からのメールならびにパンフレットに基づいています。)
マラー/サド
演出:ユーリー・リュビーモフ
作:ペーター・ヴァイス
出演:タガンカ劇場
日時:5月18日(土)16:00・19日(日)13:00 / 19:00
会場:静岡芸術劇場(ロシア語による上演/日本語字幕あり)
フランスのシャラントン精神病院に入れられていたサド侯爵が,患者たちを使って過激な革命家マラーの迫害と暗殺の物語を上演する様を,20世紀の革命と戦争という狂気を通して鋭く浮かび上がらせた問題作。現代劇のメッカ,タガンカ劇場がミュージカル風に甦らせた迫力の舞台。 モスクワのスターたち
出演:ボリショイ・バレエ他
日時:5月31日(金)19:00・6月1日(土)19:00・2日(日)14:00
会場:静岡芸術劇場
世界の頂点を極め,バレエの歴史を創造し続けるロシア・バレエ。ボリショイ・バレエのプリマをはじめ,現在のバレエ界を支えるソリストたちによるガラ・コンサート。『白鳥の湖』『ドン・キホーテ』などのクラシックに,モダン・バレエの作品を加えた構成で魅了する。 ザ・チェーホフ/イワーノフとラネーフスカヤ
演出:鈴木忠志
原作:アントン・チェーホフ
出演:SPAC
日時:6月8日(土)19:00・9日(日)14:00・15日(土)19:00・16日(日)14:00
会場:静岡芸術劇場
新しい社会建設の理想に破れたイワーノフは,すべてのものが自分を非難しているという妄想に陥る。桜の園の主人公ラネーフスカヤは,華やかな昔の夢を追い求め,裏切られる。挫折した男と女の物語を通して,人間とは何かを描く鈴木チェーホフの決定版。